Office製品とインターフェースが似ているので非常に使いやすく、顧客情報を一元管理することができます。しかし、他サービスと比べて割高なので導入の際には必ず費用対効果を考えるようにしましょう。
Office製品とインターフェースが似ているので非常に使いやすく、顧客情報を一元管理することができます。しかし、他サービスと比べて割高なので導入の際には必ず費用対効果を考えるようにしましょう。
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Microsoft Dynamics CRMの最大の特徴は、Microsoft社が提供するOffice製品などとの連携がシームレスであるということ。
Office製品と言えばOutlook(メール)やWord、そしてExcelが有名で、個人・企業問わず日常的に使用している方も少なくありません。
Dynamics CRMは、そんな馴染みのあるOffice製品との相性も抜群で、たとえばOutlookで送受信されたメールを顧客活動履歴としてCRM内に反映させることが可能です。
また、Dynamics CRM内にある顧客データをExcelに反映させ、リアルタイムに情報を分析し、簡単にレポートを作成することも可能です。もちろんWordにも連携させることも可能で、顧客データからWordに反映させ見積書などを簡単に作成することもできます。
Dynamics 365とOfficeとの連携(Outlook)
このように、普段使い慣れているOffice製品との連携が非常にスムーズなため、違和感なく使用でき日常における業務効率化が図れます。
ターゲットの抽出とデータ分析が簡単にできることも、Dynamics CRMの特徴のひとつとして挙げられるでしょう。
このDynamics CRMでは、蓄積された顧客のデータから様々な切り口による顧客抽出が可能で、検索の仕方もOffice製品と似ているので、はじめて使う人でも直感的に操作することができます。
また、検索結果から抽出された顧客へ新商品やキャンペーンのお知らせなどそのままDMとして送信することもできるので非常に便利です。
さらにDynamics CRMは分析機能も優れており、今まで行ってきたキャンペーンの活動成果や顧客の反応などを、標準装備されているダッシュボードや各自Excelを使ってリアルタイムに分析することができます。
こうしてリアルタイムに分析をおこなうことにより、今までおこなってきた活動成果や営業への貢献度が視覚的にわかるようになるので、今後のマーケティング対策に役立ちます。
Dynamics CRMの特徴3つ目は、顧客情報をすべて一元化することができるということ。
社内においてバラバラに保管されている顧客情報を、Dynamics CRMを使って一元化することで顧客情報が重複してしまっているなど、情報の多重管理がなくなります。
また、企業名や住所、業種、従業員数、担当者名などで管理する「企業情報管理」から、キャンペーンや商談、メール配信などお客さんに実施した活動で管理する「活動管理」まで、幅広い管理方法が可能になります。
顧客情報を一元化することで社内での情報共有がスムーズになり、質の高い営業戦略を立てならが適切なタイミングで顧客にアプローチをかけていくことができるのです。
企業にとって顧客管理を一元管理することは、日常業務を効率的にするばかりか業績アップに繋がる重要なことであり、まだ一元化されていない場合は是非おすすめです。
以前は、スプレッドシートでのデータの抽出や操作、手動での請求書処理など、無駄な時間がかかっていました。しかし現在は Dynamics 365 で直接支払いをアップロードして処理したり、Excel でデータを操作したり、必要な処理を自由に行うことができます。今では以前と比べて 3 分の 1のほど時間を節約できました。
手作業を排除することで、データの入力に内在する人的エラーのレベル、支払不能、間違ったコストセンターへの送信、元帳コードのミスなどの問題を減らすことができます。
※引用元:「Microsoft Dynamics CRM」公式HP
今回ご紹介してきたMicrosoft Dynamics CRMは、数あるMicrosoft製品との連携がシームレスで、特にOutlookやWord、ExcelなどOffice製品との相性は抜群です。導入した際も、各部署においてスムーズにシステムを浸透させていくことができるでしょう。
ただ、前項でも記述したとおりCRM系システムは比較的コストの負担が大きいとされ、なかでもMicrosoft Dynamics CRMのコストは高い方だと言われています。
使いやすくて高機能だが、それなりにコストはかかる。そういったコスト的なことも考慮しながら、あなたの会社にあった製品選定をしていただければと思います。
画像出典元:「Microsoft」公式HP
Microsoft Dynamics CRM単体料金
Dynamics CRMの料金プランは、単体で購入するパターンとパックで購入するパターンの2パターンあります。なお、単体の場合は下記のように①~⑤に分類されます。
①:営業支援/10,330 円/月/ユーザー
②:カスタマー サービス/10,330 円/月/ユーザー
③:フィールド サービス/10,330 円/月/ユーザー
④:プロジェクト サービス オートメーション/10,330 円/月/ユーザー
⑤:ファイナンス & オペレーション/4,350 円/月/ユーザー
また、上記アプリ①~④までがセットになったCustomer Engagement Planも用意されており、これは1ユーザーにつき月額12,510円となります。
Microsoft Dynamics CRMのパック料金
その他にも①~⑤すべてがセットなったDynamics 365 Plan や、⑤のみ利用可能なUnified Operations Planなどが用意されていますが、Customer Engagement Plan以外の料金については各自直接お問い合わせが必要です。
ちなみにですが、筆者が直接Microsoft社に尋ねたところ、CRM 系の機能を必要とする企業のなかで比較的多く選ばれているのは①~④のCustomer Engagement Planとのことです。
初期費用が1,000万円、月額が60万円かかっています。
クラウドシステムのためどこからでも利用できる点は使いやすいと思います。
それまでは社内にシステムを置いて社内からのみアクセス可能だったため、外注等を利用できませんでした。
画面の操作性が悪い点は少し使いにくいです。
タスクが一覧で表示されて一覧から選択することで内容を確認できるのですが、融通が利かないです。
当該タスクを現在誰が担当しているのかを参照するためには担当者を入力し担当者毎でしか表示ができないため、誰が何を担当しているかが非常にわかりにくいです。
外部ツールとの連携はしていません。あくまでタスク管理のための仕組みとして利用しています。
営業として利用することも開発業務に利用する事も可能かとは思いますが、あくまでタスク管理としてのみの利用となります。
他のMicrosoftの製品であるofficeやoutlookとの連携が比較的簡単にできるので、業務の効率化を簡単に実施することができました。
画面をカスタマイズするための画面やメニュー項目がわかりにくいために、目的の機能や作りたい機能を作る際どんなメニューや機能を選べば良いのかが解らず利用に苦労しました。
他のCRMに比べると、画面をカスタマイズするための手順が少し複雑に感じました。
Microsoftの製品、officeやoutlookとの連携ありきの機能が多いため、そこに違和感があると使いにくいツールとなってしまう可能性が高いので、あまりお勧めはしません。
1ユーザーあたり約10,000円
ポータルやメールマーケティングの画面構成に関して、通常であれば専門的な知識を用いてプログラミングを行わなければいけませんが、ローコードで専門知識がなくてもある程度修正が可能である点が良いと思いました。
顧客とのやり取りを一元化するカスタマーポータルの作成、メールマーケティングの作成、運用が1つのアプリケーションでできて拡張性が高いのはとても評価できます。
拡張性、連動性が高いためだと思うのですが、希望する機能を搭載しようとすると、あらゆるアプリケーションの学習が必要になります。Microsoft365上で特にアナウンスもなく名称が変わっていたり、アプリの保管場所が変わっていたりするので、それにはいつも混乱してしまい困っています。
Microsoft以外の外部ツールとは連携したことがありません。
構築、保守を外部のMicrosoftパートナー企業と行なっていくのであれば、費用もそれなりにかかるので検討の必要があると思います。ただ、カスタマーに対して有効な提案ができると思うので、総合的に見ておすすめします。普段Excelベースで情報管理などをしている企業であれば、素早い構築と運用ができるでしょう。
CRMとは、顧客関係管理の略で、営業やマーケティングに必要な顧客に関する様々なデータを一元管理できるシステムです。 この記事では、おすすめのCRMシステムの比較を中心に、選び方、メリット・デメリットを徹底解説していきます。
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