国内月間アクティブユーザー数9,200万人を誇るLINEと連携したCRMツールは、顧客とのone to oneマーケティングを可能にし、顧客との関係性をより親密なものにすることができます。
顧客のニーズが多様化・細分化している昨今では、顧客体験や顧客満足度を高める施策として注目を集めています。
本記事では、LINE連携ツールの概要、重要な理由などを解説しながら、おすすめのLINE連携CRMツール11選をご紹介します。
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
LINE連携のCRMツールでは、企業と顧客による双方向のコミュニケーションが実現可能です。
LINEはコミュニケーションツールとして多くの世代で日常的に利用されています。
そのため、企業側がメルマガのように一方的にメッセージを送るだけではなく、顧客側も使い慣れたツール上で、気軽に企業とのコミュニケーションを取ることができるのです。
特にチャットボットが搭載されていれば、顧客を待たせることなく、顧客のタイミングに合った即時的な双方向のコミュニケーションを自動で行うことができます。
問い合わせや予約など、コミュニケーションの入り口としてこれからますます活用されていくでしょう。
消費者ニーズが多様化・細分化している現在でもなお、LINE連携CRMツールを利用すると、個を対象とした1対1のコミュニケーションを実現できます。
LINE IDの連携により、顧客のニーズに合わせたメッセージ配信ができるため、顧客満足度も向上しやすくなります。
LINEの国内月間アクティブユーザー数は9,200万人(2022年6月末時点)にのぼり、SNS利用者中86%という高い利用率で、幅広い世代に利用されているのが現状です。
LINEは生活のインフラとして定着しつつあり、若者から高齢者まで幅広い顧客にリーチできる可能性を秘めています。
LINEは幅広い世代で日常的に利用されていることから、顧客側も使い慣れているというメリットがあります。
それゆえ、企業からのメッセージの開封率や返信率、店舗送客率なども高いのが特徴です。
LINE連携CRMツールでは、チャットボットを利用できるため、業務の効率化を図れます。
よくある質問に関して、AIチャットボットが自動で対応してくれます。
その結果として、企業側の対応コストを抑えることができるのです。
画像出典元:「KUZEN-LINK」公式HP
KUZEN-LINKは、LINE公式アカウントを活用し、一人一人に最適化したマーケティングを実現するAIチャットボットサービスです。
ターゲットユーザーの行動を可視化し、細かく分析することで顧客に合わせた情報を送ることができます。
また、顧客側のUIはLINEの対話画面に対応しているので、幅広い年齢層が気軽に簡単に操作することが可能です。
その他、セグメント配信やステップ配信、外部システムとの連携など、豊富な機能が搭載されているうえ、サポート体制が充実していることも魅力のひとつです。
要問い合わせ
画像出典元:「Synergy」公式HP
Synergyは、必要な機能だけが厳選されたクラウドベースの国産CRMシステムです。
徹底的に使いやすさにこだわった画面デザインになっており、様々な業種に合わせて設計が可能です。
フォームは用途に合わせて必要な時に必要なだけ作成でき、作成数に制限はありません。
また、LINEとの連携によって、顧客の属性や行動履歴に合わせた内容やタイミングでメッセージを届けることができます。
【データベース/フォーム】(基本機能の申し込みが必要)
▶初期費用:118,000円
▶月額利用料:15,000円~
【LINEへの配信】
▶︎初期費用:30,000円
▶︎月額利用料:0円〜
画像出典元:「Mico Cloud」公式HP
Mico Cloudは、集客からファン化まで促進するLINE公式アカウント活用ツールです。
LINE公式アカウントでは掴みきれないユーザー情報の取得や蓄積、ニーズに沿ったセグメント配信などが可能です。
また、自動返信(bot)を組むことも可能で、よくあるQAなどはbot対応で工数削減でき、業務の効率化が期待できます。
ツールの提供のみならず、企業の成功体制構築まで専任チームが丁寧にサポートしてくれるのも大きな魅力です。
要問い合わせ
画像出典元:「LIBERO」公式HP
LIBEROは、 LINEテクノロジーパートナーとして、LINE公式アカウント・LINE広告をはじめとした広告商品ならびにAPI関連サービスの導入における技術支援を行っています。
専任部門が開設から運用までサポートしてくれるため、LINEを通して本格的なマーケティングを行いたい企業におすすめです。
レイアウト面では、複数の要素を組み合わせて自由にカスタマイズできるため、操作性・デザイン性に優れたメッセージを送信できます。
また、ドラック&ドロップで誰でも簡単にチャットボットを作成でき、顧客対応を自動化できます。
要問い合わせ
画像出典元:「Lステップ」公式HP
Lステップは、導入社数をはじめとした6部門でNo.1を達成しているLINEオートメーションツールです。
LINE公式アカウントの機能を拡張することで、成約率・クリック率・リピート率を改善したい企業におすすめのシステムです。
濃い見込み客に的を絞ったメッセージ配信など、正確なセグメント配信が可能です。
また、「カレンダー予約管理機能」と「イベント予約管理機能」の2種類の予約管理機能が追加料金なしで利用できるのも嬉しいポイントです。
▶初期費用:0円
▶月額利用料:2,980円~
▶︎30日間無料体験あり
画像出典元:「COMSBI SaaS」公式HP
「COMSBI SaaS」はLINEアカウントを利用して簡単にデジタル会員証やポイントカードを発行できるSaaSサービスです。
QRコードの読み取りだけで会員証の登録ができるため、顧客にストレスを与えることがなく、顧客獲得数アップの効果が見込めます。
同様に再来店時の会員証提示もQRコードから直接LINE会員証を起動できるため、手間がかかりません。
会員証の利用率アップにより、正確な顧客の来店頻度把握ができるようになるでしょう。
COMSBI SaaSにはベーシックプランと他店舗展開プランの2種類のプランがあることが公式ホームページに記載されていますが、詳細な費用については問い合わせが必要です。
ベーシックプラン | 他店舗展開プラン | |
初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
主な機能 | 会員登録・デジタル会員証 流入経路計測 顧客台帳 クーポン発行・取得・利用 状況管理 ポイント発行 ポイント原資管理 など |
ベーシックプランの機能 + 複数LINEアカウント管理 店舗別クーポン取得・利用 状況管理 店舗別ポイント取得・利用 状況管理 権限設定機能権限設定 |
個別相談機能 | ボット機能 | ボット機能 |
COMSBI SaaS 含むLINE連携CRMの資料を一括DL
画像出典元:「KAKERU」公式HP
「KAKERU」は、自社の課題に応じて柔軟なカスタマイズが可能なLINEマーケティングツールです。
8,900万人のアクティブユーザーがいるLINEを活用して、ECサイト・スマレジ・在庫連動など基幹系サービスへの連携もスムーズに実現。
性別や年齢・都道府県・利用しているOSなどの顧客属性情報だけでなく、来店回数や最終来店日・開封率・アクティブユーザー数など様々な行動履歴も分析できるので、ユーザー1人1人にぴったりのメッセージ配信が可能になります。
導入費用は、基本料金+オプション料金の合計となります。
標準オプションを2つ以上もしくはスペシャルオプションを1つ以上追加で、月額費用11,000円の割引があります。
基本料金 | 標準オプション各種 (+基本料金) |
スペシャルオプション各種 (+基本料金) |
|
初期費用 (税込) |
110,000円 | 110,000円 | 220,000円 |
月額費用 (税込) |
11,000円 | 11,000円 | 22,000円 |
画像出典元:「LOYCUS」公式HP
LOYCUSは、顧客の行動をトリガーに、メッセージ配信やリッチメニューの変更などさまざまな顧客対応を自動化できる、LINE公式アカウント運用に特化したCRMツールです。
LINEアカウント運用に必要なデータの蓄積も自動でおこなわれるため、セグメント配信やデータ分析に役立ちます。
ダッシュボードではリアルタイムの配信効果・友だちの追加経路・URLクリック率が確認できるため、的確なPDCAサイクルを回すことも可能です。
また、すべてのプランが14日間無料で体験できるので、操作感や機能性をじっくり試してから本格導入できる点も良いポイントです。
▶初期費用:無料
▶月額利用料:(税込)
スタンダード:22,000円
プロフェッショナル:33,000円
エンタープライズ:55,000円
※全プラン14日間無料体験可能
画像出典元:「エルメ」公式HP
エルメは、LINE公式アカウントを最大限活用するための拡張ツールです。
友だち増加機能やアンケート、予約対応、来店管理などのエルメ独自の機能を搭載しています。
いつ・どこから・誰が友達追加したのか、どんな顧客層が商品を購入したのかなど、細かな情報を取得し課題を可視化。
また、チャットボットによる顧客対応やステップ配信などの自動化によってコスト削減や機会損失を防ぎます。
これら、課題の可視化や自動化による業務効率化などの仕組みを通して、収益向上へと導いていきます。
▶初期費用:0円
▶月額利用料:0円~
画像出典元:「Customer Rings」公式HP
Customer Ringsは、顧客情報や購買データを活用したLINE連携可能なCRM/MAツールです。
Customer Ringsが持つ顧客情報とLINE IDを紐づけることができ、セグメントを対象にした配信が可能です。
加えてシナリオマップ機能により、初めてシナリオ施策をする人でも簡単にシナリオ配信ができるようになっています。
また、Customer Rings上でリッチメッセージやカードタイプメッセージの作成から配信まで行えるため、より顧客のニーズに合ったメッセージを届けられます。
配信チャネルの一元管理、配信の自動化によって業務効率を向上させることができます。
要問い合わせ
画像出典元:「QuickCRM」公式HP
QuickCRMは、顧客自身で構築できるコールセンター向けのCRMシステムです。
サービス利用者自身で画面作成、機能実装、テスト修正まですべてを行います。
実現したい業務に近いアプリケーションテンプレートを選択し、必要な部分のカスタマイズをしていく仕様です。
メール機能にはメール送信機能、メール受信・振り分け機能、メール連携機能の3種類があります。
なおLINEの送受信は、コミュニケーションオプションとして選択可能です。
要問い合わせ
チャットボットを導入できるか否かで、顧客対応の業務効率が大きく変わります。
通常メールやWebで問い合わせた場合、すぐに回答をもらうことができませんが、チャットボットでは、よくある質問に関して自動で即時回答してくれます。
そのため、回答を待つことなく問題を解決できるため、顧客の不満を減らし機会損失を防ぐことに繋がります。
シナリオLINEとは、LINE公式アカウントを利用したマーケティング施策のことです。
事前にシナリオを設定しておくことで、顧客の行動に合わせて自動応答させることができます。
顧客に合わせた配信をすることで、成約率UPの効果が期待できます。
LINE連携する際に重要となるのが、顧客のID連携です。
LINEのIDとCRMツール上のデータが一致できると、データの精度が上がり、顧客一人ひとりの対応がしやすくなります。
効果測定やデータ分析が行えれば、今後の課題解決に活かすことができます。
クーポン配布やメッセージなどのやりとりを管理できると、データ量が蓄積され、正確なデータ分析を実現できます。
せっかくLINE連携CRMツールを導入しても、社内で定着しなければ意味がありません。
管理画面の使いやすさや操作性を確認し、初心者でも利用するのに問題ないかを確認しておきましょう。
サポート体制が充実しているかどうかも、導入後の定着度に関わります。
LINE連携CRMツールに、必要な機能が備わっているか確認しておきましょう。
チャットボットを導入して業務削減を図るのか、効果測定やデータ分析をメインで行いたいのか、顧客情報の一元管理を行いたいのかによって、必要になる機能は異なります。
目的に適した機能が十分揃っているかは事前にチェックしておきたいポイントです。
LINE連携CRMツールの費用は、無料で利用できるものから、一から自社専用に構築するため高額の初期費用がかかるものまで多岐にわたります。
まずは無料トライアルやフリープランなどを活用しながら、自社に最適なものを探すのも一つの手段でしょう。
今回はLINE連携CRMツールの概要、おすすめのツールを中心に解説しました。
LINE連携CRMツールを導入する場合は、まずは目的を明確にし、その目的を満たす機能が揃っているかで比較検討しましょう。
本記事を参考にしながら、自社に最適なツールを見つけてみてください。
画像出典元:O-DAN, pixabay, unsplash
100社の導入事例まとめがついてくる!
起業LOG独自取材!