kintone(キントーン)は、専門スキルがなくても、ドラッグ&ドロップだけで必要な機能を搭載した業務システムを作ることができます。
価格も、初期費用無料、料金プランはライトコースなら月額780円から利用可能です。
サポート体制も非常に整っており、マルチデバイス対応、セキュリティ対策も万全なので、リモートワークを導入している企業にもおすすめです。
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このページの目次
「キントーン」は、サイボウズのノーコード・ローコードツールです。
ITの知識がなくても自社の業務に合わせたアプリを作成でき、日々変化する業務にあわせた改良も簡単に素早くできます。
主な機能として「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」の特性があり、顧客管理、出張申請、業務日報など幅広い用途で活用できるため、現場主導の継続的な業務改善を実現します。
kintone(キントーン)は、『アプリ』によって作られていくシステムです。
アプリとは、kintone(キントーン)に追加していく業務システムのことで、案件管理、顧客管理、日報、交通費申請などそれぞれ欲しい機能に合わせて、現場が作成していきます。
欲しいアプリの集合体が、自社オリジナルの業務システム kintone(キントーン)になります。
アプリは、情報を蓄積・一覧・検索できるデータベース機能と、業務を円滑に進めるためのコミュニケーション機能を兼ね備えています。
詳細は、後の章でもご紹介しますが、この2つの機能をベースに、自社にあった形にカスタマイズしアプリを作成していきます。
kintone(キントーン)は、必要なアプリ(業務システム)を作成・変更し、追加していくことで、自社に最適な業務システムとして機能します。
アプリの作り方には、以下の3つの方法があります。
kintone(キントーン)で作成したアプリには、統一したフォーマットでデータを登録していくことができ、登録したデータには、以下のようなアクションが行えます。
データをうまく活用することで、より効率的に業務システムを活用することができるようになるでしょう。
kintone(キントーン)は、ただデータを登録・管理するだけではなく、業務が円滑にすすむコミュニケーションの場としての機能も持っています。
コミュニケーションの形も複数用意されているので、その都度必要な場所でコミュニケーションを取ることができます。
スペースは、プロジェクトやタスク進行の際に、必要なやりとりを集約できる場で、掲示板の作成やWikiのような情報の蓄積ができます。
キントーンスペース画面
スレッドは、議題ごとにコミュニケーションの場を分けてやりとりでき、情報を整理することができます。
コメント欄は、全てのデータに対して、指示やアドバイス、コメントを書き込むことができ、データに関連するコミュニケーションをその場で行うことができます。
クローズドなやりとりが必要な場合には、個人メッセージ機能を使えば1対1でメッセージのやり取りができます。
このように、kintone(キントーン)には、様々なコミュニケーションの方法が用意されています。
業務を円滑に行う上でも、この機能をうまく活用する必要があるでしょう。
スタンダードプラン利用で別途契約すると、API連携やJavaScriptやCSSを用いたプラグインで機能の拡張を行うことができるようになります。
「キントーン専用拡張機能サービス」「外部サービス連携」「業種業務アプリパッケージ」に分けられる200種類以上のサービスの中から、自社に必要なサービスを選んで追加することで、より業務で使えるシステムにバージョンアップすることができます。
基本的に、高度な専門知識は不要で拡張作業ができ、スクラッチ開発などと違い、開発期間も短いのがメリットです。
例えば、営業電話の成約率を向上させるIP電話システム「MiiTel」と連携させると、顧客情報の一元管理が可能になるため非常におすすめです。
MiiTelについてのより詳しい情報は、以下関連記事を参照ください。
kintoneはプラットフォーム型のクラウドサービスだからこそ、管理体制にもこだわりがあります。
複数の認証プロセスでセキュリティを強化している他、各アプリケーション単位でアクセス権をきめ細かく設定できます。
組織単位・ユーザー単位で閲覧や編集など、操作範囲を変更できるので、権限が無いユーザーからのシステム干渉を防ぐことが可能です。
また、システム内で何らかの変更があった場合は変更履歴が残り、いつ誰が操作をしたかを一目で確認できます。
変更を取り消したい場合は、前のバージョンに戻す操作もできるのも便利なポイントの1つです。
編集部では、実際にkintone(キントーン)の顧客管理アプリの導入から使用感をチェックしてみました!
kintone(キントーン)の導入は、非常に簡単です。
STEP1. メールアドレス入力後に届く自動返信メールに必要事項を入力→登録完了
STEP2. ログインを行って利用開始!
STEP1では、帝国データバンクに登録済の社名であれば社名検索から入力を行っていくことが可能になります。
登録を終えてログインを行うと、管理メニュー上に”アプリ”という項目があり、ここから新しいアプリを作成することができます。
アプリストアを利用すれば、サンプルアプリをワンクリックでそのまま使用することが可能です。
キントーンアプリストア画面
今回は試しに顧客管理アプリを導入してみました。
開くと既にこのような形でテストデータが入力されているので、どのような見た目でアプリが登録されるかをシミュレーションできます。
右上の+マークをクリックすると、こちらのデータベースの入力画面が表示されます。
このままでも使えそうな項目ではありますが、ここに更に項目を加えてみます。
顧客管理アプリの一覧画面に戻り、右上の歯車マークをクリックすると設定ページに進みます。
kintone(キントーン)は、こうしたフォームの項目の全てが直感的に触れることのできるUIを採用しており、誰でも簡単にアプリを作成できます。
今回は備考欄の上に組織の選択オプションを追加してみました。
最初は操作を覚えるまで少し迷うかもしれませんが、理解できていればここまで僅か数分で作成可能です。
このスピード感で業務効率化の為の記入シート、表計算、業務管理が行えるので、月額課金での使用も決して高くないといえます。
kintone(キントーン)と同じくグループウェアを提供している競合他社3社と料金面・機能面で比較をしてみました。
比較をしたのは、以下の3社になります。
最安値の下位プランを比較してみると、最安値は、desknet's NEO(デスクネッツネオ)の月額440円、kintone(キントーン)が最も高い1,000円です。
また、kintone(キントーン)の中位プランであるスタンダードコース(1,800円)は、Microsoft365(マイクロソフト365)とGoogle Workspace(グーグルワークスペース)においては、真ん中に位置するスタンダートプランと同等ですが、その価格もkintone(キントーン)が最も高いです。
それでは、機能面を含めて検証するとどうなるでしょうか。
まず注目すべきは、kintone(キントーン)だけが、下位・スタンダード共に月額料金の中に、最初からアプリ作成機能が含まれているという点です。
起業ログ
ご意見番
kintone(キントーン)にとっては、押しのポイントではありますが、実はアプリ作成に利用料金が発生する競合他社3社も、別途利用料金を足してもそれほど大きな金額の差ないというのが現状です。
逆にその他の機能面での優位性を考えると、競合他社のMicrosoft365(マイクロソフト365)やGoogle Workspace(グーグルワークスペース)方が割安感があると感じるユーザーもいるでしょう。
容量に関しては、kintone(キントーン)・desknet's NEO(デスクネッツネオ)はデフォルトが少なく、他2社は多いのがわかります。
但し、kintone(キントーン)・desknet's NEO(デスクネッツネオ)共に、追加料金を支払うことで容量を増やすことは可能です。
kintone(キントーン)は、スモールスタートでOKなスタートアップや中小企業で、必要に応じてアップグレードしていきたいという企業に向いているでしょう。
kintone(キントーン)は、コミュニケーション機能を豊富に搭載してはいますが、Web会議やチャットに関しては、スタンダードプラン契約で拡張機能追加しなければなりません。
起業ログ
ご意見番
Microsoft365(マイクロソフト365)とGoogle Workspace(グーグルワークスペース)は、Web会議やチャットが下位プランでも料金内に含まれている上、圧倒的に認知度の高い自社サービスを保有しているので、この点においては完敗でしょう。
競合他社と比較していくと、グループウェアといってもそれぞれ様々な特徴を持っていることがわかります。
どちらが良いというより、どちらが自社に合っているかという観点で考えてみることが大事です。
kintone(キントーン)は、アプリ作成やコミュニケーション機能を搭載した、便利なグループウェアです。
まだ導入をしていないという企業はぜひ一度、すべての機能が使える30日間無料トライアル試してみてはいかがでしょうか。
kintone(キントーン)の価格は、初期費用無料、料金プランはライトコースなら月額1,000円/1ユーザーから利用可能です。
ライトコース | スタンダードコース | ワイドコース | |
月額料金(税込)/1ユーザー | 1,000円 | 1,800円 | 3,000円 |
アプリ数 | ~200個 | ~1,000個 | ~3,000個 (相談可) |
(税抜価格)
料金プランは3コースが用意されており、最少契約ユーザー数はコースにより異なります。
30日間無料お試しができるので、試してみた上でどのコースにするか決定するのが良いでしょう。
依頼内容が細分化できたことや過去の履歴をたくさん残せること、会社として様々な残すべきデータの管理がしやすいということがポイントとなりました。
2019年4月〜2022年12月現在利用中です。
・アプリの中に入れたい機能が意外とすくない。よそのサイトからもとれるようですがやり方が難しい。
・アプリ作成の際のプロセス管理がうまくいかないとき、システム側でチェック体制があればもっとスムーズに利用できる。
・社員が多すぎる場合は通達が埋もれやすい気がする。
不明
売上入力アプリとして導入。倉庫に到着した荷物の登録ために導入したらしい。
2022年8月~2023年1月現在も利用中
・表示を、折れ線グラフや円グラフを用いて見ることができる。数値の把握の際にとても役に立っている。
・入力方法自体が簡単である
・項目を増やせるので、売上や過去の顧客対応、荷物登録など、様々なオペレーションに対応できる
・承認システムがあるので、上長への回覧がお願いしやすい
・閲覧制限をつけられる
従業員数がある程度多くて、回覧を回すことが多い部署にはおすすめなサービス。項目を増やしたり、閲覧制限を設定したりができるので、部署ごとに分けて利用するのに向いている。
不明
ランニングコストや初期費用は不明。
広告掲載管理シートや、顧客管理シート、成約レポート、経費申請の機能などが導入されている。
マザーズ上場したことが大きなきっかけで、社内全体の管理体制整備のために導入したらしい。
・顧客数が膨大な中、社内で管理ができていなかった
・顧客が他の社員と重複していることが多かった
・社員数が増えるにつれてリーダー職による部下や営業活動の管理が複雑になっていた
などが背景にあったと思う。
2022年3月~2023年1月現在も利用中
(会社ではもっと前から使っていると思う)
・一つのツールに対し必須項目が必ず表示されるので、初心者でも簡単に利用できた。
・顧客の物件の購入条件や融資について、営業活動状況を入力するほか、上司の名前も画面上に登録できるので、上司も顧客情報を確認できる。
・上記によって、上司から、営業活動についてより具体的なアドバイスを受けられる。アドバイスをもらうことで契約に結びついた案件があり、現在も大いに活用している。
・顧客管理システムで、退職予定の社員の顧客を引き継ぐことになった際、システム上で過去の営業活動が簡単に確認できるため、短時間で引き継ぎができた。
・顧客管理システムの一顧客の情報を印刷したい時、一部タブが閉じていて全ての項目の印刷ができない。
・印刷すると、入力している顧客情報の一部しか印刷できない。印刷したい項目のタブを開いて、都度スクリーンショットで印刷しているため、手間と時間がかかっている。
・ユーザーと管理者で使えるツールが分かれていて、やや使いづらい。
社員数50名以上の会社は、社員の営業活動のマネジメントのために導入をおすすめする。理由は、各社員の顧客に対する営業活動の見直しや、案内状況を数字で把握できるなど、営業内容を可視化できるため。
不明
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