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Notionは、仕事に必要なあらゆるツールを集約したオールインワン型のワークスペースです。
「企業の業務効率向上に有益」といわれていますが、「自由度が高すぎて使いこなせない」「既存ツールからの移行がうまくいかない」といった声も多く聞かれます。
Notionの導入や社内浸透に不安のある企業は、構築から管理・改善までを依頼できる導入支援会社を利用するのがおすすめです。
本記事では、Notionの特徴やできること、おすすめのNotion導入支援会社4選の比較、さらに導入事例を交えて詳しくご紹介していきます。
このページの目次
Notionの導入にあたり、Notionの概要やメリット・デメリットについて今一度理解を深めておきましょう。
Notionは、米国企業「Notion Labs, Inc」が提供するコラボレーションワークスペースです。2022年11月に日本語版がローンチされ、日本でも多くの個人や企業によって活用されるようになりました。
Notionが業務効率化に有益といわれているのは、情報の収集・管理・共有をツール上で一元化できるためです。
Notionは、メモ帳・タスク管理ツール・データベースなどの機能を標準で搭載しています。
業務内容にあわせてワークスペースを使い分ければよく、複数のツールをまたぐ必要がありません。
業務進捗の可視化・チームの連携強化に有益なツールを探している企業にとっては、Notionが最適なソリューションとなるはずです。
企業がNotionを導入するメリットとして、以下のことが挙げられます。
Notionを導入することにより、業務に必要なタスク管理やメモ取り・データベース作成などを一元化できます。
個々の業務効率の向上により、全社的な生産性の向上が可能です。
チーム・部門間でワークスペースを共有すれば、共同作業もスムーズ。
コラボレーションの強化により、プロジェクトの成功率も向上します。
チームで共有する知識や情報をNotionに集約すれば、全社的なナレッジベースの構築が可能です。
必要な知識が属人化するのを防ぎ、部門を超えた情報共有が可能となります。
Notionには、業務用からプライベート用まで多種多様なテンプレートが搭載されています。
テンプレートを使用すれば、プロジェクト管理やデータベース構築のためのフレームを一から作成する必要がありません。
またNotionのUIは非常にシンプル。
初見でも直感的に操作できるため、ツールを利用するときのストレスが少ないのもメリットです。
API連携機能を使えば、ワークスペースがSlackやGoogleカレンダー・Gmailといった外部ツールとシームレスにつながります。
ツールを行き来する必要がなく、業務効率をより高めることが可能です。
Notionはクラウドベースのツールであるため、使用するデバイスを限定しません。
オンライン環境さえあれば、スマホ・パソコン・タブレットからでもワークスペースにアクセスできます。
Notionは機能の豊富さが高く評価される一方、「フルに使いこなすのは難しい」という声もあります。Notionのデメリットについてもチェックしてみましょう。
Notionにはメモ、タスク管理、ドキュメント作成、データベースといったさまざまな機能があります。
業務に役立てるには1つひとつを適切に理解する必要があり、それなりの学習時間が必要です。
「Notionで何を実現したいか」「どのような課題を解決したいか」が不明確だと、どこから手を付けたらよいか・どの機能を使えばよいかが分からなくなります。
Notionの共同編集機能・同時編集機能はチーム運用に有効です。
ただし情報の共有範囲や共有方法を誤ると、機密情報・個人情報が外部に漏れるリスクがあります。
またメンバーがWeb公開機能についても理解していない場合、秘匿性の高い情報がWeb上で公開されるリスクもゼロではありません。
Notionの導入に当たっては適切なガイドラインを設け、アクセス権の設定や情報共有の範囲について厳密に定めることが必須です。
Notionの多機能性や柔軟性は、企業の生産性向上に有益です。
Notionの導入によってどのようなことができるのか、具体的に見ていきましょう。
Notionでは、自由にドキュメントを作成・管理できます。
Notionのドキュメント機能の特徴は、以下のとおりです。
ドキュメント機能の用途は多岐にわたるため、「個人用のメモ帳」から「プロジェクト管理」「チーム情報の共有」までさまざまなシーンで利用できます。
Notionには、簡単にToDoリストを作成・管理できるテンプレートがあります。
個人・チームで利用すれば、タスク管理がスムーズです。
またNotionには、データベースの表示形式を自由に選択できる「ビュー機能」が搭載されています。
ビュー機能を使えば、プロジェクトやタスクを以下の形式で表示することが可能です。
プロジェクトやタスクの進捗状況をリアルタイムでチームメンバーと共有すれば、作業効率が向上します。
Notionのドキュメントでは、候補者の情報、面接スケジュール、進捗状況などをデータベースとして管理できます。
採用に必要なあらゆる情報を一カ所に集約・共有することで、採用工程の効率化・高精度化を実現しやすくなるでしょう。
なおNotionには、採用活動に使用できる豊富なテンプレートがあります。
より手軽に候補者管理や面接の日程調整、評価の記録などを行いたい場合は、テンプレートを選択して項目を書き換えるだけでOKです。
Notionの優れたデータ管理機能・共有機能を活用すれば、ワークスペースを社内Wikiとして活用できます。
社内の各部門が必要な情報・ナレッジを書き込んでいくことで、業務ノウハウ・有益な情報が1カ所に蓄積されます。
例えば、以下のような社内Wikiを作成可能です。
Notionは検索性にも優れているため、データ量が増えても「必要な情報にアクセスできない」などの心配はありません。
Notionを社内Wikiとしてオープンにすることで、社員はいつでも必要な情報にリーチできるようになります。
NotionAIとは、Notionが提供するAIサポートサービスです。
AIによる文章生成のほか、文章の要約、翻訳、文章の推敲などの作業を丸投げできます。
NotionAIを活用できるのは、以下のようなシーンです。
ただしNotionAIは有料のサブスクリプションサービスであり、無料プランには含まれていません。
無料プランでもお試しを利用できますが、利用回数の上限はワークスペースのメンバー1人につき20回までです。
ツール名 | Notion販売代理店 | 料金 | テンプレート の提供 |
特徴 |
NORTHSAND | ○ | 導入に必要な支援は無料 | ポータル・人事 タスク・プロジェクト管理など (50種類以上) |
運用の悩みを解決する「Notion 保守プラン」を提供 |
株式会社TEMP | × | 要問合せ | 要問合せ | Notion導入・構築・運用までをワンストップで支援 |
nakayoka | × | 構築費用:298,000円〜 月額料金:10,000円~ |
タスク管理 メモ管理 売上管理 など |
Notion専門のYoutubeチャンネルやセミナーを提供 |
nextmode | ○ | 要問合せ | PJ・タスク管理 議事録管理 社内ポータル など |
Notion AIの具体的な活用方法も提案 |
StartUpNotion | × | 構築費用:300,000円~ | CRM 社内管理 など |
ページ作成・機能追加にも対応 |
(税別)
画像出典元:「NORTHSAND」公式HP
「NORTHSAND(ノースサンド)」は、ITコンサルティング・ビジネスコンサルティングを専門とするコンサルティングファームです。
2022年からは世界初のNotion販売代理店にも認定されており、Notionの導入・運用に必要なあらゆる支援を受けられます。
Notionの導入では、ITコンサルティングファームならではの提案力・運用ナレッジが強み。
ノウハウのない企業も、導入効果を確実に実感できる社内体制を構築できます。
Notion導入支援企業の選択において、実績や信頼性を重視したい企業におすすめです。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細については、お問い合わせが必要です。
※Notion導入に必要な以下の支援は無料
稟議サポート | Notion導入についての社内稟議を通すための支援 |
セキュリティチェック | システム導入時に必須となるセキュリティチェックシートの作成代行 |
トライアル支援 | トライアル環境の提供・トライアル中のトラブル対応 |
画像出典元:「株式会社TEMP」公式HP
株式会社TEMPは、企業のDX化を包括的にサポートする、Notion導入支援サービスを提供しています。
公認の資格保有者によるコンサルティングや、他ツールからの移行支援なども行っています。
また、社内DX化に向けて、最適なツールの組み合わせなども提案してくれます。
評価の高いポイント3つ★★★
株式会社TEMPの料金の詳細には、お問い合わせが必要です。
また、株式会社TEMP では、新規導入支援・伴走支援・構築代行という3つのサービスを提供しています。
社内のDX状況に合わせて、自社に最適なプランを選んでみてください。
画像出典元:「nakayoka」公式HP
「nakayoka(ナカヨカ)」は、新規事業の立ち上げに付随する業務の支援・代行を行う企業です。
Notionの導入に当たっては、全体設計から構築・導入・保守管理までを丸投げできます。資料作成に特化したアウトソーシングサービスも手掛けており、要件定義・コーディング・デザイン関連のノウハウが非常に豊富です。
Notionパッケージの選択肢は幅広く、デザインや仕様にこだわりたい企業も満足のいく提案を受けられます。
評価の高いポイント3つ★★★
労務プラン | 営業プラン | エンタープライズ | |
構築費用 | 298,000円〜 | 398,000円〜 | 要問合せ |
月額利用料 | 10,000円~ | 10,000円~ | 要問合せ |
(税別)
画像出典元:「nextmode」公式HP
「nextmode(ネクストモード)」は、NTT東日本とクラスメソッドのジョイントベンチャーとして設立されたクラウドカンパニーです。
サーバーや大規模システム・各種アプリケーションの提供を行ってきた実績とノウハウがあり、Notionについては公式販売代理店として導入・運用支援を提供しています。
受けられる導入支援は、Notionライセンスの販売、ツールの移行支援、サポート窓口の設置、運用アドバイスなどと多彩です。
Notionだけで解決できない課題については他のクラウドツール・サービスの提案も受けられるため、包括的な業務環境の改善・全社的な業務効率アップを期待できます。
評価の高いポイント3つ★★★
料金につきましては、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「StartUp Notion」公式HP
「StartUp Notion」は、業務改革コンサルティングやITツールの導入支援を提供する、株式会社Crenaが提供するサービスです。
最大の特徴は、システム構築のプロが最適なデータベース環境を構築してくれること。
豊富な経験と専門知識にもとづく提案は質が高く、独自の要件や特別な機能の追加も依頼可能です。
なおNotionの導入は、Crena独自開発のCRMテンプレートにカスタマイズを加えながら行われます。
要件定義や設計に必要な工数が少なく、導入にかかる時間は約15時間です。
Notionを手軽に導入したい・すぐに使えるようにしてほしいという企業には、有力な選択肢の一つとなるでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
料金プラン
料金 | |
Notion導入 | 300,000円 |
Web面談 | 10,000円/時間 |
ページ作成・機能追加 | 10,000円/時間 |
(税別)
フリー | プラス | ビジネス | エンタープライズ | |
月額料金 (年払い) |
無料 | $8 | $15 | お問合せ |
月額料金 (月払い) |
無料 | $10 | $18 | お問合せ |
ページ履歴 | 7日間 | 30日間 | 90日間 | 無制限 |
アップロード総量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
招待ゲスト人数 | 10名まで | 100名まで | 250名まで | 250名まで |
Notionの料金は、4種類から選択可能です。
いずれのコースでも、API連携やドキュメントの作成・共有、同時編集といった基礎的な機能は利用できます。
フリープランは、個人での使用に適したプランです。
Notionの基礎機能は一通り使用できますが、機能には制限がかかっています。
フリープランのポイントは以下のとおりです。
ブロックとは、画像・テキスト・表など、ドキュメントなどに入れ込む要素全てです。
すなわちワークスペースに2人以上のメンバーがいる場合、データベースやドキュメントの作成が制限されます。
なお個人でNotionを利用する場合は、ブロックの上限はありません。
プラスプランは、少人数グループでの使用に最適なプランです。
フリープランよりも制限が少なくなり、できることが増えます。
プラスプランは、カスタムデータベースオートメーションに対応している点が大きなポイントです。
カスタムデータベースオートメーションとは、データベース内の変更に応じて自動的にアクションを実行する機能のこと。
手動操作が減ることで、ユーザーの業務効率がより一層アップします。
ビジネスプランは、複数のチームとツールをつなげたい企業におすすめのプランです。
機能全体が、プラスプランよりもさらに充実しています。
ビジネスプランのポイントは、チームスペース(プライベート)の追加が可能になる点です。
チームスペース(プライベート)とは、許可したユーザー以外アクセスできないチームスペース。
機密性の高い情報を扱うときに重宝します。
またビジネスプラン以上になると、「ページアナリスティクス」が「アドバンスト」にグレードアップ。
特定のページの閲覧状況について、より高度な分析が可能となります。
エンタープライズプランは、Notionの全社的な導入を検討している企業におすすめのプランです。
Notionで提供される全ての機能をフル活用できます。
また以下は、エンタープライズプランのみ利用できる機能です。
このほかエンタープライズプランは、Notionの導入・活用・運用を支援する専門家の支援を受けながら、運用を最適化することができます。
Notionで業務効率アップを実現するには、戦略的な導入計画が必須です。
Notionの導入を検討している企業は、成功企業の事例を参考に、自社に合ったNotionの活用法を検討してください。
ここからは、企業のNotionの導入事例についてご紹介します。
株式会社DentaLightは、歯科医療分野で各種IT ソリューションを提供している企業です。
社内情報の管理・共有についての課題を解決するため、全社的なNotionの導入を実施しました。
まずNotionのワークスペースのトップには、議事録用のデータベースを設置。
各チームの会議状況が可視化され、全メンバーが他チームの動向を適切に把握できるようになりました。
このほかワークスペース上には社内ポータルも設置され、業務上の疑問を各自が自力で解決できるようになっています。
Notionの導入は1カ月で終了し、現在では全チームがNotionを活用して業務を進めているそうです。
Notion販売代理店を勤めるNORTHSAND株式会社は、日本語版がローンチされる前の2018年からNotionを導入しています。
当初の目的は、社内情報の散在を防ぐため。
Notion上に必要な情報を集約し、社内ポータルとして活用しました。
後にNotionの活用領域はプロジェクト管理・チーム管理、ドキュメント管理へと広がり、社内業務に必要な議事録・プロジェクト計画書のテンプレートなどがNotion上に蓄積されました。
Notionで共有された過去の仕様書を使えば、議事録作成や管理表作成は短時間で終了します。
社員がコア業務に充てられる時間が増え、全社的な生産性向上につながりました。
GMOペパボ株式会社はインターネット関連の各種サービスを提供するGMOインターネットの子会社です。
社員たちが異なるツールで情報を管理していたため、情報の分断が発生していたのが課題でした。
課題解決のために導入されたのが、既存ツールからも移行しやすいNotionです。
導入に当たっては、事業部ごと・職種ごとのワークスペースを設置して、メンバーが自由に書き込めるような環境が構築されました。
これにより必要な全ての情報がNotion上に集約され、メンバー間・部門間の情報の把握・共有がスムーズになったそうです。
なおGMOペパボ株式会社では、Notionに書き込む内容についてあえて厳しいルールを設けていません。
メンバーが自由にアウトプットできる環境を提供することが、チームのクリエイティビティ向上にも役立っています。
Notionの導入支援会社を選ぶ上でチェックしたいのは、提案力とサポート力。
運用に不安がある企業は導入後のサポートの有無までチェックするのがおすすめです。
支援会社の特徴やサービス内容・料金を比較して、納得のいく1社を選択しましょう。
Notionの導入支援会社を利用すれば、「ワークスペースの設計方法が分からない」「セキュアな環境を構築したい」「既存ツールからスムーズにデータを移行したい」などの不安・課題をスムーズに解決できます。
画像出典元:O-dan