【24年版】PDF編集ソフトおすすめ10選!必要な機能と注意すべき点も紹介

【24年版】PDF編集ソフトおすすめ10選!必要な機能と注意すべき点も紹介

記事更新日: 2024/10/03

執筆: 木下千恵

「PDF編集ソフト」とは、勝手に編集できないPDF文書に対して、テキストの編集や結合・変換など手を加えることができるソフトのことです。

本記事では、編集部おすすめPDF編集ソフト10選を比較紹介!

PDF編集ソフトでできること・できないこと、選び方も詳しくご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

【人気のPDF編集ソフト比較表】
サービスによって特徴や料金プランは異なりますので、自社の課題に合うサービスかどうか確認しておきましょう。

ツール名 無料版の有無 直接編集 料金 無料トライアル 対応デバイス(PC) 特徴
Adobe Acrobat Pro
⭕️
月額1,980円
7日間
windows/Mac/Android/iOS
高品質で多機能。王道のPDF編集サービス!
Smallpdf
⭕️
⭕️
月額825円/人~※2~100人/個人向けも有り
7日間
windows/Android/iOS
世界で10億人以上に利用されている人気ソフト
I Love PDF
⭕️
月額525円~
windows/Mac/Android/iOS
インストール不要!完全無料PDFツール
PDF24 Tools
無料
windows/Mac/Android/iOS
無料で回数・容量を無制限に使用できる
SODA PDF Online
⭕️
⭕️
14日間308円~
windows/Mac/Android/iOS
無料で直接編集!テキスト入力は日本語不可
OneNote
無料
windows/Mac/Android/iOS
自由にメモ書きができるデジタルノートアプリ
CubePDF
無料
windows
印刷感覚でPDF変換!初心者もわかりやすい
いきなりPDF
⭕️
買い切り4,290円~、法人向けサブスクもあり
30日間(法人向けライセンス)
windows
導入企業1万社以上!個人でも法人でも利用しやすい
PDFelement
⭕️
⭕️
1年間4,980円~
あり(期限無し)
windows/Mac/Android/iOS
ワード感覚でPDFが編集できAIも搭載
Foxit PDF Editor
⭕️
13,761円~
windows/Mac
DocuSingと連携可能で電子契約の管理もスムーズ

まとめて資料をダウンロードする 

PDFの編集でできること・できないこと

PDFは、アドビシステムズ社が開発したデジタル文書を保存する形式の1つで、契約書など変更を加えたくない文書に重宝されています。

しかし、PDF化したファイルでも「編集したい」というニーズが高まり、現在はさまざまなPDF編集サービスやソフトが提供されています。

ソフトを選ぶ際にポイントにしていただきたいのが、「編集」と「直接編集」 の違いです。

「編集」と「直接編集」とは

編集

一般に「編集」と聞いてイメージする修正方法とは異なります。

元のPDFの内容は変更できません。

主にテキストや画像の追加、ページ単位での順序変更・挿入・削除というような操作を指します。文章にマーカーや取り消し線を引く、透かしを入れる、ページ番号を追加するなどの機能を含むツールもあります。

無料ソフトに多いのはこちらの機能になり、元々のテキストの編集や画像の変更はできないので注意しましょう。

直接編集

元のPDFの文章や画像まで編集することができます。

先の「PDF編集」に加え、文章自体の内容や書式が変更できたり画像を差し替えたりと、PDF形式のままでWordやPowerPointのような編集操作が可能です。

無料の編集ソフトでは完全には対応していないので、直接編集をしたいなら有料のものを利用しなくてはなりません。

直接編集できるソフトの落とし穴

直接編集できるとされているPDF編集ソフトでも、編集できないPDFがあります。

  • セキュリティ設定で編集権限が保護されているもの
  • スキャンなどで画像データとして作成されたもの(OCR機能がない場合)
  • 互換性がない規格でPDF化されたもの


普段扱っている文書があてはまってしまうのかどうか、確認しておきましょう。

クラウド版が提供されているPDF編集サービスは、無料プランや無料トライアルが用意されているものも多いので、上記を参考にやりたい作業が本当にできるソフトか、試してみるのがおすすめです。

オンラインで使える!PDF編集サービス6選

Adobe Acrobat Pro

画像出典元:「Adobe Acrobat Pro DC」公式HP

特徴

「Adobe Acrobat Pro」は、ビジネスでPDF編集をおこなうなら最有力候補となる王道のPDF編集サービスです。

PDFの直接編集はもちろん、PDFからWordなどへ変換しても書式が崩れず、オンラインストレージ上での編集・保存も可能。

2バージョンのPDFを比較し変更点を確認したり、入力フォームを設置して署名を依頼し、その処理状況まで追跡できたりと、PDFに関わるあらゆる業務をスピーディにできる機能が満載です。

永続ライセンス版Acrobat 2020も購入可能ですが、サポートは2025年で終了します。今後はサブスクリプション版での提供に集約されていくようです。

Acrobat Readerも活用できる

無料のPDF閲覧ソフトAcrobat Readerでも、コメントの追加署名の記入は可能です。

Acrobat Readerならモバイル版アプリが提供されているので、出先でレビューやサインをしたい場合に重宝します。

 

料金プラン

7日間の無料体験版あり。
10ライセンス以上購入する場合は、更にお得なプランがあるので、問合せしてみましょう。

  Acrobat Pro Acrobat Standard Acrobat Reader
個人向け
1ライセンス費用
(税込)
・年契約:23,760円/年
(月額換算1,980円)
・月契約:3,380円/月
・年契約:18,216円/年
(月額換算1,518円)
・月契約:2,728円/月
無料
法人向け
1ライセンス費用
(税込)
グループ版
2,380円/月
グループ版
1,848円/月
法人向け
3ライセンス以上
(税込)
グループ版
2,200円/月
1,848円/月
対応デバイス MacとWindows MacとWindows Mac、Windows、iOS、Android 

(税込)

Smallpdf

画像出典元:「Smallpdf」公式HP

特徴

「Smallpdf」は、世界で10億人以上が利用する人気のPDF編集サービスです。編集はハイライト・テキスト・図形・画像の追加が可能で、編集途中でもタブを切り替えるだけで、まとめて編集ができます

アカウント登録なしでも無料利用は可能ですが、登録するとマイページで署名を依頼したPDF/依頼がきているPDFを確認することができるので、署名をともなうPDFのやりとりを管理しやすくなます。

無料利用には1日に2つのドキュメントまでという制限があるのがネックです。

また今回試してみたところ、無料版ではPDFからWordに変換した場合に、画像だけでなく表の部分もレイアウトが崩れてしまいました。

Word変換→修正→再度PDF化という編集手段には向きません。

料金プラン

  無料 個人 チーム ビジネス
月額 0円 1,013円
(年間費用12,150円を一括で請求)
825円
(年間費用9,900円を一括で請求)
要問い合わせ
ユーザー登録 1 1 2~100 100~

(税表示なし)

 

iLovePDF

画像出典元:「I Love PDF」公式HP

特徴

iLovePDFファイル変換や電子署名などの多数の機能を無料で利用できるサービスです。

直接編集はできず、編集は余白への書き込みや画像挿入などの機能となっています。

注釈やハイライトそのものの機能はありませんが、テキストや線描画で代用可能です。

UI面では、編集内容が一覧で並んでおり個々に変更の取り消しも可能なので、確認や修正のしやすさに優れています。

修正が完了したファイルには、保護や変換など次に必要な機能への継続も選択できるため、スムーズに作業を進められます。

無料のPDF編集サービスのなかで、一歩リードした操作性をもっています。

なお、無料版では一括処理できるファイル数やタスクごとのファイル容量に制限があるので注意が必要です。

料金プラン

  無料 プレミアム ビジネス
月額 0円 525円(年間費用6,300円を一括で請求) 要問合せ
対応デバイス web web、モバイル、デスクトップ対応 問合せ

 

 

PDF24 Tools

画像出典元:「PDF24 Tools」公式HP

特徴

PDF24 Toolsは、無料かつ回数や容量を無制限に使用できるPDF編集サービスです。

テキスト・図形・画像追加の編集にくわえ、注釈や墨消し、透かしの追加など、無料でも多くの操作が可能です。

ただし、それぞれ別のツールとなるので、作業ごとにファイルの保存とアップロードを繰り返す必要があり、少々不便です。

PDFからWordへの変換はあまりおすすめではなく、画像や表、書式はすべて削除されプレーンテキストとなってしまいます。

なお、アップロードしたファイルは手動で削除しない場合でも、すべてアップロードの1時間後に自動的にサーバーから削除されるため安心です。

無料のダウンロード版「PDF24 Creator」を使用すれば、同じ機能をオフラインで使用できます。

料金プラン

無料

SODA PDF Online

画像出典元:「SODA PDF」公式HP

特徴

SODA PDF Onlineは一部制限はあるものの、無料で直接編集ができるPDF編集サービスです。

OCR読み取りでの図形編集やリンク挿入、アクションボタン設置など多岐にわたる機能をエディタ上で一度に編集できます。

直接編集の機能では、日本語の文章のフォントや書式を変更できます。

ただし、テキスト入力は半角英数字のみの対応で、漢字・カタカナ・ひらがなは入力できないのが非常に残念です。(注釈機能では日本語入力に対応)

日本語版はなく、メニュー表記はブラウザの自動翻訳に頼ることになるので、初見ではどんな機能かわかりづらく、操作に戸惑う部分もあります。

なお、サイズと1日当たりの使用量制限が適用される場合があります。

料金プラン

  無料 7日間アクセス プロ アクセス ビジネスアクセス
費用 0円 684円 546円/月
※年払いが必要
要問い合わせ

(税表示なし)

OneNote

画像出典元:「OneNote」公式HP

特徴

OneNoteは、その名の通り「ノート」として自由にメモ書きができるデジタルノートアプリです。

PDF編集というよりは、PDFをOneNoteに貼り付けてコメントやメモを書き込むような用途での使用になります。

貼り付け手順

1. 「挿入タブ」をタップ

2. 「ファイルの印刷イメージ」を選択

3. PDFを選び張り付け


無料で提供されており、モバイルでも書き込めることから、資料の推敲を手軽におこないたい時に便利です。

普段からOneNoteを使用している方におすすめの方法です。

料金プラン

サービス自体は無料ですが、データの保存先がOneDriveのみです。

OneDriveは5GBまでは無料で利用できますが、容量を超すと課金されます。

ダウンロード必須のPDF編集ソフト

CubePDF

画像出典元:「CubePDF」公式HP

特徴

CubePDFは、WordやExcelなどのさまざまなアプリケーションで作成した資料を、PDFへ変換できるソフトです。

印刷感覚でPDF変換できるため、PDFソフト初心者でも操作にとまどうことはありません。

無料かつ分かりやすい操作が好評で、2010年7月にリリースして以降、ダウンロード数は1,800万以上にのぼります。

大手メディアにも多数紹介されている人気のPDFソフトです。

なお、PDFの編集はページ単位での順序入れ替えや削除のみが可能です。内容を編集するにはPDFに変換する前のファイルで操作する必要があります。

料金プラン

CubePDF、CubePDF Utilityとも無料

 

いきなりPDF

画像出典元:「いきなりPDF」公式HP

特徴

「いきなりPDF」は、パッケージタイプのPDF編集ソフトのなかでも、低コストが実現できます。

上位プランでは編集機能が豊富で、透かしの挿入や直接編集も可能。電子署名にも対応しています。

30日間の返金保証や最新バージョンをお得に利用できるCOMPLETEのバリュープランがあることも人気の理由のひとつでしょう。

PDFの直接編集については、紙媒体をスキャンして作成されたものや編集不可設定を付与されたもの、いきなりPDF以外のソフトでPDF化されたものには実施できないことに留意してください。

なお直接編集以外の編集作業であれば、いきなりPDF以外のソフトでPDF化されたファイルにも対応しています。

料金プラン

個人向けと法人向けのプランが用意されています。

基本買い切りですが、法人向けでは常に最新版が使える年間サブスクプランがあります。

【個人向け】

  STANDARD COMPLETE
料金(買い切り) 4,290円(税込) 10,890円(税込)
直接編集/電子署名


【法人向け】①買い切り※
利⽤ライセンス数に応じて価格が変動

ライセンス数 STANDARD COMPLETE
1~2 4,290円(割引なし) 10,890円(割引なし)
3~4 4,167円 9,534円
5~9 4,081円 9,320円
10~49 3,861円 8,820円
50~99 3,646円 8,331
100~499 3,432円 7,840円
500~999 3,217円 7,351円
1000以上 要問合せ 要問合せ


【法人向け】➁年間サブスクリプション※常に最新版が利用可能

  STANDARD COMPLETE
1台あたりの年額(税込) 1,072円 2,722円


詳しくは下記より詳細をご覧ください。

 

 

PDFelement


画像出典元:「PDFelement」公式HP

特徴

PDFelementは、どんな編集作業にも対応したいなら選ぶべきPDF編集ソフトです。

変換・圧縮・編集・注釈・保護・署名など、PDFへの操作で必要になる機能は網羅されています。

高機能に分類されるソフトでも非対応のものもある、スキャンでPDF化したファイルでも文章の直接編集が可能

PDF内の画像まで編集でき、改ざん防止に有効な電子署名機能を利用できることも魅力です。

はじめての人でも直感的に操作できるUIは作業効率が上がると評判です。

実績も豊富で1,000,000社以上に導入され、おもに成長型中小企業や大手企業に利用されています。

料金プラン

利用期限のない無料の試用版あり

  標準版 プロ版 チーム版
個人・法人向け ・1年間:4,980円
・永続ライセンス:5,980円
・1年間:通常8,280円→期間限定7,280円*1
・永続ライセンス:9,980円
×
グループ・チーム向け ・1年間:9,280円/1台
・永続ライセンス:10,980円/1台

(税込)
*1:期間中にVer.8を購入すると、先行予約キャンペーンによりPDFelement Ver.9が販売された際に無料でアップグレードが可能。(キャンペーン期間の終了未定)

 

 

Foxit PDF Editor(旧: Foxit PhantomPDF)

画像出典元:「Foxit PhantomPDF」公式HP

特徴

「Foxit PDF Editor」は、PDF編集にとどまらず、PDFが関わる多くのビジネスシーンで効率化や円滑化をもたらしてくれるソフトです。

PDFの直接編集はもちろん、PDF作成スピードの速さや他社のPDF製品との互換性、Microsoft Office製品との双方向の変換など、快適にPDFを扱えるでしょう。

DocuSingと連携も可能で、電子契約の合意や管理までスムーズに。

共有やレビューにも優れており、OneDriveやGoogle Driveのストレージ内にあるPDFを直接操作することも可能です。

料金プラン

ダウンロード版だけでなくクラウド版やサブスクリプション形態でも提供されているので、必要な機能や予算に応じて最適なプランを選択できます。

  Foxit PDF Editor
Foxit PDF Editor Mac
Foxit PDF Editor Pro Foxit PDF Editor Cloud
1ライセンス費用 15,290円/1ライセンス 18,590円/1ライセンス
10~35ライセンス 14,526円/1ライセンス 17,661円/1ライセンス
36~99ライセンス 13,761円/1ライセンス 16,731円/1ライセンス
100ライセンス~ 要お問い合わせ 要お問い合わせ
サブスクリプション1ライセンスあたり 8,690円/年
※Foxit PDF Editor Cloudを含む
10,890円/年
※Foxit PDF Editor Cloudを含む
6,600円/年

(税込)

PDF編集ソフトの主な機能

PDF編集ソフトの機能は、おおまかにわけると以下の4つになります。

  • ファイルの操作
  • ページの編集
  • セキュリティ
  • 文章の編集

ファイルの操作

  • PDFの作成(他形式のファイル/Webページ)
  • 変換(PDF→Word/Excelなど)
  • 圧縮閲覧

多くのPDF編集ソフトに搭載されている機能ですが、変換できる形式の種類に大きな違いがあります。

Word、Excel、PowerPoint、JPEGに対応しているものは多いですが、たとえばSmallPDFはWebページからの変換には対応していません。

この4つ以外の形式をPDF化する業務が多いのであれば、CubePDFのような印刷による書き出しでPDF化できるタイプのものを選びましょう。

ページの編集

  • ページ単位での並べ替え回転削除結合(複数のページから新規PDFを作成)
  • テキスト・図形・画像の追加
  • ハイライト・注釈・墨消し・透かしの追加

ページ単位での操作とテキスト・図形・画像の追加は、大半のPDF編集ソフトが対応しています。

ハイライトや注釈の追加に対応していないソフトも多く、この場合は図形(直線)やテキスト記入で代用することができます。

墨消しや透かしに対応しているソフトはさらに少ないので、iLovePDFやPDF24 Toolsなどの機能が多いものを選べば透かし加工が可能です。

注釈の記入はAdobe Acrobat Reader(無料)でもできるので、手間はかかりますが2ツールを併用するという手もあります。

セキュリティ

  • ファイル全体の保護(証明書/パスワードによる暗号化)
  • 操作ごとに権限を設定ロック解除

多くのソフトでファイル全体にパスワードを設定できるようになっています。

操作ごとにパスワードを設定したいのであれば、無料ソフトではCubePDF Pageがおすすめです。


PDFのセキュリティ設定
画像出典元:「CubePDF Page」公式HP


機能の「ロック解除」からわかるように、PDFにパスワードを設定してもシンプルなパスワードであれば解除されてしまいます。

またオンラインのPDF編集サービスは、外部(サービス提供元)のサーバーにファイルをアップロードするため、漏洩のリスクはつきまといます。

セキュリティを重視するなら、オンラインサービスの利用は避け、オフラインで使用できるダウンロード版の提供があるサービスを利用しましょう。

文章の編集

  • 文章自体の内容や書式が変更できる
  • 画像の差し替え
  • PDF形式のままでWordやPowerPointのような編集操作が可能

 
先に説明した、直接編集の機能です。

直接編集できるソフトは少ないので、業務で直接編集の機会が多いのならば最優先でチェックしましょう。

PDF編集ソフトの選び方

オンライン型かインストール型か

PDF編集ソフトは主に「オンライン型」と「インストール型」の2種類にわかれています。

▼オンライン型
編集ソフトのサーバーに文書データをアップロードし、オンライン上で編集を行う

メリット:PC容量を圧迫しない。いつでもどこでもインターネットがあれば利用可能
デメリット:インターネットがないと利用できない。情報漏洩の危険がつきまとう。

▼インストール型
編集ソフトがインストールされたパソコン上で編集を行う

メリット:インターネットがなくても利用できる。情報が漏れにくい。
デメリット:PC容量が必要。インストールされているパソコンでしか利用できない。


出先で文書を扱うことが多い場合はオンライン型、機密情報が多く扱う人が限られているなどの場合はインストール型など、自社のスタイルに合う方を選びましょう。

対応デバイスの確認

PDF編集ソフトは、「Windowsのみ対応」「Macのみ対応」「両方に対応」「モバイル(Android/iOS)対応」など、ソフトによって対応デバイスが異なります。

オンライン型はどれも対応しているソフトが多いですが、対応デバイスの確認を見落としてしまうと想定外のコストや手間が発生し、「導入やり直し」ということにもなりかねません。

社内で利用されているデバイスを把握しておきましょう。

どんな操作をしたいか具体的に考えよう

やりたいことがわかっていないと、導入後に「あの機能が必要だった」「このプランでは十分に仕事ができない」と問題が発生してしまいます。

PDF編集ソフトはサービスや料金プランによって利用できる機能が異なりますので、実際にどんなを作業をしたいのか、業務上どんな操作が多いのか、下記を参考に具体化しておくことが大切です。

したい作業 具体化
PDFを編集したい
  • ページの並べ替えや差し替えをしたい
  • 文章の内容を編集したい
  • 画像配置やレイアウトを調整したい
  • 【社外秘】などのスタンプや透かしを入れたい
  • サインなどの記入フォームを追加したい
PDFに変換したい
  • Word/Excel/PowerPoint/JPEGファイルをPDF化したい
  • ウェブページをPDF化したい
  • CADの図面データやIllustratorなどのグラフィックデータをPDF化したい
PDFから変換したい
  • PDFのレイアウトを崩さず変換したい
  • PDFの表をExcelに変換したい
コメントを入れたい
  • 注釈を入れたい
  • 文章や手書きの図を入れたい
  • ファイルをメールなどで送信して1人ずつコメントを入れたい
  • PDFをブラウザ上で共有してコメントを入れたい

PDF編集ソフトの注意点

製品ロゴの透かしが入ってしまう

無料ソフトや試用版で製品ロゴの透かしが入る場合、消すためには有料プランの加入が必要となってきます。

どうしても気になってしまうようであれば、有料版の導入を検討しましょう。

無料版は機能が限られている

例えば、PDFelementの無料版と有料版で比較してみましょう。

  無料版 有料版(プロ版)
透かし無しで保存
編集 14日間試用可能
OCR機能 14日間試用可能
PDF結合 20MB以内のファイルを3つまで
(14日間試用可能)
PDF分割 14日間試用可能
パスワードの設定 14日間試用可能
墨消し 14日間試用可能


ワードのようにPDFが編集できると思っていても、無料版では回数や容量の上限があったり試用期間のみ利用可という制限があるのがわかります。

機能が多い無料ソフトの場合でも、広告が邪魔に感じたり変換精度が低かったりと使い勝手が悪いこともあります。

特にセキュリティ対策やサポート体制は有料版より劣るので、業務で使いたい機能は何かを明確にし、最適な選択が行えるようにしましょう。

レイアウトが崩れてしまう可能性も

WordやExcelから変換した際にレイアウトが崩れたり、文字化けしてしまう場合があります。

文字の場合は元のデータに使われていたフォントがない可能性があるため、元々使用していたフォントを用意する必要があります。

崩れてしまった部分は手作業で直す必要があるため、時間に余裕がないときはストレスになってしまうでしょう。

 

まとめ

PDF編集ソフトやサービスを選ぶ際には、自社で行いたい作業をできるだけ具体的にイメージし、機能と運用コストのバランスをみましょう。

次に無料版やトライアルを利用して、操作性や機能を確認することが大切です。

最適なPDF編集ソフトを選び、業務をよりスムーズかつスピーディに進めていきましょう!

画像出典元:O-dan

 

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