CubePDF

記事更新日: 2022/08/23

執筆: 木下千恵

編集部コメント

シンプルで使いやすい定番のPDF変換ソフト

「CubePDF」は累計1,800万ダウンロードされている定番のPDF変換・作成サービスです。

仮想プリンター形式のフリーソフトで、WebブラウザやWord/Excelなどのあらゆるアプリケーションから印刷感覚でPDFに変換できます。

印刷可能なファイルであればPDFに変換することができ、非常にシンプルで使いやすい点が評判です。

他のPDF変換ツールでは対応できない拡張子をもつ、たとえばCADなどのデータを直接PDF化したい企業におすすめです。

良い点

CubePDFは、印刷可能なソフトであれば全てPDFに変換可能。ファイル形式に関わらずPDF変換ができるため、他のPDF化ツールで変換時にエラーになるようなファイルでも対応可能です。

悪い点

Cubeシリーズは機能ごとに類似ツールがいくつかあります。PDFの結合や編集をおこないたい場合、CubePDF以外のソフトを使用しなければなりません。

費用対効果:

基本料金無料。機能制限もなく、あらゆるファイルのPDF変換が無料でできる点が魅力です。

UIと操作性:

印刷ボタンを押す感覚でPDF変換ができるため、シンプルで操作に戸惑うこともないでしょう。

サポート体制(運営会社の):

最新版のユーザーマニュアルとFAQが公開されているため、不明な点があればすぐに調べて解決することができます。

 CubePDFの導入メリット4つ

1. あらゆるファイルの変換が可能

CubePDFは印刷可能な環境であれば、ファイルの形式に関わらずPDF変換ができます

Microsoftツールはもちろん、Webブラウザでの閲覧ページや写真データなどもPDF変換可能です。

「ファイル形式によっては、エラーになってPDF変換ができない」ということがないため、CubePDFは汎用性が高いツールと言えます。

さまざまな形式のファイルを扱うことが多い企業において、業務効率化に貢献できるでしょう。

「印刷」できるファイルならPDF化できる

2. 無料で使用可能

CubePDFの魅力は、なんと言っても、無料で使用できる点です。

月額料金や初期費用はかからず、有償アップデート等も必要なく、完全無料でサービスを使用することができます。

PDF変換ツールには、ライセンス費用として月数千円かかるツールもあります。

有償ツールを導入する前に、使用用途や必要な機能を確認してから検討しましょう。

基本機能のみであれば、CubePDFを使用することでコスト削減が実現できます。

無料で使える定番PDF変換ソフト

3. シンプルで使いやすい

印刷感覚でPDFに変換することができるため、難しい操作をする必要がありません

印刷時のプリンタ選択で、「CubePDFを選択する」だけの操作でPDFが作成できます。

ExcelやWordを印刷し、スキャンするといった方法でPDF作成をしている方も少なくないかと思います。

CubePDFは実際に印刷することなく簡単な操作でPDF化できるため、PDF作成にともなう工数を削減できるでしょう。

CubePDFの利便性

4. 安全性を担保している

「無料のツールは安全性が不安...」とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、CubePDFは安全性を重視したツールです。

CubePDFはスタンドアローン型のツールで、ネットワーク接続が必要ありません

ユーザーの情報を登録することがないため、個人情報の漏えいリスクもなく安全に使用できます。

また、PDFファイルについても、パスワード設定や印刷コピー不可の設定が可能で、セキュリティ面に配慮された機能が付帯しています。

ビジネスシーンにおいて、機密情報を扱う際なども安心できます。

CubePDFのセキュリティ

 CubePDFのデメリット2つ

1. 機能ごとにツールが細分化している

CubePDFはシンプルなPDF変換・作成ツールです。

「PDFを結合したい」「PDFを編集したい」という場合は、Cubeシリーズの別ツールを使用する必要があります。

自分に必要な機能を持つCubeツールを使い分ける必要があるため、PDFファイルを取り扱う機会が多い方は、「変換機能だけで十分なのか」「編集や結合する場面はあるのか」を確認しておきましょう。

2. 基本的な機能のみ実装されている

 CubePDFはシンプルで使いやすく基本的な機能は充実しています。

一方で他の有償ツールであれば、その他の機能が付帯されているものもあります。

たとえば、PDFにコメントや注釈を挿入できる機能、OCR機能、データ変換の機能などです。

ファイルデータを扱う際、基本的な機能のみで十分なのか、付帯機能が必要なのかによって他ツールと比較検討すると良いでしょう。

 CubePDFの料金プラン

基本料金・月額費用ともに無料で使用可能です。

法人・個人や使用目的に関わらずフリーで使用できます。

無料プランに加えて、主に企業向けの有償プランもあります。

機能面での違いはなく、有償プランの違いとしては、主に下記2点です。

・インストール時に他のソフトウェアが同梱されていない
・問い合わせがあった際、3営業日以内での対応を保証

  無料版 有償版
年額費用
(税込)
0円 100,000円
ユーザー数 無制限 無制限
※契約した組織内に限る

 

競合製品との料金比較

有償ツールの場合、年間で数千円〜数万円程度のコストがかかるツールが多いです。

CubePDFは無料で使用できるため、コスト面で優位性があると言えるでしょう。

  CubePDF Adobe Acrobat DC Foxit PDF Editor
初期費用
(税込)
0円 0円 0円
月額費用
(税込)
0円 24,816円
※1ライセンスあたり
8,690円
※PC1台あたり
ボリューム
ディスカウント

 

 CubePDFの評判・口コミ

CubePDFの公式HPには、導入企業からのコメントは掲載されていません。

しかし、2010年、数あるソフトウェアの中から利便性が評価され、「窓の杜大賞 銀賞」の受賞歴があり、その評判は確かなものです。

 CubePDFを導入すべき企業・向いていない企業

導入すべき企業

 コストをかけずに添付ファイルのセキュリティを強化したい企業

社内向け資料が多い企業や、社外宛に資料作成・送付する機会が多い企業にもおすすめです。

会議資料を一つにまとめたり、重要資料にパスワードを設定するなど、ファイルの取り扱い機会が多い企業では、さまざまなシーンで役立つでしょう。

無料で使用できるため、低コストで業務効率化の実現が可能です

 資料に画像を多用する企業

取引先に提出する資料に、あとから追加して現場写真などの画像ファイルを添付するような業務が多い企業にはおすすめです。

写真などの画像は印刷操作のプリンタ選定でCubePDFを選択するだけで、PDFとしてデータ化することができます。

あとはファイル結合やページ単位の編集で、画像を任意のページに挿入することができます。

元のファイルを直接編集するよりも、編集ミスを防ぎつつ手軽にPDF化が可能です。

向いていない企業

 ファイルの中身を加工する機会が多い企業

CubePDFでは、PDF内の文字や図形の編集ができません。

PDFファイルの文字や図形を編集する機会が多い場合は注意しましょう。

また、PDFへのコメント機能やデータ変換機能が必要な場合は他のツールを併用する必要もあります。

基本機能をCubePDFで無料で使い、必要な機能があれば他ツールで補完することでコストを抑えられるでしょう。

 まとめ

CubePDFは、ファイルの取り扱いが多い方におすすめのツールです。

さまざまなデータを無料でPDF変換できる点が魅力です。

CubePDF以外にもCubeシリーズのツールがあるため、用途によって使い分けることもできます。

CubePDFを使用することで、ファイル取り扱い時の効率化やペーパーレス化によるコスト削減が実現できるでしょう。

画像出典元:「CubePDF」公式HP

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