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ノーコード・ローコードワークフローとは、ワークフローシステムを、
「IT部門やITベンダーの力を借りることなく、ユーザー部門自身で開発しよう」
というシステムで、開発コストを下げながら導入までの開発スピードを向上させてくれます。
この記事ではノーコードワークフローのメリット・デメリットを解説し、おすすめのノーコードワークフローシステムをご紹介します。
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このページの目次
ITの知識がある人だけでなく、総務や経理といったバックオフィスのスタッフでも「自分の手で」ワークフローシステムを作成できるツールです。
ドラッグアンドドロップのマウス操作だけで、各種申請や稟議などの受け渡し・処理工程をかんたんに電子化できます。
ノーコードツールの詳細解説、専門家が推奨するノーコードツールを知りたい!という方はこちらの記事を参考にしてください。
これまでのシステム開発にはエンジニアに依頼するのが一般的で、かなえて欲しいフローを伝える手間と時間、コストがかかってしまうものでした。
プログラミング知識が不要なノーコードワークフローなら、業務を分かっている人が実業務に役立つワークフローを構築できるようになります。
「システム化したが現場では効果を実感できなかった」「変更したくてもコストや時間ばかりかってしまう」などの課題を解決できます。
昨今ではSaaS製品を複数利用している企業も多いと思いますが、各ツールのデータが散在し、部門ごとにプロセスの分断が起きていないでしょうか?
ノーコードワークフローでは、SaaS単体では難しい複雑な業務プロセスまでも構築することが可能です。
複数の並列承認や、承認ルートに入っていない人への通知、複数組織を横断などのことができ、ひとつの部署だけでなく会社全体の効率を高めるのに役立ちます。
さまざまなSaaS、他システムと連携しやすいのもメリットの1つです。DXを考えている方なら、ある部分だけデジタル化してあとは紙書類のまま、なんてことは避けたいはずです。
ノーコードワークフローの中にはクラウドストレージから、既存の基幹システムとの連携、またAPI連携で完全自動化できるものもあるため、大小さまざまな業務オペレーションのデジタル化・効率化が期待できます。
画像出典元:「Questetra BPM Suite」公式HP
Questetra BPM Suite(クエステトラ)は、複数条件分岐や複数トリガー、自動処理工程機能など高い性能を持ちつつも、月額960円から利用できる、コストパフォーマンスの高い製品です。
その実力は「ノーコード」の範囲の広さ。マウスでワークフロー図を描くだけで、複雑なワークフローシステムが完成します。
他ツールでよくある「webフォームが作成できるだけ」や「既存パーツを使用した外部連携ができるだけ」とは違い、「任意のファイル形式を変換して、外部クラウドに保存する」といった複雑な動きも簡単に構築することができます。
さらに、Google WorkspaceやOffice365などのグループウェア連携も可能なので、既存の運用を変えずにシステム化したい方におすすめです。
無料トライアルはなんと60日間!導入だけでなく、更改の手軽さもしっかりと試せるため、納得して採用を決めることができるでしょう。
・既存ワークフローをそのままシステム化できる複数条件分岐機能
・トリガーの選択肢が広い(メールを受けたら、Webhookで受け取ったら、時間が来たら)
・アカウントを持たない外部ユーザーにも仕事の受け渡しが可能
・月額費用
プラン名 | Basic | Advanced | Professional |
月額費用 (ユーザーあたり・税抜) |
960円~ | 2,400円~ | 3,840円~ |
・初期費用:無料
・無料トライアル60日間あり
Questetra BPM Suiteの特徴・評判・口コミ・価格を徹底解説!
この記事ではQuestetra BPM Suiteの評判や口コミ・特徴・料金や価格を紹介し、他サービスとの比較も徹底解説していきます!
画像出典元:「x-point cloud」公式HP
スモールスタートで始めたいなら、X-point Cloud(エクスポイントクラウド)がおすすめです。
1ユーザーあたり月額500円の低価格ながらも、まるで紙に書くように入力できるフォーム画面や日本の組織文化に対応した柔軟な設定機能、モバイル端末対応など基本機能は十分。
また、承認者へ決裁を送信する前に「根回し」ができる事前通知機能があるので、オフィスにいる時と同じ感覚で業務を進められます。
・機能性十分なのに初期費用0円、月額500円/ユーザーは、おすすめ3選の中で最安!
・スタンダードプラン(月払い)
月額費用:500円/ユーザー(税抜)
初期費用:0円
・プリペイドプラン(全額前払い)
月額費用:475円/ユーザー(税抜)
初期費用:0円
・無料トライアル30日間あり
IT
251人〜500人
作業が1回で完了するので効率的
承認を通すのに何人かの稟議が必要な場合、作業が1回で済む点が便利だと思います。会社運営には関わらない程度の少額の予算申請や経費精算作業をメインにやっていますが、都度何人かの上司に確認するのは大変なので、その作業が簡略化されて助かっています。拠点がいくつかに分かれていても、システムを通せば個人間でのやりとりが簡単に行えます。
小売/流通/商社
501人〜1000人
マニュアルがないとカスタマイズは難しい
カスタマイズは自由にできるものの、マニュアルを読まないとカスタマイズが上手くいかない。具体的には、新入社員向けのワークフローを作成した際に、文章が長すぎると途中で切れてしまい、改行が上手くいかない事象が発生した。文章が短い場合には問題ないものの、ある一定量の文章になるときちんとマニュアルを読まないと解決が難しく、直感的には作成できなかった。
画像出典元:「楽々ワークフローⅡ cloud」公式HP
楽々ワークフローⅡ cloudは、単純な承認申請フローから基幹業務に関わる複雑なものまで、さまざまなワークフローへの対応力に優れています。
Web API・Java APIを使って上流システムから下流までの連携が容易です。
また、マルチカンパニー・多言語対応なので「中国語で申請したものを日本語で回覧・承認」といった海外グループ会社間での利用に有効です。
スマートデバイス・Mac対応、バックアップ対策など便利な機能が搭載されています。
・多言語対応で海外子会社も含めた大規模企業対応ができる
・月額費用:基本料金10,000円 + 500円/ユーザ(税抜)
・初期費用:50,000円(税抜)
・体験デモサイトあり
メーカー
1001人以上
精算処理が誰でもリアルタイムで把握できる
出張前に、行き先や費用等をPCで申請できて、実績に関しても簡単に処理できるので助かっています。報告書なども添付ができて為無駄な手間が省けるので便利です。精算などの処理が誰でもリアルタイムで把握できる、処理が止まっている場合は、今どこで止まっているのかがわかるなど、業務効率化に役立つ機能があるのでおすすめします。
マスコミ
1001人以上
直感的には使えずメーカーの講習に頼る必要がある
管理者の学習コストと時間が非常にかかるところです。このツールを直感的に利用することは絶対にできないので、カスタマイズが難しいです。そのためメーカーの有料講習を受けないといけません。他のツールにはない非常にマニアックな作りとなっています。
ワークフローシステムの公式HPにも載っていない、より詳細な料金情報を効率的に集めませんか?
起業LOG独自の取材や口コミ調査などで分かった、公式HPには載っていない料金情報をまとめました。
色々なサイトで詳しい料金情報を調べる手間を省いて、効率的にサービス比較をしませんか?
画像出典元:「コラボフロー」公式HP
コラボフローでは、Excelで作成した申請書をそのままWebフォームに変換できます。
使い慣れたExcelを利用できるので導入の負担が少なく、さらに新規に作成する場合にも、Web上でパーツを並べるだけで簡単に申請書が完成。
フォームの追加・修正も、運用中いつでも自由に行えるのが嬉しいポイント。
申請金額や条件によって承認ルートを自動で分岐できる機能や、誰がどこを入力できるのか制限する機能など、レベルの高いワークフロー機能を利用できます。
クラウド版は月額500円、1名単位で契約可能。
利用数を徐々に増やすことや千人単位の利用もできるので、小規模~大企業まで幅広い企業におすすめです。
最低5ユーザーから利用可能で、月額/年額利用料にはコラボフロークラウド版の利用料だけでなく、コラボフローサポートサービスの利用料も含まれている点も魅力です。
プレミアムプラン | スタンダードプラン | |
月額費用(税別) | 800円/1ユーザー | 500円/1ユーザー |
年額費用(税別) | 9,400円/1ユーザー | 5,880円/1ユーザー |
無料ディスク容量 | 5GB × ユーザー数 |
▶「パッケージ版」を利用する場合は、見積もりが必要となります。
▶少人数・特定部門での利用やイニシャルコストを抑えたい場合は、「クラウド版」がおすすめです。
画像出典元:「ジョブカンワークフロー」公式HP
ジョブカンワークフロー「使いやすさ」と低価格が魅力のノーコードワークフローシステムです。
PC・スマホ対応でいつでも・どこからでも申請/承認ができる上、費用は300円/ユーザーごとの月額料金のみ。初期費用・サポート費用はかかりません。
ユーザー数が少なく、社内フローがシンプルな企業におすすめです。
・月額費用
中・小規模の企業:300円/ユーザー(税抜)
大規模(500名目安)の企業:詳細はお問い合わせが必要です
・初期費用:無料
・無料トライアル30日間あり
画像出典元:「オフィスステーション労務」公式HP
オフィスステーションも低価格が特徴のワークフローシステム。
入社手続きから社会保険関連まで116もの帳票に対応でき、また契約期間が長くなるほどお得になる長期契約割引があるので、継続して利用したい企業に向いています。
・利用料金(100名利用の場合)
月契約:22,000円/月(税込)
1年契約:242,000円/年(税込)
3年契約:682,000円/3年(税込)
5年契約:1,100,000円/5年(税込)
・初期費用:無料
・保守費用:無料
・無料トライアル30日間あり
画像出典元:「Lark」公式HP
Larkは、業務に必要な機能がアプリひとつに集約されたビジネスツールで、手軽なワークフローシステムとしても活用できます。
データの管理はもちろんの事、コミュニケーションに不可欠な チャットや、メールなどビジネスに必要な機能の要素をオールインワンで備えています。
スマホで空欄を入力していくだけの簡単操作の為、あらゆるコストカットにつながります。
売上データや在庫数・出荷状況を リアルタイムで反映、把握する事が可能で、既存システムとのAPI連携もできます。
Larkの料金プランは3種類で、利用ユーザー数やストレージなどの機能が異なります。
プロプランは基礎機能が十分に備わっており、1ユーザーあたりの料金も非常にリーズナブルです。
スターター | プロ | エンタープライズ | |
月額費用 (税別) |
0円 | 1,420円 | 要問い合わせ |
ユーザー数 | 50人まで | 500人まで | 無制限 |
主な機能 | 自動翻訳 ドキュメントアプリ ビデオ会議時間 (60分/回) 共有ストレージ (100 GB) オンラインカスタマー サポート |
スタータープラン + ビデオ会議時間 (24時間/回) 共有ストレージ (1TB) 高度な権限管理 ウィキワークスペース 無制限利用 専属デジタルコンサルタント (利用人数の規模によります) |
プロプラン + 共有ストレージ (10 TB ) メールストレージ 無制限利用可能 内部統制監査機能 データ損失防止 シングルサインオン 同時通訳チャンネル 対応 |
※サービスの概要については、以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:Colorkrew Workflows公式資料
「Colorkrew Workflows(カラクル ワークフロー)」は、直観的な操作性で、稟議プロセスにかかる時間を短縮できるクラウドワークフローサービスです。
テンプレート機能により、申請フォーマットが簡単に作成可能で、リアルタイムで承認状況を確認できるため、申請の滞りが防げます。
また、自由な権限設定や高い保守性を持ったユーザー管理など、セキュリティ面も充実しています。
シングルサインオン、アプリケーションハブなどの機能は、今後実装予定のため、詳細はColorkrew Workflowsまで確認しましょう。
Colorkrew Workflowsの料金体系は、従業員数によって変動します。
従業員数が301人以上の場合や、サービス連携を利用する場合は別途見積もりが必要です。
料金 | |
初期費用 | 0円 |
月額利用料 | 3万円(従業員数300人以下) |
(税抜き表示)
画像出典元:「スマート DB」公式HP
スマートDBは、企業規模1,000名以上の利用を想定して作られた業務プラットフォームで、Webデータベースやコラボレーション機能を含む統合システムです。
ワークフロー機能では、大企業には欠かせない強固なセキュリティの中で、複雑な業務プロセスをデジタル化できます。
文書単位だけでなく、その文書の閲覧範囲まで決められるなど細かな権限設定が可能なので内部のセキュリティ統制も万全です。
・詳細はお問い合わせが必要です
・無料トライアルなし
画像出典元:「Microsoft Power Automate」公式HP
Microsoft Power Automate (旧名称: Microsoft Flow)は、PowerBIやPowerApps等と同様に、Microsoft PowerPlatformの一部に位置づけられる「プロセス自動化ツール」です。
ガイド付きエクスペリエンスを活用することでワークフローを簡易に作成できようになっています。
また、連携可能なコネクタ数が335種類と多く、マイクロソフト製品だけでなくSlackやSalesforceといったサービスとも連携でき、チャットなどの日常的なタスクも自動化できます。
・月額費用:ユーザーごと、フローごとから選択できます
ユーザーごとのプラン | フローごとのプラン | |
RPA作成不要の場合 | RPA作成必要な場合 | |
1,630円/ユーザー | 4,350円/ユーザー | 54,350円/ 5フロー |
※税込/税抜は不明
・無料トライアルあり(期間不明)
ワークフローシステムをさらに比較したい場合は下記記事を確認してください。
自部署内で完結しないような、多くの部署が関係するワークフローについては「必要項目の過不足」「他部署とフローが違った」など意見がまとまらず、現場主導で行うのは難しくなります。
全社的なフローは情報システム部門が行うなど、役割を分担すると上手くいくでしょう。
手軽にワークフローを構築できるようになったからといって各々がワークフローを乱立してしまうと、ユーザーにとっては使い勝手の統一性がなく、逆に不便な状況になってしまいます。もちろん、管理者にとっては管理不能の状態は望ましくありません。
全社的なガイドラインを作成してから導入することをおすすめします。
申請・承認の証跡を残すという意味で、ワークフローの機能は既に様々なシステムに搭載されています。
全てをワークフローシステムで実現しようとすると業務が煩雑になり、ユーザーも管理側も苦労するケースがあります。
部署内の業務は対象外とするなど、どの業務をどこまでワークフローシステムに組み込むかは導入前に検討・調整が必要です。
承認経路は、会社や部署によって複雑に設計されている場合が多いです。
日本の企業であれば、代理承認や、Aの場合は社長承認・Bの場合は部長承認といった条件分岐が必要となる企業のほうが多いでしょう。
こういった細かい機能の設定可否はシステムによって差があるので、導入前に確認しましょう。
Questetra BPM Suiteであれば複雑な条件分岐、Xpoint Cloudであれば事前の根回し機能というように、国内企業の商習慣に添った内容が用意されています。
ノーコードツールの難易度は、ドラッグ&ドロップのみのものから多少のプログラミング知識が必要なものまで、ツールごとに大きく異なります。
そのため、実際の操作担当者のスキルにあったツールであるか否かを事前にチェックしておくことが重要です。
特に、「実操作は現場の若手が行うことを想定しているのに選定者は役職者」というような場合はお試し期間を通して使用感を確認し、操作予定者が利用できるかどうかを見極めましょう。
また事業継続を考え、1人のスキルに頼るのではなく、複数者で試してみることをおすすめします。
Questetra BPM Suiteの無料トライアルは60日間もあるので、導入はもちろん、更改時の操作性も確認することができおすすめです。
ひとくちにノーコードツールといっても、アプリ開発・Webサイト開発・ECサイト開発・データベース構築など、コンテンツ別に特化したツールがあります。
ワークフローを目的とするのであれば、ワークフローに特化したノーコードツールを選ぶことで、かゆいところに手が届く機能やテンプレートが準備されていて安心です。
いままでコストや人員不足で、DX・業務のシステム化を諦めていた方も、ノーコードワークフローなら簡単・ローコストで実現することが可能です。
また、複数のSaaSを使うことで錯雑になったデータの整理も楽に行えます。
まずは無料トライアルで、ノーコードワークフローの便利さを実感してみてください。
画像出典元:O-dan