メールマーケティングとは?成功事例と賢い使い方を解説!

メールマーケティングとは?成功事例と賢い使い方を解説!

記事更新日: 2019/11/13

執筆: 編集部

マーケティングの手法のひとつとして注目されているのが「メールマーケティング」です。

集客や優良顧客の育成に効果があるメールマーケティングですが、記事ではあらためてメールマーケティングの意味、種類、効果的な活用方法、成功事例などを紹介します。

マーケティング手法の見直しを検討されている方やメールマーケテイングを試したいと思っておられる方はぜひ参考にしてください。

メールマーケティングとは?

メールマーケティングとは、自社の登録会員それぞれに最適化されたメールコンテンツを、最適化されたタイミングで送り、商品やサービスを認知してもらう、購入してもらうといった最終目的まで導くマーケティング手法です。

メールマガジンとの違い

これまではメールマガジンという方法で見込み客や既存客とコミュニケーションを図るというのが一般的でした。

メールマガジンのコンテンツは、新商品やキャンペーン情報などどちらかというと不特定多数の人を対象とした一般的なものであり、内容によっては特定の性別・年代・好みの層には訴えかけない場合もありましす。

メールマーケティングは見込み客や既存客それぞれのニーズに応じたメールを適切なタイミングで配信するので、メールマガジンよりも、問い合わせや商品購入などのアクションに結びつきやすいという利点があります。

メールマガジンは会員に対して自社のいいイメージを伝えエンゲージメント(自社に対する信頼度)を高めるという効果があります。

メールマガジンもメールマーケティングで使えるメールの種類のひとつです。後ほど紹介する他の種類と並行して利用することで相乗効果を期待できます。

メールマーケティングのメリット4つ

メールマーケティングには次の4つのメリットがあります。

1. 低コストで導入・運用できる

後に紹介するメールマーケティングツールを利用すれば、自社の登録会員を属性ごとに分けてセグメント化することができます。またメールの開封率やURLクリック数などの効果検証もできます。

こうしたツールはたくさんあり、月額利用料が数千円程度というサービスもあります。

直接訪問・チラシ・Web広告などマーケティング施策にはいろいろな方法がありますが、そうした方法と比較しても低コストで導入・運用ができるというメリットがあります。

2. ターゲットマーケティングが可能

メールマーケティングでは自社の登録会員を、性別・年齢・閲覧履歴・購買履歴などのデータをもとにセグメント化し、それぞれの会員に適正化されたメールを、適正化されたタイミングで送ることができます。

例えば、誕生日が登録されていれば、その誕生日に特別な割引クーポンが付いたメールを配信するということも可能です。

特定の層をターゲットにしたマーケティングが行なえるというメリットがあります。

3. マーケティング戦略に役立つ情報を入手できる

メールマーケティングツールを利用すれば、開封率・URLクリック率などの効果検証が行なえます。

そうした解析結果は、今後のマーケティング戦略に役立たせることができます。

4. 高いROI(投資対効果)が期待できる

メールを受信することをすでに許可している見込み客や顧客にメールを配信するので、コンバージョン(資料請求や商品購入など目的達成につながる行動をとってもらうこと)しやすいという利点があります。

高い効果を期待できるツールですが低コストで導入できるので、ROI(投資対効果)が高いマーケティング施策です。

メールマーケティングの4つの種類


メールマーケティングで使えるメールの種類には大きく分けて以下の4種類があります。それぞれの特徴・使い方を紹介します。

1. メールマガジン

新商品やキャンペーン情報などを登録会員すべてに一斉配信するメールマガジンは、コンテンツの自由度が高いというメリットがあります。

自社の認知度を深めたり、エンゲージメントを高めたりできる効果があるので、昔から使われている方法ですが、今でも一定の効果を期待できます。

2. ステップメール

会員登録してくれた日を起点とし、ユーザーに次のアクションを促すメールを段階的に送るするという方法です。

例えば、商品購入時に新たに会員登録したユーザーに以下のようなステップメールを送ります。

ステップ メール配信の時期 メールの内容
商品購入直後 商品購入のお礼
3日後 商品到着の確認
1週間後 商品のレビュー依頼
1ヶ月後 関連商品の案内
2ヶ月後 リピート購入の案内

最初から目的を設定しそれを達成するようなシナリオを用意します。そして、その目的を達成するように配信日と内容を考えたメールを段階的に送るのがステップメールです。

登録会員の離脱を防ぐ、購買意欲を高めるという効果を期待できます。

3. ターゲティングメール

セグメントメールとも呼ばれるこのメールは、登録会員を「設定した条件」ごとにセグメント化し、そのセグメントに適したメールを配信するという方法です。

30代・女性・東京都在住・会社規模50人~100人など細かい条件を設定しセグメント化するためには手作業での仕分けでは無理があります。ですからメールマーケティングツールを使うのがおすすめです。

ターゲティングメールにより、登録会員にとってより興味のある情報が受け取れるようになるので、メールの開封率や記載されているURLのクリック率が上がるという効果が期待できます。

4. 休眠発掘メール

一定期間アクションのない登録会員に対して何らかのアクションを促すメールです。

登録会員が休眠会員になる条件として、タイトルだけで不要と判断されている、メールが迷惑メールフィルタでふるい分けされているなどの理由が考えられます。

こうした状況を改善するために、メールの差出人表記を変更する、タイトルを工夫するなどの方法があります。

もし休眠会員がこれらの方法により何らかのアクションを取れば、先ほど紹介したステップメールやターゲティングメールで休眠状態からの復活を促せるでしょう。

メールマーケティングの成功事例

メールマーケティングを導入し売上アップにつながった事例を2つ紹介します。

大手スマートフォンゲーム開発・運営会社

スマホ向けのゲームアプリを開発しているこの企業では「休眠顧客」に向けて効果的なメールマーケティングを行ないました。

まずこれまでのデータを分析し、ゲーム内でこういうアクションをしているユーザーには、こういうアイテムをプレゼントすれば喜ばれるという答えを導き出しました。

そして、それによってセグメント化されたユーザーそれぞれに対応した内容のメールを配信しました。

配信時間もメールを読んでもらえるような時間に届けられるように、各ユーザーがアプリをインストールした時間に合わました。

メールマーケティングの結果

登録会員をセグメント化し、そのグループが喜ぶ情報をメールに盛り込むことで、この企業は、メールによる月間の売上がメール配信システム利用料の100倍にもなりました。

パルシステム

生協宅配サービスの運営を行なうパルシステムです。インターネットで注文できる「オンラインパル」の継続的な売上アップを実現させるためにメールマーケティングを効果的に利用しています。

オンラインパルでは週に1回、決められた曜日に生協で扱っている商品を注文できます。しかし、来週分を注文するのを忘れてしまったという会員が多いということを受けて、次回の注文がまだの会員をデータベースから抽出し、「注文締め切りが迫っていますが、お忘れはないですか」という内容のメールを自動配信するようにしました。

メールマーケティングの結果

このメールマーケティングにより、会員の注文し忘れによる機会損失がなくなりました。

結果として企業側は自動で売上をアップできる仕組みを作ることができたわけです。

パルシステムではメール配信システムと会員データベースを連携させたメールマーケティングを他にも効果的に行っており、業務効率化や顧客満足度の向上に役立っています。

メールマーケティングを効果的に行うためのポイント

メール配信から登録会員をコンバージョンまで導くことがメールマーケティングの最終目標です。

その最終目標を達成するためには、押さえておかなければならないポイントが4つあります。

1. 到達率

メールをたくさん配信してもユーザーに届かなければ次の段階につながりません。ですからまず到達率を考えなければなりません。

到達率は以下の式で計算できます。

到達したメールの数÷メール総数×100=到達率

到達率の低い原因として無効なアドレスに送り続けていることが挙げられます。無効なアドレスにメールを送り続けていると受信側のサーバーからスパムメールと判定される可能性があります。そうなるとその他の有効なメールアドレスへのメールもブロックされる可能性が出てきます。

高い到達率を維持するために無効なアドレスは配信リストから削除しましょう。

2. 開封率

メールが届いても、次に障害となるのがそれが開かれるかどうかです。

HTMLメール形式で配信すれば開封率が測定できます。

開封率は以下の式で計算できます。

到達したメールの数÷開封されたメールの数×100=開封率

開封率を上げるカギはメールの「タイトル(件名)」です。

ユーザーの目に留まり、気を引くようなタイトルにすれば開封率は上がります。

また先ほどの成功事例でも紹介したように、配信する時間もポイントです。登録会員の行動を分析しメールを開いてもらいやすい時間帯に配信できるでしょう。

3. クリック率

クリック率はメールに記載されているURLがクリックされた割合です。

開封されたもののクリックされなかったということは、「その会員には必要な情報ではなかった」と推測できます。

そこから出発して「この会員にはどんな情報が必要なのか」ということをもう一度分析できます。

導き出した答えをもとにもう一度最初からアプローチできるでしょう。

4. コンバージョン率

メールマーケティングにより資料請求や商品購入などの最終目標が達成された割合です。

コンバージョン率を上げるためには会員との信頼関係を築くことが大切です。

会員登録後すぐに個人的にメールでキャンペーン紹介をしたり、商品の売り込みをすれば、信頼関係がまだ築けていないので会員が離れていく可能性が高まります。

ターゲティングメールなどで役立つコンテンツを段階的に配信し、信頼関係を築いてから、キャンペーンやセール情報を配信すればコンバージョン率を上げることができるでしょう。

またメールマーケティングから実際の成約までに至った成功事例、成約に至らなかった失敗事例それぞれを分析し、そこから原因を探り次に施策に活かすという方法もあります。

おすすめのメールマーケティングツール3選

これまでメールマーケティング導入のメリットや成功事例、効果的にメールマーケティングを行なうポイントを紹介しました。

しかし、メール配信リストを作成し、登録会員をセグメント化し、たくさんのメールを作成し配信する作業をすべて人に任せるのは大変です。そこで活用できるのがメールマーケティングツールです。

最後に中小企業でも導入できるおすすめのメールマーケティングツールを3つ紹介します。

1. BENCHMARK

直感的に操作できドラッグ&ドロップだけで誰でも簡単にHTMLメールが作成できるのがこのツールです。

料金プラン 1,800円/月~
おすすめポイント

・HTMLコードの知識がなくてもHTMLメールが作成できる
・500種類以上のHTMLメール用デザインテンプレート
・シナリオ作成機能や効果測定機能など便利な機能を搭載
・無料トライアルあり

 

2. mailup

わずか2分でHTMLメールが作成できるという簡単操作でおすすめなのがこのツールです。

料金プラン 4,000円/月~
おすすめポイント

・HTMLコードの知識がなくてもHTMLメールが作成できる
・EmailだけでなくSMS配信にも対応
・登録会員の行動履歴に合わせた配信設定機能やセグメント別配信機能、高度な即時分析機能など様々な機能を搭載
・無料トライアルあり

 

3. さぶみっと!メール配信

月額900円で利用できるので中小企業や個人事業主でメールマーケティングを検討している方におすすめなのがこのツールです。

料金プラン 900円/月~
おすすめポイント

・管理画面の操作が簡単なので誰でも利用できる

・予約配信機能、読者グループ機能、お誕生日メール設定、会社名や宛名の差し込み配信など便利な機能を搭載

・HTMLメール開封率計測・クリックカウント機能など分析に役立つ機能もあり

・無料トライアルあり

 

メールマーケティングツールを選ぶ時のポイント

おすすめのメールマーケティングツールを3つ紹介しましたが、他にもたくさんのツールが提供されています。

メールマーケティングツールを選ぶ際には以下のポイントに注意できるでしょう。

  • HTMLメールで配信できるか
  • 会社や宛名などの差し込み配信ができるか
  • 開封率やクリック率の分析が可能か
  • 到達率を高めるための配信リストの管理ができるか
  • 導入・運用コスト
  • サポート体制

クラウドサービス型のメールマーケティングも増えているので、中小企業や個人事業主でも毎月のランニングコストを抑えてメールマーケティングツールを活用できるようになりました。

まとめ

メールマーケティングとは自社の登録会員それぞれに最適化されたメールコンテンツを、最適化されたタイミングで送り、商品購入や資料請求などのコンバージョンまで導くマーケティング手法でした。

すでに馴染みのあるメルマガに加えて、ステップメール・ターゲティングメールなどのメールを駆使することで、見込み客を顧客まで成長させたり、顧客を優良顧客に育成することが可能です。

メールマーケティングツールを使えば、中小企業や個人事業主でも低コストで簡単に導入できます。

この機会に自社のニーズに合ったメールマーケティングツールを探してみるのはいかがでしょうか。

画像出典元:pixabay

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