【2023年】マーケティングオートメーションのシェアと各MAの特徴を解説!

【2023年】マーケティングオートメーションのシェアと各MAの特徴を解説!

記事更新日: 2023/11/16

執筆: 編集部

この記事ではマーケティングオートメーションの国内と海外のシェアのランキングを元に、各MAツールの特徴とシェアが伸びている国産MAツールを紹介しています。

今後MAのシェアが伸びる業種の予想とその理由を解説します。

さらに、国内外MAシェアの違いから、日本と海外のMA活用に対する考え方の違いも考察しました。

世界中でMAを導入する企業が増えています。

日本も、国産MAも種類が増えMAの知名度も上がってきています。

MAシェア率だけでなく、各MAツールの特徴と相性が良い業種のポイントからMA導入を検討しましょう。

MAツールシェア トップ5

 

  国内シェア 海外シェア
1位 Pardot 22.50% HubSpot 29.15%
2位 BowNow 16.39% Adobe Marketing Cloud 11.28%
3位 Marketo 11.24% Oracle Marketing Cloud 8.96%
4位 List Finder 8.84% Active Campaign 7.22%
5位 HubSpot 8.66% Pardot 5.31%

参考:DataSign Webサービス調査レポート 2020.9
参考:Datanyze社 Marketing Automation

MAシェアの違いから分かること

海外シェア上位は利用料金が高いMAが上位、国内シェアは比較的低価格MAが上位となっています。

海外では多機能で高額のHubSpotが人気に対し、国内ではPardotや無料のBowNowが人気なのはMAの知名度の差だけでなく「重視している販促活動の違い」「MAに求める機能の違い」が考えられます。

日本はまだ展示会や自社セミナーといった「対面営業」が根強く、会社も対面による名刺交換や販促を重視しています。

一方、アメリカのような国土が広い海外は直接営業には限界があるため、ビジネスのオンライン活用に積極的です。

また、MAに求める機能が日本が効率化やコストダウンに対し、アメリカは顧客の育成・管理を上げています。

MAシェアのランキングの違いから以上の事が分かります。

参考:マーケティングオートメーション:日本とアメリカの比較

国内MAツールシェア トップ5の特徴

1位:Account Engagement


画像出典元:「Account Engagement」公式HP

Account Engagement(旧:Pardot)は、アメリカ「Salesforce社」のBtoB向けMAツールです。

Account Engagementの特徴は、Salesforce社のさまざまなツール(SFA・CRM)と連携できるという点です。

多機能で高額のため「顧客数が5万以上」「自社メディアのPVが50万以上」などコンテンツが充実している企業に向いています。

 

2位:Bow Now(バウナウ)


画像出典元:「BowNow」公式HP

Bow NowはMtame株式会社の国産メーカーのMAツールです。

「多機能なMAは使いこなせない」という初めてMAを利用するユーザー二ーズに応えるためにシンプルな機能と使いやすさが特徴です。

日本語による有人サポートと無料プランが準備されています。

 

3位:Adobe Marketo Engage


画像出典元:「Adobe Marketo Engage」公式HP

Adobe Marketo Engageは、Adobe社のMAツールです。

全世界で39か国、5,000社を超える企業に導入されており、BtoB、BtoC問わず、あらゆる企業規模・業態に合うMAツールとして有名です。

エンゲージメントを重視した設計になっています。

 

4位:List Finder(リストファインダー)


画像出典元:「List Finder」公式HP

List Finderが、上場企業での導入率No.1のBtoB向け国産MAツールです。

SansanとSalesforceとの連携が可能です。

初めてMAツールを利用する企業に対して活用勉強会や個別相談会などの導入後のサポート体制が充実しているのが特徴です。

 

5位:HubSpot (ハブスポット)

画像出典元:「HubSpot」公式HP

米HubSpot社のHubSpotは、datanyze社調べでは海外シェアNo.1のMAツールです。

「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」「CMS Hub」の4つで構成されたインバウンドマーケティングを重視したMAツールです。

4つのうち単体でも利用可能で、企業の拡大と共に利用Hubの領域をカスタマイズ出来るのが特徴です。


MAツールについて詳しく知りたい方は、こちらのMAツール比較記事もご覧ください!

 

MAシェアが伸びている国産ツール

海外から入ってきたMAツールですが、国産MAツールのシェアも伸びています。

国産MAは海外MAより導入後の「サポート体制」「使いやすさ」が優れています。

b→dash(ビーダッシュ)

画像出典元:「b→dash」公式HP

b→dashは、株式会社フロムスクラッチの国産MAツールです。

データマーケティングに必要な機能が全て入っているため、他ツールを併用する必要がなく一括管理が出来ます。

機能を1つから選べるので、必要になったタイミングでカスタマイズ出来るのが特徴です。

 

Liny(リニー)

画像出典元:「Liny」公式HP

Linyは、企業LINE公式アカウントの配信・運用・管理に特化したMAツールです。

企業の公式LINEアカウントからの顧客管理セグメント分けやステップ配信、顧客管理などの運用業務を自動化・効率化が図れるため、担当者の負担軽減と「忘れる」などの見込み客の見逃しを減らせます。

 

MOTENASU(モテナス)

画像出典元:「MOTENASU」公式HP

「MOTENASU」は、オンラインとオフラインの垣根を超え、メール、LINE、DM、SNSなど様々な配信チャンネルで活用できるMAツールです。

購入前や購入後のユーザーのフォローにかかっていた時間を大幅にカットすることができます。

また、特許技術により顧客にフィットする広告を1枚~自動発注できるのも魅力です。既に獲得した顧客への販売促進だけでなく、休眠顧客を掘り起こしていきたいという企業にもおすすめです。

 

 

MAのシェアが伸びる業種とは

画像出典:Nexal,Inc.

MAのシェア率が高い業種は「情報通信(IT)・広告・マスコミ」「製造・機械」「卸売・小売」です。

MAツールと相性がいい業種は下記の条件が当てはまります。

  • 見込み客への定期的なアプローチと育成が必要なビジネス
  • クロージングに営業が必要なビジネス
  • リアル店舗からオンラインへビジネスの軸を本格的に移行を始めたビジネス
  • One to Oneマーケティングを強化していくビジネス

条件が当てはまり、今後MAツールのシェアが伸びてくる業種は下記の3つです。

1. 人材採用・人材紹介業

求人も面接もオンラインで行うようになったため、案内メール開封率などのアプローチ管理、人材の採用・勤務・派遣状況など長期間にわたって人材情報の管理を効率的に行う事が出来るMAツールの導入が進んでいます。

2. 金融業・銀行

海外の金融業・銀行はMAツールの導入が始まっています。

日本もメガバンクの人員整理などの理由からオンライン銀行だけでなく、金融業・銀行業務全体でMAツールやAIの活用が予想されます。

3. 不動産業

オンライン内見を行った見込み客の管理と育成にMAツールの活用に注目が集まっています。

オンラインを活用した非対面での「IT重説(ITを活用した重要事項説明)」が認められオンラインで賃貸契約が成り立つようになった事もMAツールのシェアが伸びている理由です。

他に、保険や高額商品(車・教材など)のBtoCビジネスでもMAのシェアが伸びると予想されます。

参考:デジタルマーケティングジャーナル Digital Marketing Journal
参考:Nexal,Inc.「2017年上期 国内33.3万社のMAツール実装調査」

 

まとめ

MAツールは企業も大手やネット関連会社だけでなく、あらゆる企業と業種に普及していくを考えらており、国内全体のMAシェアもさらに伸びてくと予想されます。

オンライン・リアル店舗両方でも活用できるMAツールはBtoB、BtoC関係なくビジネスと売上に必須になっています。

MAシェアのランキングを注視しながら、色々な側面から自社に合うMAツールの導入を前向きに検討してください。

画像出典元:O-DAN

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