スマホ対応と連携サービスの多さが強み
スマートフォンへの対応や、UIなどの使いやすさに定評がある「Concur Expense」。
その高い評価により、国内経費精算市場7年連続トップシェアを獲得。非常に機能が充実しており、カスタマイズ性も高いです。
また、「経費精算を無くそう」をコンセプトに、多数のタクシー配車アプリ、名刺管理の「Sansan」や、スマホ決済「PayPay」と連携するなど、様々なサービスと連携して経費精算を効率化できる点も注目です。
また、新しく無料トライアルが開始されました。導入前に使用感を確認したい企業は一度試してみると良いでしょう。
スマホ対応と連携サービスの多さが強み
スマートフォンへの対応や、UIなどの使いやすさに定評がある「Concur Expense」。
その高い評価により、国内経費精算市場7年連続トップシェアを獲得。非常に機能が充実しており、カスタマイズ性も高いです。
また、「経費精算を無くそう」をコンセプトに、多数のタクシー配車アプリ、名刺管理の「Sansan」や、スマホ決済「PayPay」と連携するなど、様々なサービスと連携して経費精算を効率化できる点も注目です。
また、新しく無料トライアルが開始されました。導入前に使用感を確認したい企業は一度試してみると良いでしょう。
このページの目次
Concur Expence(コンカー経費精算)は、全世界で46,000社、6,000万人に利用される最大規模の経費精算システムです。
日本でも2010年からサービスを開始し、すでに約12,000社の導入実績を誇り、国内売上は7年連続No.1。
スマホ対応や電子帳簿保存法にも、いち早く対応してきた経費精算のパイオニア的存在です。
豊富な外部連携機能にも強みがあるといわれますが、実際他社と比べてみるとどうなのでしょうか。
競合の中でも規模感で上位に存在する、東証一部上場会社運営の「マネーフォワードクラウド経費」、累計導入社数No.1の「楽楽精算」と比較してみます。
まず、月額料金は500円~600円と同等ですが、Concur Expence(コンカー)とマネーフォワードクラウド経費は、初期費用無料からスタートすることができるため、導入しやすい価格設定です。
そのうえで機能面を比較すると、OCR読み取りの便利な機能は3社とも揃えていますが、外部との連携機能になるとConcur Expence(コンカー)が一段と優秀であることがわかります。
完全キャッシュレスで立替精算ができるQRコード決済では、社数ではマネーフォワードクラウド経費に劣るものの、大手のPayPayと連携。
その他、飲食予約や航空券、タクシー配車とも連携し、領収書を限りなく削減し、経費精算にかかる時間の83%もの削減に貢献します。
高機能な経費精算システムを、リーズナブルに利用したい企業におすすめのシステムです。
Concur Expence(コンカー エクスペンス)は、国内市場7年連続で売上シェアNo.1を獲得する経費精算システムです。
国際的な実績も豊富で、世界150ヵ国で46,000社以上が利用しており、世界のFortune 500企業(総収益ランキング)の実に75%以上で導入されています。
また、世界的なソフトウェア企業SAPの傘下ということもあり、システム開発力やセキュリティなどの信頼度においても安心して導入をすすめることができます。
「外資系のシステムだと使い方が難しいのでは?」と不安に感じる必要はありません。
PC、スマホともに日本語表示で利用しやすく、例えば以下の分析画面も現在は日本語表示でわかりやすくなりました。
電話やチャットでのサポートサービスも充実しているので、困った際にも心強いですね。
前述のとおり豊富な導入実績を誇るConcur Expence(コンカー)は、具体的には、トヨタ、ファーストリテイリングから、サイバーエージェント、DeNAなど、日本の多種多様な業界の大企業で採用されています。
作業時間の軽減効果と、自社規定にあわせた柔軟な利用が可能なことから、大企業での課題解決にはもちろんおすすめです。
さらに現在は、競合他社と変わらず最低価格水準で利用できる中小企業向けのプランが登場し、大企業でも活用できる高機能なシステムを、リーズナブルに利用できるようになりました。
まだ紙やエクセル管理、ハンコ文化が根強い企業でも、Concur Expenceの導入で、データ中心のスピーディな処理を実現できます。
Concur Expenseには、面倒な経費精算の入力・承認の手間を削減する複数の機能が搭載されています。
交通系ICカード(Suica、PASMO等)をiPhoneにかざすだけで自動で履歴が読み取られ、そのまま申請データとして利用できます。
Apple Pay、Androidにも対応しているので、スマホだけで交通費・経費入力の自動化が実現します。
コーポレートカード、キャッシュカードの利用履歴が自動で登録されます。
従業員にとっては入力の手間がなくなり、改ざんもできないので管理側のガバナンスも強化できます。
使いやすいスマホアプリで、申請から承認まで全てをいつでもどこでもスキマ時間で対応することができます。
各社の社内規定にあわせ、金額の上限超過や事前申請の有無や利用日などを自動チェック。
不正支出を未然に防止することで、承認管理者の精査の手間と、内部統制の強化に貢献します。
さらなるConcur Expenceの特徴は、外部連携サービスの豊富さです。
スマホアプリで申請、承認ができる経費精算サービスは多々ありますが、外部アプリと連携して自動的にデータ連携できる機能を多数もちあわせているのはConcur Expenceならではの強みです。
PayPayを利用すれば細々したレシートを申請しなくてもキャッシュレスで立替と支払い受取が可能になりますし、外回りの多い営業職にはUberなどとの連携機能が魅力的です。
現在66種の外部サービスと連携。対応サービスは順次拡大しているので、さらなる使い勝手の向上に期待できます。
Concur Expenceは、電子帳簿保存法にもいち早く対応。
スマホで撮影された画像にタイムスタンプを自動で押印し、要件を満たした水準で領収書の電子化が実現できます。
これまで、領収書をファイリングしていたと思いますが、電子化により、こうした従来のファイリングという概念がなくなるので、保管や管理などが楽になります。
さらに金額の入力誤りや、改ざんを防止することができ、チェックにかかる時間を削減できます。
また、スマホで撮影できるため外出先・出張先からでも経費申請ができるので経費申請忘れを防止することができます。このように多数のメリットがあります。
実際に領収書をスマートフォンで撮影
Concur Expence(コンカー)では、経費精算に関する全ての情報を統合するので、経費の分析をすることができます。
勘定科目や日付の他、接待交際費の同席者や航空券の航空会社や目的地など、従業員の違反有無と違反理由など、会計システムではわからない詳細なデータが蓄積され、統合されたデータで分析が可能。
また、コンサルタントによる操作トレーニング、Q&A対応、分析レポートの作成など支援サービスがあるため分析がしやすいです。
経費をしっかり分析することにより無駄な経費削減に繋がります。
紹介した特徴などを踏まえると、Concur Expense(コンカー経費精算)は次のような企業におすすめです。
Concur Expenseの強みは、国内の有名企業での導入実績が多く、国際的にも実績豊富なシステムであるということです。
従業員数が多い、もしくは急成長している企業で、今後も長く安定して使いやすいシステムを探している場合にはうってつけです。
導入中の企業の中にも、以前利用していたツールからの乗り換えや、社内の内製ツールからの乗り換えを行った企業も複数あり、現在利用しているシステムに課題を感じている担当者の方にもおすすめのツールです。
経費精算システムの多くには、入力の手間を削減する機能がついていますが、その多くはOCRの文字読み取り機能やICカードの交通費連携です。
Concur Expenseは、OCRやICカード連携に加えて、オープンプラットフォームの考え方のもと、多数の外部サービスと連携を実施。
すでに60以上のアプリと連携することで、航空券やタクシーなどの利用履歴を取り込むなど、別の機能からも手入力を減らすことができます。
入力作業の負担軽減の点から優れたサービスをお探しの企業にもぴったりのツールです。
売上シェアNo.1で機能面の魅力も高い「Concur Expense」ですが、一方で次のようなデメリットもあります。
Concur Expenseの料金プランは2種類あり、Professionalプランは従量課金制です。
■課金体制
Concur Expense Professional=1経費レポートあたり
競合のサービスでは、「登録ユーザーあたり」や「アクティブユーザーあたり」という表記が一般的なため、コンカーのそれは少しわかりづらく、月当たりの利用料金の予測が立てづらいことがあります。
ですが、経費レポートとは、コンカーを利用する際に必要な、交通費や立替経費をまとめて月末などに承認者に提出するアクションなので、原則は1人月1回です。
1レポート≒1アクティブユーザーと考えれば、他社比較も行いやすくなるでしょう。
自社の社内規定や経費ルールで利用した場合、具体的に月額いくらぐらいになるのかの詳細は無料見積り依頼からご相談ください。
Concur Expenseでは、稼働後も電話サポートなど手厚い支援が用意されていますが、初期設定の部分は自社で行います。
まず、初期設定ガイドを見て、設定に必要な情報を準備しておいたうえで、コンカーの担当者のオンライン説明に沿って、必要な情報を入力していく形です。
オンラインで画面を見ながらの説明だけでは不安な方や、事前の情報準備や設定のために来社して支援をもらいたいという場合には別途相談が必要です。
なお、Standardプランでは追加費用で導入支援オプションを付けられ、Professionalプランではコンサルタントが必須でつくので、不安な方はサポートを受けるのがおすすめです。
編集部では、経理アウトソーシング・経理代行のメリービズ株式会社 経理コンサルタントの長谷龍一氏に、取材を敢行しました。
経費精算のプロ メリービズ株式会社 経理コンサルタント
長谷龍一
メリービズ株式会社にて導入コンサルタント及び部門責任者として、ベンチャー企業から東証一部上場企業まで、請求・入出金・経費精算・月次決算業務等、数十社以上のサポートに従事。
この記事では、Concur Expence(コンカー エクスペンス)の特徴・評判・料金について解説しました。
領収書の電子化により、経費申請時の手間が削減されるだけではなく、経理担当者の負荷を軽減することができるConcur Expense。
導入によるメリットは多数あり、特に経費精算に労力を割くことが難しいと感じる企業におすすめの製品となっています。
管理コストだけでなく、領収書の保管が不要になるなどの物理的なコストを削減することができるため、煩雑な書類管理がいらないのも嬉しいポイントです。
画像出典元:「Concur Expense」公式HP
中小企業向けのConcur Expense Standardと、中堅・大企業向けのConcur Expense Professionalの二種類を用意。
初期導入費用:0円〜(電話サポートのみ)
月額29,000円〜
Concur Expense Professionalは、1経費レポートあたりの従量課金で、会社の規模など条件により価格が異なります。
弊社では今まですべて紙ベースで上長の支払い承認を依頼していたものが、ほどんどデータベースのみで完結できるようになったことです。
レシートなどをカメラで撮影することで信憑書類もデータ処理になって便利になったと感じています。信憑撮影用にスマートフォンを利用していますが、とても簡単で便利です。
信憑書類はデータで提出していますが、紙ベースでもまとめて提出する必要があるので、結局二度手間と感じることも多いです。
また、一定期間たった領収の精算をしようとすると紙ベースでの処理が必要となってきたりするので面倒に感じます。
積極的にポジティブな印象はありませんが、日付、金額、レポートの作成方法は、一度やればわかる感覚的なUIは評価できると思います。
これは使用する会社ごとの方針によると思いますが、私の組織では経費元の記載やレシートの添付が必須だったため、例えば電車の往復運賃は片道ごとに入力必須で、それぞれに経費元の鉄道会社を分けて入力する必要がありました。
電車の運賃にレシートは不要でしたがそれ以外の全てにレシート添付が必要で、カメラで写真を撮って都度アップするのが面倒でした。
その他の経費ツールを使用したことがないためわからないのですが、おそらく大差ないと思うので、感覚的に入力できるUIを評価できることからおすすめできます。
上記のような往復の電車経費の入力手間を省略できたり、Gカレンダーと連携して登録できたりすると、さらに便利ですね。
前に利用していた会計システムであるネクステラに不具合が多いため、コンカーに乗り換えました。
今のシステムは携帯でも操作できたり重くなったりすることが少なくなりました。
申請はコンカーでなくステラ、と使い分けています。使い分ける基準は、使用項目によって会社が決めています。
自分自身の清算にはコンカーを使っています。その際、勘定科目に分けたりレシートは携帯で写メをとりますが、連動するのが早いため便利に感じています。
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