freee会計(フリー会計)は、クラウド会計ソフトシェアNo.1の法人向けクラウド会計システムで、経理がはじめての人でも簡単に使えることが強みです。
この記事では、実際にfreee会計を利用した経営者への取材や、ユーザーの感想、競合他社との比較、メリット・デメリットなど、気になる詳細を徹底解説していきます!
freee会計(フリー会計)は、クラウド会計ソフトシェアNo.1の法人向けクラウド会計システムで、経理がはじめての人でも簡単に使えることが強みです。
この記事では、実際にfreee会計を利用した経営者への取材や、ユーザーの感想、競合他社との比較、メリット・デメリットなど、気になる詳細を徹底解説していきます!
このページの目次
freee会計(フリー会計)とは、統合型経営プラットフォームの開発・提供を行うfreee株式会社が提供する、法人向けクラウド型会計ソフトです。
クラウド型会計ソフトの中でも、全体の1/3のシェアを誇り、ユーザー企業数38万社を突破している非常に人気のあるソフトです。
freee会計(フリー会計)は、スモールビジネスやスタートアップ企業だけでなく、大企業にも適していて、安価な月額費用で、簿記や経理の知識の少ない担当者でも、簡単で正確に経理・会計業務が行えることを強みとしています。
また、勘定科目に加え7つの分析軸で経営状況を多角的に分析できるようになっており、役職・役割に応じた最新レポートを用いて、適切な意思決定に寄与します。
後の章でより詳しいご紹介はしていきますが、freee会計(フリー会計)の料金と主な機能は、以下になります。
freee会計 | |
月額料金 | 1,980円~ |
記帳機能 | ◎ |
決算書作成 | ◎ |
見積・請求・納品書作成 | ◎ |
入金支払管理 | ◎ |
経営状況の分析 | ◎ |
freee会計(フリー会計)の基本的な機能をご紹介していきます!
freee会計(フリー会計)は、4000以上のサービス(金融機関はほぼ全て)と連携しており、設定した仕訳ルールやAI推測に基づいて自動記帳ができます。
金融機関、クレジットカード、電子マネー、ECサイト、決済レジ、業務システムなど幅広く連携しているので、帳簿作成のためのデータ入力に費やす時間とコストを大幅に削減することができます。
株式会社サイトビジット 代表取締役
鬼頭政人
2004年東京大学法学部卒業。2005年司法試験合格。2006年慶應義塾大学大学院法務研究科修了(JD)。 2007年司法修習終了、弁護士登録(旧60期)。
2007年石井法律事務所入所。2010年株式会社産業革新機構入社。2013年株式会社サイトビジットを起業。
freee会計(フリー会計)では、料金プランがベーシック以上であれば、経費精算の手続きも簡単に行うことができます。
申請者が、領収書をスマホで撮影するだけで、内容を自動で読み取り入力し、そのまま申請を上げることができます。
承認者は、どこにいても承認作業か可能で、承認された内容は、自動で転記と振込ファイル作成されるので、経理担当者の業務効率も大幅に上がります。
freee会計(フリー会計)なら、はじめてでも、日々の経理処理を行っておくだけで、ボタン一つで決算書が作成できます。
法人の決算書として、貸借対照表や損益計算書のファイル出力・ダウンロードが可能、また、数値の検証に使える試算表も作成が可能です。
将来の数値推移について試算できる機能がある会計ソフトは少なく、非常に便利です。
株式会社シューマツワーカー 代表取締役CEO
松村幸弥
2012年に株式会社ボルテージに新卒で入社しソーシャルゲームのプロデューサーとして勤務。
2016年に副業したい人と企業をマッチングするプラットフォームサービス『シューマツワーカー』設立。
freee会計(フリー会計)の基本的な機能をご紹介してきましたが、次は他の会計ソフトと比較した freee会計(フリー会計)の特徴をご紹介していきます!
freee会計(フリー会計)は他のツールと異なり、新たに請求書管理ツールと連携する必要がなく、はじめから請求書機能が備わっています。
freee会計(フリー会計)の請求書機能は主に以下の3つです。
売掛金や入金をスムーズに管理
見積書・請求書を作成すると、売掛金が自動で登録されます。入金された際のマッチングも1クリック。未入金のものがないか、かんたんに把握できます。
見積書・納品書の作成
見積書・納品書・請求書をそれぞれ作成することができます。また、作成した見積書は納品書または請求書に、納品書は請求書に、それぞれ変換できます。
freee会計(フリー会計)の画面上でメール送信
見積書を作成したらそのまま取引先にメールで送信できます。メールクライアントを立ち上げる手間がかからないのは便利ですね!
freee会計(フリー会計)は、簿記や経理の知識がない人でも直感的に作業できるように、勘定科目の詳細が表示されるなど他ソフトと比べて入力画面が特徴的です。
簿記に知識がない人が操作しやすいように設計されているため、簿記の知識がある人にとってはむしろ作業しづらいという声もあります。
メリービズ株式会社 代表取締役社長
メリービズ株式会社 代表取締役 工藤博樹による「会計freee」の総評
日本IBM グローバルプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当。 INSEAD MBA取得。Locondo.jp立ち上げ。2011年7月にメリービズ株式会社を創業。2015年にFinTech協会を創業。
freee会計(フリー会計)は、あらゆる軸で経営に活かせるレポート自動作成機能を有しています。
売上利益の詳細分析や今後の資金繰りなど、見たい情報をいつでもすぐに確認可能です。
freeeアプリストアでは、外部サービスとの連携や、拡張機能を利用できる公式freeeアプリなどを提供しています。
Amazonでの購入や、モバイルSuicaの利用履歴などもアプリを使って自動連携させることが可能です。
詳細に関しては、以下の記事もご確認下さい。
freee株式会社では、freee会計(フリー会計)の他に、人事労務事務ソフトの『freee人事労務』を提供しています。
freee人事労務は、2,420円/月(3名まで)~で利用でき、勤怠管理、従業員管理、給与計算、年末調整など様々な人事労務事務のシステム化が可能です。
freee会計(フリー会計)と合わせて使うことで、給与や税金・保険料がfreee会計(フリー会計)に取引として反映され、給与計算の結果を会計に転記する手間を省くことができます。
freee人事労務の詳細は、以下の記事もご参照ください。
この章では、freee会計(フリー会計)に次いで、シェアの高いMoney Forwardクラウド会計(マネーフォワードクラウド会計)との比較を通して、どんな企業・人にfreee会計(フリー会計)が向いているのか、検証していきたいと思います。
株式会社MM総研が2017年に実施した調査によると、クラウド会計ソフトではfreee会計(フリー会計)が32.3%と全体の3分の1程度のシェアを占め、次いでMoney Forwardクラウド会計が19.2%となっています。
シェアにおいては、freee会計(フリー会計)が圧倒的に高いと言えます。
料金に関しては、freee会計(フリー会計)で最も選ばれているというベーシックプランと、Money Forwardクラウド会計でそれに該当するビジネスプランを比較してみましょう!
freee会計 (ベーシックプラン) |
Money Forwardクラウド会計 (ビジネスプラン) |
|
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額料金(税込) | 3,980円 | 4,980円 |
ユーザー数 | 3名まで無料 | 5名まで無料 |
料金だけを見比べてみると、月額の金額はfreee会計(フリー会計)の方が一見安いですが、無料ユーザー数が3名とMoney Forwardクラウド会計より少ないことから、大差がないという印象です。
では、ここに機能面を加味して、比較してみるとどうなるでしょうか。
freee会計 (ベーシックプラン) |
Money Forwardクラウド会計 (ビジネスプラン) |
|
月額料金(税込) | 3,980円 | 4,980円 |
ユーザー数 | 3名まで無料 | 5名まで無料 |
基本機能 (記帳・決算書作成など) |
◎ | ◎ |
経費精算 | ◎ | ◎ |
見積・納品・領収・ 請求書作成 |
◎ | ◎ |
出張・購買申請などのワークフロー | ✕ | ◎ |
人事労務 (勤怠管理・給与計算など) |
✕ (※別途freee人事労務で対応) |
◎ |
機能面を加味して比較してみると、実は料金面ではMoney Forwardクラウド会計の方がお得であることがわかります。
Money Forwardクラウド会計のビジネスプランの中には、5名までであれば無料でワークフローや、人事労務の機能が含まれています。
一方、freee会計(フリー会計)のベーシックプランには、それらが含まれず、ワークフローが使いたい場合は、月額52,536円のプロフェッショナルプランに、人事労務の機能が使いたい場合は、別途freee人事労務(2,420円/月~)の契約が必要になります。
freee会計(フリー会計)は、はじめて経理を行う人でも簡単に使うことができるUIと操作性を重視しています。
その為、「仕訳」も「取引」という言葉で表現され、借方・貸方などの専門用語も極力使わない使用になっています。
freee会計仕訳入力画面
一方、Money Forwardクラウド会計の仕訳画面を見ると、これまで経理業務を行ってきた方には親しみやすい仕訳画面になっています。
Money Forwardクラウド会計仕訳入力画面
どちらのUIが使いやすいかで言うと、業務知識によるでしょう。
Forbes JAPAN Web編集長
谷本有香
2004年に米国でMBAを取得後、日経CNBCキャスター、同社初の女性コメンテーターとして従事。これまでに3,000人を超える世界のVIPにインタビュー実績あり。 経済系シンポジウムのモデレーター、 ロイヤルハウジンググループ上席執行役員など企業役員・アドバイザーとしても活動。
ここまで、上記のようなポイントで2つのツールを比較してきました。
どちらの方が優れているかというよりも、企業の特性にあったツールを選べばよいということはもうおわかりですね!
freee会計(フリー会計)がおすすめの企業
freee会計(フリー会計)は、スモールビジネス・スタートアップなど、少人数で経理未経験や知識の少ない担当者がメインで使う、クラウド会計システムを初めて導入するという企業には特におすすめです。
多機能にしたければ、将来的に連携することもできるので、まずは価格を抑え、経理にマストな機能を搭載し、わかりやすいUIのfreee会計(フリー会計)でクラウド会計システムに慣れてみてはいかがでしょうか。
Money Forwardクラウド会計がおすすめの企業
経理の基礎知識・経験のある担当者で、バックオフィス業務全般をまとめてシステム化していきたいという企業には、Money Forwardクラウド会計がおすすめです。
基本料金の中に、経理財務・人事労務が5名分とは言え、既に含まれている点は高いメリットでしょう。
Money Forwardクラウド会計について、より詳しい情報をご覧になりたい場合は、以下公式HPと起業ログの記事もご覧ください。
freee会計は、スモールビジネス・スタートアップなど、少人数で経理未経験や知識の少ない担当者がメインで使う、クラウド会計システムを初めて導入するという企業には特におすすめです。
将来的に、freee株式会社の提供する人事労務ソフトや、他社との連携を使えば、バックオフィス業務の効率化が更に強化できます。
freee会計では、30日間の無料トライアルを実施しているので、そちらでまずはUIや機能面を試してみてから導入を決定するのが良いでしょう。
画像出典元:「freee」公式HP・「MFクラウド」公式HP
ベーシック | プロフェッショナル | |
月額料金 (年払・税込) |
3,980円 | 39,800円 |
ユーザー数 | 3名まで無料 | 10名まで無料 |
基本機能 (入出金管理等) |
〇 | 〇 |
経費精算 | 〇 | 〇 |
電話 サポート |
〇 | 〇 |
管理会計 | △ (資金繰りのみ可) |
〇 |
ワークフロー | × | 〇 |
上記以外に、エンタープライズ専任担当の手厚いサポートが受けられるエンタープライズプランもあります。
プランはいずれも初期費用は無料です。
freee会計(フリー会計)の料金プランを選ぶ際のチェックポイントは以下です。
ポイント1: 何人で利用したいか
最安値のベーシックプランは、利用人数が最大3名。プロフェッショナルプランは10名まで無料追加可能。
ポイント2: ワークフロー機能は必要か
ワークフロー機能を利用できるのはプロフェッショナルプラン以上。
ポイント3: ベーシックプランで欲しい機能は満たせるか
プロフェッショナルプランになると一気に月額料金が上がるので、ベーシックプランで欲しい機能が満たせないか要チェック。
2021年12月〜2022年3月現在も利用中
・領収書の画像を添付するだけで金額が正確に反映されるので、領収書が多いときに入力の手間が省け相違が出ることもない。
・他企業ではコンカーを使用していたが領収書を添付してもきれいに反映されなかったので、freeeはわかりやすいし使いやすい。
・一時保存ができない点。
・都度申請ではなく1ヶ月に1度の申請とルールがあるので、領収書が複数枚日程もバラバラになっているときに、一時保存ができず不便に感じる。
・仮に領収書を紛失した場合や、月末通常業務で忙しい時にそちらに時間が割かれ事務処理ができないため毎回取り込み一時保存をしたい。
おすすめする。入力項目が少なくUIUX的にもどこに何があるか見やすく、ファイルを添付するだけで正確な金額が反映されるため工数がかからない。freee初心者でもある程度リテラシーがあれば説明がなくても使える。
初期費用0円、ベーシックプラン3,980円(月額)、複数の見積書から合算の請求書の作成が可能
2021月4月〜現在
請求書発行をExcelではなく、クラウドで管理したかった。また、請求書発行で売上の記帳まで行われるため。
JDLを使っていて、請求書は別のソフトで発行したものを印刷してそれを見ながら経理ソフトに記帳していたので、別のソフトとの金額の一致を確認するのが手間だった。会計freeeであれば請求書作成したものが、会計ソフトにも入力が入るので管理が一元化された。
会計freeeは請求書作成からそれに対しての決済までの流れを把握していないと業務上使いにくい。JDLとの違いは先程述べたように別のソフトで作成した請求書作成ソフトとの照らし合わせが不要なところで、金額が不一致するケースはほぼない。
会計freeeは業務フローが固まっている会社にはおすすめが出来ます。
請求書を作成する人間と営業をする人間など役割が分かれている場合、権限管理によって出来る幅に制限をかけられるのでおすすめです。
導入決定者
初期費用ZERO/月額費用2,960円/ミニマムプラン(他には各種制限有りですが『無料プラン』と、チャット・電話サポートで各種無制限のベーシックプラン、予実管理や稟議まで出来る『プロフェッショナルプラン』があります。
2019年8月~2021年10月現在利用中
税理士との顧問契約を解除したことで、日々・月次・年次の経理処理・会計処理・税務処理を自分でやる必要があったため導入。
幸い私は、税理士に月次データを渡す前段階の簡単なExcel上での経理処理(P/Lまで)を、アシスタント事務担当と共に行っていたことがありました。操作方法さえ覚えてしまえば、自ら処理することに問題は発生しませんでした。【請求書発行処理=売掛金計上処理=入金消し込み】までをワンセットに経理処理できるので助かっています。
1通1通Excelで発行処理するフローに慣れていたせいで、個別事案(値引きや相殺・許諾費用上乗せ)等を請求書発行システム上で行う操作方法がわかりませんでした。また、操作していても都度都度の融通が利かない状況を招いてしまいます。最初の頃は特に、Excelで発行して個別に売上(売掛金計上)をすることの方が多かったです。
銀行のネットバンキング、およびクレジットカードとの連携をしておりますので、主に入出金と課税仕入れのデータ連携が助かっております。【請求書発行=売掛金=入金消し込み用データ】フラグが同時に立っているので、銀行の入金明細と売掛金回収の紐づけ(消し込み)は30秒で処理完了できて便利です。
税理士・会計士に頼む必要がない経理処理知識がある人、実務が出来る小規模の事業者さんにはおすすめします。
【2024年】おすすめ会計ソフト15選を徹底比較!
【最新比較】経理担当者におすすめ業務効率化ツール45選!選び方は?
【2024年版】おすすめの建設業向け経費精算システム14選を比較!
【2024年版】スマホで使えるおすすめの会計アプリ9選を徹底比較!
Web請求書システム比較21選!無料・おすすめも紹介、デメリットは?
【最新比較】楽になるおすすめの青色申告ソフト7選を徹底解説!
【最新比較】おすすめの経費精算アプリ15選を徹底解説!
見積書・請求書作成ソフトおすすめ26選を比較!無料ソフトも紹介
【2024年】請求書発行システム比較24選!おすすめ・選び方解説
【2024年版】経費精算システムのおすすめ33選を比較!機能・料金・口コミを解説