リモートワーク、電子帳簿保存法の改正などをきっかけに、ますますニーズが高まる会計ソフト。
この記事では、従来のインストール型とシェアが拡大中のクラウド型会計ソフトの中からおすすめの人気会計ソフトを徹底比較。
会計ソフトの機能、種類、選び方、メリット・デメリットを徹底解説していきます!
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
会計ソフトとは、会計処理を効率的に行い、会計業務に必要な帳簿書類を作成するためのソフトウェアのことです。
勘定科目の仕分け、各種台帳や総勘定元帳のなどの帳簿を自動作成できるなど、経理・会計業務の効率化に非常に有効なツールとして、多くの企業で導入されています。
会計ソフトの機能としては、以下のようなものが備わっています。
会計ソフトによっても機能は多少異なりますが、導入することで会計業務が効率化され、コア業務に集中する時間を生み出すことができます。
会計ソフトは大きく分けて「クラウド型」と「インストール型(別名パッケージ型・ダウンロード型)」の2つに分類されます。
クラウド型:インターネットのサーバー上で動作する会計ソフト
インストール型:各端末にインストールして動作する会計ソフト
クラウド型 | インストール型 | |
初期設定 | クラウド上 | PCにインストール |
デバイス | アクセス権があればデバイス問わず | インストール済みのパソコンのみ ※一部の製品はスマホ対応 |
費用 | 月額or年間(サブスクリプション) | ・ソフトの購入 ・バージョンアップ |
初期導入費用 | ほぼ0円 | 2万円〜5万円程度 |
年間費用 | 2万円〜5万円程度 | 2万円〜10万円程度 |
対応OS | Windows/Mac | Windows ※一部の製品はMac対応 |
操作画面 | 経理初心者向き | 経理経験者向き |
クラウド型は、クラウド上で動作するため、アクセス件が認められていればデバイス、場所、時間問わず会計ソフトを利用することができます。
経理業務や仕訳の知識などがそれほどなくても、比較的簡単に操作できる仕様になっています。
一方、インストール型は、会計ソフトをインストールしたPCのみで利用することができ、少なくとも仕訳の知識がある、経理経験がある人の方が操作に適しているでしょう。
株式会社MM総研の調査データによると、2023年度の個人事業主の会計ソフト導入実績は、依然として従来のインストール型の会計ソフトの割合が半数以上と高いことがわかります。
2023年度個人事業主クラウド型会計ソフト導入実績
※株式会社MM総研の2023年の調査データを元にグラフを作成
一方、クラウド型の会計ソフトの導入も9.2%(2016年度)から31.0%(2023年度)と3倍以上に伸びていることがわかります。
リモートワーク、行政手続きのデジタル化、法改正など、今後はクラウド型のシェアが逆転する可能性も大いにあり得るでしょう。
クラウド型会計ソフトの利用率の変化(個人事業主)
※株式会社MM総研の2023年の調査データを元にグラフを作成
クラウド型会計ソフトで、圧倒的なシェアを誇っている上位3社は「マネーフォワード クラウド会計」、「弥生会計オンライン」、「freee会計」です。
2023年度の調査では、個人事業主の利用しているクラウド会計ソフトのシェアが最も高いのは「弥生会計オンライン」でした。
※株式会社MM総研の2023年の調査データを元にグラフを作成
2017年度と少し遡りますが、中小法人の利用しているクラウド会計ソフトのシェアが最も高いのは、「freee会計」で、第2位が「マネーフォワードクラウド会計」でした。
※株式会社MM総研の2017年の調査データを元にグラフを作成
※弥生会計オンラインのみ年額料金(月額に換算すると約2200円)
※全て税抜き価格での表示です。
マネーフォワードクラウド会計はfreee会計と同じく、コスパが高いです。
ただし操作画面などの違いでfreee会計とどちらが良いかの好みは分かれるので、どちらを使うか迷ったら、まずは使ってみることをおすすめします。
色々比べて悩むより使ってみて決めるほうが早いです。
マネーフォワードクラウドの料金体系は、サービス毎の基本料金+従量課金+その他オプション料金からなります。
マネーフォワードクラウド会計の場合、基本料金は以下のスモールビジネス、ビジネスの2つのプランから選び、従量課金は4名以上で300円/人プラスされます。
スモールビジネス | ビジネス | |
月額料金(年契約) | 2,980円 | 4,980円 |
決算書の作成 | ◎ | ◎ |
部門登録 | 2部門まで | 無制限 |
振込FBデータ作成 | × | ◎ |
電帳法 電子取引に対応 | ◎ | ◎ |
電帳法 帳簿保存に対応 | × | ◎ |
その他業界
2〜10人
入力エラーが多発した
このツールはシリーズとして勤怠と給与が分かれていて分かり辛かったです。手入力で変更したりするとうまく反映されないことがあり、その際自動計算部分について「計算を自分でして入力してください」という風に案内され、手間・安心感などに少々不満が出始めました。
教育業界
31〜50人
がっつり使うならとてもオススメ
外部との連携がとりやすく、会社としては4つの銀行サービスと連携していますが、通帳に記帳されているものが全て自動で仕訳されているのでとても便利です。手入力と違い、残高が間違うこともないので安心です。
マネーフォワード クラウドでは、「マネーフォワード クラウド会計」から内部統制を強化した「マネーフォワード クラウド会計Plus」も提供しています。
IPO準備企業や、中堅・上場企業に特におすすめです。
会計ソフトの老舗、弥生が提供するクラウド型の会計ソフトで、インストール型の弥生会計と異なりWindows/Macどちらも利用可能です。
他社と異なり年額での契約になりますが、非常に手厚いサポート体制で会計ソフト初心者でも安心して利用できるサービスになっています。
弥生会計 オンラインは、年額設定の料金プランが26,000円~2種類あります。
料金プランの大きな違いは、サポートの内容になります。
キャンペーン中は1~2年間無料でいずれのプランも利用できるので、この機会にトライしてみても良いでしょう。
セルフプラン | ベーシックプラン | |
年額料金 | 26,000円 | 35,200円 |
取引入力などの基本機能 | ◎ | ◎ |
銀行口座・クレカ連携 | ◎ | ◎ |
領収書・レシートの自動仕訳 | ◎ | ◎ |
レポート | ◎ | ◎ |
インボイス制度/ 電子帳簿保存法に対応 |
◎ | ◎ |
操作サポート(電話) | △ | ◎ |
操作サポート(チャット) | × | ◎ |
業務相談 | △ | ◎ |
IT業界
11〜30人
費用は安いが入力が不便に感じた
逆仕分けを一発でできない点です。また対応仕分けを入れる際も手入力になりますので面倒です。インポートも勘定奉行だと対応仕分けをすぐに見つけてて逆仕分けができるので、その点は勘定奉行の方がよいと思います。
IT業界
101〜250人
慣れれば最高のツール
、期をまたいでいても連続性を持って利用する事ができたり、ビジュアルが非常にシンプルである点は他のツールと比べても秀でています。
画像出典元:『freee会計』公式HP
freee会計は簿記の知識が乏しい人が会計を担当する会社に特におすすめです。
感覚的に操作することができます。
またシェアNo.1を誇るだけあって、そのコストパフォーマンスは素晴らしいです。
メリービズ株式会社
工藤 博樹
freeeでは、最近プロフェッショナルプランというERPサービスも提供していることもあり、野村証券さんなどの大企業やIPOしているようなスタートアップでも多く利用されています。
以上を踏まえると、昔から大事にしている個人事業主やフリーランスの方はもちろん、大企業にもオススメできるサービスと言えます。
ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | |
月額料金 (税込) |
1,980円 | 3,980円 | 39,800円 |
ユーザー数 | 上限3名まで | ユーザー3名まで無料。 (4名以上追加可能: 上限なし) |
ベーシックプランの全機能
|
基本機能 (自動記帳・決算書作成 など) |
◎ | ◎ | |
経費精算 | ✕ | ◎ | |
電話 サポート |
✕ (チャット/メール サポート) |
◎ | |
予実管理 | ✕ | ✕ | |
一括消込 | ✕ | ✕ | |
ワークフロー | ✕ | ✕ |
初期費用は一律で無料です。
ミニマム版とベーシック版の最大の違いは、経費精算機能があるかどうかです。
経費精算も同時に導入するのであれば、ベーシック版を利用しましょう。
経費精算機能が不要であれば、ひとまずはミニマム版の導入を検討すると良いでしょう。
IT
1人
Excelデータからの一括取り込みなどができないので注意
Webベースシステムであるがゆえに、自分が管理しているExcelデータからの一括取り込みなどができず、複数件の処理をするにも1件ずつ入力する必要があるのは手間でした。
小売り
1人
お金の流れが把握しやすい
このツールは、納品書や決算書の作成はもちろん、見積もりや請求などを一括で管理できるので、本当に便利です。銀行口座と連携できますし、クレジットカードでの支払いも可能です。インターネットにつないだらお金の流れ(日々の収支まで)が手に取るように把握できて便利です。
ここからは、依然として導入実績の高いインストール型会計ソフトの中の、人気の定番3社を徹底比較していきます!
弥生会計23は24年連続売上がNo.1の実績を誇る「弥生会計シリーズ」のインストール型会計ソフトです。
弥生会計シリーズはシェア65.6%と、実に3人に2人が使用しており、機能やサポートも充実していて初心者でも使いやすい仕様となっています。
30日間無料で試すことができたり、無料体験セミナーも幅広い地域で実施されているので、購入後のミスマッチを防げる点が安心ですね。
ここでは、「あんしん保守サポート」付き直販価格をご紹介します。
あんしん保守サポートは、弥生製品だけでなく様々な顧客の業務をサポートする有償の年間サポートです。
サポートの詳細に関しては、公式HPをご確認ください。
小規模・個人事業主 | 中小規模法人向け | ||
(いずれも初年度優待価格) | スタンダード(税抜) | プロフェッショナル(税抜) | プロフェッショナル2ユーザー (税抜) |
セルフプラン付き | 50,000円 | 88,000円 | 115,000円 |
ベーシックプラン付き | 50,000円 | 88,000円 | 115,000円 |
トータルプラン付き | 76,950円 | 125,500円 | 165,500円 |
勘定奉行i11は導入累計数が66万社あり、IPO実現起業の約半数が導入しているという実績を誇る財務会計ソフトです。
インストール型の勘定奉行のメリットは、カスタマイズ開発が可能な点。
さらに、インストール型を利用している途中からクラウド版の勘定奉行へスムーズに移行することができます。
自社環境(オンプレミス型)で運用する場合の料金は、以下になります。
スタンドアロン | NETWORK Edition | |
月額料金 | 250,000円~ | 1,120,000円~ |
わくわく財務会計・らんらん財務会計は、小規模な会社にコスト・機能面両面で最適な会計ソフトです。
他社のインストール型会計ソフトに比べて、とにかく価格が安いという点がメリットです。
全部で3種類あり、用途に応じて異なるので、無料トライアルで機能や操作性などを確認してから選ぶと良いでしょう。
バックオフィス向けツール全部利用可能!
ジョブカン会計は軽快な操作性を備えた、クラウド会計業務ソフトです。
給与計算や勤怠管理など、他のジョブカンサービスを料金プラン内で利用できるのが魅力です。
他社の会計ソフトから乗り換えたい企業、起業して3年以内の企業は無料キャンペーンを利用できるため、かなりおすすめです。
初期費用、サポート費用無料。
また、ジョブカンシリーズ各種(例えば、ジョブカン勤怠管理、ジョブカン経費精算など)の機能を従量課金だけでプラスしていくこともできます。
スタートアップ | ビジネス | エンタープライズ | |
月額料金 | 2,500円 | 5,000円 | 50,000円 |
ユーザー数 | 3ユーザーまで | 5ユーザーまで | 無制限 |
IPO準備企業・中堅〜上場企業におすすめ!
画像出典元 :「マネーフォワード クラウド会計Plus」公式HP
「マネーフォワード クラウド会計Plus」は、内部統制を保ちながらバックオフィスの効率化が実現できるクラウド型会計ソフトです。
従業員数目安〜50名の「マネーフォワード クラウド会計」に対し、従業員数目安50名〜のIPO準備企業や、中堅・上場企業向けの「マネーフォワード クラウド会計Plus」。
通常のマネーフォワード クラウド会計にはない仕訳承認機能、業務分担に合わせた権限設定、仕訳の変更履歴確認が可能です。
2022年1月に改正された電子帳簿保存法にも対応。原本を破棄できる要件を満たしているかを確認したうえでデータ化できるので、原本管理の負担なく証憑管理ができます。
クラウド型なので監査法人とのやりとりもWeb上でスムーズにおこなえます。
マネーフォワード クラウド会計Plusは有料プランのみで、ユーザー数や利用範囲によって料金が変動します。
※詳細につきましては、資料をご確認の上、お問い合わせください。
※クラウド型会計ソフトシェア上位3社比較!「3. 積み重ねられた安心の実績『弥生会計オンライン』」にもどるにはこちらをクリック!
画像出典元:「奉行Edge 発行請求書DXクラウド」公式HP
「奉行Edge 発行請求書DXクラウド(旧奉行Edge 請求管理電子化クラウド)」は、請求業務の電子化によってコスト削減や担当者の業務負担軽減に期待ができるサービスです。
紙で取り扱っていた請求書を全て電子化することができ、データ取込から送付までの業務を自動化することができます。
他の基幹システムや販売管理システムと自動連携することもでき、バックオフィス業務のDXを推進することができるでしょう。
経理のリソース不足を解消したい企業やDXを推進していきたい企業におすすめのサービスです。
年間のスペック契約発行数600枚までで月額7,000円の費用がかかります。
初期費用は不要で、年間のスペック契約発行数や管理ライセンス数によって料金が変わる料金体系となっています。
項目 | 内容 |
月額費用 | 7,000円〜 |
年間利用料 |
84,000円~ |
スペック契約発行数(年間) | 600 |
ライセンス数 | 管理者1ライセンス |
(税抜き表示)
※契約は、法人単位で年間契約のみ
※グループ企業で検討の場合、別途専用プランあり
画像出典元:「Clovernet ERPクラウド」公式HP
Clovernet ERPクラウドは、NECネクサソリューションズが提供する財務会計のクラウドサービスです。
インボイス制度に準拠した消費税申告書や電子帳簿保存法対応の帳簿・決算帳票類の電子保存ができる点が大きなメリットです。
経費精算の機能も保有し、セットで販売管理を導入することにより、仕訳連携機能を活用し転記作業の削減が可能です。
他社の販売管理との仕訳連携も可能で、会計業務のスピード化を実現したい方におすすめです。
無料体験版のデモ環境や無料トライアル(最大2ケ月)によるお試し利用が可能ですが、実際の導入教育費用は有料となっている点に注意が必要です。
Clovernet ERPクラウドの料金プランは、初期費用0円~、月額料金8,250円(税込)~利用できます。
(税込価格) | エコノミー | スタンダード |
初期費用 | 0円 | 33,000円 |
月額料金 | 8,250円~ | 16,500円~ |
ID数 | 2ID | 5ID |
無料トライアルを利用できるので、事前に試してみることができます。
国際会計にも対応!複数拠点展開中の企業に
画像出典元:「GLASIAOUS」公式HP
GLASIAOUSは、複数拠点での会計情報を一元的に管理できるクラウド会計&ERPサービスです。
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エントリー | スタンダード | プレミアム | オペレーション | ERP | |
貸借対照表・ 損益計算書 |
○ | ○ | ○ | ○ | |
請求書作成・発行 | ○ | ○ | ○ | ||
発注・仕入一覧表 | ○ | ○ | |||
固定資産一覧表 | ○ | ○ | ○ |
オーダーメイドでも、月額32,780円(税込)から利用できます。
詳細は問い合わせが必要です。
知名度で選ぶならこちら!
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画像出典元:「PCAクラウド」公式HP
PCAクラウドは、導入実績19,000法人の基幹業務ソフトをクラウド上で利用できる基幹業務システムで、財務会計・給与・勤怠管理・在庫管理などの基幹業務に係る様々なサービスがあります。
それぞれの業務を連携させることによって、業務にかける時間を短縮できます。
クラウド上で基幹業務ソフトを利用できるサービスなので、自社サーバーの構築も不要です。
初期費用0円、月々の料金で利用できる「イニシャル“0”プラン」と利用期間に応じた料金を事前に支払いする「プリペイドプラン」があります。
詳しい料金プランの内容は、以下の「PCAクラウド」記事内でご確認ください。
中規模~大規模企業におすすめ!
FX4クラウドは外部連携も充実していますが、料金が高めに設定されているので中〜大企業にオススメの会計ソフトです。
料金は、基本的には別途見積もりを会計事務所などに取ることになります。
画像出典元:「おまかせ はたラクサポート」公式HP
「おまかせ はたラクサポート」は、総務・人事・労務・経理のバックオフィスSaaSの利用をサポートするサービスです。
NTT東日本厳選のSaaS(電子契約・会計管理・給与計算・経費精算・勤怠管理・電子請求書など)をまとめて導入する際の導入支援に加え、導入後の操作サポートを1つの連絡先に集約ができ、企業のバックオフィスを段階的にDX化することが可能です。
会計ソフトは「freee会計」がサポート対象となっています。
◎「freee会計」はfreee株式会社が提供するサービスです。
おまかせ はたラクサポートの料金プランは、インターネット接続環境があれば、「クラウドサービス」+「サポートサービス」というシンプルな構成になっています。
「サポートサービス」を利用することで、「クラウドサービス」を使いこなすためのヘルプデスクへの問合せ・相談を行うことができます。
※「おまかせ はたラクサポート」 の料金詳細は公式ホームページを参照ください。
◎クラウドサービス、サポートサービスはそれぞれ別々に契約することが可能です。
サポートサービスのみ契約する場合には、サポートを受けるSaaSを別途契約する必要があります。
◎利用する際、フレッツ光などのインターネット接続サービスおよびプロバイダサービスの契約が別途必要です。
◎契約者からオペレータへの問い合わせ回数の上限は20回/月です。問い合わせ回数については翌月への繰り越しはできません。
◎1契約あたり20回/月を超えて電話・リモートサポートを利用する場合は、「問い合わせ回数追加オプション」の契約が必要となります。
クラウド型とインストール型には、それぞれメリット・デメリットがあり、どちらを選ぶべきかは企業によっても異なります。
特に、2022年1月より改正された電子帳簿保存法により電子取引の電子データ保存義務化が制定されたことで、書類の電子保存が義務化されました。
これを踏まえると今後はクラウド型の方がシェアが高くなるかもしれない点も留意し、事前にメリット・デメリットを十分に確認した上で、決定しましょう。
クラウド型 | インストール型 | |
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
各社の会計ソフトには、利用できるユーザ数の設定があるものがほとんどです。
例えば、弥生会計オンラインでは一つのライセンスで、一人しか利用することができません。
あとから利用するユーザーを増やそうとしたときに追加料金が発生することもあり得るので、いくらで何人まで使えるのかをきちんと把握しておきましょう。
充実した機能を持つ会計ソフトが増えてきているため、どの会計ソフトを使うのかの最終的な決め手はいかに使いやすいかになってきます。
例えば、先ほど紹介したfreee会計とマネーフォワードクラウド会計は、基幹業務システムという点でも似ていますが、使いやすさはユーザー毎に感想が異なります。
税務・会計知識の有無などによっても、使いやすさの感想は異なるので、無料トライアルで導入の前に一回使いやすさを確認すると良いでしょう。
DX(デジタルトランスフォーメーション)やテレワークの浸透、電子帳簿保存法の改正など、ビジネスにおけるクラウドの浸透は加速度的です。
こうした風潮をふまえると、やはりクラウド型会計ソフトは長い目で見たときにメリットは大きいかもしれません。
しかし、「インストール型の方が自社に合いそうだ」という方や「今は表計算ソフトで十分だ」という方もいることでしょう。
今後、自社がどのような成長を目指すのか、事業計画などもふまえたうえでぴったりの会計ソフトを探してみてください!
画像出典元:istock、「freee」公式サイト、「マネーフォワード クラウド会計」公式サイト、「弥生会計オンライン」公式サイト