連結会計システムについて

【2020年版】おすすめの連結会計システム7選を徹底比較!

記事更新日: 2020/10/16

執筆: 編集部

毎年6月は株主総会が集中する時期ですが、2020年もほぼ予定通りに開催され、たびたびニュースになっていましたね。

今年は新型コロナウイルスの影響で出勤が思うようにできず、決算資料作成は普段以上に難しかったことと思います。

連結会計システムがあれば、より効率的に決算業務が行えるのをご存知ですか?

本記事では、連結会計システムの概要から選ぶ際の3つのポイント、おすすめのシステム7選を紹介します。

連結会計システムとは

「連結会計」とは、親会社・子会社といった企業グループ内の全社の会計を1つにまとめて決算を行うことを意味します。

連結会計を行うためには、子会社から必要なデータを収集・選別し、さまざまなルールを守った上で連結財務諸表(BS・PL・SS・CFの4つ)を作成していかなければなりません。実務では非常に難解な処理が求められ、子会社の数が多くなればなるほど作業者の負担も増加していきます。

この様に複雑な連結会計の処理を効率化し、作業負担を軽減できるのが、連結会計システムです。

おすすめの連結会計システム3選

1. 多様なアウトソーシングサービス!『STRAVIS』

画像出典元:「STRAVIS」公式HP

特徴

STRAVISは、株式会社電通国際情報サービスによる連結会計システムです。

特徴は、決算担当者だけでなく監査する側にとっても便利な機能を備えているところです。

STRAVISで連結数値が自動作成されると、高度な検証機能により検証・確認作業まで行ってくれるため、検証・確認作業に多大な労力をかける必要がありません。子会社の数が多く、集めるデータ量が膨大な場合におすすめのシステムです。

また、監査する側にSTRAVIS画面の閲覧権限・帳票の出力等を付与できるので、監査対応時間の短縮や監査用資料を作成する工数を削減可能です。

機能

・データ収集
・連結処理
・検証機能
・監査対応機能

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

2. 導入累計1,000社以上!『DivaSystem』

画像出典元:「DivaSystem」公式HP

特徴

1,000社以上の導入実績を誇るDivaSystemは、国内シェアNo.1の連結会計システムです。

グローバル企業向けの大規模対応システムから成長企業向けの早くて軽いシステムまで、連結子会社の数に応じた製品が提供されているので、自社の企業規模に見合ったコストで連結会計システムを利用できます。

「DivaSystemLCA」という製品では、データの収集・連結・分析といったさまざまな機能が標準装備されており、ノンカスタマイズでの導入も可能です。連結会計システムの運用を代行できるオンプレミス版と、サーバー不要のクラウド版が提供されています。

機能

・データ収集
・連結処理
・データ分析
・タスク管理

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

3. 日本語・英語・中国語に対応!『eCA-DRIVER』

画像出典元:「eCA-DRIVER」公式HP

特徴

eCA-DRIVERは、TKC全国会が提供しているクラウド型の連結会計システムです。TKC全国会とは全国の公認会計士・税理士で構成されるネットワークで、決算担当に携わる中でご存知の方も多いと思います。

eCA-DRIVERは、子会社からのデータ収集・入力・自動仕訳などをTKCのデータセンターを介してスムースに行えます。また、豊富なオプション機能を備えているので、自社のスタイルに合わせてカスタマイズ可能です。

システムの導入や運用に際して、TKC所属の公認会計士によるサポートを受けられるため、初めての導入でも安心です。

機能

・データ収集
・連結処理
・連結財務諸表作成
・分析機能

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

その他の連結会計システムサービス

BizForecast

画像出典元:「BizForecast」

特徴

BizForecastは、Excelが持つ、便利な入力インターフェースや柔軟で使い勝手の良い集計・分析機能という長所を活かしつつ、情報共有や情報保全の面におけるデメリットを解消するシステムです。

Excelが持つ機能のメリットを活かしたツールで、Excelで作成したデザインや関数式、グラフなどをそのまま保持した状態で取り込めるという特徴があります。

会社や部門、店舗ごとだけではなく、さらに細分化した人やモノを単位とする情報の収集・集計・レポーティングが可能です。

 

SUPER COMPACT Pathfinder 

画像出典元:「SUPER COMPACT Pathfinder 」

特徴

連結会計業務に難を抱えている、または、連結会計業務を効率化させたいと感じている企業に紹介したいツールです。

富士通システムソリューションズが提供する連結会計システムで、大手企業から中小企業まで、幅広い企業規模の連結会計業務のニーズに対応しています。

 

Oracle HFM

画像出典元:「Oracle HFM」

特徴

グローバル連結経営管理ソリューションfor Oracle HFMは、グローバル企業への導入実績を数多く持つ連結会計アプリケーション(Oracle HFM)をベースに、連結会計システムの構築と運用の支援を行ってくれるソリューションです。

海外展開する企業の経営基盤をしっかりとサポートしてくれます。

 

BTrex連結会計

画像出典元:「BTrex連結会計」

特徴

BTrex連結会計はIFRSにも対応している、グローバルな視野で展開された連結会計システムです。

海外市場進出を積極的に進めている企業には必須のツールです。日本基準にも対応しているため、今後グローバル化を視野に入れ、戦略を立てていきたいと考えている企業にもおすすめです。

 

自社にあう連結会計システムの3つの選定ポイント

1. 機能

連結会計では、子会社から必要なデータをスムーズに収集し、その膨大なデータを整理して連結財務諸表を作成しなければなりません。

業務負担を減らし効率的な連結会計を実行するために、自社で必要な範囲をカバーしてくれるシステムを選びましょう。

データ収集や帳票の自動作成機能のほか、連結範囲を指定できる機能など、ノンカスタマイズで必要な機能が揃っているシステムもあれば、自社のスタイルに合わせて自由にカスタマイズできるシステムもあります。

2. サポート体制

連結会計では、毎年全く同じように処理できないといった難しさがあります。例えば為替レートの変動や組織体制が見直された時、法制度・会計制度の改正など、さまざまな側面に対応していかなければなりません。

そのため、自社の組織変更(合併や吸収含む)時はもちろん、法改正時など手厚くサポートしてもらえる連結会計システムを選びましょう。

3. 海外拠点の対応可否

海外にグループ企業がある場合は、海外でも利用できるように多言語対応・外貨対応も含めて確認しましょう。

海外からリアルタイムにデータを収集できるようになったり、為替レートを自動的に円換算してくれるので負担が軽減できます。

IFRSという国際会計基準に対応していれば、よりグローバルな会計処理が可能となります。

連結会計システムはなぜ必要?

グループ企業間取引は、第三者間取引と比べて意図的な操作が行われる可能性を含んでいます。例えば、親会社の資金繰りが厳しいからと、子会社を使って損失の付け替えが簡単にできてしまうのです。

こういったグループ企業間取引の透明性を確保するために、連結会計システムの必要性が叫ばれています。

ただし、会計ソフトと重複する機能も多分にあるので、すでに自社で導入している会計ソフトとの連携や機能のすみわけを明確にすることが大切です。

連結会計システムのメリット3つ

1. 決算業務の効率化

連結会計システムを利用して大量のデータをすばやく収集し、集計作業を自動化することで決算業務を効率化できます。

作業担当者は手間のかかるデータ収集作業から解放されコア業務に集中でき、さらに自動仕訳などの機能を使うことで、決算報告の早期化を実現します。

特に海外に子会社を持つグローバル企業にとっては、リアルタイムにデータを把握できたり為替レートが自動換算されるといったメリットがあります。

また、帳票の一部または大部分を電子化できるので、在宅勤務で決算業務を進めることが可能です。

2. 整合性のとれたデータ

連結会計を行う上で、データの整合性は課題になります。例えば各子会社毎でバラバラの会計システムだった場合、取引先コードや内部取引の計上方法、仕訳もバラバラになってしまい、データの整合性をとるのが大変です。

しかし、親会社と子会社が連結会計システムを使ってデータを入力・一本化することで整合性を確保できます。

さらに、エラー値が出ても連結会計システムなら発生源を簡単に辿ることができるため、子会社への確認・修正依頼といったやり取りを重ねる負担が少なくなります。

3. 経営の透明性が高まる

連結会計システムによって会計処理を統合・一本化することで、経営情報の透明性を高めることができます。

経営情報の透明性が高いほど企業の信用力は向上するため、銀行からの資金調達や、投資が促進されやすいといった効果が期待できます。

また内政的な面において、経営実態に基づいた意思決定を可能にしたり、グローバルな事業運営を進めることが可能になります。

連結会計システムのデメリット2つ

1. 仕組みが整っていなければならない

連結会計システムを導入して決算業務の効率化を実現するには、まず自社内で会計の仕組みが整っていなければなりません。

例えばグループ間取引のルールが不明瞭だったり、業務オペレーションに問題があるような企業では、機能豊富なシステムを導入したとしても十分な効果が発揮できないでしょう。

自社の決算業務の仕組みを整えてから、連結会計システムを選ぶようにしましょう。

2. 導入コストがかかる

連結会計システムの初期費用は一般的に400万~800万と、数百万単位でコストが発生します。

これはセキュリティ対策のとれたサーバーの設置が必要になるためです。その上でライセンス費用やメンテナンス保守費用など、コストはそれなりにかかります。

最近では、連結子会社数が少ない企業向けにクラウド版のシステムがリリースされており、コストを抑えて利用できます。費用対効果を見極めながら、自社に見合った連結会計システムを検討しましょう。

まとめ

連結会計システムの導入により決算業務の効率化が向上することで、正確なデータに基づいた決算報告書を早期に作成できるといったメリットがあります。

さらに、経営の透明性が増すため、企業の信用力を押し上げることにもつながります。

すでに導入している会計ソフトとの使い分けを考慮しつつ、今回ご紹介した連結会計システムなどを参考に、ぜひ検討を始めて下さい。

画像出典元:O-dan

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