管理会計システムについて

【2023年版】おすすめの管理会計システム15選を徹底比較!

記事更新日: 2024/01/17

執筆: 編集部

社内向けの会計状況を表す「管理会計」は、経営戦略を考える上で重要な項目です。

管理会計の導入・運用を手助けしてくれるツールが、管理会計システムです。

しかし、管理会計システムひとつとっても有料・無料、国内・海外、その種類は多岐に渡ります。

この記事では、管理会計システムについて徹底解説!自社に適切なツールを判断する参考にしていただければと思います。

あわせて厳選したおすすめの管理会計システム15選もご紹介していきます!

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管理会計とは?

「管理会計」は経営状況を可視化するために用いられている言葉です。

主に経営者や役員、部門責任者といった会社内部の人を対象とした会計状況を示しています。

株主や債権者のような会社外部の人を対象とした「財務会計」とは異なります。

そのため、会計管理システムは会社の意思決定の手助けとなるでしょう。

おすすめ管理会計システム4選

組織変更やルール改訂にも柔軟に対応できる!『Loglass 経営管理』

画像出典元:「Loglass」公式HP

特徴

「Loglass 経営管理」は、予算策定・予実管理・見込み管理等の経営に必要なデータの管理工数の削減に期待ができるサービスです。

便利な機能が豊富で、Excelやスプレッドシートで行っていた手作業での集計を自動化したり、経営指標を多軸分析することが可能になります。

マスタ管理によって、組織体制や管理会計ルールに変更があった場合でも柔軟に対応が可能な点が魅力。

複数の事業を展開する企業や、厳しい予実管理が求められる上場前後の企業におすすめのサービスです。

料金プラン

「Loglass 経営管理」の料金プランは、問い合わせが必要です。

サービスの概要については、以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。

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プロジェクト型ビジネスの業務をカバー!『ZAC』

画像出典元:「ZAC」公式HP

特徴

「ZAC」は株式会社オロが開発しているプロジェクト型ビジネスに特化したクラウド型ERP(基幹業務システム)です。

案件・プロジェクト別の収支管理を中心機能としており、企業内における業務処理および情報共有を推進します。

管理会計の面ではアウトプット面の機能が充実しており、部署ごとの会計データの見える化、自社KPIに関わる数値を取得・レポート作成が行えます。

データ管理を手作業でやっていた方は、その労力が大幅に縮小されるでしょう。

機能

  • プロジェクトの損益を一元管理
  • 経営状態のタイムリーな把握
  • 業務の一元管理

料金プラン

ZACの料金は、初期費用とランニング費用に分かれています

ランニング費用には、データセンター利用料とソフトウェア保守料があります。

データセンター利用料は5万円~、ソフトウェア保守料はライセンス費用の1.5%です。

費用は利用機能と人数のボリュームによって変動します。

 

コストパフォーマンス重視なら!『Reforma PSA』

画像出典元:「Reforma PSA」公式HP

特徴

Reforma PSAは、クリエイティブ業に特化したクラウド型案件管理システムです。

業界特有の業務管理、案件管理、原価管理や工数集計の課題を解決してくれます。

また案件ごとの利益や経営数値の「見える化」を実現します。これまでExcelで社内管理を行ってきた場合は、大幅な負担軽減が期待できます。

機能

  • 販売・購買・勤怠・経費など各種管理機能
  • 業務管理アラート機能
  • プロジェクト別経費登録

料金プラン

初期費用:無料

月額料金は利用人数と機能によって変動します。

公式HPで利用料金シミュレーションを行うことができます。

 

 

Excelを有効活用!『BizForecast』



画像出典元:「BizForecast」公式HP
 

 

特徴

「BizForecast」は、Excelが持つ便利な入力インターフェースや柔軟で使い勝手の良い集計・分析機能という長所を活かしつつ、情報共有や情報保全の面におけるデメリットを解消する経営管理システムです。

ワークフロー管理機能や、Excelでの入出力機能の他、精算表機能、カスタマイズ可能な帳票機能など基本機能が充実

多言語・多通貨にも対応しています。

すでに予算管理をExcelで行っている企業や、海外拠点がある企業にもおすすめです。

料金プラン

ライセンス価格+導入コンサルティング費用の他、システムの運用環境構築後はライセンス保守費用がかかります。

詳細についてはお問い合わせをする必要があります。

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その他のおすすめ管理会計システム

DIGGLE

 

画像出典元:「DIGGLE」公式HP

特徴

「DIGGLE」は、予算策定・予実突合・見込管理・レポートといった、予実管理業務全体を一気通貫で行うことで、予実ギャップに対するアクションの早期化と経営層や事業部とのコミュニケーションの円滑化を実現します。

自動集計や事業部を巻き込んだ予実管理が可能なため、数値集計やデータ管理の工数を大幅に削減でき、リアルタイムでの予実の把握及び精緻なコストコントロールができる点が魅力。

導入後のコンサルティングも手厚く、事業部主体での予実管理体制の構築や、迅速で質の高い経営判断を行いたい企業におすすめです。

デモの案内を受けるためには、問い合わせが必要となります。

料金プラン

見積もりフォームから、想定する利用人数・解決したい課題などを伝えることで、最適なプランを提案してもらえます。

詳細につきましては、以下の無料資料をダウンロードの上、お問い合わせください。

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Sitrom-CC

画像出典元:「Sitrom-CC」公式HP

特徴

「Sitrom-CC」は土木建設業向けの工事管理・管理会計システムです。

建設業特有の管理項目を一元管理することができ、業務効率化が期待できます。

集約されたデータはリアルタイムで処理される設計のため、経営に必要な数値をタイムリーに把握できる点も魅力です。

導入や運用のサポート体制も充実しており、事業拡大を目指す企業に適したサービスです。

料金プラン

Sitrom-CCの料金プランは問い合わせが必要になります。

料金について問い合わせるにあたって、会社の規模・拠点数・従業員数等を整理しておくと良いです。

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Sactona

画像出典元:「Sactona」公式HP

特徴

Sactona はクラウド対応型経営管理システムです。※オンプレミス型にも対応しています。

予算編成、予算管理、見込管理、事業計画、予算実績管理などの管理会計・経営管理業務を一つのシステム内で管理することができます。

Microsoft製品との高い親和性のほか、導入時のトレーニングや運用サポートも行われている点が特徴的です。

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

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クラウドERP freee

画像出典元:「クラウドERP freee」公式HP

特徴

クラウドERP freeeは、事業の成長に従って増えるバックオフィス処理に悩んでいる会社に適しています

定型業務の自動化や、場所や時間を問わずにデータにアクセスできるため、国内外に企業がある会社や、上場企業・上場準備をしている会社に適しています。

機能

  • 書類自動取り込み
  • クラウド機能
  • 人事データの一元管理機能

料金プラン

会計・人事労務それぞれにエンタープライズプランとプロフェッショナルプランがあります。

エンタープライズプランではお問い合わせが必要になります。

プロフェッショナルプランはそれぞれ以下の料金となっています。

  • 会計:39,800〜円/月
  • 人事労務:8,080〜円/月

*どちらも税抜き・年額払いの料金となっています。

料金詳細は関連記事からご覧いただけます。

 

Amoeba Pro

画像出典元:「Amoeba Pro」公式HP
 

特徴

「Amoeba Pro」は、管理会計のPDCAを強力にサポートする予算管理システムです。

京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)が提供するサービスで、前身のシステムは250社以上への導入実績と高い継続率を誇ります。

計画や実績をリアルタイムで集計でき、分析機能を豊富に搭載しているため、予算管理業務を圧倒的に効率化できます。

シンプルなポータル画面、専任チームの充実したサポートなど、ITにそれほど詳しくないという人でも安心です。

外部システム連携機能はオプション対応となるため、追加コストが必要な点に注意しましょう。

料金プラン

Amoeba Proの料金プランは、月額利用料のほか、初期費用やオプション費用がかかります。
※初期費用には、環境設定やマスタ登録、ユーザー教育などが含まれます。
※月額利用料は利用ユーザー数に応じて変動するため、詳細は問い合わせが必要です。

初期費用 要問い合わせ
月額費用
(税別)
65,000円
ユーザー数 5ユーザー
備考 初年度のみ年間契約
最低利用期間12カ月

 

 

Workday Adaptive Planning

画像出典元:Workday Adaptive Planning 公式HP
 
 
 

特徴

Workday Adaptive Planningは、財務、人事、営業の各部門の予算管理、プランニングまで可能な管理会計システムです。

導入した企業からは「データのダウンロードのスピードが速く、Excelとの連携が簡単」「段階的に導入できるのがメリット」との声があがっています。

各部門に必要な分析機能だけでなく、データ共有機能や計画の実行までのフローがスムーズなので、コストを抑えて、一つのシステムで管理会計を行いたいという企業におすすめです!

 

NetSuite

画像出典元:「NetSuite」公式HP

特徴

財務管理、受注管理、生産管理などのデータを一元管理できるERPシステムです。

現在160か国、40,000社を超える企業で導入されており、企業や業種を問わず利用できる点が大きな特徴です。

また、売上状況や財務状況のレポートをリアルタイムで確認できる、アナリティクス機能も備えています。

 

iDempiere

画像出典元:「iDempiere」公式HP

特徴

購買管理・在庫管理・販売管理・生産管理・会計管理・顧客管理といった一連の業務機能が無料で使用できるオープンソースのERPソフトです。

世界中で利用されており、言語や通貨、会計帳簿、ユーザなどの制限なく利用できます。

無料のサービスですが、セキュリティ対策もしっかり行われています。

 

MJSLINK NX-1

画像出典元:「MJSLINK NX-1」公式HP

特徴

商品開発・販売企画・セールス活動などのあらゆる業務を経営情報と連結し、バックオフィスの情報発信をサポートすることを目的としたERPです。

使いやすさはもちろんのこと、会計業務から経営管理まで多彩な機能をシステム化しています。

システムの提供だけではなく、導入後の各種サポートも充実している点が特徴です。

 

ALL-IN

画像出典元:「ALL-IN」公式HP

特徴

​顧客管理(CRM)・営業支援(SFA)・​人事/給与・会計・販売/仕入/在庫管理・グループウェアなど​経営に必要な​すべてのシステムを内包したERPです。

データの自動集計機能などもあり、省力化が図られています。

料金

  • 初期費用:10万円
  • 基本料金:5万円 
  • サポート料金:2万円 
  • アカウント料金:3千円/ユーザー

料金詳細は関連記事からご覧いただけます。

 

Oracle PBCS

画像出典元:「Oracle PBCS」公式HP

特徴

予算管理ソリューションで国内シェアNo.1(46.5%)を誇る会計管理・予算管理システムです。

管理会計、予算管理で必要となるデータ入力・データ連携機能から各種計算処理、レポート・分析機能をトータルに実現するアプリケーションです。

Excelとの連携機能も備えているため、これまでExcelを利用してきたが、手間がかかっているため切り替えたい、という方にもおすすめです。

 

管理会計システムの3つの選定ポイント

管理会計機能・レポート機能

管理会計システムを選ぶ上で、レポート機能は重視したいポイントです。

管理会計は、内部ステークホルダーに向けた財務情報です。

そのため、手に入れたデータを視覚的にわかりやすい形で出力できる機能が備わっていることが重要となります。

機能の柔軟性

既存のシステムからデータ移行しやすいか、組織体制の変更は容易か、という点も重要です。

予算管理には数多くの部署や部門が関わっているため、システムの移行には大変な労力がかかります。

現在利用しているシステムからの移行が容易であれば、余計な混乱を起こすリスクが減ります。

提供タイプ

自社の方向性によっては、システムの導入タイプについても考える必要があります。

管理会計システムの導入タイプはクラウド型かパッケージ型、オンプレミス型の3つに分けられます。

 

管理会計システムのメリット3つ

1.管理会計業務の効率化

管理会計システムを使うことによる大きなメリットは業務効率の改善が望める点です。

管理会計システムは部署・部門問わず、日々の経理から決算までを自動で集計、管理してくれます。

業務の属人化を抑制し、自動で経理管理を行ってくれるので、日々の業務負担を軽減することができます。

2.ミスの減少

経理で問題が発生する場合、帳簿の記入ミスが原因であることが多いです。

会計ソフトでは、仕訳の数字に矛盾がある場合には入力が制限されるため、ミスを未然に防ぐことができます。

会計ソフトの導入により、決算書の正確性が向上するという効果のほか、ミスが減ることによる業務削減の効果もあります。

3.経営改善に有効

管理会計システムでは入力されたデータを自動集計してくれる機能があるため、より迅速に数値の比較を行うことができます。

経営状況を把握する手段として、他社に経理を代行してもらうという方法もあります。

しかし、この方法だと、取引が帳簿に反映されるまでの期間が長く、タイムリーな経営状況を知ることができません。

管理会計システムで毎日の帳簿付けを自社内で行うことによって、リアルタイムで経営診断を行うことが可能になります。

管理会計システムのデメリット2つ

1.導入ハードル

管理会計システムを導入するデメリットとしては手間と費用というハードルがあります。

管理会計システムを新しく入れたり、社内の会計運用ルールの整備といった手間や、人件費・システム費などの費用がかかってきます。

導入後も、管理会計システムやルールの運用をするための手間と費用が必要になります

2.情報漏洩

管理会計システムの運用には、改ざんやデータ消失といったリスクが生じます。

会計ソフトには自動的にバックアップを取る機能が備えられているため、ある程度の安全性は担保されています。

しかし、重要なデータはバックアップデータの保存場所に注意を払う必要があります。

セキュリティ面でもしっかりとした対策を行うことが重要です。

まとめ

社内向けの会計情報を共有する上で重要な「管理会計」ですが、導入へのハードルは易しいものとは言えません。

しかし、管理会計システムの導入が進むことで、経営状況の可視化・業務効率の改善を強力に押し進めることも可能になります。

自社の特性にあった管理会計システムを導入し、会社の成長へと繋げていきましょう。

画像出典元:pixabay

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