中小企業の会計ソフトならマネーフォワード クラウド会計か、その競合のfreee会計がおすすめです。
どちらも安く、かつ高機能です。どちらを使うか判断するにあたって、無料体験期間を活用して、実際に仕訳などの操作をしてみることをおすすめします。
編集部がユーザー企業に行ったインタビューでは、自動仕訳が便利との声が複数寄せられました。
慣れるまでミスをしてしまったという企業もありましたが、概ね好評です。
また現在、マネーフォワード クラウド会計では、1年間実質0円キャンペーン(※)を実施中です。迷っている方はこの機会に導入してみるのがおすすめです。
※対象サービスの基本料金に相当する金額のAmazonギフトカードがもらえるキャンペーン。
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このページの目次
クラウド会計ソフトでシェアNo.2の「マネーフォワード クラウド会計」(旧MFクラウド会計)。クラウド会計ソフト普及の波に乗じて、導入企業数を大きく伸ばしています。
この記事ではマネーフォワード クラウドでできることから、シェアNo.1のfreee会計と比較した「マネーフォワード クラウド会計」の機能や価格・特徴まで、徹底解説します。
クラウド型の会計ソフトと比較されるのは、インストール型の会計ソフトです。
クラウド型ではインターネットを介して会計ソフトを利用するのに対して、インストール型では自分のパソコンにソフトウェアをインストールして使います。
では、クラウド型とインストール型のどちらを導入すれば良いのでしょうか?
結論として、クラウド型会計ソフトをおすすめします。
クラウド型のメリットとしては、以下のような点が挙がられます。
・WindowsでもMacでも使える
・ネット経由だから、どこでも、スマホでも使える
・バージョンアップが不要
・銀行口座やカード明細などから取引データを取り込める
一方、デメリットとしては、ページが重く挙動が遅い場合がある、という点が挙げられます。しかし最近は通信速度も劇的に向上していますし、デメリットである操作性も昔ほど気にならなくなりました。
結果として、クラウド会計ソフトの「銀行口座やクレジットカードなどの明細データを自動で取得できる」というメリットがあまりにも強力なため、クラウド型の普及が進んでいるというのが現状です。
マネーフォワード クラウド会計の基本的な機能を紹介していきます!
クラウド会計ソフトを利用する最大の魅力がこの機能です。
例えば銀行明細だと、マネーフォワード クラウド会計と連携している金融機関のインターネットバンキングの口座から、入出金の履歴の明細データを取り込み、自動で仕訳をしてくれます。
この機能により、会計業務の中でも時間がかかる帳簿作成のためのデータ入力の負担を大幅に軽減することができます。けっして安いとはいえない会計ソフトですが、業務負担を軽減した分、人件費などのコストが浮くと考えれば、十分におつりがくるといえます。
登録した取引から会計帳簿を自動で集計・作成できます。また、日々入力した取引の集計結果をわかりやすいグラフで表示。
24時間いつでも経営状況をひと目で把握できます。
決算書出力の操作画面
日々の経理処理を行うだけで決算書が作成できます。法人の決算書として、貸借対照表や損益計算書のファイル出力・ダウンロードが可能です。
マネーフォワード クラウド会計の基本的な機能を紹介してきましたが、次は他の会計ソフトと比較した、マネーフォワード クラウド会計の特徴を紹介していきます!
マネーフォワード クラウド最大の魅力が、充実した連携サービスです。連携サービスで生じたお金の出入りを自動取得し、自動仕訳することができます。
頻繁に利用するサービスがある場合、連携による業務削減効果は絶大です。
マネーフォワード クラウド会計が連携できるサービスはクラウドソーシング、決済、POS、Eコマースなど他の会計ソフトと比較しても広い領域にわたり、充実しています。自分の会社がよく使うサービスと連携しているかどうかは要チェックです。
クラウドサービスで心配なのが、セキュリティ。その点でマネーフォワード クラウド会計は安心です。
マネーフォワード クラウドは、グローバルスタンダードの TRUSTe や、日本工業規格JIS Q 15001に適合するプライバシーマークを取得しています。
また金融機関のシステムを担当していたプロが構築しており、かつ、定期的に外部のセキュリティ評価会社の第三者評価を受けてセキュリティ面の改善も行っているなど、セキュリティに対する意識の高さがみられます。
導入にあたり、2社のクラウド経理ソフトを比較検討しました。まず最初に、仕訳データをインポートしたとき、他社経理ソフトと比較してマネーフォワード クラウド会計は使い方がシンプルでとても分かりやすく、データの分類も正確に行われました。
また、マネーフォワード クラウド会計は他の機能も全体的に画面が分かりやすく、イメージ通りに使うことができました。無料期間で試用できるため、乗り換えを検討していた弊社にとって、トライアルで既存の経理ソフトからのデータ移行を試せるのは、とても大きかったですね。社内のメンバーのほとんどはMacを使用しているので、Macに対応しているというのも選んだポイントです。
経営陣や株主へのレポーティングのことを考えると、これまでの数値を出すだけの会計から、管理会計にシフトする必要があり、管理会計ソフトとして使える法人会計ソフトを導入する必要がありました。
税理士事務所が使っている法人会計ソフトを社内にも導入することも検討しましたが、データを社内共有しやすく費用も安いものという観点で法人会計ソフトを探していました。 「マネーフォワード クラウド会計」は1か月間無料でお試しができる点が非常に助かりました。実際に使ってみて使い勝手が良いことが分かったため、導入を決めたのですが、試してみると細かい使用感を把握できるため、まずは使ってみることが重要だと感じました。
※マネーフォワード クラウド公式HP参照
筆者が自信を持っておすすめする会計ソフトは、freee会計とマネーフォワード クラウド会計の2つです。
ではどちらを使うべきなのでしょうか?
クラウド会計ソフトNo.1のシェアをもつfreee会計と、マネーフォワード クラウド会計を比較していきます。
クラウド会計ソフトでシェアNo.1のfreee会計
上の円グラフが示すように、クラウド会計ソフトではfreee会計が全体の3分の1程度のシェアを占め、頭一つ抜き出ている状態です。
上の図は、freee会計とマネーフォワード クラウドのそれぞれのプランの料金(月額・税抜)と、プラン同士の関係を示したものになっています。どれも初期費用は無料です。
冒頭に説明をしたように、freee会計のミニマム版とベーシック版の最大の違いは経費精算機能の有無です。
ベーシック版は経費精算機能がつく代わりに月額2,000円が上乗せされています。
人気の経費精算システムであるジョブカン経費精算の料金が、一人あたり月額400円ですから、人数制限なく月額2,000円というのは、かなりお買い得だということが分かります。
freee会計にはこれらとは別に予実管理機能が付随されたプロフェッショナル版も月額39,800円で用意されています。
freee会計のミニマム版とマネーフォワード クラウドのスモールビジネス版の違いは、請求書機能です。マネーフォワード クラウドのスモールビジネスでも請求書機能はありますが一部機能しか使うことができません。
マネーフォワード クラウドのビジネスプランであれば、全ての請求書機能を利用可能です。
マネーフォワード クラウドのスモールビジネス版とビジネス版の違いは、登録可能な部門数とクラウドストレージの容量です。基本的に社員10人未満の会社で利用する場合は、スモールビジネス版で十分です。プランの移行は比較的簡単です。
以上をまとめると、以下のようになります。
freee会計とマネーフォワード クラウド会計の最大の違いがUI(ユーザーインタフェース)です。
freee会計の最大の特徴は、簿記の知識に乏しい人でも利用しやすいように設計された操作画面です。
一方でマネーフォワード クラウド会計は「借方」「貸方」といった表現がでてくるなど、簿記の知識がある人が自然に操作できるような設計になっています。
freee会計の操作画面
マネーフォワード クラウド会計の操作画面
freee会計とマネーフォワード クラウド会計の最大の違いはUI(ユーザーインタフェース)です。誰が実際に会計ソフトを扱うかでfreee会計かマネーフォワード クラウドを選びましょう。
初心者が使うならfreee会計
簿記の知識が乏しい人でも感覚的に操作することができるのが、freee会計の大きな特徴です。例えば経営者が会計を兼務するなど、その特徴を最大限活かすことができる会社ではfreee会計を使うべきです。
経験者が使うならマネーフォワード クラウド会計
初心者のためにデザインされているがゆえに、freee会計の操作画面はやや特殊です。基礎知識が十分にある経験者は、マネーフォワード クラウド会計の方が使いやすいと感じるはずです。
下記記事で「freee会計」について詳しく説明しています。ご参照ください!
どちらを導入するかにあたっての検討は、freee会計とマネーフォワード クラウド会計の無料体験期間を活用して、実際に仕訳などをしてみることをおすすめします。
freee会計は簿記の知識が乏しい人が操作しやすいように設計されていますが、その特徴的な操作画面が使いづらいという声もあります。どちらが操作しやすいと感じるかで、利用するソフトを決めましょう。
どちらも機能に大きな不足はないので、機能を細かく確認する必要はありません。ただし、請求書機能を使いたい場合はfreee会計を使ったほうが安くすむ、という点は覚えておくと良いでしょう。
画像出典元:「マネーフォワード クラウド会計」公式HP・「freee会計」公式HP
マネーフォワード クラウド会計を提供する株式会社マネーフォワードは、クラウド会計以外のサービスも提供しています。
経理から労務まで、バックオフィス全般の効率化をサポートするツールをまとめてお得に利用できるのが、マネーフォワード クラウドです。
法人向けと個人向けのプランがあり、それぞれ月額・年額プランが設けられています。
法人向け
個人事業主向け
法人向けプラン・個人事業主向けプランを問わず、マネーフォワード クラウド経費やマネーフォワード クラウド給与を利用する場合、6名以上は従量課金制になります。
また導入後、1ヶ月間は無料で利用できます。
法人向け2プランの大きな違いは、登録可能な部門数とクラウドストレージの容量です。
登録可能な部門数は、スモールビジネスプランで2部門、ビジネスプランでは無制限かつ2階層です。ストレージの容量はスモールビジネスプランで100MB、ビジネスプランでは10GBまでです。ストレージ容量を超えてしまった場合は、あとからのプラン変更で対応できます。
2019年頃〜2022年4月現在も利用中
・翌期への繰越が簡単な分、繰越額の上書きをすることが簡単にできてしまい、期首の残高が一致していないことがあった。
・連携を得意とする分、入力が会計ソフトよりしにくいように作られている。1つ1つを手作業で入力しようとすると、よく使う摘要欄の選択がなかなか上に出てこないため、摘要をすべてベタ打ちしなくてはならない。
・STREAMEDをすると確認時に消費税が分けられていないことが多々あり、自分で確認して訂正することがよくある。時間がかかるので困る。
連携等のよい機能がたくさんあるが、入力の手間には不満があるので、ここがどうにかならない限りはおすすめできない。
職場内スタッフの信頼感を得ることななどがあるが、一番は、業務の効率化。
2021年頃〜2022年10月
会社を辞めたため。
・他社の競合製品に比べ、機能が制限されている印象。売上・仕入管理や在庫管理などの機能がなく、経費の自動入力もできなかった。
・連携できる銀行口座に制限があり、使用中の銀行口座が対象外である場合は手間がかかる。
・たとえば、スタッフの口座反映ができない、取引先の会社へのスムーズな取引ができないといった不便があり、手動で明細を入力しなければならなかった。
・契約期間が長かった。
コスパが良いため、手軽に利用できるのはおすすめ。
少人数であったため、スモールビジネスプラン月2980円で利用できた。
2020年4月〜2023年3月現在も利用中
・経理初心者でも使いやすい。初めて経理をする人でもわかりやすいインターフェースで、日々の取引入力や帳簿の確認などが簡単に行える。
・相手先や社員についても請求先の情報を入力すれば、その商品やサービスの情報を自動で反映してくれる。
・領収書や請求書などの帳票を、スキャンや写真撮影でアップロードできる。
・銀行口座との自動連携も簡単。
おすすめできる会社は、中小企業や個人事業主。会計業務の効率化や簡素化に役立つので、簡易的に導入が可能。
エクセルで毎月丸1日かけていた会計処理が今は2時間で終わります。スタートアップはお金の流れを把握することが重要です。時間をかけずに楽に会計管理をしています。