FX4クラウドは外部連携も充実していますが、料金が高めに設定されているので中〜大企業にオススメな会計ソフトです。
FX4クラウドは外部連携も充実していますが、料金が高めに設定されているので中〜大企業にオススメな会計ソフトです。
FX4クラウドの1つ目の特徴、それは独自の管理資料を簡単に作成できることです。FX4クラウドの機能の一つである「MR(マネジメントレポート)設計ツール」を使うと、最新の業績データを反映させた自社独自の資料をExcelで簡単に作ることができます。
マネジメントレポート(MR)設計ツール
次に紹介するFX4クラウドの特徴、それはTKC経営指標の利用ができることです。FX4クラウドでは、『TKC経営指標(BAST)』で貴社業績と同業他社の平均業績(黒字企業平均等)を簡単に比較できます。
同業他社との経営指標を比較できるのです。なお、FX4クラウドのホームページの情報によると、”TKC経営指標”とは次のようなものです。
「TKCの会計ソフトを2年以上継続利用している中堅・中小企業(年商100億円以下)の経営成績と財政状態を分析し、日本標準産業分類(総務省統計局公表)に基づき体系的に分類して経営指標にまとめたもの」(TKC社FX4クラウドのホームページより引用)
TKC経営指標
FX4クラウドの特徴3つ目は、他社業務システムとのデータ連携が容易であることです。業務システムとのデータ連携は、下記の図の通りCSVファイルでデータを連携して更新します。このように、既存の業務システムとの連携が可能となっています。
業務システムとの連携
次に、銀行信販データ受信機能を使って複数の金融機関(銀行や信販会社)からインターネットを利用して取引データを自動受信できます。この時、下記のようにTKCデータセンターを介してデータのやり取りを行います。
さらに、その取引データをもとに仕訳ルールの学習機能を利用して仕訳を簡単にに計上できます。これにより、経理事務の省力化がかなり期待できます。
データ連携
会計ソフトウェアとしての機能は十分に備えています。会計コンサルタントに相談して、会計管理をコンサルしてもらいながら、ITツールとして導入していくことになります。
社員数が少ない数十人の企業がご利用になるものではなく、中堅企業の会計ソフトウェアとして利用するものです。
外部連携が充実していますので、今までExcelやAccessで会計管理を行っているような企業に導入すれば、会計業務効率化の観点で大きな導入効果が得られます。
ご利用人数としては、100人以上、年商5億円以上の規模の企業におすすめです。導入のハードルは高めですが、業務効率化は図れますので、コスト削減も行えます。
画像出典元:「FX4クラウド-株式会社TKC」公式HP
料金は、基本的には別途見積もりを会計事務所などに取ることになります。
下記に一つの例を掲載します。月額最低42,000円〜(3台利用可能)となっております。
画像出典元:「税理士法人 アクシア」HP
この他、TKCデータセンター利用料(月額)やFX4クラウド電子帳簿閲覧システム利用料などがかかってきます。詳しくはお問い合わせの上、見積もりをしていただく必要があります。
最低料金を試算してみますと、初年度の費用は以下のようになります。
・基本システム 企業グループ1社目:月額42,000円 ⇒ 年額504,000円
・TKCデータセンター利用料(10GBまで):月額9,500円 ⇒ 年額114,000円
・FX4クラウド電子帳簿閲覧システム(システム利用料):20,000円
・導入コンサルティングサービス(12時間):200,000円
合計:838,000円
となります。会計ソフトにおいては料金は高めと言えます。
ミニマムで1,980円から使用することができて、コスト面でメリットがある「会計ソフトfreee」の詳細はこちらから。
仕事の現場で小口現金の入力に使っていますが、結局は本部で確認して修正しなければならないことがあります。
本部とこちらで勘定科目のずれが生じてしまっているので、修正が二度手間になり、会計の知識がないと仕訳が分かりづらいだろうと思いました。
FX4クラウドは他のサービスと比較して、仕様がシンプルに作られていると思います。
入力フォームもシンプルで分かりやすいので、入力者が変わった時の引き継ぎも行いやすいと感じました。
若干動作が重いかな?と感じるときがありました。
これが大きな不便とは感じていませんが、その辺りが改善されると、なお作業がしやすいだろうと思います。
月額6万円程度
2017年12月~2022年3月現在も利用中
複数社分、複数人で使用、部門別管理をするため
・科目コードを覚えたら、4桁の科目コードを入力するだけで仕訳を入力できる。
・よく発生する仕訳は仕訳辞書に登録することができるので、全部入力する必要がなくなる。
・取引先ごとに仕訳を覚えてくれるので、次回の入力が楽になる。
・インターフェイスがわかりづらい。もっと直感的に使えるようになるといい。
・細かい設定ができるが複雑なため、問い合わせをしないと理解できないことが多い。
・パソコンへのシステム登録が必要なため、複数営業所があったり、遠方だったりすると管理が難しくなる。
ある程度の規模のある会社(複数部門管理・IB・複数入力担当者)には向いているのでおすすめできるが、規模の小さい会社には必要のない機能もあると思う。