弥生会計オンライン

記事更新日: 2018/09/22

執筆: 宮嵜涼志

運営コメント

弥生会計オンラインの最大の魅力は、経費精算サービスを無料で利用できること。MFクラウドなどで経費精算サービスを導入する場合より割安に利用できます。また、2015年以降登記の法人は初年度無料で使える点も魅力です。ただし、その際も利用できる人数が 1人であることには注意することが必要です。

1. スマート取引取込

銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、レシートや領収書のスキャンデータやスマホアプリで撮影したデータを取り込み、自動仕訳

2. 会計帳簿・経営レポートの自動作成

登録した取引から会計帳簿を自動で集計・作成できる。また日々入力した取引の集計結果をわかりやすいグラフで表示可能

3. 決算書作成機能

入力されたデータに基づいて、かんたんに決算書を作成できる

良い点

電話/メール/チャットに加え、画面共有サポートなどがあります。他の会計ソフトと比較してもサポートが充実しています。

悪い点

取引データの取り込み機能が弱いです。また1つのライセンスで1人でしか利用できません。

費用対効果:

freeeやMFクラウドには劣ります。ただし経費精算を無料で利用できることまで考えると、非常にコスパが良いです。

UIと操作性:

経理業務に慣れていない人にも使いやすいように工夫されています。

サポート:

他社と比べてサポートが充実しています。どのプランでも電話サービスを受けることができます。

安心の老舗ブランド「弥生会計」の特徴・評判は?

freeeやMFクラウドと並び、クラウド会計ソフト3強の一角を占める「弥生会計オンライン」。会計ソフトで歴史と実績のある弥生株式会社が提供しています。弥生は数多くの会計サービスを提供していますが、弥生会計オンラインはクラウド型の法人向け会計ソフトです。

この記事では「弥生会計オンライン」でできることから、freeeと比較した機能や特徴まで、徹底解説します。

クラウド会計ソフトとは?

クラウド型の会計ソフトと比較されるのは、インストール型の会計ソフトです。ちなみに弥生は2種類の法人向け会計ソフトを提供していて、クラウド型ソフトが弥生会計オンラインで、インストール型ソフトが「弥生会計18」です。

クラウド型ではインターネットを介して会計ソフトを利用するのに対して、インストール型では自分のパソコンにソフトウェアをインストールして使います。では、クラウド型とインストール型のどちらを導入すれば良いのでしょうか?
結論として、クラウド型会計ソフトをおすすめします。

クラウド型のメリットとしては、以下のような点が挙がられます。

・WindowsでもMacでも使える

・ネット経由だから、どこでも、スマホでも使える

・バージョンアップが不要

・銀行口座やカード明細などから取引データを取り込める

一方、デメリットとしては、ページが重く挙動が遅い場合があるという点が挙げられます。しかし最近は通信速度も劇的に向上していますし、一つ目のデメリットである操作性も昔ほど気にならなくなりました。

結果として、クラウド会計ソフトの「銀行口座やカード明細などから取引データを取り込める」というメリットがあまりにも強力なため、クラウド型の普及が進んでいるというのが現状です。

弥生会計オンラインでできること

弥生会計オンラインの基本的な機能を紹介していきます!

1. スマート取引取込

口座の履歴から明細データを取り込める

クラウド会計ソフトを利用する最大の魅力が、この取引取込です。銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、レシートや領収書のスキャンデータやスマホアプリで撮影したデータを取り込み、自動仕訳する機能です。

例えば銀行明細だと、弥生と連携している金融機関のインターネットバンキングの口座から、入出金の履歴の明細データを取り込み、自動で仕訳をしてくれます。わざわざ銀行まで記帳しに行く必要もなく、1行ずつ確認し会計ソフトに手入力する手間もなくなります。

この機能により、会計業務の中でも時間がかかる帳簿作成のためのデータ入力の負担を大幅に軽減することができます。けっして安いとはいえない会計ソフトですが、業務負担を軽減した分、人件費などのコストが浮くと考えれば、十分におつりがくるといえます。

2. 会計帳簿・経営レポートの自動作成

登録した取引から会計帳簿を自動で集計・作成できます。また日々入力した取引の集計結果をわかりやすいグラフで表示。24時間いつでも、経営状況がひと目で確認できます。

弥生会計オンラインで作成可能な帳簿

3. 決算書作成機能

画面が指示するステップに沿って、かんたんに決算書が作成できます。

弥生会計オンラインの3つの特徴

弥生会計オンラインの基本的な機能を紹介してきましたが、次は他の会計ソフトと比較した、弥生会計オンラインの特徴を紹介していきます!

1. 充実したサポート

弥生会計オンラインのサポートは、freeeやMFクラウドに比べても充実しています。電話・メール・チャットによるサポートはもちろん受けられますし、特に便利なのが他のソフトでは見られない画面共有サポート。画面をオペレーターと共有しながらサポートを受けることができます。

2. 経費精算機能が無料で使える

弥生会計オンラインの利用者は、人気経費精算サービスであるStapleの弥生版を無料で使うことができます。弥生と連携した「Staple for 弥生」を利用することで、経費精算の内容を自動で仕訳することができるなど、経費精算を大きく効率化することが可能になります。

Stapleは本来、1ユーザーあたり月600円かかるサービスですから、これは非常にお得だといえます。

 

3. 2015年以降登記なら初年度0円

弥生会計オンラインは、2018年12月31日まで起業家応援キャンペーンを実施しています。これは2015年1月以降に設立(登記)した法人は、初年度0円で弥生会計オンラインを利用することができるキャンペーンです。

サービス内容はベーシックプランと同じで、すべての機能が利用可能で、電話/メール/チャットによるサポートを受けることができます。先ほど紹介した画面共有サポートも受けられます。通常だと32,400円(税込)かかるので、かなりお得だといえます。

気になるのは次年度更新。自動更新なので決済情報の登録は必要ですが、更新前にメールで通知がくるので、気づいたら勝手に更新されていた!という事態になることはありません。また次年度更新の際に解約できる、というのは見逃せないポイントです。

料金プラン

弥生会計オンラインを選ぶなら、ベーシックプランを使用しましょう。セルフプランとの違いはサポートの有無です。セルフプランでは、最大の2ヶ月の初期サポートを除いてサポートを受けることができません。

画面共有サポートを始めとした充実したサポートは、弥生会計オンラインの大きな魅力であるため、サポートサービスが利用できるベーシックプランをおすすめします。

無料体験プランは最大2ヶ月間です。

料金プランなど弥生会計オンラインの詳細はこちら

活用アドバイス

「2015年以降に登記した法人は初年度0円」という起業家応援キャンペーンはかなり強力です。弥生会計からMFクラウド・freeeへ移行するのは容易で、移行の具体的な方法に関して情報も豊富なので、初年度ひとまず弥生会計オンラインを使って、それを踏まえて次年度に再度検討するのは、たしかにひとつの手だといえます。

一方で、新しい会計ソフトを実際に使用して慣れるのには時間がかかりますし、再検討と移行には手間とコストがかかります。たとえ起業家応援キャンペーンを利用できる会社でも、安易に弥生会計クラウドを利用すると判断するのは賢明ではないでしょう。

口コミ・評判

チャットサポートは、身近な“会計の先生”のような存在
株式会社剛健社

小さな疑問でも、チャットならば気軽に相談できて、即解決できる。私にとって、身近な会計の“先生”のような存在です。また文字として履歴が残るので、聞き漏れや勘違いもなく、後で見返すことができるのもメリットですね。

会計データを適切に抽出でき、財務分析がスムーズに
株式会社スペースマーケット

以前は、勘定科目の統一や総勘定元帳の会計データの適切な抽出に難を感じていましたが、弥生会計導入によりデータ抽出が直感的に、また財務分析においてもスムーズに行えるようになりました。

使いやすさに加えて弥生ブランドの安心感があります
株式会社HF.M

「弥生会計」にはブランド力というか、どこか安心感のようなものがあります。長く使う会計ソフトなので、サポートや、ブランドに根付いた安心感も、導入を決めた大きな要因でした。

 

freeeとの比較

次に、人気クラウド会計ソフト代表格であるfreeeと弥生会計オンラインを比較していきます!

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画像出典元:MM総研「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査

上の円グラフが示すように、クラウド会計ソフトではfreeeが全体の3分の1程度のシェアを占め、頭一つ抜き出ている状態です。

サポート

全体としては、画面共有サポートなどがある弥生会計オンラインの方が充実しています。freeeもメール/電話/チャットのサポートを提供していますが、価格を抑えたセルフプランだと、電話サポートを受けることができません。

利用できる人数

弥生会計オンラインとfreeeの年間利用料金は以下の表の通りです。


赤字がおすすめの料金プラン

ここで要注意なのが利用できる人数。弥生会計オンラインでは、上記の料金で 1人しか利用することができません。一方で、freeeでは管理者含めメンバー3人まで利用が可能です。

料金と機能

料金は先ほど紹介した通りですが、機能の違いはあるのでしょうか。おすすめのプランである、弥生会計オンラインのベーシックプラン(年額32,400円)とfreeeのミニマムプラン(年額25,660円)で比較します。

結論からいうと、弥生会計には経費精算機能があり、freeeには請求書機能があります。

記事冒頭の弥生会計オンラインでできることで紹介した、スマート取引取込、会計帳簿・経営レポートの自動作成、決算書作成機能といった基本的機能は、freeeも備えています。それに加え、freeeには見積書・納品書・請求書の作成機能があります。しかも書類を作成できるだけではなく、請求内容を自動で帳簿付けする機能や、freeeの画面上でメール送信もあり非常に使い勝手が良いです。

一方で、弥生会計オンラインで請求書を作成するには、Misoca(基本有料)というサービスと連携する必要があります。

freeeには請求書郵送代行機能も

スマホアプリ

領収書などの管理をその場でできるスマホアプリ。クラウド会計ソフトのメリットですが、その評価もfreeeの方が優れているのが現状です。

弥生会計オンラインの☆評価は3.3であるのに対して、freeeは4.3。また評価数も弥生会計オンラインが27件なのに対して、freeeが6,970件ですので、freeeのスマホアプリがより多くの人に使われ、かつ高評価を得ていることが分かります。

どっちがおすすめ?

経費精算機能を使うのであれば、弥生会計オンラインのベーシックプランがおすすめです。freeeは2018年の7月からの料金変更により、経費精算機能を含んだベーシックプランの料金が高くなってしまっているのが残念なところです。

一方で、freeeの操作性の高さに対する支持は厚いので、経費精算機能をそれほど必要としない少人数の会社などはfreeeのミニマムプランがフィットするでしょう。

 

弥生会計オンラインの評価は?

弥生会計オンラインの最大の魅力は、経費精算サービスを無料で利用できること。freeeやMFクラウドで経費精算サービスを導入する場合より割安に利用できます。

また、2015年以降登記の法人は初年度無料で使える点も魅力です。ただし、その際も利用できる人数が 1人であることには注意することが必要です。

弥生会計オンラインの詳細はこちら

画像出典元:「弥生会計オンライン」公式HP・「freee」公式HP

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