TOP > 鬼頭政人 > 電子契約サービスfreeeサイン(旧:NINJA SIGN) freeeサイン株式会社代表取締役CEO 鬼頭政人が注目しているSaaS 7選
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https://www.salesforce.com/jp/
Salesforceは、非常によく作り込まれているサービスなので、初めの構築と運用をしっかりと行えば、とても素晴らしい導入効果につながると思います。
しかし、反対に言えば多機能ゆえに、使いこなすことは難しく、そうなると、とてももったいないサービスともいえます。
弊社では、freeeサインの商談報告を入力するなどしています。
Slackとの連携機能もあり、Salesforceに商談報告を入力すると、Slackに自動投稿してくれる形で連携しています。
また、一番利用している機能はデータ分析です。
レポートとして一定の条件を抽出しているので、商談のデータを入力すると、今月の成果予測や個人別の成績を自動集計してくれます。
ある程度のITリテラシーがあれば最低限は使うことができるサービスですが、データを集計したり、構築したりするのは難易度が高く、Salesforceに特化したスキルが必要です。
Salesforceエンジニアという言葉があるくらいなので、使いこなす上で社内に、データを構築できる人がいることは必須です。
弊社でも利用者数は40人ほどですが、実際に構築を行っているのは2,3名ほどです。
GitHubはソフトウェア開発のプラットフォームですが、弊社では事業側からの要望をチケット化して、それを看板方式に並べてエンジニアが開発する、という形で利用しています。
作成したチケットに優先順位をつけたり、進捗状況を管理したりすることができます。
この進捗管理で使いやすいのが、色分け機能です。
例えば色分け機能によって、サービスの機能改善のタスクなのか、バグ改善のタスクなのかを一眼で判断できます。
今更とりあげるまでもない、エンジニアのデファクトスタンダードになっているサービスといえます。
そのため、40名ほど在籍しているエンジニアも、初めから使い方を熟知していて、仕事を始めるまでに「使い方に慣れる」というラグが発生しないのも魅力です。
仕訳入力などを行うことで、銀行口座と連携して、キャッシュの残額をみたり、月々の会計周りの数値を把握することができるサービスです。
経営者としては、資金繰りやPL、BSの詳細がわかるので、個別の勘定科目で今どのくらいのお金が使われているかをすぐに把握できるので助かっています。
例えばPLでは、今月の業務委託費が膨らんでいることに気がつけば、業務委託費のカテゴリをクリックして、その詳細を見ています。そこを見て、何にいくらかかっているかを知ることができ、会社がどのように動いているかを把握できます。
ジョブカンワークフローは、弊社の社員から承認依頼がくるので、そこに承認、コメント/差し戻しなどに利用しています。
また、過去の承認を検索することもできます。
承認に関しては、スマートフォンのアプリからも可能です。
そのため、移動中でも承認することができ、便利です。
ただ、アプリがウェブビューになっているのか、動画が少し遅いので、この点が解決されると、より使い勝手がよくなると考えます。
外部とのやりとりには、ChatWorkを利用しています。
Slackは、共有チャンネルを作成しなければいけないのに対し、ChatWorkは先方がアカウントを持っていれば、すぐにやりとりを開始できるので外部とのやり取りに便利です。
具体的には、Facebookのような友達リクエストがあり、そこでつながっている方は、自由にグループに招待できます。
そのため、SNSに近い感覚で利用できています。
また、機能がシンプルなので、非エンジニアにとっての使い勝手が非常に良いです。
エンジニアの割合が少ないなど、ITリテラシーがそこまで高くない方が多い企業の場合、Slackよりもチャットワークの方が適しているといえます。
基本的な社内コミュニケーションにはSlackを活用しています。
こちらのサービスはグローバルサービスであり、私たちが提供しているfreeeサインもグローバル展開を目指しているので、グローバルサービスを研究する一環として、利用しています。
Slackは、外部サービスとの連携がとても便利です。様々なサービスと連携できるので、Slackに様々な通知を一元化できる魅力があります。
また、スタンプ機能は画期的だと思います。初期設定のスタンプ種類も多いうえに、オリジナルスタンプも作れるので、楽しく使うことができます。
これにより、社内コミュニケーションの雰囲気もよくなっています。
freeeサイン(旧:NINJA SIGN by freee)は弊社が提供しているサービスです。
実際に弊社でも主に、2つの方法で利用しています。
まず、管理部門が契約書を締結するのに利用しています。
こちらでは、ワークフロー機能がとても便利で、オススメです。
具体的には、社内承認機能があり、担当者だけの判断で取引先に契約書を送信できないので、内部統制が効く仕様となっています。
また、承認ルートもテンプレート化できます。
例えば、通常の契約でしたら、営業本部長ベースのルートで十分です。
それに対し、イレギュラーな資本業務提携の契約の場合、社長や取締役会の決済が必要となります。
これらを、ルートのテンプレート化で簡単に使い分けることができます。
いくつかの承認ルートを作成すれば、いちいち承認ルートを設定する手間がなくなります。
次に、営業管理でも利用しています。
具体的には、freeeサインの利用をお申し込みいただく際に、その申込書をfreeeサインでいただいています。
このときに便利なのが、契約書のテンプレート化機能です。
テンプレートに先方のお名前やプラン名などを入力しますが、予めそれらの情報を設定してデータベースに保存できるので、集計もしやすく重宝しています。
テンプレートのデータベースは、ワードベース,PDFベースのどちらでも利用できます。
通常のサービスだと、契約締結日や契約金額を手動でタグ付する必要があります。
これらを締結後に手入力するのは大変なので、テンプレート化は便利ですね。