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Slack(スラック)は世界的にも導入数が急増しているビジネスチャットツールです。
まず最初に、Forbes JAPAN Web編集長の谷本有香氏に、起業ログ編集部がきいたSlackの評価を紹介します。
Forbes JAPAN Web編集長
谷本有香
これまでにトニー・ブレア元英首相、アップル共同創業者のスティーブ・ウォズニアック、ハワード・シュルツ スターバックス創業者はじめ、3,000人を超える世界のVIPにインタビューした実績がある。現在、MX「モーニングCROSS」にコメンテーターとして出演する他、TBS「ビビット」、テレビ朝日「サンデースクランブル」など、これまでレギュラーコメンテーターとして多数の報道番組に出演。経済系シンポジウムのモデレーター、政府系スタートアップコンテストやオープンイノベーション大賞の審査員、ロイヤルハウジンググループ上席執行役員など企業役員・アドバイザーとしても活動。
2016年2月より『フォーブスジャパン』に参画。著書として「世界トップリーダー1000人が実践する時間術」「何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣」などがある。
このようにSlackは社外とのコミュニケーションもスムーズも行える点が魅力のビジネスチャットです。他にもコミュニケーションを活発化させる多彩なスタンプ機能なども評価する人が多いポイントです。
この記事ではそんなSlackの特徴・評判・料金・口コミを、同じく人気ツールであるChatworkと比較しながら詳しく解説していきます。
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グループ参加以前のやり取りが閲覧できます。またGoogle CalenderやSNSなどの外部サービスとの連携が可能です。
無料版の場合に制約が多いというデメリットがあります。(音声・ビデオ通話は一対一のみ可能、ファイルストレージはチーム全体で5GBまで etc.)
有料版をChatWorkと比較したとき、機能はあまり変わらないにも関わらず、Slackの方が費用は2倍ほどかかります。
UIがシンプルで操作しやすいです。Slack 上で共有された情報は検索して簡単に見つけることができます。
無料から利用が可能で、社内SNS初心者でも簡単に使いこなすことができます。
このページの目次
DeNAや日本経済新聞社をはじめ、国内外で導入企業が急拡大しているSlackですが、利用したことがなければ具体的にどういったサービスなのかイメージしづらいのではないでしょうか。
Slackは社内SNSと呼ばれる、会社用のLINE・Messengerのようなものです。オンライン上での社内コミュニケーションを円滑に進められます。ただビジネスで利用するものなので、LINE・Messengerにはない機能もたくさんあります。
また同じようなツールとして有名なものにChatworkがあります。会社にSlackを導入しようかChatworkを導入しようか悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
結論から言うと、私はSlackよりもChatworkの導入を推奨します。なぜSlackよりもChatworkなのか、その理由は最後に説明します。
Slackはフリー・スタンダード・プラス・Enterprise Gridの4つのプランを提供しています。
無料版では、
・履歴を10,000件までしか閲覧できない
・Slackと連携できるサービスが10個まで
・1対1でしか音声/ビデオ通話を行うことができない
・ファイルストレージが合計5GBまでしか使えない
などの制限があります。
またプラスプランの場合、スタンダードプランに比べてファイルストレージの増加や、セキュリティやサポート体制の向上などのメリットがあります。
おすすめはスタンダードプランです。
Slackのメインとなる機能はすべて使えますし、ファイル共有サービスを別に利用すればストレージも問題ないでしょう。
まずフリープランで試験的に導入し、自社で利用価値があるか見極めるのも一案です。
Slack公式の紹介動画(英語)で説明されている、Slackの主な機能を厳選して紹介します。
Twitterとの連携の例
Slack最大の特徴、それは外部ツールとの連携が簡単に出来ることです。
例えば、Googleカレンダーと連携した場合、予定の前や予定が更新されたときなどに通知がいくようになります。通知時間については自分で簡単にカスタマイズすることが出来るのでリマインダーのような使い方が可能になります。
Googleカレンダー以外にも、オンラインストレージ、ビデオチャット、情報共有ツールなどと連携が可能です。ツールを追加する方法も簡単なので業務の効率化のためにぜひ活用しましょう。
ただし、無料版を利用する場合は10点までしか外部サービスの連携ができません。この機能を十分に生かすにはスタンダードプラン(月額960円)以上を利用して制限を解除しましょう。
チャンネルとは複数人のメンバーで使うチャットルームのようなものです。
Slackには以下の3種類のチャンネルがあり、部署毎・プロジェクト毎など、用途に合わせて作成することができます。チャンネルの数に制限は無いので適宜作成することが可能ですが、似たようなチャンネルを作成したり、数が多すぎるとかえって使いづらくなってしまうので注意が必要です。
メンバー全員に会話を公開したい時に使うチャンネルです。このチャンネルに投稿されたメッセージやファイルは、ゲスト以外の人物でも閲覧・検索することが可能です。
チャンネルは基本的にチームメンバー全員に公開されています。しかし、全員に共有する必要はないやり取りも多く存在するものです。
こういったときに使えるのがプライベートチャンネル。プライベートチャンネルは、招待されたメンバーのみが参加するため通知が全体にいくことはありません。限定されたメンバー向けの内容は、プライベートチャンネルでやり取りするとよいでしょう。
チャンネル名の前にある鍵マークがプライベートチャンネルの印になっています。
共有チャンネルを利用することにより、他社の Slack ワークスペースと繋がることができます。パブリック/プライベートチャンネルを共有することで、社外の連絡先ともコミュニケーションがしやすくなります。
Slack上にある過去のメッセージや通知、ファイル、ファイル内のコンテンツを検索できます。
フィルタの調整を行えば、特定のメンバーや会話、日付を指定する事が出来るので必要な情報により素早くアクセスできるようになります。フィルタの調整は簡単なのでカスタマイズすることをお勧めします。
PCだけでなく、スマートフォンからも利用できるようになっているので、普段からどちらのデバイスも活用している人にとっては嬉しいメリットです。
PCでSlackを利用する場合、ブラウザかアプリかを選べますが、ブラウザの場合だとデスクトップ通知を受け取ることが出来ないためアプリをダウンロードすることをお勧めします。
またスマートフォンからSlackを利用する場合、ブラウザからログインができないのでアプリのインストールが必須となります。
(参考)Slack公式紹介動画
2011年にローンチした日本発の社内SNSです。2021年現在、30万社以上の導入実績を誇り、国内で非常に人気が高くなっています。
ではChatworkとSlackの違いは何でしょうか?
無料版を比較すると上の表のようになります。
【共通点】
【ChatWorkフリープランの良い点】
【Slackフリープランの良い点】
ということが挙げられます。
ChatWorkのフリープランはユーザーの追加・削除ができず、広告も表示されてしまうので、かなり使い勝手が悪くなっています。フリープランを利用するのであればSlack をおすすめします。
まず、ChatWorkの料金プランについて解説します。(料金表示は税抜)
(※ChatWorkは、各プランとも5ユーザー以上の契約が必要です。)
多くの企業では基本的にビジネスプランを利用されることになります。
無料版では、
などの制限があります。
パーソナルプランは、10人以下の企業や団体、家族や個人ワーカーなどのために用意されているプランです。また、エンタープライズプランはセキュリティ管理を厳格に行う大企業向けのプランとなっています。
おすすめはビジネスプランです。最も利用されているプランで、ChatWorkの重要な機能はすべて利用できます。
ここでSlackのスタンダードプランと、ChatWorkのビジネスプランを比較します。
機能はあまり変わらないにも関わらず、料金はSlackはChatWorkの2倍ほどかかります。
例えば50人が利用するとなると、
Slack: 960円×50人×1.10=月額52,800円
ChatWork: 600円×50人×1.10=月額33,000円 ですが
これが年間になると
Slack: 52,800円×12ヶ月=年間633,600円
ChatWork: 33,000円×12ヶ月=年間396,000円となり、
年間で約24万円も違います。この差は大きいですよね。
機能が大きく変わらないことを考えれば、有料版の場合はChatWorkがおすすめです。
先ほどの表ではSlackはただ料金が高いだけのように見えますが、Slackを利用するメリットもあります。
ChatworkもSlackと同様にGoogle Calenderなどの外部サービスと連携ができます。しかし連携に対応しているサービス数はSlackの方が多いので、自社で利用しているサービスをチャットツール上で一元管理したい場合はSlackを選ぶといいでしょう。
エンジニアにとって嬉しいのがSnippet機能によってコードを共有しやすいという点です。しかし、これもプログラミングから縁遠い業界の企業にとってはあまり必要のない機能ですね。
株式会社サイトビジット 代表取締役
鬼頭政人
2000年開成高校卒業。2004年東京大学法学部卒業。2005年司法試験合格。2006年慶應義塾大学大学院法務研究科修了(JD)。 2007年司法修習終了、弁護士登録(旧60期)。
2007年石井法律事務所入所。弁護士として企業に関わる中、より経営や財務面にも携わる機会を求めて2010年株式会社産業革新機構入社。2013年株式会社サイトビジットを起業。
ログミー株式会社代表取締役
川原崎晋裕
1981年生まれ。3年間、ネット求人広告の営業として働いた後、2007年に株式会社サイゾーに入社。サイゾー初のWebメディアである「日刊サイゾー」を立ち上げ、自ら編集・運営・マネタイズなどを担当。その後、サイゾーウーマンなど計10以上のメディアを立ち上げ、合計1億5000万PV/月以上の事業へと育て上げた。
2013年に独立して、同年8月に株式会社フロックラボ(現・ログミー株式会社)を設立。メディアコンサルタントとしてさまざまな企業のWEBメディアをプロデュースしつつ、動画書き起こしメディア「ログミー」を立ち上げ、現在に至る。
外部サービスとの連携の幅が広いです。DropBoxやSkype・Hangoutなどのメジャーなクラウドサービスとの連携が可能なので、それぞれに合わせた便利な使い方ができそうです。他サービスと連携させるような使い方をしない限りは大きな利点が無いかもしれません。
話題毎にチャンネルを立てていますが、チャンネルが乱立しやすく、会話をロスしてしまうこともあります。
導入後は細かい設定が変更できるため、自分の所属するチームに合ったカスタムができる点は大変恩恵を受けています。
*「Slack」「ChatWork」公式HP参照
今回は社内SNSツールSlackについて、ChatWorkと比較しつつ解説しました。
Slackの利点である「カスタマイズがしやすい」という点はエンジニアの多い会社であれば使い勝手がいいでしょうが、そうでない企業からすれば使いこなせないでしょう。
無料で利用するならユーザー管理がしやすいSlackがおすすめですが、有料版の場合、基本の機能はChatWorkもSlackも大きく変わりませんので、費用面を考慮した上でも筆者はSlackよりChatWorkをおすすめします。
画像出典元:「Slack」・「ChatWork」公式HP
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