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リモート会議が定着した昨今ですが、Web会議中に音声が途切れ、会議がスムーズに進まなかった経験がある方も多いのではないでしょうか。
リモート会議でもスムーズなやり取りを実現したいなら、電話会議システムがおすすめです。
この記事では、電話会議システムの概要やメリット・デメリット、導入する際のポイントについて解説します。
おすすめの電話会議システム6選もご紹介しますので、電話会議を効率化する際の参考にしてください。
このページの目次
電話会議システムとは、音声コミニュケーションを主体とした会議システムのことです。
いつも使い慣れている固定電話や携帯電話を利用するため、導入や運用に専門的な知識やスキルが必要ありません。
複雑な機器を導入することなく、簡単に遠隔地から経営層や上司、同僚などと電話会議できるようになります。
リモート会議を実施するシステムとしては、電話会議システムのほかにWeb会議やテレビ会議があります。
Web会議システムは、遠隔地から映像と音声を介したコミュニケーションができるツールです。
相手の顔や表情がみれるため、電話会議よりも綿密なコミュニケーションができます。
参加者全員でパソコン画面を共有して、新商品のプレゼンテーションなどを行うことも可能です。
電話会議システムと同様にスマートフォンやタブレット、PCを利用するため、特別な機器を導入する必要もありません。
テレビ会議システムは、Web会議システムと同様に映像と音声コミュニケーションが可能なシステムです。
ハイエンドな回線や機器を利用するため、Web会議システムよりも安定した会議運営ができます。
その分、3つの中で最も導入コストが高めです。
電話会議 | Web会議 | テレビ会議 | |
回線 | 電話回線 | インターネット回線 | テレビ会議専用回線 |
コスト | 通話時間に応じた従量課金制が多い | 月額固定制が多い | 月額固定制が多い |
推奨参加人数 | 2人~6人 | 2人~20人 | ~数百名でも可能 |
必要な機器 | 固定電話、携帯電話、タブレット | パソコン、カメラ、マイク | 専用回線、専用機器、専用システム |
会議できる場所 | 電話回線が使える場所 | インターネットを使える場所 | 専用機材を設置した場所 |
メリット |
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デメリット |
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電話会議システムは、固定電話や携帯電話があれば簡単に導入・運用できます。
Web会議システムやテレビ会議システムのように、専用アプリをインストールしたり、ハイエンドの回線や関連機器を用意したりする必要がありません。
設備投資をできるだけ抑えて遠隔会議を行いたい企業におすすめです。
電話会議システムは電話回線を使用するため、インターネット回線よりも安定した会議を実施できます。
Web会議システムのように、利用者の増加によって通信が乱れたり、会議が途中で中断したりすることもありません。
インターネット回線のインフラ設備が未熟な国の人とも気軽に電話会議できます。
電話会議システムは、固定電話や携帯電話さえあれば誰でも簡単に利用できます。
テレビ会議システムのように、参加者全員が目視できるような大規模なスクリーンを用意する必要もありません。
国や言語に縛られないため、海外在住者向けの会議にも利用できます。
遠隔会議する方法としては最も簡単な手法といえるでしょう。
電話会議システムの料金プランは、ベンダーによってさまざまですので事前によく確認しておきましょう。
月額固定の基本料金に加えて、参加者の人数や通話時間などに応じて従量課金されるものが一般的です。
ほかにも管理者側から参加者に呼びかけしたり、フリーダイヤルを利用したりする際にも別途料金がかかるケースも。
電話会議システムを導入する際は、基本料金の比較だけでは不十分です。
自社に必要な機能を利用するのに、トータルでどのくらいの月額コストがかかるのかを確認しましょう。
回線の品質は、電話会議システムにおいて最も重要な要素のひとつです。
回線の質が悪いと、電波の弱い場所から会議に参加する場合などに音声が途切れ、話し合いがスムーズに進まなくなります。
電話会議システムを導入する際は、回線の品質が安定しているものや、複数のアクセスポイントを設定しているものなどを選びましょう。
トラブルが発生時に問題を迅速に解決できるか確認しましょう。
電話会議の開催にどれだけ準備をしたとしても、トラブルの発生リスクをゼロにすることはできません。
万一の際にもすぐ通信を復旧できるように、どのようなサポートが利用できるのか確認してください。
画像出典元:「V-CUBE ボイス」公式HP
V-CUBEボイスは、誰でも簡単に会議を開催できる電話会議システムです。
管理側が呼びかけるだけで会議を開催できるため、会議ごとに新たなURLやルームIDなどを発行する必要がありません。
専用機器不要で、初期費用・月額基本料金ともに無料なので、サービス利用時以外には料金がかからない点が嬉しいポイントです。
また、24時間365日いつでもサポートを受けられます。
プラン名 | 通常プラン |
初期費用 | 無料 |
利用料金 |
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サポート体制 | 24時間365日突発的なトラブルまで対応可能 |
画像出典元:「 Polycom SoundStation2」公式HP
Polycom SoundStation2は、10人までの利用に適した電話会議システムです。
全二重方式テクノロジーにより双方向対話ができるため、対面での会議に参加しているような体感を得られます。
クリアで聞き取りやすい音声会議を開催したい企業におすすめです。
また60以上の通信プラットフォームに対応しているため、ZoomやSkypeなどを活用した音声会議も開催できます。
固定電話や携帯電話と同じような使い方ができるため操作性も抜群です。
プラン名 | 通常プラン |
初期費用 | 要お問い合わせ |
利用料金 | 要お問い合わせ |
サポート体制 | 24時間 365日サポート(日本オフィスの営業時間外は英語対応) |
画像出典元:「CCA(コーラス・コール アジア)」公式HP
CCA(コーラス・コール アジア)は、あらゆる規模の会議に対応できる電話会議システムです。
通常の国際料金よりも通話料金が安く、70カ国以上にアクセスポイントを設置できます。
海外との電話会議が多くなる企業におすすめです。
2週間無料トライアル期間があるため、事前に音声や操作感などを確認できます。
また、Webブラウザやスマホアプリを利用すれば、アクセスポイントまでの通話料金も無料。
さらには、無料オプションとして、データ共有ツール「C-Meeting」の提供や、自動録音機能が搭載されているため、Web会議の利便性も取り入れた電話会議を実現できます。
プラン名 | 通常プラン |
初期費用 | 無料 |
利用料金 |
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サポート体制 | 24時間365日専任のオペレーターが対応可能 |
画像出典元:「GlobalMeet」公式HP
GlobalMeetは、多人数での通話におすすめな電話会議システムです。
海外のアクセスポイントが多いため、世界中の誰とでも安定した電話会議を開催できます。
プロのオペレーターが厳重なセキュリティのもと、数万人単位の電話会議を管理することも可能です。
コラボレーションツールを活用すれば、ビデオ会議や画面共有機能も利用できます。
また、トラブル発生時に専任のオペレーターが柔軟に対応してくれるなど、サポート体制も充実しています。
プラン名 | 通常プラン |
初期費用 | 要お問い合わせ |
利用料金 | 要お問い合わせ |
サポート体制 | 24時間365日英語対応 |
画像出典元:「Arcstar Audio Conferencing」公式HP
Arcstar Audio Conferencingは、NTTコミュニケーションズが提供する電話会議システムです。
400回線までクリアな音質で電話会議を開催できます。
一部参加者だけをミュートするなど、会議の管理機能も豊富です。
1回限りだけ有効なワンタイムPINを簡単に発行できるためセキュリティでも安心。
24時間365日電話サポートや2週間の無料トライアルが用意されています。
プラン名 | 通常契約 | 短期契約 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
利用料金 |
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サポート体制 | 平日8:00~20:00は日本語対応、それ以外は英語対応 | 平日8:00~20:00は日本語対応、それ以外は英語対応 |
画像出典元:「bizspeak」公式HP
bizspeakは、定額制の電話会議システムです。
通話時間ごとに従量料金が発生しないため、時間を気にせずに電話会議を開催できます。
入室時にチャイム音を鳴らしたり、会議に参加できる人を厳選したりする機能があるため、不用意に機密情報が盗まれる心配もありません。
会議IDと暗証番号を利用した二重のセキュリティ体制になっており、部外者の参加を未然に防止できます。
プラン名 | フリープラン | グローバルプラン | ビジネスプラン |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
利用料金 | 無料 |
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サポート体制 | 要お問い合わせ |
電話会議システムは、電話回線を利用する際に通話料金がかかります。
拠点数が増えるほど料金も高くなるので、大規模な会議を運営する場合は注意が必要です。
導入の際は通話コストも事前にしっかりと確認しておきましょう。
電話会議システムは、映像を介したコミュニケーションができません。
音声のみで会議を進めていくため、各種資料がある場合は事前に共有しておく必要があります。
電話会議システムでは相手の表情や態度などが分からないため、参加者全員の状況を正確に把握して会議を進めるのが困難です。
そのため、音声通話中でも適切なタイミングで回答者を指名したり、全員の意見をまとめたりできる人材を用意する必要があります。
電話会議システムは、遠隔地から簡単に音声会議ができるサービスです。
導入コストが低く利用条件が少ないため、国や言語が異なるグローバルな会議にも利用できます。
安定した環境でリモート会議を行いたいという企業は、今回ご紹介した電話会議システムを導入の参考にしてください。
画像出典元:pixabay、unsplash