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Web会議の「発言しづらい・意思疎通が難しい」といった課題には、オンラインホワイトボードが有効です。
Microsoft、Google、Zoomのオンラインホワイトボードならアカウントがあれば無料(追加費用なし)で利用できるので特におすすめです。
この記事では、おすすめのオンラインホワイトボード9選と、比較のポイントやメリットをご紹介します。
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このページの目次
オンラインホワイトボードとは、Web会議において共有画面上で相互に書き込み・情報共有ができるホワイトボード機能のことです。
手書き、テキスト入力、テンプレートを使用したフローチャートの作成など、情報共有の手段も豊富です。
書き込んだデータは保存でき、議事録としても活用できます。
オンラインホワイトボードは無料プランも豊富ですが、サービス内容はそれぞれです。
有料プランに比べ機能やサポートを限定したタイプや、機能は無制限でも利用人数が制限されるタイプなど。
オンラインホワイトボードを選ぶ際は、必要な項目を事前に検討しておきましょう。
参加者全員が共有中のホワイトボード画面に書き込むことでアイデアを1つの画面に集約できるため、転記ミスが起きません。
手書きかテキストによる打ち込みが選択可能で、字が綺麗でなくても見やすさに影響しないのもポイントです。
保存機能でオンラインホワイトボードの図やコメントをデータ化できます。
会議後にボードを写真に撮ったり、議事録を作成したりする手間は不要です。
各種図形やフローチャートがテンプレートで用意されており、ロジックツリー、マインドマップなどの作図に時間を取られません。
テンプレートをカスタマイズできるツールもあります。
イメージを簡単にビジュアル化できるので、会議を円滑におこなえるでしょう。
Word文書やPDFなどの外部ツールで作成したデータの取り込みや、保存したデータを転送できます。
会議資料を印刷・配布する作業は必要ありません。
業務効率化やペーパーレス化にも有効です。
画像出典元:「Microsoft Whiteboard」公式HP
Microsoft Whiteboardは、Microsoft社が無料で提供するオンラインホワイトボード。
Windowsとの互換性に優れているのが大きなメリットです。
ホワイトボードの情報は自動的に保存されるため、保存のし忘れによるデータ消失を心配する必要はありません。
TeamsでMicrosoft Whiteboardを起動すれば、リアルタイムでコラボレーションしながらWeb会議をおこなえます。
全機能を使うときはアカウントが必須のため、Microsoftユーザー以外は導入しづらい点がデメリットといえます。
オンラインからでも全員で同時にペンで描き込め、付箋や図形も使えます
画像出典元:「Microsoft Whiteboard」公式HP
▶初期費用:無料(アカウント発行する場合、別途料金が必要)
▶月額利用料:無料(アカウント発行する場合、別途料金が必要)
画像出典元:「Google Jamboard」公式HP
Google JamboardはGoogle社が提供するオンラインホワイトボード。
メリットはGoogleのアカウントを持っている人は無料で使える点です。
Google meetからホワイトボードが開ける上、データはGoogleドライブに保存されるため、Googleユーザーの導入ハードルの低さがメリットとして挙げられます。
パソコンで作成した画面がスマホでは崩れる、バッテリーの消費も激しいといったレビューから、スマホで利用しづらいのが残念な点です。
書き込みはもちろん、テキストや画像の挿入、付箋機能もあります
画像出典元:「Google Jamboard」公式HP
▶初期費用:無料(Googleアカウント所有者)
▶月額利用料:無料(Googleアカウント所有者)
画像出典元:「Zoom Blog:新しいビジュアル コラボレーション ソリューションである Zoom ホワイトボードのご紹介」
Zoomにはミーティング中に使えるホワイトボード機能がありましたが、2022年4月に新しくZoom Whiteboardがリリースされました。
付箋やコメント、画像の添付が可能になり、書き込んだ内容も自動で保存されます。
ミーティング中以外でも利用できるため、利便性が向上しています。
Zoomにサインインして使うため、アカウント作成は必要ですが、無料の基本プランでもホワイトボードは利用可能です。
Zoomを導入している企業には利用しやすいオンラインホワイトボードです。
描画や画像添付ができ、コメントも一覧で表示できるなど管理しやすくなっています
画像出典元:「Zoom Blog」
▶初期費用:無料
▶月額利用料:無料(Zoomアカウント所有者)
画像出典元:「Strap」公式HP
Strapは、デザイン性に優れた豊富なテンプレートでアイデアを気軽に資産化できるオンラインホワイトボードです。
海外製のオンラインホワイトボードが多い中、純国産で日本語のサポートが充実しているほか、導入後の初期設定までおこなってもらえるので安心です。
競合製品には無料で継続利用できるツールもあるなかで、Strapには有料プランしか用意されていませんが、機能制限なしの2週間無料トライアルを利用すれば、操作性や必要機能を事前に十分確認できるでしょう。
公開範囲の制限ができ、プロジェクトを非公開にしたい場合でも問題なく使える点がメリットです。
アクセス制限や認証、ログの記録など、セキュリティ面も整備されているため、重要な情報のやり取りでも安心して活用できます。
付箋機能やテキスト挿入、スタンプ機能を搭載しリアルタイムで共同編集が可能
画像出典元:「Strap」公式HP
▶初期費用:要問い合わせ
▶月額利用料:2週間の無料トライアルあり、有料プランはSmal、Medium、Largeの3種類。
画像出典元:「Miro」公式HP
Miroは、外部連携サービスが豊富で使いやすいオンラインホワイトボードです。
パソコンだけでなく、アプリをインストールすればiPhone、iPad、Androidなどでも利用できます。
Miroの導入メリットは、無料プランでも豊富なテンプレート機能を使える点です。
マインドマップ、フローチャート、カスタマージャーニーマップなどが用意されています。
豊富なテンプレート機能と使い勝手の良いUIで操作も簡単
画像出典元:「Miro」公式HP
▶初期費用:無料
▶月額利用料:0ドル~(有料プランあり/年契約で月額8ドル~)
画像出典元:「Whiteboard Fox」公式HP
Whiteboard Foxは、ブラウザから利用可能なオンラインホワイトボードです。
メリットはアプリのダウンロードや登録不要ですぐに活用できる点。
描画に加え、テキストや画像の挿入ができ、共有するにはシェアボタンを押してURLを相手に送るだけです。
URLにアクセスすれば、共同編集できます。
ホワイトボードに描いた情報をデータ化して保存ができない点はデメリットと言えるでしょう。
シンプルな機能で複雑な操作は不要です
画像出典元:「Whiteboard Fox」公式HP
▶初期費用:無料
▶月額利用料:無料プランのホワイトボード機能は14日間まで(有料プランあり/月額7ドル~)
画像出典元:「Ranabase」公式HP
Ranabase(ラーナベース) は、業務フローを可視化することに特化した業務改善ツールです。
フロー図やマップ図を作成でき、コメントや付箋の書き込みも可能なので、オンラインホワイトボードとしても活用できます。
他にはない機能が、作図に使用したシンボル(図形)やキーワードなどで検索ができること。
作りっぱなしにならず継続して更新できる仕組みになっています。
無料プランは業務フローの作成(スケッチ)が5枚までなのがデメリットといえます。
ガイドラインが整備されているため、業務フローの作成が初めての会社におすすめです。
一般的な作図ツールと同じ操作感で、はじめてでも迷わずフロー図をつくれます
画像出典元:「Ranabase」公式HP
▶初期費用:無料
▶利用料
・フリープラン:無料
・パーソナルプラン:550円/月(税込)~(編集者1名あたり・閲覧者5名まで)
・ビジネスプラン:79,200円/年(税込)~(編集者5名まで・閲覧者10名まで)
画像出典元:「MURAL」公式HP
MURALは、コラボレーションツールとしての機能が充実したオンラインホワイトボードです。
MURALには300以上のテンプレートがあり、効率的な会議やブレストをサポートするものから、プロジェクトのキックオフ、OKRの設定に役立つものまで幅広く用意されています。
外部ツールとの連携にも優れ、たとえばMicrosoft Teamsではミーティング時にMURALを共有し、共同編集できます。
PDFやPNGに出力する際に日本語が文字化けすることはありませんが、メニューなどは英語表記なので、英語が苦手な方が操作にとまどうことが懸念されます。
基本の付箋機能やテキスト入力にくわえ、タイマー機能、投票機能も備えています
画像出典元:「MURAL」公式HP
▶初期費用:無料
▶月額利用料:無料(有料プランは月額1人あたり9ドル~)
オンラインホワイトボードを利用すれば、情報やアイデアを簡単に共有できるので、齟齬なく議論できスムーズに会議を進行できます。
複数人でリアルタイムに共同編集できる機能を使えば、参加した全員がコメントしやすい環境をつくれます。
Web会議における発言のハードルを下げることができるでしょう。
Web会議にありがちな意思疎通の課題を改善できることが、オンラインホワイトボードのメリットです。
可視化したアイデアをさらにデータとして保存できるのも、オンラインホワイトボードのメリットです。
設置型のホワイトボードが持つ役割は「情報の可視化」のみであり、メモで書き写すか写真を撮らなければ、会議後に見返すことはできませんでした。
オンラインホワイトボードは、記載した内容をそのまま共有したり、PDFやPNGに変換したりできます。
コメントやチャットも履歴に残るので、議事録としても活用できるのがオンラインホワイトボードの魅力です。
オンラインホワイトボードを利用すれば、文字の綺麗さや作図の上手さに左右されず、だれでも見やすく記録を残すことができます。
テンプレートが豊富なオンラインホワイトボードなら、スピーディかつ見やすく、会議の内容をビジュアル化することが可能です。
後から見返して何が書いてあるか分からないという事態もなくなるでしょう。
オンラインホワイトボードの使用はインターネット上での作業となるため、通信環境やパソコンのスペックによって作業性が左右されます。
無料トライアルなどを利用した事前の動作環境のチェックは必須です。
くわえて、共同編集のタイムラグは気にならないか、多機能なツールはその動作自体が遅くないかもチェックポイントです。
機能だけでなく、社内やリモートワーク場所のネット環境に適したものを選びましょう。
オンラインホワイトボードは日本語に完全対応しているものと、基本は英語表示のものに分かれています。
英語表示のものでも直感的に操作できますが、メニューのマークや簡単な単語は理解しておく必要があります。
従業員がスムーズに利用できなくては導入しても活用されません。
複数の部署、年齢層にトライアルに協力してもらうことをおすすめします。
オンラインホワイトボードの多くは、無料プランと複数の有料プランを用意しています。
無料プランを機能制限なしに利用できるのはおすすめ4選でご紹介した、Microsoft Whiteboard、Google Jamboard、Zoom ホワイトボードです。
3つともアカウントに紐付いているので、自社がアカウントを有するサービスのものを選べば、追加費用なしで手軽に使えます。
ほかのツールでは便利な機能は有料プランが対象になっているので、ビジネス利用には有料プランがおすすめです。
Web会議は便利な反面、意思疎通がしづらいというデメリットもあります。
オンラインホワイトボードを導入し会議の情報を可視化することで、お互いが意見を出しやすくなり円滑なコミュニケーションが可能です。
上手く活用して業務効率化を図り、社内の生産性を高める効果が期待できます。
最初から有料ツールを導入するのではなく、まずは無料のオンラインホワイトボードを試して、使い心地をチェックしてみるのがおすすめです。
画像出典元:O-dan