契約書レビュー支援サービスについて

【最新比較】AI契約書レビュー支援サービスとは?おすすめ11選と選び方

記事更新日: 2024/03/18

執筆: 編集部

AI契約書レビュー支援サービスとは、「AIが契約書の内容についてチェックを行う」サービスで、契約書の条項について「自社にとって有利 / 不利か」の判断や「不足または不要な項目があるか」を短時間で自動判定する便利なサービスです。

テレワーク化が進む中で、とくに法務部門は、緊急事態宣言下においても押印のためだけに出社しているケースが多く見られ、今後テレワーク化への対応は必須となっています。

このような状況下、契約書のチェックに大幅な時間と人材コストがかかっているという企業にはとくに導入をおすすめしたいサービスです。

この記事では、AI契約書レビュー支援サービスの機能や選び方のポイント、メリット・デメリットを解説していきます。

メリット
  • SaaS LOG独自調査の比較表がもらえる!
  • 比較表で一番安いサービスがわかる!
  • 機能も比較できてサービス選択に失敗しない!
下矢印

AI契約書レビュー支援サービスでできること

自動チェック機能

条項の抜け落ちや見落としを指摘してくれる機能です。チェックすべき箇所がひと目で分かります。

リスク判定

条文の有利・不利を判定してくれる機能です。中には修正例の提示や条文例の解説までできるものもあります。

条文検索機能

定形の契約条項や特有の条項などの契約書データを登録し、検索できる機能です。過去例のリサーチの手間を減らし、比較が簡単になります。

ただし、以下の場合はAIでは判断できないため、人の目によるチェックが必要です。

  • 契約締結の背景や前後関係
  • リスクをどこまで許容するか

人間による判断が必要な場合や、初回や大口契約といった特別な契約の場合は、弁護士に依頼することをおすすめします。AIが行う部分と自社が行う部分、またプロの弁護士に任せる部分を上手に区別することが大切です。

おすすめの契約書レビュー支援3選

契約審査を流れるように、スピーディーに『LegalForce』


画像出典元:「LegalForce」公式HP

特徴

「株式会社LegalOn Technologies」が運営するLegalForce(リーガルフォース)は、大手企業をはじめ法律事務所など2,500社を超える導入実績を持つAI契約審査プラットフォームです。

開発専任弁護士と法律事務所が監修に携わり、情報セキュリティマネジメントシステム規格の取得やセキュリティ専任者がいるため、クラウドサービスの利用が不安な方も安心して利用できます。

契約書ファイル(Word/PDF/画像PDFに対応)をアップロードするだけで、約50類型(*)の契約書について自動レビューでき、契約書の有利不利や差分などを瞬時に判定してくれます。そのほか、過去の契約書から欲しい条文の検索や英文契約書のレビュー、Wordアドインなど実務に便利な機能が多数搭載されています。

機能

・AIレビュー:50類型の契約書について自動レビューが可能
・条文検索機能
・英文契約書対応
・Wordアドイン

料金プラン

初期費用+月額費用がかかります。

詳細はお問い合わせが必要です。

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自社基準のレビューが可能になる『MNTSQ(AI契約レビュー)』

画像出典元:「MNTSQ(AI契約レビュー)」公式HP

特徴

MNTSQは、契約レビューに必要な情報をAIが自動で提案

自社の契約ナレッジと四大法律事務所の一つ「長島・大野・常松法律事務所(NO&T)」のノウハウから、ベストな内容が提示されます。

日常の契約業務から情報を自動で収集・ナレッジ化するため、業務に伴うデータ収集の手間はかかりません。

なお、AI契約レビューは、契約業務プロセスサービス「MNTSQ CLM」内の機能となります。

機能

MNTSQ 案件管理
・案件検索・リスト表示、案件担当状況の可視化、ステータス管理、依頼フォームの作成、更新時のメール通知、添付ファイル管理、閲覧・操作権限の制御、参考ナレッジ提案、閲覧・操作権限の制御、参考ナレッジ提案

MNTSQ 契約管理
・契約書のアップロード、台帳/契約書の一覧表示、管理項目のカスタム、管理項目の自動入力、自動アラート通知、関連契約書の紐づけ、契約書の検索、ファイル出力、閲覧・操作権限の制御

MNTSQ データベース
・PDFデータのOCR、条項分解、メタデータ管理、雛型管理、ナレッジの閲覧、操作権限制御

料金プラン

MNTSQの料金プラン、デモの詳細については、お問い合わせが必要です。

 

契約書の類型は不問!どんな文書でも自動比較『LAWGUE』


画像出典元:「LAWGUE」公式HP

特徴

LAWGUEは、AIと独自の特許技術で、契約書作成の効率化に貢献する契約書レビューサービスです。

他社サービスと異なり、契約の類型を問わず、どんな文書でもレビュー可能な点が強みです。

レビュー対象の契約に似た過去契約書を自動で見つけ、親和性の高い順に全て提示、欠落条項のサジェストもしてくれます。

また、インデントの自動補正などの独自機能で、時間をとられがちな非効率な業務も高速化が可能。

契約書や定形文書の作成・レビュー・管理の効率化に課題を抱えている企業におすすめしたいサービスです。

機能

・過去資産との自動比較
・出版社提供の解説つき雛形(オプション提供)との比較
・欠落条項にAIサジェスト機能
インデント、条文番号の自動補正

料金プラン

詳細についてはお問い合わせが必要です。

各社の課題にあわせてカスタマースタッフがヒアリングをし、適切なプランを提示してくれます。

現在、トライアル利用も可能なため、導入前に機能を実際に試してみたいという方もぜひお問い合わせください。

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その他のおすすめAI契約書レビュー支援サービス

GVA assist


画像出典元:「GVA assist」公式HP

特徴

「GVA assist」(ジーヴァ アシスト)は、弁護士の知見と自社の知見を活用して、契約審査業務を効率的に行えるようになる、AI契約審査クラウドです。

リスクや不足条文の検知、条文修正案やコメント案の即時参照、形式的なチェック業務の自動化を瞬時に行えるようになり、審査品質の向上や業務効率化を実現できます。

自社の契約ナレッジを活用して審査を行える様々な機能があり、法務部門全体としての対応力を高めたい企業にオススメのサービスです。

機能

・AIレビュー機能:250種類以上の契約書ひな型(プレイブック)に対応
・PDF対応(OCR搭載)
・文書比較機能(新旧対応表形式、Word/PDF対応)
・自社の契約ナレッジ活用機能

料金プラン

GVA assist は企業向けプランと法律事務所向けプランがあります。

利用には初期費用と月額費用がかかります。

詳細はお問い合わせが必要です。

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Hubble


画像出典元:「Hubble」公式HP

 

特徴

Hubbleは法務ドキュメント業務を効率化する契約書管理クラウドサービスです。

作成した書類の管理や共有を効率化することで法務作業の生産性を向上します。

誰もが簡単で使いやすい操作性に定評があるため、法務担当者だけではなく、事業全体で使えるサービスと言えるでしょう。

機能

  • ドキュメントリスト:契約書作成と同時に自社専用の契約台帳を半自動で生成。フルカスタマイズ可能な台帳あり。
  • 全自動バージョン管理:wordで編集して終了すると、自動でバージョン管理 差分の自動抽出。
  • 更新期限通知:月に1回、期限が切れる契約書を事前に通知。
  • 強力な検索機能:Hubbleに蓄積されたデータはデータベースとなり、全文検索、条項検索など様々な条件で検索可能。
  • OCR機能 PDFをアップロードした際、文字情報を持たないPDFでもテキスト検索が可能なように、文字情報を付与。
  • 法務コメント 事業部には非公開で法務内でのコメントが可能。

 

料金プラン

Hubbleでは、 月額¥60,000〜、企業規模や課題に合わせて最適なプランが用意されています。

無料トライアルあり。

詳しくは、以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。

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契約レビューパック

画像出典元:「契約レビューパック」公式HP

特徴

「契約レビューパック」とは、導入企業数No.1の電子契約サービス「GMOサイン」が提供する契約ライフサイクルマネジメント(CLM)サービスです。

システム上で作成・承認した契約ファイルを、そのままGMOサインで締結・管理。

契約前から契約締結、契約後まで、すべてのフローを一元で管理することが可能です。

契約書をテンプレートで作成でき、Word文章の取り込みや編集にも対応

レビューやコミュニケーション履歴を蓄積すれば、契約に関する業務に役立てられるでしょう。

承認フローも柔軟にパターンを設定できます。

機能

  • カスタム項目セット機能
  • 承認フロー設定機能
  • 業務効率化促進ツールと連携

料金プラン

下記の料金とは別に、契約印&実印プランの月額基本料金9,680円がかかります。

ID数によって月額費用が決まる形式で、最低利用期間は12ヶ月です。

SSO(SAML認証)とIPアドレス制限は、それぞれ11,000円(税込)の月額費用で利用できます。

1ヶ月のトライアル期間があり、すべての標準機能を無料で試すことが可能です。

ID数 初期費用(税込) 月額費用(税込)
25 330,000円 55,000円
100 99,000円
300 154,000円
500 198,000円
無制限 330,000円

 

契約レビューパック 含む資料を一括DL 

 

LFチェッカー


画像出典元:「LFチェッカー」公式HP

特徴

LFチェッカーは、従業員数20名以下の小規模企業向けに開発された契約業務効率化ツールです。

導入実績3,000社以上のLegalForceと同様のAIによる契約書自動レビュー機能で、対応例やサンプル条文の結果表示により修正の手間を大幅に削減できます。

初期費用なし、月額9,900円(税込)とリーズナブルな価格で利用することができ、秘密保持契約書、業務委託契約書などよく使われている契約書類型に対応しています。

法務専任の担当者がいない、リソース不足で契約業務に負荷がかかっている小規模企業におすすめのサービスです。

機能

  • 弁護士監修AIによる自動レビュー機能
  • 契約書類型に対応
  • 重要度カスタム
  • サンプル条文
  • 法的な関連情報の表示

料金プラン

LFチェッカーは、初期費用なし、月額9,900円(税込)で利用することができます。

 

【無料】今すぐ資料をダウンロードする 

 

LawFlow

画像出典元:「LawFlow」公式HP

特徴

元裁判官監修のLawFlow(ローフロー)は無料プランから始められるのが特徴です。秘密保持契約と一般的業務委託契約に限り、AIによる契約書チェックが受けられるため、コストを抑えて始めたい方に向いているサービスと言えるでしょう。

有料プランでは、自社の契約書をひな形に設定しその差分を表示する機能やメンバー間で契約書の共有ができるチーム機能、また契約書の編集やWord出力などが利用可能です。

業務委託契約やインターネット広告掲載契約などの18種類の契約書に対応しているほか、弁護士カスタムサポートを受けることができます。

料金プラン

初期費用:0円
月額費用:無料プラン/有料プラン:50,000円~

 

ContractS CLM


画像出典元:「ContractS CLM」公式HP

 

特徴

ContractS CLMは、電子契約締結だけでなく、契約の作成・相談・承認・締結・更新管理をワンプラットフォームで行える上に、Word編集機能やナレッジマネジメント機能なども備えており、契約プロセス全体の効率化を実現できるシステムです。

電子契約サービスを利用したい場合だけでなく、「紙と電子の契約書両方の管理を行いたい」、「システム導入によって契約関連業務すべてを効率化したい」などといった本格的な導入を考えている企業に向いているサービスです。

 

署名方法

ContractS CLMによる締結に加えて、DocuSign/クラウドサインを利用した電子締結が可能です。

料金プラン

上の図のように、プランは4種類あり、初期費用は別途発生します。

契約期間は1年単位です。

料金の詳細はお問い合わせする必要があります。

*無料トライアルも実施しているので、お試しで利用してみたい!という方にもおすすめです。

 

GVA NDAチェック

画像出典元:「GVA NDAチェック」公式HP

特徴

GVA NDAチェック(旧:AI-CON)は、契約書のアップロードから修正まで3ステップの簡単操作が特徴です。GVA法律事務所の代表弁護士が手掛けており、秘密保持契約やSaaS利用規約など全16種類の契約書に対応しています。

契約書チェックによりリスクを条文ごとに可視化する機能や、不足項目やトラブルが起きやすい項目などを指摘し修正例を提示してくれる機能など、契約リスクを減らせる機能が満載です。

これら機能性の高さや豊富な料金プランから、大手企業だけでなくフリーランスの方など事業規模を問わず広く利用されています。

機能

・対応可能な契約書:16種類
・条文ごとのリスク判定機能
・トラブル多発項目判定機能
・条文修正例の提示機能

料金プラン

即時チェックプラン※:500円/通
即時チェック使い放題プラン※:月額 980円
詳細チェックプラン: 10,000円/通
※秘密保持契約のみ

 

 

LeCHECK

画像出典元:「LeCHECK」公式HP

特徴

LeCHECK無料トライアルもあるAIによる契約書レビュー支援サービスです。

契約書に特化した独自AIは、和文だけでなく英文契約書のレビューも可能です。

不利な条項や抜けている条項の検知は英文契約書にも対応しているため、国内はもちろんのこと国際取引においても活用できます。

一人法務の不安、英文契約書に関する負担に悩んでいる企業にはおすすめのサービスです。

料金プラン

LeCHECKの料金プランは下記の2つです。

事前にLeCHECKの機能を体験できる無料トライアルも用意されています。

  和文プラン 英文(和文を含む)プラン
初期費用 要問合せ 要問合せ
月額利用料 40,000円 55,000円
特徴 ・契約書AIレビュー支援 39種
・契約書作成書式 600種
・ユーザー数 5名
・「契約書キャビネット」機能
・「文書OCR」機能 など
・契約書AIレビュー支援 58種
・契約書作成書式 680種
・ユーザー数 5名
・「英文契約書翻訳」機能
・「英文契約書特有条文AIレビュー支援」機能 他

(税別表示)

 

 

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AI契約書レビュー支援サービスの4つの選定ポイント

対応可能な契約書の種類

対応可能な契約書の種類や雛形・書式は、各サービスごとに違いがあります。

自社で取り扱っている契約書の種類を洗い出し、チェックしたい契約書がそのサービスで提供されているかどうか、事前に必ず確認しましょう。

修正例の表示方法

自社に不利になる条文が見つかった時の修正例の表示方法は、

  • 項目の抜け漏れを指摘するだけのもの
  • 条文+修正文言を例示してくれるもの
  • 過去の自社雛形から引用してくれるもの

など様々です。

自社のルールに基づいた契約書の作成には、作成の都度ナレッジを溜めていくことができるサービスがおすすめです。修正例のデータ保存機能、取引先ごと・契約内容ごとなど、まとめたいカテゴリごとに管理できる機能に注目して下さい。

多言語対応

海外との取引がある企業では、英文契約書の翻訳対応が可能なサービスや英文に特化したサービスを選択すると良いでしょう。

スタンダードプランでは対応がなくても、上級プランで英語対応がある場合もあるためしっかりとプラン内訳を確認しましょう。

サポート体制

前述した通り、AIによるチェックは取引先とのパワーバランスやビジネスモデルまでは考慮できません。

レビュー結果の妥当性を自社で判断する自信がない場合は、運用サポートが充実しているサービスを選択しましょう。

AI契約書レビュー支援サービスのメリット3つ

自社にノウハウを蓄積できる

スタートアップ企業や法務部門がない中小企業では契約書のリーガルチェックを外部に委託するほかなく、契約書締結についてのノウハウを自社に蓄積することができませんでした。

契約書レビュー支援サービスを導入することにより、契約書のチェックが自社で対応できるようになることで、AIが判定したレビュー内容を社内データとして蓄積することが可能になります。

たとえば、リスク判定機能では自社にどんなリスクがかかるのか、修正例はどうしたらよいかなど提示してくれますので、担当者は契約書の理解を深めた上で取引先と交渉できるようになります。

契約書チェックの負担軽減

契約書を目視で確認する場合では見落としや漏れなどミスが生じる可能性があり、チェックに携わる担当者の負担は大きなものがありました。

契約書レビュー支援サービスを通すことでチェックすべきポイントが絞れるため、契約書確認の負担が大きく軽減されます。

リスク判定機能はもちろん、契約条項の不足を指摘してくれる機能など、人間では気付きにくいような場面でも、ひと目で分かるような機能が搭載されています。

契約締結までの時間・コストを削減できる

自社チェックが可能になり、また確認作業の負担が軽減されることで、契約締結までにかかる時間や人材コストを削減できます。

顧問弁護士などに依頼する場合では1週間程度かかることも少なくないですが、契約書レビュー支援サービスなら契約書をアップロードして即日~翌日の間にレビュー結果がでます。

外部委託コストや社内人件費を減らし、契約締結までのスピードを早めることが可能です。

AI契約書レビュー支援サービスのデメリット2つ

契約書の種類が限られている

お求めやすい価格のサービスやプランの中には、対応できる契約書の種類が限られている場合が多くあります。秘密保持契約のみ対応可能であったり、英文契約書は対応できなかったりします。

チェックしたい契約書の種類を明確にしてから、各サービスを検討するようにしましょう。

一定の法的知識が必要

法的知識のある人材や部門がまったくない企業でサービスを導入するのは、少し考えたほうがよいでしょう。AIによる自動チェックできるといっても、それらを確認し是非を判断するのは人だからです。

導入を検討する前に、一定の法的知識を身につけるか、必要な知識をもつ人材を確保しておきましょう。

まとめ

AI契約書レビュー支援サービスの導入により、契約書チェックにかかる負担や時間・コストなどを大きく削減できるようになれば、フレキシブルな働き方につなげることができます。

AIとプロの力を状況に応じて使い分け、ぜひビジネス競争力を高める一助としてください。

画像出典元:O-dan

 

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