無料で使える電子契約システム8選!独自調査をもとに徹底比較【2026年】

無料で使える電子契約システム8選!独自調査をもとに徹底比較【2026年】

記事更新日: 2026/07/09

執筆: 編集部

無料で使える電子契約サービスは実在し、電子署名法の要件を満たせば、紙の契約書と同等の法的効力があります。本記事では、起業ログの独自調査(200名)をもとに、無料で使えるサービス8選を比較し、あなたに合う選び方を解説します。

無料で使える電子契約サービスなら、初期費用ゼロで契約のデジタル化を始められます。印紙代や郵送代もかからず、紙の契約と併用しながら気軽に試せるのが利点です。一方で、無料プランは送信件数や機能に制限があり、「結局どれを選べばいいのか」「無料のままで問題ないのか」で迷う方がほとんどです。

起業ログが電子契約サービスについて200人に調査したところ、無料プラン選びで最も重視されていたのは「セキュリティ」(35.0%)と「有料化したときの料金の安さ」(32.0%)でした。多くの人が気にしがちな送信件数の上限を最重視した人は、わずか4.0%です。つまり、無料でどこまで安全に使えるか、続けたときにいくらかかるかを見て選ぶのが失敗を避けるコツです。

用途別の結論は次のとおりです。

  • 連携・実績を重視する中小企業:月5件まで無料の電子印鑑GMOサイン、企業間契約に強いBtoBプラットフォーム契約書
  • 法的な安心とシンプルさを重視:弁護士ドットコム運営のクラウドサイン
  • フリーランス・個人事業主:freee連携のfreeeサイン、コストを抑えたいベクターサイン

本記事では、この独自調査をもとに、おすすめの無料電子契約サービス8選を比較し、完全無料と従量課金の違い、選び方、無料ならではのデメリット、法的効力までを解説します。料金や無料枠の数字はすべて各公式サイトで確認した最新の内容です。

この記事に登場する専門家

スタートアップ支援専門家 プロトスター株式会社 代表取締役

前川英麿

早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、ベンチャーキャピタルのエヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ(現、大和企業投資株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社)に入社。シードからレイターまで幅広いフェーズ、領域の企業への投資育成に関与した。 その後、常駐の経営再建支援に特化したフロンティア・ターンアラウンドに入社し、地方における小売・製薬・メーカー等の経営再生に従事する。 2015年2月よりスローガン株式会社に参画し投資事業責任者として、Slogan COENT LLPを設立し、20社以上の企業に投資。 2016年11月に起業家支援インフラを創るべくプロトスター株式会社を設立。 その他、経済産業省 先進的IoTプロジェクト選考会議 審査委員・支援機関代表、ネイティブ株式会社社外取締役、株式会社サイトビジット(現:freeeサイン株式会社)社外監査役など複数の企業の経営に関与している。 青山学院大学「アントレプレナーシップ概論」非常勤教員。 > 続きを見る

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目次

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無料で使える電子契約サービス8選 比較表

まずは8サービスを横並びで比較します。無料サービス選びで見落としがちなのが「無料の種類」です。月数件まで継続して無料で使えるタイプと、基本料は0円でも送信ごとに料金がかかる従量制のタイプがあります。ここを混同すると、導入後に想定外の費用が発生します。

ツール名 無料の種類 無料で送れる数(月) 無料アカウント数 タイムスタンプ 有料の最安プラン 向いている人
電子印鑑GMOサイン
継続無料
5件
1
あり(認定TS標準)
月9,680円(税込
連携・実績重視の中小/自治体
クラウドサイン
継続無料
2件
1
あり
月11,000円〜(税抜)
法的な安心とシンプルさ重視
BtoBプラットフォーム契約書
継続無料
締結5件・保管3件
無制限
あり
月10,000円〜(税抜)
企業間契約・ワークフロー重視
WAN-Sign
基本料0円+従量
実印版 3件・認印版 10件
無制限
あり
基本料0円・従量(認印100円/件・税抜)
セキュリティ・原本管理重視
ベクターサイン
基本料0円+従量
送信ごとに課金(1通440円・税込)
無制限
あり
基本料0円・送信1通440円(税込)〜
コストを抑えたい・件数が少ない
freeeサイン(旧:NINJA SIGN by freee)
継続無料
1通
1
あり
個人向け月980円〜(税抜)
freee連携・個人/小規模

補足すると、ベクターサインは基本料・初期費用が0円で全機能を使えますが、送信のたびに料金がかかる従量制です。新規登録者向けに送信10通を無料で試せるキャンペーンも実施されています(2026年2月開始)。WAN-Signは実印版3件・認印版10件までは無料で、超過分のみ従量課金です。

参考までに、調査で「知っている・利用したことがある」と回答された割合は次のとおりでした(n=200・複数回答)。

順位 サービス 認知・利用率
1 クラウドサイン 12.0%
2 電子印鑑GMOサイン 9.5%
3 BtoBプラットフォーム契約書 7.0%
4 WAN-Sign 6.0%
5 freeeサイン 5.0%
6 ベクターサイン 3.5%
7 FAST SIGN 1.0%
8 DottedSign 0.5%

出典:起業ログ「電子契約サービスの利用に関する実態調査」(2026年6月19日~6月22日・n=200・複数回答)※「いずれも知らない・利用したことがない」と回答:68.5%

認知ではクラウドサインと電子印鑑GMOサインが上位でした。各社の料金・無料範囲・セキュリティ仕様をまとめて確認したい場合は、以下から資料を一括でダウンロードできます。各社の詳細料金、無料プランの正確な上限、セキュリティ仕様、導入事例がわかります。

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※調査ではDocuSignなど他サービスも併せて聴取しています。本記事で紹介する8サービスの結果を掲載しています。

無料の電子契約サービスとは?「継続無料」と「従量課金」の違い

無料の電子契約サービスとは、電子署名・契約締結・保管といった基本機能を無料で使えるサービスです。電子署名や契約管理の基本機能は備わっており、小規模な取引であれば問題なく使えます。

無料で使える主な機能は次のとおりです。

機能 内容
電子署名 署名者が電子的に契約書へ署名できる
契約締結(送信・受信) 送信後、相手がオンラインで署名し契約が完了する
契約書の保管・閲覧 締結済みの契約書をクラウド上で保管できる
メール通知・状況確認 ダッシュボードで進捗を確認できる
テンプレート 契約書テンプレートを使える(一部サービス)


無料サービスを選ぶときは、まず「無料の種類」を見分けることが大切です。大きく2つのタイプがあります。

ひとつは継続無料タイプです。月数件などの上限内であれば、期限なくずっと無料で使えます。電子印鑑GMOサイン、クラウドサイン、BtoBプラットフォーム契約書、freeeサイン、FAST SIGN、DottedSignがこれにあたります。まず無料で試して、合わなければやめたいという方に向いています。

もうひとつは基本料0円・従量課金タイプです。月額の基本料や初期費用はかかりませんが、送信した分だけ料金が発生します。WAN-Signとベクターサインがこれにあたります。WAN-Signは無料枠(実印3件・認印10件)を超えた分のみ課金、ベクターサインは送信ごとに1通440円(税込)の課金です。件数は少ないが極力コストを抑えたいという方に向いています。

有料プランも含めて比較したい場合は、関連記事もご覧ください。

 

独自調査でわかった無料電子契約の利用実態(n=200)

独自調査でわかった無料電子契約の利用実態

起業ログでは、電子契約サービスの利用実態について独自のアンケート調査を実施しました。調査の概要は次のとおりです。

項目 内容
調査名 電子契約サービスの利用に関する実態調査
調査主体 起業ログ(プロトスター株式会社)
調査方法 インターネットアンケート(QiQumo)
調査期間 2026年6月19日~6月22日
有効回答数 200名
調査対象 会社員・会社経営者・個人事業主など


この調査からわかったのは、無料の電子契約はまだ広く知られていないこと、選定で重視されるのはセキュリティと将来の料金であること、約半数が法的効力に不安を感じていることの3点です。

なお、本記事の調査データを引用する際は、出典として「起業ログ(プロトスター株式会社)」の明記をお願いします。

無料の電子契約はまだ知らない人が過半数

電子契約サービスの利用状況を聞いたところ、半数以上が「知らなかった」と回答しました。

利用状況 割合
電子契約サービスを知らなかった 53.0%
知っているが検討したことはない 19.5%
有料プランを利用している 13.5%
現在、無料プランを利用している 7.0%
過去に無料プランを利用した 3.5%
検討したが導入していない 3.5%

出典:起業ログ「電子契約サービスの利用に関する実態調査」(2026年6月19日~6月22日・n=200)

無料の電子契約サービスは、まだ広く普及していないことがわかります。裏を返せば、早く使い始めるほど契約のスピードやコストで差をつけられるということです。

選定で最も重視するのはセキュリティと将来の料金

無料の電子契約サービスを選ぶとき、最も重視する点を聞きました(単一回答・n=200)。

重視する点 割合
セキュリティ対策 35.0%
有料化したときの料金の安さ 32.0%
取引先の使いやすさ(相手の登録不要など) 11.5%
タイムスタンプ(改ざん防止) 7.0%
スマホ・タブレット対応 5.5%
契約書テンプレート 5.0%
送信できる契約件数の上限 4.0%

出典:起業ログ「電子契約サービスの利用に関する実態調査」(2026年6月19日~6月22日・n=200)

無料でありながらセキュリティが最重視され、続いて有料化したときの料金が重視されています。今だけでなく、続けたときのコストまで見て選ぶ人が多いことがわかります。

事業形態によって重視点は分かれました。個人事業主(n=29)は「有料化したときの料金の安さ」が1位、中小企業(n=92)は「セキュリティ対策」が1位でした。個人は将来いくらかかるか、中小は安全に使えるかを優先する傾向があります。

約半数が法的効力・セキュリティに不安

無料サービスの法的効力・セキュリティにどの程度不安を感じるかを聞きました(単一回答・n=200)。

不安度 割合
とても不安 11.5%
やや不安 34.5%
どちらともいえない 34.5%
あまり不安ではない 7.5%
まったく不安ではない 12.0%

出典:起業ログ「電子契約サービスの利用に関する実態調査」(2026年6月19日~6月22日・n=200)

「やや不安」以上が46.0%、「どちらともいえない」を含めると8割を超えます。無料でも法的効力があること、安全に使うポイントを正しく理解し、各サービスの仕様を比較して選ぶことが重要です。

実際に使った人が感じた効果

無料プランを利用した経験者21名に、導入して感じた効果を聞きました(複数回答・n=21)。

感じた効果 割合
契約締結のスピードが上がった 33.3%
契約書の管理・検索がラクになった 33.3%
郵送・印刷・保管コストが減った 23.8%
印紙代が不要になった 23.8%
リモートでも契約できるようになった 23.8%

出典:起業ログ「電子契約サービスの利用に関する実態調査」(2026年6月19日~6月22日・無料プラン利用経験者n=21・複数回答)

数値からは、コスト削減と契約スピードの向上が、無料導入で実感されている主な効果だとわかります。実際に「印鑑、印紙いらずで甲乙双方にメリットがある」という声も寄せられました(調査の自由回答・大企業の会社員)。

効果を実感できる一方で、無料ならではの落とし穴もあります。後ほど詳しく見ていきます。

 

中小企業におすすめの無料電子契約サービス4選

中小企業なら、実績と連携の電子印鑑GMOサイン、無料でワークフローまで使えるBtoBプラットフォーム契約書、法的な安心のクラウドサイン、原本管理に強いWAN-Signが軸になります。調査でセキュリティが最重視されたことを踏まえ、各社のセキュリティと無料範囲を確認しておきましょう。

電子印鑑GMOサイン

 画像出典元:「電子印鑑GMOサイン」公式HP

導入企業数350万社超で、最も選ばれている電子契約サービスの一つです。立会人型・当事者型の両方の署名方式に対応し、Salesforce・kintone・box・LegalForceなど外部連携が豊富です。セキュリティ認証も取得しており、既存システムとの連携やセキュリティを重視する企業・自治体に向いています。

無料プラン(お試しフリープラン)は利用期間の制限がなく、継続して使えます。

アカウント数 送信件数
/ 月
タイム
スタンプ
テンプレート アドレス帳 ワークフロー
1ユーザー 5件 あり
(認定
TS標準)
あり
(上限5)
あり
(上限5)
なし


有料プランは、当事者型・立会人型の両方が使える「契約印&実印プラン」に一本化され、月額9,680円(税込)です。送信料は契約印タイプ110円、実印タイプ330円(いずれも税込)です。

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実際の口コミ

その他

1人

 

月5件までは無料で使用できる

・freeeサイン(旧:NINJA SIGN by freee)と比べて安価

・既存のシステムとの連携に必要な機能が揃っていた

・機能に制限はあるものの、月5件までは無料で使用できる

・初心者でも簡単に利用できた

IT/通信/インターネット

31人〜50人

 

モバイルアプリが使いづらい

・添付ファイルの容量制限が厳しく、大きなファイルを送受信する際に制約を感じる

・モバイルアプリの操作性が低く、外出先での業務が不便

・複数の契約書を同時に管理する際に、フォルダやタグの機能が不十分で見つけにくい

 
電子印鑑GMOサインの口コミをもっと見る

 

クラウドサイン

画像出典元:「クラウドサイン」公式HP

弁護士ドットコムが運営しており、弁護士監修の安心感が大きな特徴です。立会人型(事業者署名型)の電子契約サービスで、一定の要件を満たせば電子署名法上の電子署名に該当しうるとの政府見解(総務省・法務省・経済産業省)も示されています。 導入社数は250万社以上で、今回の調査でも最も知られている無料サービスでした。

無料プラン(フリープラン)は利用期間の制限がなく、継続して使えます。

アカウント数 送信件数
/ 月
タイム
スタンプ
テンプレート アドレス帳 ワークフロー
1ユーザー 2件 あり なし なし なし


受信側はアカウント登録なしで署名できるため、取引先の負担が少ない点も特徴です。なお、無料プランの電子署名の検証可能期間は1年です。有料プランは3段階で、最も安いライトプランが月額11,000円(税抜)、送信1件あたり220円(税込)です。

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実際の口コミ

IT/通信/インターネット

1人

 

ペーパーレス化して本当に良かったです

ライター業務のクライアントさんとの業務委託契約締結の際に使用。電子契約になれば時間のロスを減らすことが出来るのが魅力です。メールを開いたら契約書をすぐ読めて、内容を承諾し、名前と住所を入力するだけで契約が出来ます。

IT/通信/インターネット

11人〜30人

 

業務効率化間違いなし!しかし、細部に難あり。

この手のSaaS系ツールと異なり、クラウドサインはログインいらずで使えるため便利です。唯一残念なのは、文字が多くなると名前や住所といった基本情報が枠からはみ出たり、文章に被ってしまうこと。フォントの自動調整機能等があれば100点満点です。

 
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BtoBプラットフォーム契約書

画像出典元:「BtoBプラットフォーム 契約書」公式HP

導入企業110万社超、運用実績25年以上のインフォマートが提供します。無料プランでもワークフロー機能を使える点が大きな特徴です。最大5社間の契約に対応し、契約書の保管・検索、期限切れアラートなども利用できます。取引先は無料会員のまま署名や機能を利用できます。

無料プラン(フリープラン)は利用期間の制限がありません。

アカウント数 電子契約
(締結)/月
自社保管/月 タイムスタンプ ワークフロー
無制限 5件 3件 あり あり
(3ユーザー
まで無料)
 

有料プランは、電子契約機能のシルバープランが月額10,000円(税抜)から、文書保管まで含むゴールドプランが月額30,000円(税抜)からです。有料時の送信料は1件50円程度と低めです。

実際の口コミ

小売/流通/商社

1001人以上

 

契約内容が保存しやすい

・契約内容が保存しやすい

・署名後に、登録したメールアドレスに自動的に内容が送られてくる

・会社側も従業員も、印鑑押印や手書きサインの手間が省ける

・紙と違いデータとして保存され、何度も見返しやすい

不動産/建設/設備

101人〜250人

 

作成が簡単で初心者でもわかりやすい

・相手先登録に非常に時間がかかる

・システムメンテナンスの頻度が多い

・ほかの追加機能に課金しないと使えない機能もあり、面倒な時がある

・アカウント設定がプラットフォームと契約書で多少異なることもある

 
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WAN-Sign

 画像出典元:「WAN-Sign」公式HP

データの保管・管理で50年以上の実績があるNXワンビシアーカイブズが、GMOインターネットグループと共同開発した電子契約サービスです。ISO/IEC 27001やプライバシーマークを取得し、国産データセンターで運用するなど、金融機関や官公庁が求める水準のセキュリティに対応しています。セキュリティを重視する企業に向いています。

無料プランは利用期間の制限がなく、初期費用・セキュリティ機能・内部統制機能も0円です。

アカウント数 実印版(締結)/月 認印版(送信)/月 データ管理 タイムスタンプ
無制限 3件 10件 累計10件まで
無料
あり


無料枠を超えた分は従量課金で、実印版は1件300円、認印版は1件100円(いずれも税抜)です。実印版の利用には署名者ごとに電子証明書の発行(年8,000円・税抜)が必要です。データ管理料は累計10件を超えると5,000件ごとに月額10,000円(税抜)です。

実際の口コミ

サービス

51人〜100人

 

契約書~稟議書まで書面の作成が多い会社にお勧め

書面契約書が原本管理できるところがとても便利。業務上契約書や明細書、稟議書などの書面の作成が頻繁に発生する人にオススメ。1度に何部も作成しなければならない場合にこのシステムの良さを十分に感じられると思います。

IT

251人〜500人

 

取引先に応じた電子契約が出来る

取り引き先に適した手段で電子署名を行い電子契約を締結できる。ただ、スマホで電子署名を行おうとした際、思い通りに操作できないことがあった。結局パソコンでやり直すことになってしまい、不便さを感じた。

 
WAN-Signの口コミをもっと見る


中小企業向けをさらに知りたい場合は、関連記事もご覧ください。

 

フリーランス・個人事業主におすすめの無料電子契約サービス4選

個人・フリーランスなら、基本料0円のベクターサイン、freee連携のfreeeサイン、スマホ締結が速いFAST SIGN、手軽なDottedSignが候補です。調査では個人は将来の料金の安さを重視していたため、有料化したときの価格も合わせて確認しましょう。

ベクターサイン (旧:みんなの電子署名)

画像出典元:「みんなの電子署名」公式HP

ソフトウェアで知られるベクターが運営する電子契約サービスです。旧サービス「みんなの電子署名」を統合しています。基本料金・初期費用が0円で、ユーザー数・文書保管数は無制限、全機能を使えるのが特徴です。

ただし送信は無料ではなく、送信のたびに1通440円(税込)の従量課金です。月間・年間のまとめ買いプランを使うと1通あたりの単価が下がり、年間プランでは96〜160円(税抜)まで下がります。新規登録者向けに、送信10通を無料で試せるキャンペーンも実施されています。電子署名にはグローバルサインの認証、セイコーソリューションズのタイムスタンプが標準で付与されます。

アカウント数 文書保管 送信料 タイムスタンプ ワークフロー
無制限 無制限 1通440円
(税込)〜
あり あり

 

実際に利用したユーザーの口コミ (旧:みんなの電子署名)

IT/インターネット/通信

51人〜100人

ランニングコストが圧倒的に安い

社外での利用よりも社内での利用を想定。利用方法などHPから細かく確認でき、導入に必要な手間が少ない判断した。社内での資料が多く、それぞれに担当者、管理者のハンコが必要なことで効率が悪い企業におすすめ。

サービス/外食/レジャー

51人〜100人

 

外部とのやりとりにはハードルが高い

外部やお客様とのやりとりに使用する場合には、機密保持契約などの準備が必要なため導入のハードルが高い。重要な書類をシステム上に保管し続けるには少々セキュリティが心配される。

 
旧:みんなの電子署名の口コミをもっと見る

 

freeeサイン(旧:NINJA SIGN by freee)

画像出典元:「freeeサイン」公式HP

弁護士監修のもとで開発された電子契約サービスです。freee会計やfreee人事労務との連携が可能で、契約業務と経理・労務を一体で効率化できます。35種類の契約書テンプレートが用意されており、契約業務に慣れていない個人事業主にも使いやすい設計です。

監修者コメント(前川英麿)

freeeサインは、大手他社から移行した結果、申込書(契約書)の作成・締結スピードが格段にアップしました。月間で約10時間のコスト削減につながっています。PDFだけでなくWordやGoogleドキュメントからのテンプレート作成もでき、使い勝手が良いです


無料プランは月1通までの送信が可能で、利用期間の制限はありません。あわせて、法人向けにはStandardプランを14日間試せる無料トライアルも用意されています。

アカウント数 送信/月 テンプレート タイムスタンプ
1ユーザー 1通 あり
(PDF・3つまで)
あり


有料プランは、個人事業主向けが月額980円(税抜・年払い)から、法人向けはStarterプランから利用できます。送信のたびの追加コストを抑えやすい料金体系です。

実際の口コミ

サービス/外食/レジャー

2人〜10人

 

送信相手側の入力項目もカスタマイズできる

主に顧客との売買契約書が中心だが、送信相手側の入力項目も自由にカスタマイズできるため、フォームに応じた項目設計が可能なのは嬉しい。合意前のプレビュー機能を拡充してもらえるとなおよい。

輸送/交通/物流/倉庫

51人〜100人

 

人事労務管理と一緒に管理できる

経費精算や労務管理をfreeeに変更するにあたり、併せて導入。対社外は相手の協力が必要なのですぐの運用は難しいが、対社内は比較的早く取り組める。入社時の書類や労働契約などを電子化するのは非常に良いので是非使ってみてほしい。

サービス/外食/レジャー

51人〜100人

 

freeeの名前で送られるので見てもらえないことも

迷惑メールに行ってしまうことがある。また、メールの名前がfreeeで送られてしまうので、送り先に見てもらえないことも多い。一方で、社内での利用であれば使いやすいと思う。社外の大切な取引先などに使うのはおすすめできない。

 
freeeサインの口コミをもっと見る

 

FAST SIGN(ファストサイン)

画像出典元:「FAST SIGN」公式HP

株式会社マルジュが提供する、大量の契約書発行・契約更新に強い電子契約サービスです。人材派遣・紹介、パート・アルバイト採用など、対個人の雇用契約に多く使われています。スマートフォンに最適化されており、SMS送信にも対応するため、相手がスマホでも締結しやすいのが特徴です。

無料プランは利用期間の制限がありません。

アカウント数 契約書の発行/月 テンプレート タイムスタンプ
1ユーザー 10件 あり(1つまで) 有料オプション


無料プランは契約書の発行段階で件数をカウントする点に注意してください(有料プランは締結後にカウント)。有料プランは、月100件まで締結できるライトプランが月額11,000円(税込)、月500件までのベーシックプランが月額22,000円(税込)です。アカウント数は無制限で、タイムスタンプは有料オプションです。

実際の口コミ

IT

251人〜500人

 

契約書締結の時間が短縮された

社内で派遣社員10人以上採用することになったときに、採用された社員がスマホで契約書を確認して記入できて、早ければ契約書を送付したその日のうちに契約手続きを終えられたのが便利だと感じました。

マスコミ

51人〜100人

 

web上で契約書締結まで一貫して管理出来る

契約書締結をWEB上で一貫管理できるのがメリットですが、必要な契約書を履歴から探す検索機能が、そんなに充実していないように感じました。そこがもっとシンプルになれば、契約書の作成や管理がさらにしやすくなると思います。

 
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DottedSign

画像出典元:「DottedSign」公式HP

Kdan Japanが提供する電子サインサービスです。モバイルでもPCでも使え、外出先や移動中でも契約書の準備から締結まで完了できます。日本の法令に準拠し、契約書にはタイムスタンプ付きの電子証明書が付与されます。自己署名・対面署名・リモート署名など署名モードが豊富で、スマホ中心で手軽に使いたい企業に向いています。

無料のフリープランは利用期間の制限がありません。

アカウント数 送信/月 自分の署名 テンプレート
1ユーザー 3件 無制限 なし


有料プランはプロプランとビジネスプランがあり、送信が無制限になります。テンプレートやワンタイムパスワード、対面署名、一括送信、チーム管理などが追加で使えます。

 

個人で使える電子契約をさらに知りたい場合は、関連記事もご覧ください。

 

独自調査でわかった無料電子契約のデメリット・注意点

無料には見過ごせないデメリットがあります。無料プランを利用した経験者21名に、困った・不満だった点を聞きました(複数回答・n=21)。

困った点 割合
送信件数の上限にすぐ達した 38.1%
セキュリティが不安だった 28.6%
使える機能が少なかった 23.8%
特に困らなかった 19.0%
取引先が使えなかった・嫌がった 14.3%
サポートが弱かった 14.3%

出典:起業ログ「電子契約サービスの利用に関する実態調査」(2026年6月19日~6月22日・無料プラン利用経験者n=21・複数回答)

最も多かったのは送信件数の上限です。前述のとおり、無料サービスの法的効力・セキュリティに不安を感じる人も半数近くにのぼりました。サポート面を不安視する声もあり、無料プランを利用中の方からは「どのような会社の製品でも、何か不具合が発生した時の迅速な対応が大切」という指摘がありました(調査の自由回答・大企業の会社員)。無料プランはサポートが手薄になりやすいため、トラブル時の対応も選定時に確認しておくと安心です。

デメリットへの対処法は次のとおりです。

デメリット 対処法
送信件数の上限 月の契約数を見積もり、上限の大きいサービス(GMOサイン・BtoB契約書の5件など)を選ぶ
セキュリティの不安 タイムスタンプ対応のサービスを選び、機密性の高い契約は有料プランを使う
機能の不足 無料でワークフローやテンプレートを使えるBtoB契約書・WAN-Signを選ぶ
取引先が使えない 相手の登録が不要なクラウドサインなどを選ぶ


月の契約件数が多い、NDAや大型取引など機密性が高い、長期保存が必要、社内承認のワークフローが必要、このいずれかに当てはまるなら、有料プランのほうが結果的に手間とリスクを減らせます。

無料プランでどこまで無料か、保存や検索がどこまでできるかはサービスごとに大きく異なります。後から後悔しないために、複数社の資料で正確な範囲を確認しておきましょう

無料の電子契約サービスの選び方

200人調査の重視度に沿うと、セキュリティ、将来の料金、取引先の使いやすさ、必須機能の順にチェックすると、自社に合う1社を絞りやすくなります。

セキュリティで選ぶ場合は、内部統制・セキュリティ管理が標準のWAN-Signや、弁護士監修のクラウドサインが安心です。改ざん防止にはタイムスタンプが使えるかも確認しましょう。

将来の料金で選ぶ場合は、無料枠を超えたあとの価格が安いサービスを選ぶと、事業が伸びても安心です。個人事業主向けが月980円(税抜)からのfreeeサイン、まとめ買いで1通あたりの単価が下がるベクターサインなどが候補です。

取引先の使いやすさで選ぶ場合は、相手の登録が不要なクラウドサインが便利です。スマホで素早く締結したいなら、FAST SIGNDottedSignも向いています。

必須機能で選ぶ場合は、契約書作成を効率化したいならテンプレートが使えるGMOサインfreeeサインWAN-Sign、件数が多いなら送信上限の大きいサービスを選びます。

用途別の目安をまとめると、機密契約が多くセキュリティを最優先するならWAN-Signやクラウドサイン、連携・実績を重視する中小ならGMOサイン、企業間契約や承認フローが必要ならBtoBプラットフォーム契約書、コストを抑えたいならベクターサイン、freeeを使う個人ならfreeeサイン、大量契約やスマホ締結ならFAST SIGNとなります。

自社に合うサービスを見極めるには、各社の料金・無料範囲・セキュリティを並べて比較するのが近道です。

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利用者・検討者のリアルな声

調査では、無料の電子契約サービスの選び方について、自由回答で多くのアドバイスや所感が寄せられました。実際に使っている人・検討した人の生の声を紹介します。

個人事業主

セキュリティ、料金体系、連携機能など、いろいろ比較して選ぶといい

 

中小企業の会社員

まずはセキュリティ要件と送信件数の上限を確認することが重要。無料プランでも十分な機能があるサービスは多いが、業務規模が拡大すると有料プランへの移行が必要になることが多いので、有料プランの料金体系も事前に確認しておくと良い

 

大企業の会社員

セキュリティ対策がしっかりされているものを選ぶ方が、自社・取引先ともに安心感がある

 

個人事業主

デジタルにあまり強くない自分でも簡単に使いこなせ、ビジネスに最適な状況をもたらしてくれるなら、本当に検討したい


共通しているのは、セキュリティと料金、使いやすさを比較して選ぶという視点でした。調査結果でも重視点の1位はセキュリティ、2位は将来の料金であり、利用者の実感とも一致しています。気になるサービスは、資料で詳細を確認してから決めると失敗がありません。

 

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無料でも法的効力はある?安全に使うための基礎知識

無料の電子契約でも、電子署名法の要件を満たせば、紙の契約書と同等の法的効力があります。無料だから無効、ということはありません。調査では半数近くが不安を感じていましたが、署名方式とタイムスタンプを正しく使い分ければ安心して使えます。

署名方式には2種類あります。

方式 概要 証拠力
立会人型(事業者署名型) サービス事業者の署名で締結する。メール認証が中心 一般的な契約に十分
当事者型 当事者自身の電子証明書で署名する より高い証拠力。重要契約向け


タイムスタンプは、その時刻にその文書が存在し、改ざんされていないことを証明する仕組みです。無料プランでは非対応のサービスもあるため、改ざん防止を重視するなら対応サービスを選びましょう。

監修者コメント(前川英麿)

私自身、freeeサイン(旧NINJA SIGN)を提供していた株式会社サイトビジットの社外監査役を務めた経験から申し上げると、無料プランでも立会人型とメール認証で日常的な業務委託契約などは十分に運用できます。一方で、NDAや大型取引など証拠力が問われる契約は、当事者型やタイムスタンプ対応の有料プランを使い分けるのが安全です


NDAやM&A、大型取引など機密性が高い、または長期保存が必要な契約には、より強固な暗号化やアクセス管理がある有料プランが安心です。

 

無料から有料へ切り替えるタイミング

調査では56.5%が「当面は無料のままで十分」と回答しました。一方で、切り替えを考えるきっかけの最多は「セキュリティを強化したい」(25.5%)でした。

切り替えのきっかけ 割合
特に切り替える予定はない(無料で十分) 56.5%
セキュリティを強化したい 25.5%
承認ワークフローが必要になった 11.5%
取引先・社内から求められた 11.5%
法的効力をより確実にしたい 10.0%
送信件数の上限に達した(達しそう) 7.0%

出典:起業ログ「電子契約サービスの利用に関する実態調査」(2026年6月19日~6月22日・n=200・複数回答)

多くの人は無料で十分と感じていますが、セキュリティ強化、ワークフロー、取引先対応が必要になった時が切り替えの目安です。無料で試した同じサービスの有料プランへそのまま移行できるのが電子契約の利点です。

有料サービスを本格的に比較したい場合は、関連記事もご覧ください。 

 

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よくある質問

Q:無料の電子契約サービスは本当にずっと使えますか。

A: サービスによりますGMOサインクラウドサインなどは送信件数の上限内であれば期限なく無料で使えます。一方、ベクターサインのように基本料は0円でも送信ごとに料金がかかる従量制もあるため、契約前に継続無料か従量課金かを確認しましょう。

無料の電子契約に法的効力はありますか。 

A:あります。電子署名法の要件を満たせば、無料プランでも紙の契約書と同等の法的効力が認められます。重要な契約では、当事者型署名やタイムスタンプ対応のサービスを選ぶとより安心です。

個人事業主・フリーランスでも使えますか。

A:使えますベクターサインfreeeサインDottedSignなどは個人での利用に向いています。クラウド型なので、登録するだけですぐに始められます。

Q:取引先がそのサービスを使っていなくても契約できますか。

A:多くのサービスでは、受信側はアカウント登録なしで署名できます。特にクラウドサインは相手の登録が不要で、取引先の負担が少ないのが特徴です。

Q:無料サービスを選ぶとき、何を重視すればいいですか。

A:起業ログの200人調査では、セキュリティ対策(35.0%)と有料化したときの料金の安さ(32.0%)が重視されていました。個人は将来の料金、中小企業はセキュリティを優先する傾向があります。

Q:無料プランと有料プランの違いは何ですか。

A:主に送信件数、電子署名の種類、認証・セキュリティ、保存期間、ワークフロー、API連携、サポートに差があります。

項目 主な無料プラン 主な有料プラン
契約件数 制限あり(例:月5件まで) 無制限
電子署名の種類 基本的な電子署名 証拠力の高い署名にも対応
認証方法 メール認証が中心 SMS認証・二要素認証など
保存期間 制限あり 長期保管・管理が可能
ワークフロー なし(1対1が中心) 承認フロー・複数名に対応
API連携 不可 会計ソフト・CRMなどと連携可能
サポート メール・FAQが中心 チャット・電話サポートあり

Q:結局、どの無料サービスがおすすめですか。

A:中小企業なら電子印鑑GMOサインBtoBプラットフォーム契約書、法的な安心を重視するならクラウドサイン、個人・フリーランスならfreeeサインベクターサインが有力です。

 

まとめ

無料の電子契約サービスは、初期費用ゼロで契約のデジタル化を始められる選択肢です。200人調査では、選定で重視されるのはセキュリティと将来の料金でした。用途別の結論は次のとおりです。

  • 連携・実績を重視する中小企業電子印鑑GMOサイン
  • 企業間契約・無料でワークフローBtoBプラットフォーム契約書
  • 法的な安心とシンプルさクラウドサイン
  • セキュリティ・原本管理WAN-Sign
  • コストを抑えたい・件数が少ないベクターサイン
  • freee連携・個人/小規模freeeサイン
  • 大量契約・スマホ締結FAST SIGN
  • スマホ中心・手軽さDottedSign

まずは無料で試し、契約件数やセキュリティ要件が増えたら有料プランへ、というスモールスタートが可能です。どこまで無料か、セキュリティはどうかはサービスごとに違うため、8サービスの料金・機能・無料範囲をまとめて確認してから選びましょう。

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調査概要:本記事のアンケートデータは、起業ログ(プロトスター株式会社)が実施した「電子契約サービスの利用に関する実態調査」(調査期間:2026年6月19日~6月22日/調査方法:インターネットアンケート〔QiQumo〕/有効回答数:200名)によるものです。データを引用する際は、出典として本調査名および「起業ログ(プロトスター株式会社)」を明記してください。

画像出典元:O-dan

 

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