Webシステムは、インターネットを介して面接を行うことができるサービスです。
在宅勤務の広がりに合わせて、ここ最近急速に実施する企業が増えています。
また下のイラストでも分かるように、Webで実施することで地方や海外の人材へのアプローチを可能になるため、応募数の増加や優秀な人材の確保につながるというメリットがあります。
今回は数多くあるWeb面接システムの中から、機能面・費用面から総合的に編集部が判断したおすすめの15選をご紹介します。
無料のWeb会議システムとWeb面接システムとの違いも解説するので、導入検討の参考にしてください。
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このページの目次
無料と有料のWeb面接システムは、「Web面接専門の機能があるか」という点が大きな違いとして挙げられます。
無料で利用できるシステムは、ZoomやGoogleハングアウトなどが有名でしょう。知名度が高く、既にアカウントを持っている応募者も多いため使いやすいのは事実です。
しかし、有料のWeb面接システムに比べると、通信障害が起こりやすく面接が円滑に行われない可能性があります。
セキュリティの安全性も劣るため、企業で導入する場合は有料のWeb面接システムを選ぶことをおすすめします。
Web面接システムには、録画機能やスケジュール管理機能を始めとしたさまざまな機能が備わっているため、自社に必要な機能を見極めて選定することが大切です。
システムによっては、応募者の選考書類やスケジュール管理、合否判定などを一元管理できる採用管理システムとしての機能や、社内会議が可能となるWeb会議システムとしての機能が備わっている場合もあります。
面接のためだけのシステム導入に抵抗を感じる企業にはこのような一体型のシステムがおすすめです。
画像や音声の品質の高さは、声が聞きづらい、表情が分かりづらいといった問題を回避するための重要な選定ポイントです。
コストを低く抑えたシステムを利用すると、画質や音声の品質が悪くなってしまうことがあるため、対面で面接する時と同じように声や表情が伝わる、高品質のWeb面接システムを導入することが大切です。
応募者としっかりコミュニケーションが取れるよう、画質や音声の品質を重視したWeb面接システムを検討する必要があります。
Web面接システムを導入する際は、人事担当者と応募者の双方が使いやすいシステムを選ぶことが大切です。
Web面接システムを使ったことがない応募者や、ITリテラシーの高くない応募者がシステムを利用する場合、操作に気を取られ、面接に集中できなくなる可能性があります。
面接官にとって操作性が悪い場合は、面接の録画や求職者との画像共有ができないといった問題が発生することも考えられます。
面接官と応募者にとって操作性の良いシステムを選定することは、面接を有意義な時間にするために重要です。
画像出典元:「ApplyNow」公式HP
「ApplyNow」は、1分の動画でスピード選考が可能な録画型Web選考システムです。
応募者から送られてきた動画や記述の内容をチェックするだけで面接が完了するため、採用面接に関わる業務負荷が大幅軽減します。
大企業のチェーン飲食店のパート・アルバイトの選考には特におすすめで、選考作業を劇的に効率化することが可能です。
有料プランは3種類あり、作成募集枠設定やオプションにより料金が異なります。
オプションの種類が豊富なため、詳細はお問合わせが必要です。
画像出典元:「i-web LIVE」公式HP
「i-web LIVE」は採用管理システム「i-web」と連動したオンライン面接システムです。
採用管理システムと連動していることの最大のメリットはWeb面接の情報も、他の選考データと同様に手間なく一元管理できることです。
面接の予約促進や参加後のフォローメールなど、きめ細かい働きかけが簡単にできるため、オンライン面接導入によるコミュニケーション面での不安も軽減されます。
「画面が映らない」「声が聞こえない」などのWeb面接ならではの問題も、応募者・面接官ともに「接続確認ツール」を使って事前に確認することが可能なため、トラブルのリスクもほとんどないと言えるでしょう。
・採用管理システムと連動
・録画機能
・内定者のフォロー面談
「i-web LIVE」の料金は、利用時間に応じて変動します。
詳しくはお問い合わせが必要です。
「i-web LIVE」は採用管理システム「i-web」の利用が前提のサービスとなっています。
独自のWeb面接機能を備えた採用管理システムは他社になく、連動することでWeb面接の評価をすぐにシステム内に登録できるため、リアルタイムで全国の面接官からの評価データを人事に集約することが可能です。
Web面接の機能をより円滑に利用し、採用業務全般の効率を改善したいと考えている場合に特におすすめのサービスです。
i-web LIVE 含むWeb面接システムの資料を一括DL
「採用管理さくらさん」は、採用管理業務の効率化や社員の離職防止に活用ができるシステムです。
採用管理さくらさんを導入することによって、選考状況を一元管理し、採用の状況をタイムリーに把握することが可能になります。
オンラインによるAI一次面接を実施・分析することで、入社前と入社後のギャップを埋め離職率を低下させる事が出来るのも特徴です。
採用管理を効率化したい企業適したサービスです。
料金については問い合わせが必要になります。
初期費用+月額費用の料金体系のサービスが多いため、予算を確認しておくと良いでしょう。
画像出典元:「ITSUMEN」公式HP
ITSUMENは、面接官不要で24時間対応できる録画面接ツールです。
派遣会社では対応が難しい夜間・休日に応募がある応募者の対応にオススメです。
さらに、電話面接よりも前に応募者の雰囲気を動画で詳細にチェックできるので、人物像のミスマッチを防ぐことができます。
質問テンプレートや面接ステータス確認など採用側に便利な機能が充実しているだけでなく、応募者も簡単操作で応募できるのが嬉しいポイント!
料金プランは採用スケジュールに合わせ複数のプランから柔軟に選べるのが魅力です。
・動画選考機能
・面接一覧管理
・応募者シェア機能
・CSVでの面接一括登録
初期費用、およびアカウント開設費用は「無料」です。
料金プランは目的別に3つのプランが用意されています。
・最低契約期間は6ヶ月、それ以降は1ヶ月ごとの更新が可能
・動画保存期間はどのプランも90日間の制限あり
スーパーライト | ライト | ベーシック | プレミアム | |
月額料金 (税込) |
19,800円 (21,780円) |
29,800円 (32,780円) |
49,800円 (54,780円) |
79,800円 (87,780円) |
1ヶ月あたりの 面接登録数 |
20 | 50 | 500 | 1000 |
・面接利用回数に応じて自動で段階的に料金が変動
・最低契約期間は12ヶ月、それ以降12ヶ月ごとの更新
・単発スポットで利用できる回数券プラン
・チケットには90日の有効期限あり
・動画保存期限は月額プランと同様の90日間
チケット回数 | 20回 | 50回 | 100回 |
料金 | 39,800円 (税込43,780円) |
49,800円 (税込54,780円) |
69,800円 (税込76,780円) |
郵送
51人〜100人
一度に何人もの選考をする場合にお勧め
動画での採用を進めていけるので人員をかける手間が省けました。対面での面接のような固定の時間を設ける必要もなくなったのでフレキシブルに動ける様になりました。一度に何人もの応募者を選考していかなければならないシチュエーションに度々直面するという場合はオススメします。
画像出典元:「SOKUMEN」公式HP
「SOKUMEN」は低コスト&定額制でありながら、面接回数 ・時間が無制限の、人材派遣会社のために特化し開発されたWeb面談ツールです。
また、運営元のマルジュ社は、電子契約システムや録画選考ツールなど、書類選考から面接・契約までをオンラインで完結できる関連システムも提供。リモート面接に切り替えようかと悩んでいる人材派遣業者にはうってつけのツールです。
基本プラン | |
月額費用 | 19,800円 (税込21,780円) |
ルーム数 | 同時3ルーム |
担当者アカウント | 無制限 |
面接回数 | 無制限 |
面接時間 | 無制限 |
基本プランでは、3ルームを3名以上の人数で使いまわすことが可能です。
時間をずらせば何名でも良いのですが、同じ時間に面接の予約ができるのが3件までなので注意が必要です。
【オプション】
・録画(3ルーム)
・グループ面接(3ルーム)
・ルーム追加(3ルーム)
・電子契約
・文字起こし機能
・ステルス機能
各月額10,000円(税込11,000円)です。
オプションのルーム追加は3ルームからですが、1ルームのみの追加など細かい要望も相談できます。
画像出典元:「HARUTAKA」公式HP
「HARUTAKA」は、顧客満足度No.1を誇るWeb面接システムです。直感的に使えるシンプルなデザインが特徴の1つ。操作性に優れているため、企業はもちろん、応募者も使いやすいシステムと言えます。
また、HARUTAKAは採用管理システム「SONAR」と連携しているのでライブ面接での評価や録画内容と応募者のデータを一元管理することが可能です。
ライブ面接だけでなく、応募者が予め録画した面接動画も蓄積できるため、ライブでの日時の都合が合わない時にも面接が可能です。
また応募時はアプリをダウンロードする必要がなく、応募者に負担がかからないため、歩留まり改善にも繋がるでしょう。
・設問登録機能
・録画動画面接機能
・チャット機能
画像出典元:「インタビューメーカー」公式HP
「インタビューメーカー」は、1,100社以上の導入実績があるWeb面接システムです。
ライブ面接が難しいという場合でもあらかじめ用意した複数の質問に答えた動画を送ることで面接への参加が可能なため、応募者との日程調節に悩んでいる企業にぴったりのサービスです。
この機能を使うことで応募者は24時間参加が可能になるので応募者が多忙な場合でも参加率の増加が期待できます。
また、通信情報の暗号化やセキュリティスペシャリストの駐在など、個人情報漏洩の問題が起きないようセキュリティ対策が万全であることも大きな特徴です。
アカウントを発行すると最短1日で利用できる手軽さも魅力と言えます。サポート体制も整っているため、パソコン操作に不安がある場合でも安心して利用できるでしょう。
・スケジュール管理機能
・評価機能
・応募者管理機能
ベーシック | スタンダード (録画面接) |
スタンダード (Web面接) |
プレミアム |
月額39,800円 | 月額89,800円 | 月額89,800円 | 月149,800円 |
プランごとに初期費用が発生するため、詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「V-CUBE」公式HP
「V-CUBE」は、導入実績5,000社を誇るWeb会議やテレビ会議のサービスとして有名システムです。
画質・音声の品質やセキュリティの安全さに定評があります。
オンライン面接導入にあたって「画面越しだと応募者の動作や声質など判断がつかない」という理由で不安に思っている場合も多いですが、V-CUBEは世界最高水準の技術「H.264/SVC映像コーデック」を採用していて、クリアでなめらかな映像・音声通信を実現しているので安心して導入可能です。
リモートワークのメンバーが多い企業や拠点が全国にある企業は、面接はもちろん採用後にWeb会議をする頻度が高いため、役立つシステムと言えるでしょう。
応募者にアクセス用のURLを送るだけで面接を開始できるため、簡単に利用できる点も魅力です。
・PC画面共有機能
・サジェスト機能
・録画機能
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
5,500円 | 11,000円 / 1接続 | あり |
郵送/交通/物流
1001人以上
権限に関わらず会議を開催できる
時間とルームナンバーが分かればアカウントの権限等に関わらず誰でも会議を開いたり集まったりできるのが便利だった。ZOOMだとホスト権限がないと会議を開催できないが、こちらは気軽に開くことができるため都度ホスト権限を持つ方に確認せずともよかった。
金融/保険
251人〜500人
夕方の会議は何度も中断した
ネット接続が悪い。動作環境が重くすぐに落ちる。夕方会議は何度も中断になっていた。カクカク動いたり、音声が途切れる。大勢の人間が一度に利用すると落ちる。zoomの使用に際しては、動作環境が重かったり、利用人数が影響して重たくなったりといった事は全くなかった。
画像出典元:「FACEHUB」公式HP
「FACEHUB」は1対1の通信はもちろん、「1対複数人」、または「複数人対複数人」での通信も行えるWeb面接システムです。
「1対複数人」の場合は最大1対4人まで、「複数人対複数人」の場合は最大で5人まで可能です。
ビデオ通話URLを作成して相手に共有し、ワンクリックするだけで簡単にビデオ通話を開始できます。
その様子を「自動録画」する機能もあるため、応募者情報の管理や社内でのフィードバックを行うこともでき、選考業務をよりスムーズに行うことが可能です。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
あり | 10,000円 / 1ライセンス | 2週間 |
自動文字起こし機能に満足
FACEHUBは自動文字起こし機能が付いているので、会議の議事録作成などにかける時間を大幅に改善できるようになりました。文面の入力性能も悪くないので手直しにかける時間はほとんどありませんし、満足できるレベルです。
サービス
501人〜1000人
便利だが共有の範囲を広げてほしい
画面共有の際、弊社で使っている別ソフトのタブを画面共有したくてもできない時がありました。画面共有できるものの範囲を広げて欲しいです。仕事がカメラマンですのでPhotoshopなどの画面共有をすることがあったのですが、DPPが共有できなかったときも不具合が多々ありました。
画像出典元:「BioGraph」公式HP
「BioGraph」は、ライブ面接やスケジュール管理、リマインダー、録画など、WEB面接の際に必要な機能を全て搭載したツールです。
SkypeやLINEを使用せず、企業側がアカウントを作成するだけでWEB面接を実現することができます。応募者はプライバシーを気にすることなく気軽に応募できるでしょう。
また、パソコンだけではなくスマートフォンにも対応しているため、パソコンを所有していない応募者も利用できるというメリットもあります。
月5回まで面接予約を行える無料のトライアルプランも用意されています。
上記でも述べた通り、無料のWeb面接システムには電波障害やセキュリティ面でのリスクがあります。
しかし、緊急で使いたい場合やコストを抑えたい場合には無料でWeb面接を行うことも可能ですのでいくつかおすすめのツールを紹介します!
画像出典元:「Zoom」公式HP
Zoomは発行したURLをクリックするだけで簡単にオンライン面接が開催できるツールです。
ホストのみアカウントが必要になりますが、ゲスト側はアプリのダウンロードのみで参加することが出来ます。
無料版ではグループミーティングは40分までという制限があるものの、1対1であれば無制限で利用可能です。
また、無料版でも画面共有や動画・音声の保存が簡単にできたり、参加者をグループごとに分けたりという独自の機能があるため、Web面接に利用する目的であれば十分な機能が備わっています。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
0円 | 0円~ | 無料プランあり |
有料プランは、2,000円~ / 1ホストで、グループミーティングを無制限に利用できます。
体感ですが、Skypeよりzoomの方が画質がいいです。また、音もクリアに聞こえます。こちらのツールは社内外で使用していますが、社内だと、説明会・部内での打ち合わせに利用しています。コロナ禍では、新卒採用をウェビナーで行ったり、web面接にも利用できたりと、汎用性が高いと思います。
(IT関連:従業員約200人)
Skypeを使用していたがZoomに切り替えました。Skypeは通信遮断が多くて使いにくかったです。Zoomの方が新規のクライアントと接続しやすかったです。
(IT関連:従業員約50人)
zoomはホストになる時に手間になるので、Googleミートの方が好きです。zoomは100人超える会議の時に利用しています。
(コンサル:従業員約400人)
※編集部独自インタビュー
画像出典元:「Whereby」公式HP
2019年9月より名称がappear.inから変更になりました。現時点ではサービス内容や料金プランに変更はありません。
主催者はルームを作るためにアカウント登録が必要ですが、ゲストはアカウント作成やログイン作業は必要なく、主催者によって発行されたURLをクリックするだけでWeb面接に参加できます。
応募者にとってはWebブラウザのみで完結できるため負担が少ないです。
導入自体は簡単にできますが、日本語での公式HPがなく、英語サイトを翻訳するしかないので分かりにくいのが難点です。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
0円 | 0円 | ー |
有料プランは月額9.99米ドルからです。
無料版を使用していました。2名体制での会議であれば、音が途切れる事も少ないし映像ノイズも気になりません。ただ一度4人で会議をした時に1分間くらい映像が止まったままになり、困りました。それもあって有料版に切り替えました。
(web業界:従業員約20人)
※編集部独自インタビュー
画像出典元:「Skype Meet Now」公式HP
「Skype」はマイクロソフト社が提供しているため認知度が高く、使いやすいことで有名なWeb面接システムです。
Meet Nowはアプリ不要、アカウント作成不要の新サービスです。Skypeと基本的に仕様が同じなので、直感的に操作可能です。
参加者だけでなく、主催者側もサインインやアプリケーションのインストールが不要な点が画期的です。
ただし、2~3人までなら軽快に使えますが、人数が多くなると重いと感じることがあるので要注意です。
通話の記録や保存、画面共有、背景のぼかしなど、無料ながら機能も充実しています。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
0円 | 0円 | ー |
画像出典元:「Google Meet」公式HP
「Google Meet」はGoogleアカウントがあれば誰でも無料でビデオ通話を行うことができるサービスです。
2020年4月に機能が刷新され録画機能が追加され、URLをワンクリックするだけで参加できるようになったのでWeb面接にも十分利用することが可能です。
「Google Meet」はネットワーク速度に応じて設定が自動調整されるようになっているため、他の無料ツールよりも比較的高画質でWeb面接を行うことができます。
初期費用 | 月額費用 | 無料お試し |
0円 | 0円~ | 2021年3月末まで無料使い放題 |
有料プランは8米ドル~ / 1ユーザーで、会議時間の制限なく利用できます。
会社のスタッフ同士で会議やミーティング用に使っています。会社でGoogleアカウントを作っていると、ミーティングの予定をカレンダーに入れるだけで自動ですぐリンクが生成されるので、会議に入るときにリンクを送る手間が無く楽です。
(エンタメ関連:従業員約1,400人)
カレンダーで会議のIDを発行できるし、リンク共有のみで誰でも会議に入れるという手軽さが魅力。zoomだと画面共有しにくいですが、共有したいタブのみ共有できるのも良いです。zoomやチームズは音質が悪いですが、ミートは良い印象です。
(IT関連:従業員約1,000人)
※編集部独自インタビュー
Web面接システムのメリットの1つに、コスト削減が挙げられます。
新卒採用や中途採用の他に、アルバイトやパート・インターンなど、面接の機会は多いため、コスト面で課題を抱える企業は多いのではないでしょうか。
支社には人事部がない場合が多いため、面接を実施する際は、交通費や宿泊費などの費用をかけて、人事担当者が本社から地方に出向くこともあるでしょう。
会議室を持たない小規模なオフィスを拠点としている企業や、応募者がアクセスしやすい会場を利用したいと考える企業は、貸し会議室を借りることもあります。
Web面接システムを導入すると、社内ですべての採用業務ができるため、コストを大幅に削減可能です。面接にかかる費用を見直したい企業には、 大きなメリットと言えるでしょう。
Web面接システムの導入によって、面接やスケジュール管理などの採用業務が効率的に行えるようになります。
採用人数が多い新卒採用の場合は、面接に時間がかかります。特に一次面接では応募者の数が多いため、面接そのものに時間を要するだけでなく、日程調整や会議室の確保など、面接に付随する業務の負担も増えるでしょう。
Web面接を導入すれば人事担当者はそのような業務から解放され、パソコンやスマートフォンでスキマ時間を利用した採用活動を行うことが可能になります。
また応募者が就業していたり遠方に住んでいる場合は、スムーズな選考ができないことも多く、面接の実施前に他社で内定が決まり途中辞退してしまった…という経験がある人事担当者もいるのではないでしょうか。
Web面接システムは、パソコンやスマートフォンを使って手軽に面接ができるため、スピード感のある選考ができます。
システムによっては、応募書類や求人先など、採用に関するあらゆる情報を一元管理でき、採用業務を大幅に削減することが可能です。
Web面接システムを導入すると気軽に面接ができるため、地方や海外に住む優秀な人材を採用できるというメリットがあります。
遠方に住んでいる求職者は、数回にわたって面接会場に足を運ぶことが難しいと感じる場合も多く、応募自体を諦めてしまうことが少なくありません。
全国に拠点を持つ企業では、IターンやUターンを希望する求職者の増加に伴い、人材の確保に課題を抱えている場合もあるでしょう。
Web面接が可能な場合、応募に対するハードルが下がるため、応募者数の増加が期待できます。またIターンやUターンを希望する優秀な人材を逃すこともなくなるでしょう。
遠方に住む求職者との出会いの幅を広げ、優秀な人材を確保するためには、Web面接システムが不可欠です。
Web面接システムのデメリットには、対面に比べてコミュニケーションが取りにくいという点が挙げられます。
人の第一印象は、ノンバーバルコミュニケーションが大きく影響すると言われており、Web面接では十分に判断できない可能性があります。
コミュニケーションを取る際は、話す内容だけでなく、身だしなみや表情、視線などの視覚的な情報や、声の大きさや話し方などの聴覚から得られる情報も大事な要素となります。
Web面接システムの画質が悪い場合、表情や視線が分からないこともあるでしょう。また音声の質が悪いと、聴覚情報がうまく読み取れなくなってしまいます。
Web面接システムは、応募者としっかりコミュニケーションが取れるよう、品質を重視して選定する必要があるでしょう。
Web面接システムを利用する際は、通信環境を整えなければなりません。
通信環境が整っていない場合は不具合が起きやすく、面接を中断する可能性が高まります。再度日程調整をする必要があると、双方に手間がかかるだけでなく、応募者の企業に対する印象が悪くなることも考えられるでしょう。
企業ができる対策としては、通信環境はもちろん、通信機器に不備がないかチェックすることや、面接時に不具合が起きた場合を想定して、対応方法を明確にすることなどが挙げられます。
対応方法については、社内だけでなく、応募者に対しても事前に伝えましょう。応募者が安心して面接に臨めるように配慮することが大切です。
今回ご紹介したWeb面接システムを導入すると、採用業務を効率化することが可能です。特に、採用人数が多い新卒採用の場合は、その効果を十分に発揮するでしょう。
気軽に面接ができるため、地方に住む優秀な人材との出会いが増えることや、交通費や宿泊費などのコスト削減に繋がることもメリットと言えます。
コストを削減したい企業はもちろん、地方の求職者へのアプローチを増やしたい、採用の間口を広げたいと考える企業は、ぜひ今回紹介したWeb面接システムを検討してみてはいかがでしょうか。
画像出典元:O-dan