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タレントプールサービスは、採用候補者のデータを適切に収集・管理できるサービスです。
候補者情報を適切に収集・管理することで、企業は外部リソースに頼らない精度の高い採用を実現できます。
本記事では、タレントプールサービスのおすすめ7選とサービスを導入するメリット、さらにはタレントプールサービスを選ぶ上でチェックすべきポイントを紹介します。
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このページの目次
タレントプールとは、「才能(talent)」を「蓄える(pool)」ことです。
HR領域で使われるときは、人材データベースを意味します。
すなわちタレントプールサービスとは、人材データベースの構築・運用・管理を最適化するのに有益なサービスです。
タレントプールの対象は、自社と関わりを持つ採用候補者全てです。
自社に興味のある人材や優秀な人材情報を適切に収集管理することが、採用の精度向上につながります。
タレントプールサービスで利用できる基本機能は主に以下の通りです。
【タレントプールサービス基本機能】
タレントプールサービスの主目的は、採用候補者のデータを収集・管理してデータベース化することです。
人材の確保が難しくなっている現代において、適切な採用の母集団を生成するために活用されます。
一方で採用管理システムは、採用活動全体を効率化・最適化するためのシステムです。
カバー範囲は応募者の管理から採用後のやりとりまでと幅広く、企業の採用力底上げのために利用されます。
採用フローの一部を効率化するのがタレントプールサービス、全体をスピードアップするのが採用管理システムと考えればよいでしょう。
ただし近年は、多機能なタレントプールサービスも登場しています。
両者の境界は、あいまいになっている傾向です。
画像出典元:「MyTalent」公式HP
「MyTalent」は、日本初の採用マーケティングオートメーション「My Seriesサービス」のひとつです。
企業と関わるあらゆるチャネルから採用候補者の情報を集め、タレントプールの構築から一元管理までを行います。
MyTalentの特徴は、プールされた候補者情報をスコアリングしたり、最適なタイミングでアプローチしたりできる点です。
高スコアを獲得したマッチ度の高い候補者がいれば、各種テンプレートを利用してスムーズにアプローチできます。
採用マッチングサイトや転職サイトでは出会えない、自社に最適化された人材の発掘が可能です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「HITOLinkCRM」公式HP
「HITOLinkCRM」は、「テンプスタッフ」や「doda」を運営する「パーソルプロセス&テクノロジー株式会社」が提供するタレントプールサービスです。
認知フェーズの採用候補者を適切にナーチャリングすることで、自社にマッチした優秀人材を確保しやすくします。
HITOLinkCRMは、SNSやイベントなどで接点を持ったあらゆる採用候補者情報を、そのままプールできる仕組みです。
また、指定の条件に達した候補者のステージが自動更新されるため、手間なく情報の最新化が行われます。
自社に興味のある人材のみで構成されたタレントプールを構築することで、マッチ度の高い人材の採用が可能となります。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「TalentCloud」公式HP
「TalentCloud」は、タレントプール構築に特化した採用管理システムです。
タレントプールサービスとしての実績は豊富で、サービス導入後の採用候補者が10倍に増えた企業もあります。
TalentCloudの強みは、候補者の入社意欲を高める採用ブランディングの機能が付随していることです。
担当者は採用サイト作成機能やブログ機能を利用することで、自社のビジョンを明確にアピールできます。
また採用担当者以外の社員も採用に関われる「リファラルリクルーティング機能」も標準搭載。
タレントプール構築から採用までを、一気通貫で行うことが可能です。
登録人数200名まで | 登録人数500名まで | 登録人数1,000名まで | 登録人数5,000名まで | |
初期費用 | 要問い合わせ | |||
月額利用料 | 20,000円 | 50,000円 | 80,000円 | 100,000円 |
(税表記なし)
※以降5,000名ごとに50,000円追加
画像出典元:「Talentio Hire」公式HP
「Talentio Hire」は、求人管理から採用結果の集計・分析までを自動化できる採用管理システムです。
求人管理のフェーズではさまざまなチャネルから採用候補者情報を収集し、自社に最適化されたタレントプールを構築できます。
タレントプールに蓄積された情報は、各種条件で検索したりタグを付けて管理したりが可能です。
またGooglカレンダーやZoom・各種Web面接プラットフォーム・Slackなど、外部連携機能が充実しているのも見逃せないポイント。
担当者と採用候補者は、システム上で採用面接の日程調整やWeb面接を行えます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「HRMOS採用」公式HP
「HRMOS採用」は、転職サイト「ビズリーチ」を手掛ける「ビズリーチ株式会社」が提供する、中途採用に特化した採用管理サービスです。
ビズリーチとは自動連携機能でつながっており、ビズリーチの応募者データはそのままHRMOS採用のタレントプールに蓄積されます。
またシステムは、候補者とのやり取りから面接日の設定までを画面上で行える仕組みです。
採用データは採用経路ごとにデータ化・可視化できるため、選考通過率・辞退数を容易に把握できます。
情報の蓄積と分析・評価の適切な繰り返しは、採用における改善点の発見と精度向上を目指す上で有益です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
出典元:「YOUTRUST」公式HP
「YOUTRUST」は信頼とつながりを基盤にしたキャリアSNSで、採用の可能性を見つける機会を提供してくれるとともに、タレントプールサービスとしても役立てられます。
企業と個人がフラットにつながり、ビジネスやキャリアについて議論も可能です。
ユーザーは幅広く、CXOやマネージャークラスを含む約20万人が登録しています。
YOUTRUSTは、信頼関係に基づいた人脈形成、豊富なキャリア情報、転職・副業のスカウト機能、候補者との直接的なコミュニケーションなど、様々な機能があります。
これらの機能は、採用のコスト削減、効率化、そして定着率の改善の実現をサポートします。
YOUTRUSTは、無料アカウントと有料プランが用意されていますが、詳細については問い合わせが必要です。
画像出典元:「CaLin」公式HP
「CaLin」は、タレントプールを使った採用戦略に特化している採用管理システムです。
中途採用版・新卒版があり、企業のニーズに合わせて選択できます。
CaLinの特徴は、タレントプールで潜在的な候補者にまでアプローチしやすくなる点です。
自社と接点を持った採用候補者は、ひとまず全てタレントプールに蓄積されます。
候補者を育ててナーチャリングが成功すれば、タイミングを逃さずにアプローチできる仕組みです。
またすでに自社に興味を示している候補者には、好きなタイミングでメッセージを送信できます。
送信対象は細かく設定でき、自社にマッチした優秀な人材にダイレクトにリーチすることが可能です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
タレントプールサービスを活用すれば、採用候補者情報の収集や管理をするためのデータベース構築が自動化されます。
求人サイトからの応募者や直接の応募者について、いちいち手入力する必要がありません。
自動化されたプロセスを通じてスキルや経験・興味関心などの情報を分析し、迅速かつ正確に採用候補者を評価することも可能です。
必要な情報に簡単にアクセスできるため、人事担当者の手間や時間を大幅に削減できます。
そのため、担当者はデータ入力業務に煩わされることがなく、他のコア業務に注力できるようになるでしょう。
タレントプールサービスを利用すれば、登録人材をスコアリングしたり対象者の興味や意識の変化を把握したりが容易です。
対象者の確度が高まった時点でアプローチをかけやすく、条件にマッチした人材を採用しやすくなります。
事前に確度を高めてからの採用はミスマッチが起こりにくく、採用活動の精度向上に有益です。
信頼性の高いタレントプールが構築できていれば、採用活動はタレントプールのみで完結します。
求人サイトでの求人募集や応募者の対応が不要となり、広告費・人件費のコストカットが可能です。
またタレントプールを活用した採用は、候補者と企業とのマッチ度が高くなる傾向があります。
求めるスキルや能力に適した候補者を見つけることができるため、教育費を最小限に抑えることができるでしょう。
一口にタレントプールサービスといっても、機能は多彩です。
自社の採用フェーズを最適化できるよう、必要な機能を見極めましょう。
例えばすでに採用管理システムを導入している企業は、タレントプール機能に特化したシンプルなタレントプールサービスがおすすめです。
一方採用フェーズを一気に効率化したい企業は、タレントプール機能のほか、採用サイト作成機能、SNS連携機能、さらには詳細な分析機能などを利用できると、ツール導入のメリットが大きくなります。
タレントプールサービスが求人サイトなどと連携している場合、サイトからの応募者情報もそのままシステム上でプールできます。
採用候補者情報を効率的に集めるなら、自社が出している求人媒体と連携しているものを選ぶのがおすすめです。
初めてタレントプールサービスを導入する場合、想定外のトラブルが発生することがあります。
システムトラブルや運用の不安について、速やかに対応してくれるベンダーを選ぶことが大切です。
タレントプールサービスとは、採用候補者情報を収集・管理するシステムの構築を自動化できるサービスです。
採用に当たっての母数が集まらない・採用精度が低いなどに悩む企業は、タレントプールサービスを利用することで状況の改善を期待できるでしょう。
採用活動における課題を整理し、必要な機能を明確化したうえで、自社に適したサービスを選ぶことが重要です。
画像出典元:O-dan