昨今の主要な採用方法になりつつある「新卒紹介サービス」は、新卒人材を仲介企業が厳選して企業へ紹介するサービスのことです。
本記事では、新卒紹介サービスの特徴や料金、比較のポイントや導入時の注意点について解説していきます。
本記事を参考にしながら、自社に合った採用方法の選択にご活用ください。
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このページの目次
新卒紹介サービスとは、採用企業側のニーズにマッチする新卒人材を、仲介企業が厳選して紹介するサービスのことです。
新卒紹介には、一般公募型の採用では得られない大きなメリットがあります。
▶メリット
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▶デメリット
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このようにメリット・デメリットがありますが、新卒紹介サービスは成果報酬型が多いため、初期費用をかけずに母集団を増やせる一つの手段として注目を集めています。
まず自社の人材要件にマッチした学生が登録しているか否かの確認は欠かせません。
公式HPに文系や理系、学歴、地域、業界や職種などの記載がなければ、直接問い合わせて自社とのマッチ度を確認しておきましょう。
また採用実績や評判、母集団に関する確認も重要です。
採用実績が乏しかったり評判が悪かったりすると、導入しても十分な効果が得られない可能性があります。
紹介手数料はサービスによって異なりますので、予算と手数料が見合っているかも確認しておきたいポイントです。
また内定辞退や早期退職が発生した場合の保証についても、事前にチェックしておくことをおすすめします。
画像出典元:「キャリアパーク!就職エージェント」公式HP
キャリアパークでは学生面談人数は年間1万人に上り、取引企業の90%にターゲット学生を紹介しています。
また約50%の企業に内定承諾者を輩出している実績もあります。
ただし企業の導入実績はわからないため、直接問い合わせて確認しましょう。
詳細については公式ホームページをご確認ください。
画像出典元:「就職エージェントneo」公式HP
就職エージェントneoでは、関東・関西・中部地域を中心に、年間600回以上の大学イベントを実施しており、全国180もの大学とのパイプがあります。
また東京・大阪・名古屋・仙台・福岡にて唯一常駐社員によるカウンセリングを通年で実施しています(京都・広島・札幌にも拠点開設を予定)。
利用実績は提示されているものの、内定率などに関しては直接問い合わせましょう。
▶基本料金(内定承諾1名につき一律):
・文系学生100万円
・理系学生110万円
画像出典元:「JOBRASS」公式HP
ジョブラスでは、成果報酬型のリスクのない方法で、約8万人のJOBRASS会員学生の中からマッチした学生を紹介してくれます。
新卒紹介のみならず、逆求人サイトの両方を活用することも可能です。
全体の約75%が文系の学生であるため、理系の学生を求める企業には母数が少ない可能性があります。
▶紹介手数料:
・文系90万円
・理系100万円
画像出典元:「iroots」公式HP
「iroots」は求人サービス大手エン・ジャパン株式会社が運営する、新卒学生向けのスカウト機能を持ったダイレクトリクルーティングサービスです。
最大6,000文字のプロフィール欄を読み込むことで、学生の人柄や人物像を深く知ることができます。検索性も高いと評判で、自社で採用したい人物像にマッチした学生を高確率で見つけることが可能です。
企業側から学生に直接アプローチする採用手法を目指す企業に適したサービスです。
詳細は以下資料を、無料ダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:「WinC Agent」公式HP
WinC Agentは、完全成果報酬型で初期費用・紹介手数料がかからない新卒採用サービスです。
「企業理念に共感できる」ことを軸として就職活動をする学生が集まるので、とくに「企業理念への共感」を重視する企業におすすめです。
「専任アドバイザーによる事前面談」で、学生の価値観や志向を丁寧に掘り下げてくれるだけでなく、「自己分析」や「選考対策」など学生への教育サポートも充実しているので、面接段階で優秀な人財に出会うことが可能です。
画像出典元:「LabBase就職」公式HP
・上位理系大学の大学院生や学部生に特化
・MARCH・国公立以上の学生が80%超
・スカウトの利用状況をダッシュボードで可視化
「LabBase就職」は、理系学生に特化したデータベースから、学生に直接メッセージを送り、面談・内定へと進めることができます。
他の採用媒体に登録していない累計50,00名もの全国の理系学生を網羅。
学生検索では、研究内容やプログラミングスキルなど、ピンポイントにターゲットを絞った効率的な採用が実現します。
200社以上の企業を理系採用に導いたサクセスチームがサポートしてくれるため、安心です。
研究に忙しく、なかなか積極的に就職活動ができない理系学生に直接コミットできるため、高確率で企業ニーズに合致した人材とめぐりあえるでしょう。
基本的に月額のデータベース利用料金のみです。
LabBase就職経由で内定承諾を獲得した場合の成果報酬の請求もありません。
無料デモ体験も可能なため、お問い合わせにて、詳細をご確認ください。
画像出典元「ABABA」公式HP
ABABAは、他社の最終選考結果を活用することで、大学フィルターでは漏れてしまう優秀層へのアプローチを可能にする新卒採用サービスです。
他社で最終選考に進んだという実績をもとに、ESや1次面接といった選考をスキップすることで、選考時間の削減に貢献します。
また、業界への志望度が比較的高い学生にアプローチできるため、内定承諾率の改善も可能です。
ABABA では、現在25卒向けプランと26卒プランを提供しています。
年度によって、プランの内容が異なるため、企業の状況に合わせて、選んでみてください。
料金の詳細は、資料から確認できます。
画像出典元: 外資就活ドットコム公式HP
・会員の約7割がMARCH/関関同立以上(東大生は就職希望者数のうち約9割が会員)
・採用工程の組み立てから、情報掲載、イベント施策、記事広告など包括支援
・スカウト機能では、高い開封率と承諾率
「外資就活ドットコム」は、旧帝大〜MARCH以上の学生が登録の7割以上を占め、国内トップ層の学生との出会いを提供する新卒就活メディアです。
理系東大生の9割以上が登録しており、国内トップレベルの専門性やスキルを持つ学生が多いのが特徴。
学生へは「厳選企業の募集情報」として訴求しているので、掲載されるだけで学生からは優良企業だと認知してもらえます。
エージェントではありませんが、認知形成からエントリーに至るまで、情報掲載・イベント・記事広告・スカウト機能などを用いて包括的に支援してくれます。
初期費用にくわえて、掲載量ごとに費用が発生する料金体系です。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「career ticket」公式HP
キャリアチケットでは、1人に対して平均3.6回の面談を行います。
なかには毎年100名以上の学生を紹介してもらう企業もあります。
初期費用0円で完全報酬型ですが、企業の利用実績に関しては直接問い合わせましょう。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「ジョブトラ 新卒紹介」公式HP
ジョブトラは、年間12,000名以上の学生が来場するマッチングイベントによって集客を行っています。
また営業職とエンジニア職に特化した採用支援チームを編成しています。
導入実績やその他の実績、料金に関しては、直接問い合わせて確認しなければなりません。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「就活会議エージェント」公式HP
就活会議エージェントは、口コミを活用した業界最安値・完全成果報酬の新卒採用サポートを行っています。入社に至らなければ費用は掛かりません。
毎年20万人近くの就活生が登録し、会員数は最大40万人にも及びます。
ただし企業の利用実績や内定率に関しては、直接問い合わせて確認しましょう。
▶成功報酬:
・ライトプラン:25~35万円/1名
・スタンダードプラン:文系55万、理系65万/1名
画像出典元:「キャリタス就活エージェント」公式HP
キャリタス就活エージェントでは、内定辞退発生や入社後3ヶ月までは返金保証を設けているため、リスクの回避が可能です。
またキャリタス就活に登録している学生40万人、求人サイト「CFN」に登録しているバイリンガルの学生約3.2万人のデータベースを活用できます。
バイリンガル人材や理系人材、体育会系人材などに特化した採用が可能ですが、採用率などに関しては直接問い合わせる必要があります。
▶紹介手数料:
・文系80万円
・理系100円
・体育会系90万円
・バイリンガル人材120万円
画像出典元:「シューカツ新卒採用サービス」公式HP
シューカツのサイトでは大学1年生から登録できるため、早期接触を実現できます。
選考フローには面接以外のフローを導入し、離職率を低下させるのが特徴のひとつです。
ただし導入実績や内定率などに関しては、直接問い合わせる必要があります。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「キミスカ」公式HP
キミスカの登録学生数は、22卒と23卒を合わせると約26万人(2022年5月23日時点)、利用者数は2,127社(2022年6月時点)となっています。
3種類のスカウトメールで開封率やエントリー率は異なります。プラチナスカウトだと開封率は約80%とエントリー率は約35%と、高くなっているのが特徴です。
ただし内定率に関しては、直接問い合わせましょう。
成功報酬プラン:
・初期登録 300,000円
・1名内定承諾あたり 300,000円
画像出典元:「シンクエージェント」公式HP
シンクエージェントは85%のリピート率を誇り、また関東エリアで新規面談数業界トップクラスです。
内定辞退の場合は100%返金されるシステムです。
求人募集から最短3日で紹介、平均30日で募集終了しますが、内定率や料金に関しては直接問い合わせなければなりません。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「ハローナビ就活」公式HP
ハローナビ就活では当日に個別面談の設定ができるため、スピード感のある効率的な採用活動を実現できます。
企業のことを熟知しているアドバイザーという第三者からの視点を学生に伝えてもらえます。
ただし料金や内定率、導入実績などに関しては、直接お問い合わせください。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「CoCoCarat就職エージェント」公式HP
CoCoCarat就職エージェントは、関東エリアを中心に中小・ベンチャー企業に特化しています。
Webマーケティング会社ならではの独自の方法で、学生集客や面談までを一貫して行ってくれます。
導入実績や料金などに関しては、直接問い合わせましょう。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「バリ活」公式HP
バリ活は、関西圏や地方国公立の学生が8割を占めています。
説明会集客のみならず、個別面談の実施も可能です。
社員は5名であるため、状況によってはすぐにサポートしてもらえない可能性があります。
詳細についてはお問い合わせが必要です。
新卒紹介サービスを利用するなら、担当者やエージェントと良好な関係を保つようにしましょう。
自社の評判が落ちて他社よりも優先順位が下がってしまうと、優秀な学生を紹介してもらえなくなる可能性があります。
自社にマッチした学生を紹介してもらうには、どのような人材を求めているのかを十分に伝えておく必要があります。
事前にリストアップや言語化しておき、初めて聞く人にも伝わるようにしましょう。
自社の人材要件だけでなく、自社の強みや魅力を伝えておくことも重要です。
他社と比較してアピールできる部分を担当者に共有しておくことで、第三者の視点から学生に伝えてもらうことができます。
一般公募型の採用では得られない大きなメリットをもつ新卒紹介サービス。
利用にあたっては、自社に最適なサービスを選ぶことが何よりも重要です。
導入する際にはサービスを最大限活かすために、自社の人材要件や魅力を伝えつつ、担当者の方と良好な関係を築くようにしましょう。
画像出典元:O-dan