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AI-OCRは、DX化を図る企業の間で徐々に導入率が上がってきている注目のサービスです。
AI-OCRを活用することで、既存データを特定フォーマットに記入したり…過去の文書を別の資料に作成し直したり…というデータ入力作業を一気に効率化できます。
さらに、紙媒体で保存していたデータをデジタルデータ化できるため、データ管理・活用・検索が効率的にできるようになるのもメリットです。
今回は世間に数多く展開されているAI-OCRの中から特徴をそれぞれまとめたので、比較検討の参考にしてください!
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
OCR(Optical Character Reader)とは、文書のテキスト部分を文字情報として抜き出しデータとして活用する技術です。
紙の文書や手書き資料をスキャンし、その画像データからテキストデータを抜き出します。
AI-OCRとOCRの違いは、AIの有無による読み取り精度の差です。
OCRは、事前に設定したアルゴリズムに沿って画像認識処理を行ないます。
それに対してAI-OCRとは、テキストデータを抜き出す際の処理にAI技術を活用するため、より精巧・正確に処理を実施するのが特徴です。
※上記は税抜価格です
癖字や殴り書きの書類を書き起こしてデータ化するのは、なかなか至難の技ですよね。
こういった状況にお困りの方は、「AIよみと~る」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
このツールならどのような文字や帳票でもAIが正確に読み取り、素早くデータ化できます。
・96.71%と驚異の読み取り精度
・簡単な読み取り設定
・RPAやアプリケーションとの連携にも対応
「AIよみと~る」の初期費用は無料です。
<基本料金プラン>(小型版)
・30日間トライアル版:30,000円
・通常版:30,000円/月~
※上記は税抜価格です。
※中型版・大型版もありますので、詳しくは以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
NOC AI-OCR with AI insideは、30年以上の実績を持つ管理部門総合アウトソーサーNOCの提供するAI-OCRで、手書き書類の識字率が95%以上でデータ化できることが強みです。
また、データ化後は、同じくNOCの別システムNOC RPAと連携させれば、社内システムに自動入力が可能で、紙書類のデータ化のみならず、業務全般の自動化と効率化も図れます。
なお、NOC AI-OCR with AI insideは、NOC内にある様々なサービスとの連携が長所となっているので、従業員規模が100名に満たない会社には向いていません。
従業員規模100名以上の企業におすすめです!
・請求書/受発注書/契約書/タイムカードなど紙書類のデータ化
・同運営元が提供するNOC RPAと連携可能
プラン1 | プラン2 | プラン3 | |
初期費用 | なし | なし | なし |
月額基本料金 | 30,000円 (6000項目まで) |
100,000円 (60,000項目まで) |
200,000円 (200,000項目まで) |
従量利用料金 | 3.3円 | 1.1円 | 1.1円 |
※上記は税抜価格です。
画像出典元:「DX suite」公式HP
DX suiteは、契約件数12,900件以上の実績でAI-OCR市場シェアNo.1を誇る人気のAI-OCRです。
手書きやFAX・写真で撮った帳票など業務のあらゆる資料に対応し、高精度でデジタルデータに変換します。
他社に真似できない豊富な学習データを元にした高精度の読み取り機能が強みです。
誰もが簡単操作で利用でき、使い始めたその日から効果を実感できる高性能とともに、より早く処理するための分散コンピューティング、セキュリティ対策も通信経路は暗号化対応で万全です。
・様々な種類の帳票や文字の学習エンジンをすぐに利用可
・誰もが使える簡単操作
・RPAやアプリケーションとの連携にも対応
初期費用:0円~200,000円
月額費用:30,000円~
初期費用0円からの導入も可能。
月々の利用量に応じて、最適なプランを選択できます。
画像出典元:「DenHo」公式HP
「DenHo」は、電子帳簿保存法とインボイス制度に対応できるAI-OCRクラウドサービスです。
FAX・メール・スキャナ・共有フォルダなど、多彩な方法でデータの取り込みが可能で、紙帳票を簡単にデータ化して検索・閲覧できます。
帳票の電子保存には不備が発生する際のリスクもありますが、DenHoは2種類のJIIMA認証を取得済みで、電子帳簿保存法の要件に対応しているため安心です。
DenHoは帳票枚数に応じた料金設定がされており、月額9,000円〜と低価格から利用できます。まずはスモールスタートで始めて、後にグレードアップするという無駄のない使い方ができます。無料プランは提供されていませんが、5日間のトライアル利用が可能なため、正式導入する前に操作を試すことが可能です。
費用 | |
初期費用 (税表記なし) |
ー |
月額費用 (税表記なし) |
9,000円〜 |
画像出典元:「SmartRead」公式HP
SmartRead(旧:Tegaki)は、文書内の文字を読み取るだけでなく、文書処理のプロセス全体の効率化を実現する次世代型のAI-OCRサービスです。
Tegakiで培ってきた独自のAIエンジンを継承しており、手書き・活字を問わず高い読み取り精度になっています。
読取機能が高精度なだけでなく、登録されたテンプレートをもとに種類が異なる文書を自動で仕分けてくれたり、AI-OCRに欠かせないベリファイ(確認・修正)機能が充実。
また、後続システムとの連携機能を無償提供しているなど、AI-OCRの域を超えて、文書のデータ化やデータ活用を推進できる点が大きな特長です。
定型・準定型・非定型文書などあらゆるタイプの文書の処理を効率化して生産性を向上させたい企業におすすめです!
スモールプラン | スタンダードプラン | エンタープライズ プラン |
|
初期費用 | 無料 | ||
年額費用 | 36万円 (月額3万円相当) |
96万円 (月額8万円相当) |
240万円 (月額20万円相当) |
処理可能枚数 | 1.2万枚前後(※) | 6万枚前後(※) | 26万枚前後(※) |
サポート | カスタマーポータル | カスタマーポータル | カスタマーポータル |
オンボーディングサポート | 個別オンボーディングサポート | 個別オンボーディングサポート |
(税別)
(※)定型⽂書での10項⽬読み取りの場合
画像出典元:「eas」公式HP
「eas」は書類や帳票などを読み取ってデータ化するAI-OCRと、マンパワーによるデータ確認・修正を一気通貫で行うサービスです。
人の手だけでは時間が掛かるデータ化をAIが画像を自動分析して作業します。
さらに、AIだけでは識別できない文字は人が識別・判断するという、それぞれを補った新しいデータ化サービスです。
書類のスキャン画像さえアップロードすればデータ化してくれるので誰でも使いやすいと評判で、業務効率を上げたい企業におすすめのツールです。
プラン名:トライアル/ライト/ベーシック/プレミアム
初期費用:要問い合せ
月額費用:50,000円~
サービスの概要については以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:「RooPA」公式HP
「RooPA」は社内のあらゆる入力作業を自動化し、大幅に業務を効率化できるRPAサービスです。
OCRもRPAも熟知するエンジニア集団である株式会社キャスティングロードから提供されているサービスで、実績面でも安心して利用することができます。
さらにAI-OCRと連携すれば高精度の読み取り機能で、難しい操作も不要。
しかし、専任担当を配置するなど利用内容よっては他ツールよりもコスト高となる点は注意が必要です。
画像出典元:「AI-OCR」
キャスティングロードが提供する「AI-OCR」は主に三種類があり、自社に適したツールを柔軟に選択できます。
手書きに強い「SmartRead」(旧Tegaki)、AI搭載で帳票全体をOCRが文字認識する「AIRead」、OCRの読取~チェックまでのワークフローを標準装備した「ABBYY FlexiCapture」が提供されています。
スキャン・データ化・転記・格納まで、デジタル化の過程をすべて網羅。
企業が持つ幅広い形式の書面に対応でき、電子化の悩みを解決できるでしょう。
1帳票あたり20円の帳票をSmartRead(旧Tegaki)のスタータープランでOCRした場合、年間では18,000枚読取りが可能です。
低予算で少ない枚数から始めたい方向けには「AIRead」のクラウド(SaaS)版Sコース、月々10,000円から利用できるプランもあります(1枚あたり100円~)。
サービス名 | SmartRead (旧Tegaki) |
AIRead | ABBYY FlexiCapture |
利用料金 | 年額360,000円* (月額30,000円*) |
月額10,000円~ | 要お問い合わせ |
読取可能枚数 | 月1,500枚程度 | 月100枚まで | 要お問い合わせ |
*料金は税別です。
画像出典元:「OCR Online」公式HP
OnlineOCR.netは、Web上から指定した文書を読み取りデジタルデータに変換してくれるクラウドサービスです。
46の言語から選択し、15ページまで無料で利用できます。
出力データはテキスト形式だけではなく、Word/Excel形式での出力にも対応しており便利です。
電子メールOCR機能を利用すると、出力データはPDF、Htmlにも対応してくれます。
まずはOCR機能を試してみたい場合にも十分な機能を備えています。
1時間に15ファイルまで無料。
有料プランの詳細はお問い合わせが必要です。
192か国の言語に対応し、複数の言語が混在するような文書でも高い精度で文書を認識できます。また、 面倒な変換の手順を踏むことなく、PDFのテキストや表、レイアウトにアクセスし編集が可能なので作業効率をもっとアップさせたいとお考えの場合にオススメです。
ドキュメント比較機能の付与がないスタンダード版は25,000円、ドキュメント比較機能ありのコーポレート版は35,000円です。
また、組織で導入したい場合には、サイトよりお問い合わせください。
国内最高峰の文字認識エンジンを登載しているため、PDF資料、紙の書類、写真に撮った文章までも文字認識し取り込むことができます。
さらに、wordなどとも連携が可能であるためより実務的な利用が可能であると言えます。
価格は、パッケージ版は税別19,800円、ダウンロード版は税別12,800円となっております。
パッケージ版とダウンロード版で機能自体は変わりませんのでダウンロード版をオススメします。
画像出典元:Readiris Pro14 公式HP
Readiris Pro14は海外で最も評価されているOCRソフトウェアです。
外国産のOCRソフトウェアであることから外国語に非常に強いです。
また外国にて常に高い評価を得ているソフトウェアのため安心の使いやすさを実現しています。
Amazonでの価格は4万円以上とOCRツールとしても少し高い印象です。
多くのAI-OCRツールは、データに変換された内容を目視で確認し、正確なデータ化どうか確認する必要がありました。
「laqoot」なら、独自プロセスによってデータ化された内容のチェックや修正を自動で行えます。
これなら、データ化後に費やさなければならない手間や時間を大幅に削減できるでしょう。
いつもの請求書や発注書の処理、大変だと感じていませんか?それなら、「AI スキャンロボ」の導入がおすすめです。
このツールは、従来のOCRとは異なり、座標を固定しなくても正確に読み取ることができ、面倒なテンプレート作成でも数分で完了できます。
あらゆる形式の書類を種類ごとに分類し、さらにそこから手入力してデータ化するというのが、これまでのデータ処理の流れでした。
しかし、この方法では手間や時間もかかり、業務の効率化とは程遠い状態だといえます。
「FlexiCapture」は、請求書や発注書などをキャプチャしてデータ化できる画期的なツールのため、導入することが業務の効率化や売上アップにつながるでしょう。
画像出典元:読取革命Ver.15 公式HP
「読取革命Ver.15」は紙の書類を簡単に電子データ化するソフトです。
かんたんモードなら3ステップで完了です。
読み取ったデータは様々なファイル形式に変換可能で、クラウドでの保管で場所を問わず閲覧できます。
ペーパーレス化を目指す企業にはおすすめのソフトでしょう。
「読取革命Ver.15」には製品版、ダウンロード版があります。ダウンロード版はオープン価格です。
また、複数購入する場合にはライセンス版もあります。5ライセンス40,000円~25ライセンス152,500円(税抜)です。用途によって選ぶとよいでしょう。
画像出典元:読取革命Ver.15 公式HP
「本格読取5」は、高精度OCRソフトです。
テキストの書類はもちろんのこと、スマホやデジカメで撮影したファイルも高精度で読み取り保存します。
日々増え続ける書類の整理に悩んでいる企業にはおすすめのソフトといえるでしょう。
「本格読取5」はダウンロード版とCD-ROM版があります。どちらも標準価格は3,980円(税抜)です。
画像出典元:読取革命Ver.15 公式HP
スタートアップや個人事業主、フリーランスの場合、事業のためにいきなり数百万円もするスキャナーに投資することはなかなかハードルが高いと思います。
でもスキャナーがないと、スキャンしただけのイメージを使わなければいけなく、編集作業や再利用に困った経験はありませんか?
OMNIPAGE Ultimateは、PDFを検索可能なファイルに簡単に変換することができるツール。
スピードだけではなく品質や機能性も優れていることから、データの再利用によってコストを下げられ、生産性も最大限にあげられます。
外国の製品のため、為替相場に影響されますが、55,000円〜60,000円ほどで導入できます。
円高の際に導入検討をするのが賢いかもしれません。
画像出典元:読取革命Ver.15 公式HP
Smart OCRはオンプレミス型とプライベートクラウド形のライセンス版2タイプと、汎用型のクラウドサービスとAWS環境付属の専用クラウドサービスの2タイプが用意されているAI-OCRツールです。
基本インターフェースはWebブラウザ上に表示され、同時に複数人での操作が可能であるため共同作業にも最適です。
大量の書類を複数人で整理することが多い方々におすすめのAI-OCRといえるでしょう。
名刺などもスキャンして保存できるので、名刺管理ツールとしても利用できます。
・クラウドサービスは3ユーザー、300枚まで月額3万円~
・専用クラウドサービスは5ユーザー、1万枚まで月額35万円~
・プライベートクラウドは5ユーザー、1万枚まで月額10万円~
・オンプレミスは5ユーザー、1万枚まで月額10万円~
それぞれのプランで別途初期費用10万円~がかかります。
文字認識率が公開されているツールであれば、自社の取り扱う書類にどこまで対応できるのかを見極める目安になります。
まずは日本語の文書に対して、どのくらいの文字認識率があるのかをチェックしましょう。
加えて、記号やアルファベット・枠内文字などを含めた文字認識率が判ればさらに良いです。
AI-OCRの価格設定はツールによって様々なので、まずは使用用途を明確にした上で見積もりを取ってもらうことをおすすめします。
この時には初期費用と月額だけではなく、保守費用やバージョンアップ費用がどのくらいかかるのかも忘れずに確認しておきましょう。
料金体系にはサブスクリプション型(料金を支払っている一定期間中だけサービスを受けられる方式)を取っている場合もあります。
実際のデジタル変換データ数と比べてどちらがお得になるかもチェックしておきたいところです。
変換対象となる言語として、日本語はもちろんのことですが、必要であれば英語などの他国語にも対応しているかをチェックしましょう。
さらに医学用語など、業界特有の単語にも対応できるようであればかなり使い勝手が良くなります。
これらの対応はオプション扱い(別料金)になるかどうかも、合わせて確認しておきましょう。
RPA(Robotic Process Automation)とは、デスクワークで定型化している作業、例えば決まったフォーマットにデータを入力するなどの作業をロボットにやらせて自動化しよう、という機能です。
このRPAと連結できるAI-OCRも多く存在します。
というのは、今まではRPAを実施するために必要なデータを手入力する必要がありましたが、AI-OCRで必要なテキストデータを抽出できれば、そのままRPAに渡せるようになるため、より作業の効率化が望めるようになるからです。
通常のOCRよりも文字認識率の高いAI-OCRとRPAを連携させることで、より正確に資料作成ができるため、昨今注目を浴びています。
これまでのOCRでは文字の認識率が意外と低く、テキストデータへの変換後は再度チェックする作業が不可欠でした。
AI-OCRでは取り扱うデータを蓄積することでAIがより多くの文字を認識するようになるため、使えば使うほど文字認識率がUPします。
認識できるのは日本語だけにとどまらず、記号やアルファベット、業界用語や多国語対応までと幅広いです。
文字認識率の向上で、従来のOCRでは任せられなかった作業まで任せられるようになるでしょう。
過去の資料は紙媒体で保存されているケースが多く見受けられます。
AI-OCRによってこうした書類の内容をデジタルデータ変換し蓄積することで、様々なシーンに活用できるようになります。
例えば定型フォーマットでの保存、過去事例の入力、過去の実績を含めた統計を取る、など利用シーンは無限大です。
紙の劣化で内容が読み取れなくなる前に、貴重な過去データはデジタルデータ化して残したいもの。
AI-OCRは過去データを保存するにも強力なツールとして活用できます。
AI-OCRはRPAと連携することで、強力な文書作成自動化ツールとなります。
決まったフォーマットで入力するような文書作成作業を自動化できれば、より簡単かつ正確に文書が作成できます。
RPAが実施する作業の元になる情報をAI-OCRでデジタルデータ化して入力情報とすることで、人間が実施する作業は大幅に工数削減できます。
AI-OCRの料金体系はツールによって基準がまちまちなため、慎重に見積もりを取る必要があります。
初期費用や利用月額だけではなく、保守費用やバージョンアップ費用、またオプション対応費用が別換算になっていることもあるためです。
日本語以外の外国語対応や、特定の業界用語への対応はオプション機能であることも多々見受けられます。
こうした機能を利用したい場合は、見積もり時に利用シーンを明確に伝えておきましょう。
基本的にAI-OCRでは標準的な日本語に対しては問題なく変換対応を行ってくれますが、実際に業務に必要な文書は標準的な日本語だけとは限りません。
日本語に英語が含まれる文章の他、丸ごと英語の資料や他国語への対応については、ツールによってまちまちです。
また日本語でも医療用語など、特殊な業界で用いられる言葉に対応しているかも重要です。
少しでも対応してくれる言葉が多いと変換後のチェック作業が少なく助かりますが、その分費用もかかる場合が多いです。
そのため、そもそもどの程度の言語に対応してくれるのか、オプション対応の場合の費用についてなども確認しておきましょう。
今回ご紹介したAI-OCRの導入によって、過去のデータをデジタル化する工数を大幅に削減できるため、今までより多方面に過去データを活用できるようになります。
また文書データを今まで使えなかったフォーマットにも入力できるようになり、事務作業の効率化を期待できます。
一度AI-OCRを活用してみたいと考えている方は、ぜひ今回紹介したツールを始めとしたAI-OCRの導入を検討してみることをおすすめします!
画像出典元:O-dan
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