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昨年から高い頻度で注目されている生成AI。
さまざまな業界で活用され始めた生成AIは、近年広告クリエイティブにも活用されているのはご存知ですか?
AIを活用して広告クリエイティブを行うと、SEOや消費者データを分析した効果的な広告出稿などさまざまなメリットが得られます。
今回はAIを活用して広告クリエイティブを行う方法と、おすすめのAIツール11選をご紹介します。
メリットや注意するポイントについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
このページの目次
広告クリエイティブにAIを活用すると、収集したデータに基づき、広告出稿のターゲティングや大量のクリエイティブ制作が実現します。
AIは膨大なデータ分析・処理が得意なため、広告出稿やWebマーケティグのノウハウがない企業も効果的なクリエイティブ生成が可能です。
広告クリエイティブにAIを活用すると、次のようなクリエイティブが生み出せます。
すでに広告運用にAIを導入している企業は増加してきています。
クリエイティブ専門誌「ブレーン」の調査によると、業務でAIツールを使ったことがある企業は3割を超え、なかでもchatGPTを活用する企業は5割を超えているようです。(出典元:PR TIMES)
使いこなすにはある程度の知識や注意が必要ですが、うまく活用できれば従来の広告運用に革命が起こせるでしょう。
画像出典元:「Google広告」公式HP
「Google広告」は、複数のキャンペーン広告出稿が可能な、知名度の高いサービスです。
複数の広告キャンペーン、広告種類があるため、自社サービスにあった広告が出稿できれば大きなリードを呼び込めます。
キーワードやオーディエンス成果を基に、自動入札する「スマート自動入札」はGoogle広告のAI機能を活用した機能です。
自動入札と広告の最適化により、工数が25%、ROASが1.34倍まで改善した事例もあります。
▶初期費用:なし
▶月額利用料:発生主義のため月額料金はなし
※クリックや動画再生によって費用が発生します。
画像出典元:「ADVANCED CREATIVE MAKER」公式HP
「ADVANCED CREATIVE MAKER」は、クリエイターがAIとともにクリエイティブ企画に注力できるよう開発された、電通デジタルが提供するサービスです。
過去のデータを分析し、ターゲットに最適なバナー広告を高速生成、CTR率のシミュレーションが行われます。
効果が高いと判断された優れたクリエイティブを最終的にクリエイターが選ぶため、実際の作業は選別と手作業程度で済むでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Adobe Sensei」公式HP
「Adobe Sensei」は、マーケティング効果を最大化させるための分析力とクリエイティブ力が備わったAdobeのサービスです。
サイズやフォーマット、クロップなど簡単な画像編集の自動化が可能で、画像や文章の自動生成もできます。
色やオブジェクト、風景などバリエーションを増やしたクリエイティブもすぐに生成できるため、出稿先に合わせたパターン作成も簡単にできるでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「極予測AI」公式HP
サイバーエージェントが開発した「極予測AI」は、成功報酬型の新しい広告クリエイティブAIツールです。
大量のクリエイティブを生成するのではなく、現在最も効果が出ているクリエイティブよりも高い効果が得られるクリエイティブのみが生成されます。
クリエイティブは静止画、動画両方に対応し、広告効果が得られたときのみ報酬が発生するため、無駄なコストが発生しません。
成功報酬型のため、詳細についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「Midjourney」公式HP
「Midjourney」は、X(旧:Twitter)でも多くのユーザーが利用している、画像生成サービスです。
基本無料で利用できるため、企業だけでなく個人での利用も増えています。
テキストプロンプトでイラストが生成できるため、素材を用意しなくても手軽にイラスト生成が可能です。
商用利用には有料プランへの加入が必須となり、GPUを利用する時間によっておすすめのプランが異なります。
一番安いもので月額$10〜利用できるため、商用利用や大量に生成したい方は有料プランを利用しましょう。
▶初期費用:無料
▶月額利用料:無料
※無料プランは1アカウントにつき25枚まで
【有料プラン】
プラン名 | 基本 | スタンダード | プロ | メガ |
初期費用 | 無料 | |||
月額料金 | $10 | $30 | $576 | $1,152 |
(税表示なし)
画像出典元:「クリエイティブAI」公式HP
感性AI株式会社が開発した「クリエイティブAI」は、複数のマーケティングツールを活用して、さまざまな広告クリエイティブを行うサービスです。
消費者データを活用して、キャッチコピーやパッケージ、ネーミングのブレスト生成ができます。
また、分析ツールとして感性AIアナリティクスも提供されていて、ユーザーが抱くであろう印象と好意度を分析し、マーケティングに活かすことが可能です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「cre8tiveAI」公式HP
「cre8tiveAI」は、イラストや写真の高画質化をベースに、イラスト生成や動画生成などメディアクリエイティブに特化しているサービスです。
料金プランによって生成できる枚数は異なり、ライトプランであれば毎月10万枚、無料のエントリープランであれば1,000枚まで生成できます。
ドラッグ&ドロップと直感的な操作で編集ができ、知的財産権の問題もクリアしている安全なサービスなので安心して利用できるでしょう。
プラン名 | エントリー | ライト | スタンダード | プロ | ウルトラ | メガ |
初期費用 | 無料 | |||||
月額料金 | 0円 | 4,800円 | 9,800円 | 29,700円 | 45,000円 | 80,000円 |
(税表示なし)
画像出典元:「Adnator」公式HP
「Adnator」は最短3分で、最適な広告バナーをクリエイティブできるAIサービスです。
chatGPTを利用したキャッチコピー作成機能が搭載されていて、バナーデザインに合わせて配置や修正もしてくれます。
2023年8月現在、アーリーアクセス中のため、誰でも無料で800種類のデザインテンプレートが利用可能です。
商品ページや自社HPをAIが分析して、最適な広告クリエイティブを生成してくれる機能が今後搭載されるそうなので、より効率的に広告運用ができるでしょう。
2023年8月現在、アーリーアクセス中のため、すべての機能を無料で利用できます。
画像出典元:「H-AI TD GENERATOR」公式HP
さまざまなAI技術を駆使しているCreative technology lab beatは、検索型広告クリエイティブに特化した「H-AI TD GENERATOR」を開発。
LPのURLとキーワードを入力すると、LPとキーワードを反映した膨大なテキストを素早く生成してくれます。
広告の訴求軸をプリセットから選択すると、よりターゲットを意識した広告文が生成されるため、大量の広告文が必要なときに便利です。
別サービスにはリスティング広告クリエイティブをサポートするH-AI SEARCHがあります。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Odd-AI Creation」公式HP
セプテーニが開発した「Odd-AI Creation」は、ディープラーニングを活用した広告クリエイティブAIサービスです。
先行のディスプレイ広告テストでは、Odd-AI Creationを利用して生成したディスプレイ広告の効果は通常の約1.5倍、配信量は約2.1倍だったという結果が出ています。
また、2023年4月にはサウンド領域でもAIクリエイティブが活用できるようになり、広告クリエイティブのCTRを予測し、広告効果の高いBGMを生成・動画反映ができます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「CRAIS for Text」公式HP
オプトがリリースした広告クリエイティブAI「CRAIS for Text」は、chatGPTと効果予測AIを活用したサービスです。
chatGPTが高精度な100パターンのテキスト広告を提案し、効果予測AIがCTRを予測します。
クリック率の高そうなテキスト10パターンを選定し、クリエイターは選定されたクリエイティブをチェック、選定すればすぐに広告の出稿が可能です。
これまで時間のかかっていたキーワードや広告テキストも、最短30分で選定までできるようになるため、業務効率化にも繋がるでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
広告クリエイティブにAIを活用すると、クリエイティブにかかるコストが大幅に削減できます。
AIツールのなかには、クリエイティブ広告を1枚5秒以内に自動生成するものもあり、今回ご紹介している「CRAIS for Text」は1時間で10パターン生成可能です。
短時間で大量のクリエイティブ生成もできるAIは、広告作成リソースが不足している企業にぴったりのツールといえるでしょう。
AIツールは蓄積したデータに基づいて最適な広告を自動生成するため、効果的なクリエイティブが実現可能です。
既存広告やビッグデータから分析し、自社サービスと親和性が高いユーザーに最適なクリエイティブが生成できます。
顧客データ、購買データなど、自社にあるデータも活用すれば、より精度の高いターゲティングができるでしょう。
AIで広告クリエイティブを自動生成すると、各ターゲットに合わせて複数パターンのクリエイティブの生成が可能です。
短時間で大量のデータを自動生成するのはもちろん、キーワードや選別、効果予測値などターゲットに合わせた最適なマーケティングが実現します。
経験豊富な担当者であっても一度に複数のパターンを作成するには時間がかかるため、AIツールを活用すれば効率的かつ大きなリーチに繋がるでしょう。
大量の分析や処理は得意なAIですが、トレンド情報など最新の情報を追うことはできません。
そのため、直近のトレンド情報を反映したクリエイティブはできず、担当者が手を加える必要があります。
また、自動生成させたクリエイティブが想定したものと全く違うケースも多いため、人によるチェックも必要です。
AIツールは導入コストが高く、かかったコストをペイするには、ある程度長期間利用する必要があります。
特にデータの分析やしきれていない初期は、広告出稿の入札単価が高くなる可能性も。
長期的な利用は人件費や利益向上によるコスト減が期待できますが、短期間だとコスト増となるケースも少なくありません。
過去の成功パターンから広告クリエイティブを生成するAIは、学習させるデータに気をつける必要があります。
AIに学習させるデータの出処がわかっていないと、著作権に抵触したり、無断商用利用してしまったりとトラブルに発展してしまうかもしれません。
トラブルを回避するためにAIが生成したクリエイティブを避ける広告主もいるため、学習データ、生成したデータの確認は重要です。
これまで広告作成担当者の経験によって、効果が左右されていた広告運用もAIを使えば効率化が期待できます。
また、データを分析しながら広告運用を行うことで、より最適化された広告出稿が実現するでしょう。
自社に広告クリエイティブのリソースがなく、広告出稿を諦めていた企業もAIを活用することで効果的な広告出稿が叶います。
ぜひ今回ご紹介したサービスのなかから、自社にあうAIツールを選んでみてください。
画像出典元:写真AC