法人携帯を新たに契約したいけど、結局どのキャリアが一番お得なのか情報収集が難しく、迷ってしまう企業は多いと思います。
一方、既に法人契約をしているけれど、本当に最適なプランなのか・もっと安くてお得なプランがあるのではと思いながらも、そのままになっていることもあるかもしれません。
今回は、法人契約を新規に考えている・法人契約の見直しを行いたい、それぞれのご要望に応えられるよう、法人携帯の契約の流れや3大キャリアの比較、安い法人携帯プランに辿り着くための裏情報などご紹介していきます!
法人携帯選びの専門家の方からお話を伺いながら、解説していきますので、ぜひ比較検討の参考にしてみてください。
このページの目次
法人として社用携帯を購入する場合、個人携帯と法人携帯ではどちらのほうが最適なのでしょうか。
今回起業LOGでは、法人携帯コンサルタントとしてご活躍されている戸田勝久氏にお話を伺いました。
知らないと損!法人携帯の裏情報!
法人向けのプランは各キャリアで提供されていますが、実情は、インターネットで検索しても出てこないようなクライアントに応じたお得な法人契約プランが存在します。
新規で契約したい場合や、プランの変更を検討している場合、法人携帯であれば、キャリア法人営業担当または法人携帯を販売できる代理店に相談する必要があります。
ここでの戸田氏のおすすめはズバリ「代理店」とのことです。
(キャリア法人営業担当と代理店のメリットデメリットの詳細については記事の後半でご紹介します)
代理店は、各キャリアの法人携帯を中立的な立場で比較、ユーザー企業に最適なプランを提案してくれます。
また、忙しいキャリア営業と比較して、代理店では専属の担当者が細やかに対応してくれるのも魅力です。
代理店を通した法人契約の具体的な流れ
1. 法人契約ができる代理店に要望を伝える
2. 見積を作成してもらい、確認する
(代理店によって、契約できるキャリアが変わるので注意!)
3. 契約ができるかどうか、事前にキャリア与信を取ってもらう。
4. 見積確認後、契約するとなった場合は必要書類を用意する。
(契約書に押印する法人印鑑・引き落とし口座設定時の銀行印鑑・法人の登記簿謄本・担当者の名刺・担当者の本人確認書類コピー)
5. 代理店担当者が契約書を持ってくるので、法人印鑑と銀行印鑑を捺印、謄本・名刺・本人確認書類を渡す。
6. 1週間以内に端末が届く。
7. 新規の場合は、端末が届いてすぐ利用可能。他社から番号移管するMNPの場合は、代理店と日にちを決めて、回線切り替え日を決定する。
代理店は、主に下記の基準でキャリアの選定を行なっていきます。
相談に行く際には、こちらの内容について整理した上で代理店に向かいましょう。
法人携帯の代表的なキャリアは、自社回線設備を保有し、3大キャリアと呼ばれるドコモ・ソフトバンク・au に加え、格安SIMと呼ばれるMVNOがあげられます。
MVNOで代表的なのは、「LINEMO、ahamo、Ymobile、UQモバイル」です。
(以前はMVNOだった楽天モバイルでは、MNOサービスの楽天モバイル法人プランを提供開始しています。)
実は法人携帯業界では、この格安SIMのMVNO契約数は伸びていません。
理由は3点あります。
1. 法人契約では、基本的にかけ放題が必要となる為、CMで流れているような価格にならない。
2. ドコモ・ソフトバンク・auが用意する法人向け特別プランの方が安く契約できる。
3. 専用の担当者がつかず、会社として契約した場合の対応窓口が一般と同じになる
格安SIMでは、法人携帯特有のメリットが享受できないということになります。
そもそも、このMVNO事業者は、個人の一般ユーザーをターゲットにしており、法人契約をターゲットに展開しているわけではありません。
概算としては、以下の金額となりますので、ご参考にしてください。
Ymobile | UQモバイル | 楽天モバイル 【参考】 MNOサービスでの提供 |
|
データ5G+カケホ | 約4,630円(税抜) | 約3,280円 | (専用アプリ経由時のみ) 2,618円(税込) |
機種代金別途 | 25,000円 | 25,000円 | 25,000円 |
※LINEMOとahamoは、法人契約不可
各キャリアが用意している代表的な特別プランは以下の通りです。
対象:スマホ・ガラケー・タブレット・ポケットWIFI
ドコモ | ソフトバンク | au | |
かけ放題 | 〇 | 〇 | 〇 |
データ通信料 | 10GBまたは30GB | 5GBまたは50GB | 5GBまたは10GB または20GB |
提供可能台数 | 10台から | 1台から | 10台から |
※選択する機種が、iPhoneなのかAndroidかによって、料金は変動します。
特別プランの具体的な料金は、契約するユーザー企業の状況により違うので、まずは見積りをお願いする必要があります。
画像出典元:「ソフトバンク」公式HP
<基本料金>
<通話オプション>
*「ソフトバンク」公式HP参照
画像出典元:「au」公式HP
<基本料金>
<通話プラン>
*「au」公式HP参照
画像出典元:「ドコモビジネス」公式HP
<5G対応プラン>
<通話オプション>
*「NTTドコモ」公式HP参照
戸田氏によると、法人契約は近年、MVNO参入の影響や固定費削減に対する企業ニーズの高まりから、これまでよりもさらに安くお得な料金プランが各キャリアで登場しているとのこと。
現在、代理店などを通して、ドコモ・ソフトバンク・au の法人特別プランを契約している場合でも、下記に該当する場合は、見直しすると安くなる可能性大です!
法人携帯 見直しのチャンス
見直しは、いつでもできるわけではありません。
現在契約している端末の機種代金残債が終わっている、もしくは残り数回で完済するというタイミングがベストです。
合わせて、キャリアとの契約が更新のタイミングであれば、さらに交渉しやすくなります。
ここからは、よりお得なプラン・安いプランに辿り着く立ち回り方について、戸田氏のお話をもとに紹介していきます。
キャリアの営業担当を通した方が、内情に精通していて良い条件で契約できると思われがちですが、実はそうとも限りません。
法人契約の料金プランは公になっていない分、高い月額料金で提案をしてくるケースもゼロではないのが実情です。
以下に、それぞれのメリットデメリットを整理します。
【キャリア法人営業を通した契約の場合】
メリット
デメリット
【法人携帯代理店を通した契約の場合】
メリット
デメリット
どちらを選択しても、契約する先は各キャリアとなる点は、共通しています。
柔軟な対応やいつでも相談できる安心感があり、各キャリアを比較した上で納得感のある提案をしてもらえるという点では、法人携帯代理店のほうに軍配が上がるでしょう。
シンプルに値引き交渉をしても応じてもらえません。
より安く、納得感のある法人携帯プランに辿り着くには、ドコモ・ソフトバンク・au の各社から見積りを取得しましょう。
競争させることで、より安価なプランが期待できます。
法人携帯の購入・見直しを検討している企業は、直接こちらに相談してみるのもおすすめです。
価格競争が激しい携帯電話の業界では、大手キャリアも時代にフィットしたプランを次々に打ち出すため、新しい料金プランの情報については常にアンテナを張っている必要があります。
代理店に依頼するのであれば、選定はお任せできるので、「定期的にプランの見直しが必要」ということだけ念頭に置いておいたほうがいいでしょう。
自社の目的にフィットしたコスパの良いプランに出会えるチャンスを逃さないようにしましょう。
当然のことですが、従業員に法人携帯を支給する場合、自宅への持ち帰りのルールや休日の携帯の扱いなどについては、使用ルールを設定しておく必要があります。
知らないうちに通信料金が膨大な額になってしまうというリスクを回避する目的もあります。
使用ルールについて、社員への周知を徹底させましょう。
法人携帯は、「うまく立ち回る」ことが最適なプランへの近道であるとおわかりいただけたかと思います。
自社に最適なプランを選べば、法人携帯をより効率的に業務に活かし、コスト削減も叶うでしょう。
法人契約を既にしている場合でも、定期的なプランの見直しは重要で、必要であれば思い切って乗り換えを選択することで、より費用を抑えられる可能性もあります。
とはいえ、最適な法人契約プランを選択できているのか、自分たちで確認するには手間がかかりますね。
今回取材に応じて下さった、法人携帯コンサルタントの戸田勝久氏のDooR株式会社に相談してしまうのもおすすめです。
画像出典元:「DooR」公式HP
DooR株式会社は、通信業界における豊富な経験を持つプロフェッショナルによる少数精鋭の集団で、法人携帯のコンサルティング力に長けています。
DooR株式会社の最大の強みは、
という点にあります。
また、各キャリアから紹介料を徴収しているため、クライアント企業は負担ゼロで利用することができるため安心です。
柔軟な提案とフォローに定評のあるDooR株式会社に一度相談してみてはいかがでしょうか。
画像出典元:「DooR株式会社」公式HP, O-dan