法人携帯を契約したいけど、大手キャリアにすべきか、格安スマホにすべきか、「結局どれが一番お得なのか?」と迷ってしまう企業は多いと思います。
そこで今回は、大手キャリアと格安スマホ各社の料金プランを徹底比較し、どのような企業におすすめか目的別に紹介していきます!
選び方のポイント、メリット・デメリットもあわせて解説していきますので、ぜひ比較検討の際の参考にしてみてください。
このページの目次
法人携帯を利用するメリットは主に3つです。
各社とも、通信料金を安く利用するための様々なプランを用意しています。
詳しくは、次の章で比較紹介していくので、ぜひ参考にしてください!
結論からいうと、編集部イチオシは通話料金・通信データの最安プランがどちらも揃っている「au」です。
ただ、ソフトバンクはデータ通信が少ない場合のお得な割引があり、ドコモは社員間の無料通話プランがあるなど、利用目的によってそれぞれお得なプランがあります。
画像出典元:「ソフトバンク」公式HP
・こんな企業におすすめ
YouTubeやFacebookなどの動画、SNSサービスなど対象のサービスならデータ消費なく利用できる。
社内で動画資料のやりとりや、チャットアプリなどの使用が多い企業におすすめ。
・メリット
月のデータ使用量が2GB以下であれば、1,500円の割引が受けられるので、通信量を使う月、使わない月とばらつきがあっても安心して利用できます。
月額料金 | データ通信量 | |
「50GB大容量」 メリハリプラン |
6,480円〜 | 50GB |
・こんな企業におすすめ!
通信量も通話料も比較的少なく、使った分だけ小まめに支払いたい企業におすすめのプランです。
月額料金 | データ通信量 | |
「使った分だけ」 ミニフィットプラン |
2,980円 | 月1GB未満まで |
※通話料は30秒ごとに20円かかる従量課金制
通話料金を重視する企業は、基本料金が安いプランに上記オプションをつけて利用するのも手です。
画像出典元:「au」公式HP
・こんな企業におすすめ!
外出先での通話料が多いなど通話料を重視したい。さらにメール利用などちょっとしたデータ通信もおこないたい企業にはおすすめでしょう。
・メリット
料金・データ通信量はソフトバンクの「ミニフィットプラン」と同じですが、24時間かけ放題のサービスが加わるので、通話料がかなりお得と言えます。
月額料金 | 国内通話 | データ使用量 | |
「24時間国内通話無料!」 ケータイカケホプラン |
2,980円 | 24時間無料 | 1GB |
・こんな企業におすすめ!
月のデータ使用量の変動が激しい企業でも安心。
例えば、リモートワークが続き、月のデータ使用量が定まらない場合などでも、無駄なコストを発生させずに利用できます。
・メリット
「5G機種」に対応したプラン。
月額料金 | データ使用量 | |
「利用した分だけ」 ピタットプラン5G |
1,980円 | 1GB未満 |
2,980円 | 1GB~4GB | |
4,480円 | 4GB~7GB |
※通話料は30秒につき20円の従量課金制
画像出典元:「ドコモ」公式HP
・こんな企業におすすめ!
社員間(ビジネス通話割引グループ)の通話料が無料なので、現場担当者・営業担当者と事務員との間の連絡が多い部署や企業におすすめです。
・メリット
「かけ放題オプション」:月額1,870円
「5分通話無料オプション」:月額770円
を利用すれば、社員以外との通話も無料。
月額料金 | データ通信量 | |
「社員間通話無料!」 ケータイプラン |
1,320円〜(2年定期契約) | 100MB |
※社員以外との通話は30秒あたり22円の従量課金制
・こんな企業におすすめ!
60GBの大容量を利用できるので、動画資料など大きいファイル資料の送受信も可能。
営業職や出張が多い社員による大量データのやりとりが発生する部署におすすめです。
・メリット
月のデータ使用量が3GB以下の場合は、1,650円の割引が受けられます。
通話料は社員間(ビジネス通話割引グループ)の通話なら無料、それ以外との通話は30秒につき22円かかります。
月額料金 | データ通信量 | |
「60GBまで使える!」 ギガホプレミアム |
5,918円〜 (3回線以上/2年定期契約) |
60GB |
その他おすすめ法人携帯は、キャリア3社と比較して、利用しやすい格安プランが豊富です。
キャリアだとデータ通信し放題プランがあるけど、「1回線あたりの料金が高くて手が出せない…」「とりあえずお試しで使ってみたい」という企業には格安スマホを提供している以下のサービスの利用をおすすめします。
結論として、同じデータ容量で比較した場合、「UQ mobile」が料金プランの安さ+余ったデータの繰りこしができてお得です!
画像出典元:「ワイモバイル」公式HP
・推しポイント!
2回線以上で、法人契約割引(月額700円)が適用されるので、従業員数の少ないスタートアップ企業にもおすすめ。
「だれとでも定額」(月額700円)の追加で10分以内の国内通話が無料/「スーパーだれとでも定額(S)」(月額1,700円)の追加で国内通話が完全無料で利用できる。
月額料金 | データ通信量 | |
Sプラン | 1,980円 | 3GB |
Mプラン | 2,980円 |
15GB |
Lプラン | 3,780円 |
25GB |
3つすべてのプランで4G/5Gに対応しています。
通話料は30秒につき20円、データ通信容量を増やしたい場合は、月額500円で高速データ通信量の増量が可能です。
画像出典元:「UQ mobile」公式HP
・推しポイント!
同じデータ容量で比較した場合、格安スマホの中で総合的にイチバンお得!
余ったデータ容量を翌月に繰り越すことができるので無駄なく使える。
送受信最大300Kbpsの節約モードで使用れば、どれだけ使用してもデータ消費はゼロ。
月額料金 | データ通信量 | |
Sプラン | 1,480円 | 3GB |
Mプラン | 2,480円 |
15GB |
Lプラン | 3,480円 |
25GB |
月額770円の「国内通話10分かけ放題」や、月額1,870円の「国内通話24時間かけ放題」などのオプションと合わせて利用することもできます。
画像出典元:「楽天モバイル」公式HP
データ通信の利用のみ:月額525円(データ量:無制限/通信速度が200kbpsで低速)
メッセージの送受信(LINE含む)がメイン、低速でもOKな業務アプリなどを利用する場合に最適です。
・推しポイント!
「縛り期間なし」&「解約違約金も一切なし」なので、自社の状況に合わせて柔軟に利用できる。
ベーシックプランは、SMS付きで月額645円、通話サービスをつけても月額1,250円なので、通信コストを極限まで下げたい企業におすすめ。
月額料金 | データ通信量 | |
3.1GBプラン | 1,600円 | 3.1GB |
20GBプラン | 4,750円 |
20GB |
30GBプラン | 6,150円 |
30GB |
20GBを超えるとワイモバイル・UQ mobileより割高になるため、20GB以上の利用を考えている場合はこちらのプランはあまりおすすめできません。
画像出典元:「mieno」公式HP
「mieno」では、au・ドコモ・ソフトバンクの中から回線を選ぶことができます。
・推しポイント!
利用中のau・ドコモ・ソフトバンクの端末をそのまま使用できるので、乗り換えしやすい。
余ったデータ容量は翌月に繰り越し、社内で分け合うことが可能。
月額800円で5分以内ならかけ放題
auプラン | ドコモプラン | ソフトバンクプラン | |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 | 6,950円 |
国内通話は30秒毎に20円かかる点は注意しましょう。
au・ドコモ・ソフトバンクを利用中であれば端末料金はかからないので、安心です!
画像出典元:「Biglobeモバイル」公式HP
「Biglobeモバイル」では、auかドコモの回線を選ぶことができます。
・推しポイント!
1回線から申し込めるので、とりあえずお試しで利用したい企業におすすめ。
Webから2分で見積書発行してもらえるので、すぐ契約したい場合に便利。
データSIM/SMSあり | 音声通話SIM | |
3GB | 820円 | 1,400円 |
20GB | 4,420円 |
5,000円 |
30GB | 6,670円 |
7,250円 |
画像出典元:「NifMo」公式HP
・推しポイント!
利用開始月は基本料金0円なのでコストをかけずに利用開始できる。
全てのプランで最低利用期間・解約違約金がないので、柔軟な利用が可能
SMS対応 | 音声通話対応 | |
3GB | 1,050円 | 1,600円 |
13GB | 2,950円 |
3,500円 |
30GB | 3,750円 | 4,300円 |
データ容量が足りない場合、350円で0.5GB、500円で1GBの増量が可能です。
・社内でデータ通信容量を分け合って使うことができる。余ったデータ容量は翌月に繰り越すことが可能
・0GB:月額400円/5GB:1,800円/10GB:3,200円
各社の料金プランは大きく分けて、通話の利用が多い企業向けのプランと、データ通信量が多い企業向けのプランに分かれているため、自社の用途に合ったプランを選択しましょう。
社員同士の通話が多い場合は割引があるプラン・通話が主な利用目的であればガラケーで契約するのがおすすめです。
データ通信量を契約端末同士でシェアできるプランも用意されています。
月額で支払う基本料金の中にどのサービスが含まれているか確認しておきましょう。
通話に関しては、海外との取引がある企業や夜勤シフトの多い部署で使用する場合は昼間と夜間で料金が変動するか否かもチェックが必要です。
留守電設定やかけ放題はオプション課金になる場合があるので、必要な機能を選択したうえで、基本料金+オプション料金のトータルコストを比較することが重要です。
キャリアの直営店ではなく代理店で購入すると初期費用や端末料金のコストを抑えることができる場合があります。
購入する際は、店舗に足を運ばずにWebサイトで契約・納品手続きまで完了できる販売店が便利です。
納品スピードも販売店により異なるため、急ぎの場合は即日納品対応の販売店を利用しましょう。
価格競争が激しい携帯電話の業界では、大手キャリアも格安スマホを提供している会社も、時代にフィットしたプランを次々に打ち出すので、新しい料金プランの情報については常にアンテナを張っている必要があります。
自社の目的にフィットしたコスパの良いプランを利用するために、小まめなプラン見直しを心がけましょう。
従業員に法人携帯を支給する場合、自宅への持ち帰りのルールや休日での扱いなどについて使用ルールを設定しておかないと、知らない間に通信料金が膨大な額になってしまうというリスクもあります。
使用ルールについて、社員への周知を徹底させましょう。
今回ご紹介した法人携帯の中から自社にぴったり合ったプランを選べば、携帯電話をより効率的に業務に活かし、またコストも削減できます。
大手キャリアにすべきか、格安スマホにすべきか迷うところですが、それぞれお得な割引が適用されるので、自社に合ったプランを選択しましょう。
法人携帯の利用を考えている企業は、ぜひ今回紹介したキャリア3社と格安スマホの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
画像出典元:O-dan