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AI議事録自動作成ツールとは、AIの自然言語処理機能で会議の音声をテキスト化するサービスです。
文字起こしソフトもありますが、AI議事録自動作成ツールでは話者識別やWEB会議ツールとの連携、AIによる自動要約機能など、議事録作成を効率化する高度な機能が搭載されています。
本記事では、編集部おすすめのAI議事録自動作成ツール10選の料金や特徴をわかりやすく比較解説。
最短・予算内で自社に合うサービスを見つけたい方は、まずは資料請求がおすすめです!
このページの目次
AI議事録自動作成ツールとは、会議やセミナー・商談などの音声をAIがテキストに変換し即時に議事録作成できるツールです。
担当者が録音データを聞き返して手入力していた作業負担を軽減し、決定事項や議事録の共有もスムーズに行えるようになります。
AI議事録自動作成ツールには、主に以下の機能が搭載されています。
音声のテキスト化 | オンライン会議や音声ファイルから音声を文字起こしする |
タスク管理 | 会議中の発言から決定事項を抽出、タスクの進捗を管理 |
議事録の共有 | 簡単に任意の相手と議事録の共有ができる |
AI要約機能 | 会議の要点を抽出、要約を作成 |
自動翻訳機能 | リアルタイムで日本語から外国語、外国語から日本語へと自動翻訳 |
議事録自動作成ツールだからこそできる、魅力の機能をさらに詳しく解説します。
議事録フォーマット通りに整形
企業や業種のニーズに合わせたフォーマットで議事録を自動で整形
重要事項の抽出
会議中の発言から決定事項を自動抽出、会議内容も要約できる
議事録をデータベースで管理
議事録はデータベースで管理され、過去の議事録も簡単に検索・照会できる
文字起こしツールでは難しい作業も自動化できるため、議事録の品質向上、情報の漏れや誤解釈の回避には、議事録作成ツールが有効です。
特に大規模な組織や頻繁に会議を行う企業では、その効果が顕著に現れるでしょう。
音声認識精度は製品によって差があり、精度が低いと手直しの負荷が大きくなる可能性もあります。
AIの学習機能においても、辞書登録できたり利用毎に機械学習する機能があれば、議事録作成はさらに効率化できます。
業界・企業特有の言い回しや専門用語など、自社で利用した場合の使い勝手ができるので、事前に無料トライアルや同業種での実績の有無を確認しましょう。
自動作成された議事録に誤字脱字があった場合には、編集作業が必要となります。
文書データの検索・編集方法はツールによって異なりますが、「Rimo Voice」などのようにテキストと音声データが紐づいていると確認がしやすく、編集作業が簡単にできます。
議事録の清書機能など、これまで手動で実施されていた加工や編集まで自動的に行ってくれるツールも増えています。
議事録自動作成ツールで音声を収録するには、外部接続マイクの準備が必要なものが多いですが、スマートフォンやタブレットで音声収録が可能なタイプもあります。
「モバイル対応あり」とされていても、対面会議のみ・音声ファイルからの文字起こしのみなど対応内容には注意が必要です。
出先で会議に参加する場合・電話での商談など、パソコンが利用できない場面でも文字おこしが必要になるのであれば、モバイルデバイスで収録できる機能が搭載されたツールを選択しましょう。
議事録作成ツールが、自社で利用している各種ツールと連携できるとさらに効率化できます。
Zoomなどのオンライン会議ツールとの連携・SNSやチャットツールとの連携・タスクや次回の会議予定を管理できるカレンダー連携など、事前に確認しておくとよいでしょう。
搭載機能は製品によって違いがあるため、自社の課題に適したサービスを見つけましょう。
ツール名 | 月額費用 | 辞書登録 | AI要約 | 翻訳機能 | ChatGPT利用 | 特徴 | モバイル対応 |
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ACES Meet |
要問合せ
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❌
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⭕️
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❌
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⭕️
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ChatGPTを活用して商談議事録の要約可能
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❌
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Rimo Voice |
30,000円~
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⭕️
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⭕️
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❌
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⭕️
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日本語特化のAIエンジン搭載
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パソコンと同機能を利用できる
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toruno |
9,000円~
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⭕️
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❌
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❌
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❌
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パソコンの画面を30秒に1度自動でキャプチャ
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音声データの文字起こしは可能
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ギージー |
500円/人+従量課金
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⭕️
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⭕️
|
ー
|
ー
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誤字脱の自動変換など精度が高い
|
⭕️
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AI GIJIROKU |
29,800円~
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⭕️
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⭕️
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30か国語
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❌
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リアルタイムで30ヵ国語の翻訳・発話対応が可能
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パソコンと同機能を利用できる
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Notta |
無料~
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有料プランのみ可
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有料プランのみ可
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有料プランのみ可(104言語)
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❌
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英語と日本語の同時変換も可能
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パソコンと同機能を利用できる
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スマート書記 |
10,000円+AIパック
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⭕️
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⭕️
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英語
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⭕️
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自治体での導入実績有。90%以上の高精度
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議事録作成や編集はPCのみ
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ScribeAssist |
要問合せ
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⭕️
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⭕️
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❌
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⭕️
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インターネット接続がなくても文字起こしが可能
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❌
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amptalk |
4,000円~
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⭕️
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⭕️
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❌
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⭕️
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営業DXを促進する電話・商談解析ツール
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連携ツールによる
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YOMEL for コールセンター |
席数などによる
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⭕️
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⭕️
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❌
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⭕️
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コールセンターに特化した音声認識システム
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❌
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画像出典元:「ACES Meet」公式HP
「ACES Meet(エーシーズミート)」は、オンライン商談やIP電話の録音・文字起こし・自動要約・解析ができる商談解析AIツールです。
ChatGPTを活用して商談議事録の要約やネクストアクションを抽出、営業プロセスのDX化・リアルな育成資料作成を可能にします。
ACES Meetの料金体系は、要問合せとなっています。
無料トライアルも実施されているため、導入前のお試しもおすすめです。
画像出典元:「Rimo Voice」公式HP
「Rimo Voice(リモ ボイス)」は、動画・音声ファイルだけでなく、会議の音声のリアルタイムでの文字起こしが可能です。
日本語特化のAIエンジン搭載で、1時間程度の音声データでも5分前後で文字起こしが完了します。
トライアル | ライト | ベーシック | ビジネス | |
初期費用 | 月額料金1か月分 | |||
月額費用(税別) | 30,000円 | 60,000円 | 120,000円 | 240,000円 |
利用可能時間 | 10時間/月 | 20時間/月 | 45時間/月 | 100時間/月 |
※ストレージ使用量は100GBまで無料
※上限超過時:30秒につき25円~(プランによる)
※無料トライアルあり
画像出典元:「toruno」公式HP
「toruno(トルノ)」は、オンライン会議の文字起こし・録音だけでなく、パソコンの画面を30秒に1度自動でキャプチャしてくれるため、そのときのスライドや画面まで後から確認できるので便利です。
個人向けと法人向けのプランが提供されており、利用目的にあわせてコストの無駄なく運用できます。
【法人向けプラン】チーム間での記録共有や会議管理機能を搭載
3週間トライアル* | 月30時間 | 月100時間 | 月500時間 | |
月額料金 | 無料 | 9,000円 | 28,500円 | 135,000円 |
従量課金** | 無料 | 300円/時 | 285円/時 | 270円/時 |
保存容量 | ー | 75GB | 250GB | 1,500GB |
登録ユーザー | 30名まで推奨 | 1,000名 | 1,000名 | 1,000名 |
(税抜)
*記録可能期間はトライアル開始日から3週間、上限30時間まで
**従量課金は各メンバーの記録時間の合計が各プラン記載の時間を超えた場合に発生
【個人向けプラン】記録・文字起こし・データダウンロード・会議ログ共有が可能
無料プラン (お試し利用or閲覧のみ) |
有料プラン (記録/文字起こしを毎月使う場合) |
|
月額料金(税込) | 無料 (会員登録後、累計3時間無料) |
1,650円(10時間*まで) ※10時間以降、2.2円/分 |
保存容量 | 20GB |
*有料プラン契約の初月は日割り計算のため月額基本料金と記録時間が異なるので注意
画像出典元:「ギージ―」公式HP
ギージー 含む議事録自動作成ツールの資料を一括DL
「ギージ―」は株式会社アンドドットが提供する、ワンクリックで高品質な議事録が作成できる「全自動議事録作成ツール」です。
PC/スマホからのリアルタイム録音や音声・動画ファイルから、会話中の「えー」などの削除や、複数の音声の聞き分けによる話者の分類に加え、誤字脱の自動変換など高精度の文字起こしを行えます。
会議内容について欲しい情報は音声・要約などすべての情報の中からAIにチャットで質問することが可能で、より会議について理解を深めることができます。
また2024年10月以降は、ZoomやGoogle Meetとの連携による過去の議事録の検索や、IP電話との連携で議論漏れなどの抽出を行うなど、順次機能を拡張予定です。
ギージ―の使用プランは一人当たりの基本使用料+従量課金となっております。
ディスカウントもあるので詳しくは問い合わせてみましょう。
基本使用料 | 従量課金 | シングルテナント化 (オプション) |
1人500円 | 10時間:15,000円 ※アカウント数・使用時間によってボリュームディスカウントあり |
要相談 |
(税抜)
画像出典元:「AI GIJIROKU」公式HP
「AI GIJIROKU(エーアイ ギジロク)」は、パーソナル人口知能の研究開発を行うオルツが提供する自動議事録作成ツールです。
リアルタイムで30ヵ国語の翻訳・発話対応が可能なので、グローバル展開する企業に特におすすめです。
プラン | フリー | パーソナル | チーム | ビジネス |
月額費用 | 無料 | 1,500円 | 29,800円 | 200,000円 |
利用時間 | 閲覧のみ可能 | 100分/月 | 1000分/月 | 10000分/月 |
(税表記無し)
IT
11人〜30人
議事録作成が効率的に行える
会議内容や決定事項を議事録で視覚化することで発言内容にしっかりと集中できるようになります。議事録作成にかける時間も削減される上に、リアルタイムで作成されるので、重要事項の漏れ防止にもなります。
IT
251人〜500人
議事録作成の多い会社などにおススメ
WEB会議で話が展開していく中でも、AIが自動で細かな部分も聞き逃さずに記録してくれ、不明点を瞬時に解決しながら会議に参加できたので助かりました。長文で話すと翻訳に5分程度時間がかかってしまったのはかなり困りました。
画像出典元:「Notta」公式HP
「Notta(ノッタ)」は、高精度の音声認識とAI要約機能により1時間の音声を5分で文字起こし+簡潔な要約まで作成できます。
文字起こしは104言語に対応、Chrome拡張機能ではWebページ上にある音声コンテンツの書き起こしまで可能と活用の幅が広いのも特徴です。
フリー | プレミアム | ビジネス | |
1アカウントの 月額費用 <年払いの場合> |
0円 | 1,317円 | 2,508円 |
文字起こし時間 | 120分/月 | 1,800分/月 | 無制限 (2ユーザーから) |
(税込)
※その他、カスタマイズ可能なエンタープライズプランも提供
非公開
101人〜250人
誤字が少なく重宝している
基本無料で利用している。1時間の音声が約5分で文字化できるので効率が良く、誤字も比較的少ない。無料版でも月120分使用できるので申し分ない。
マスコミ
2人〜10人
UIが整理されていて一番使いやすい
日常的にテープ起こし業務があり、テープ起こし業務の効率化のため導入した。UIが整理されていて使いやすい。同系列で利用したことのあるVrew、Googleドキュメントと比べても一番使いやすかった。
画像出典元:「スマート書記」公式HP
「スマート書記」は、安心なセキュリティ対策で累計利用社数3,000社を超える企業や自治体での導入実績がある議事録作成支援ツールです。
対面会議・音声ファイルともに90%以上の高精度で文字起こし、テキストと音声を1つの画面で確認しながら議事録編集できるので使い勝手に優れています。
基本使用料+文字起こし(オプション)で構成されています。
14日間の無料トライアルも提供されているので、使用感を確かめてからの導入が可能です。
画像出典元:「ScribeAssist」公式HP
「ScribeAssist(旧AmiVoice ScribeAssist)」は、高精度のAI音声認識と簡単な操作が魅力の議事録自動作成ツールです。
リアルタイムの音声と録音された音声の両方に対応しており、会議や商談など幅広く活用できます。
ScribeAssistは、「基本料金」とライセンス数分の「ライセンス料金」を合わせた料金プランです。
料金の詳細は問い合わせをする必要がありますが、以下の特徴があります。
①定額制で使い放題:
⾳声認識時間による従量課⾦や、「○○時間まで」といった上限がある料⾦制ではなく、「ライセンス数に応じた定額制」。
→使えば使うほどお得になるので、最適なライセンス方式を選択しましょう。
②常に最新版を利⽤可能:
⽉額費⽤にサポート・バージョンアップ費⽤も含まれており、常に最新の⾳声認識・アプリケーションを追加料⾦なく利用可能。
ライセンスは後からでも追加できるので、利⽤シーンに合わせて柔軟に調整可能です。
③導⼊初期費⽤ゼロ:
導⼊にかかる初期費⽤は無料なので、イニシャルコストを抑えて⼿軽にAI⾳声認識を導⼊可能。
サーバー導⼊なども不要で、現在使っているPCで利用できます。
画像出典元:「amptalk」公式HP
「amptalk(アンプトーク)」は、社内の営業DXを促進する電話・商談解析ツールで、議事録作成も可能です。
日々の電話・商談を記録、文字起こし、内容解析、 SFAへの入力まで自動で行ってくれるため、スキルアップやコーチング・営業の型化など、セールスイネーブルメントに貢献します。
閲覧権限管理やIPアドレス制限などセキュリティ対策を強化したい場合は、PROプランを選びましょう。
BASIC | PRO | |
初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
月額費用<年間契約の場合> | 4,000円/ユーザー | 5,900円/ユーザー |
(税抜)
画像出典元:「YOMEL for コールセンター」公式HP
「YOMEL(ヨメル) for コールセンター」は、コールセンターに特化した音声認識システムで、議事録自動作成も可能です。
話す速度や内容、質問対応などを画面で確認できるため、新人オペレーターの教育・顧客対応の品質向上にも役立ちます。
席数=同時接続の上限数のため、オペレーターの在籍数は料金に影響しません。
席数 | 月額料金(1席あたり) |
1〜20席 | 15,000円 |
21〜50席 | 13,000円 |
51〜100席 | 11,000円 |
101〜200席 | 10,000円 |
201〜500席 | 9,000円 |
501席〜 | 8,000円 |
(税表示なし)
「Notta」には無料プランがあり、コストをおさえた議事録自動作成が可能です。
一方、無料サービスでの議事録の作成は制限が多いのも事実であり、頻繁に議事録を作成するビジネスシーンでは、機能が充実した有料の議事録作成ツールの利用が安心です。
「とにかく低コスト重視!文字起こしがメイン」という場合には、文字起こしツールの検討をおすすめします。
人の手で録音した音声データを基に議事録を作成するとなると、音声を文字に変換するだけでも多くの労力を要します。
AI議事録自動作成ツールを活用すれば、話者を自動認識し音声をテキストに変換してくれるため、手入力によるミスや作業負担の軽減が可能です。
必要な個所を抜粋したり、微修正を行うだけで議事録が完成するので、議事録作成に費やしていた時間や労力をコア業務へ回すことが可能になります。
AI議事録自動作成ツールを導入すると、リアルタイムでテキスト化・共有されるため、会議欠席者も即時に会議の内容の確認できるようになります。
さらに決定事項・今後のタスクまで整理してくれるので会議の実行力も強化できるでしょう。
議事録をツールで管理すると、いつ・誰によって・どの発言が・どの会議で行われたかの検索も容易になり、過去の議事録を一から探す手間も省けます。
海外との取引が多い企業や、外国籍の従業員を多く雇用している場合、ミーティングについても外国語での対応が必要となります。
AI議事録自動作成ツールの中には、リアルタイムで自動翻訳されるツールもあり非常に便利です。
互いに異なる言語で会話しながらも、同じ議事録を共有しスムーズに会議を進行できます。
現在の議事録自動作成ツールの音声認識は精度が高くなってはいますが、テキスト化後の確認・修正作業は欠かせません。
を選択するなど、修正作業の手間を最小限に抑えてくれるツールを選択しましょう。
どれだけ性能の高いAI議事録自動作成ツールを導入したとしても、雑音が多いと発言者の声を正確にテキスト変換することは難しくなります。
導入前に無料トライアルや無料プランを活用して、実際に利用する環境で問題なく使えるか確認しておきましょう。
AI議事録作成ツールで文字起こしを行うAIは、機械学習によって精度を高めています。
音声認識の精度が高まることで使い勝手が良くなる一方、社外秘の情報が機会学習に用いられ、社外に流出してしまう懸念もあります。
など自社に適した対応を行い、セキュリティ対策を行いましょう。
近年注目の集まるChatGPTですが、議事録作成においては会議の要点抽出で力を発揮します。
ChatGPT単体には現時点では文字起こしの機能はないため、文字起こしされたテキストの存在が前提となっている点には注意が必要です。
以下の作業でChatGPTの技術は有効に活用でき、議事録作成にかかる時間を短縮できます。
「ACES Meet」「Rimo Voice」などChatGPTを利用できる議事録作成ツールを利用すれば、担当者の負担はさらに軽減できるので、是非検討してみてください。
AIの音声認識精度は常に進化していますが、AI議事録作成ツールは議事録作成を効率化させる独自機能を搭載しており、ビジネスシーンでは非常に有効です。
議事録をスピーディーかつ正確に作成できるAI議事録自動作成ツールを利用して、議事録作成の手間を省力化しませんか。
リアルタイムで外国語に翻訳できるものもあり、多言語が使用されているグローバル企業でも重宝するでしょう。
無料トライアルも用意されているので、ぜひ前向きに検討してみてください。
画像出典元:O-dan