AIヘルプデスクを導入することで、問い合わせ対応の効率化や顧客満足度の向上を実現できます。
この記事では、AIヘルプデスクの活用方法、導入メリット、比較ポイントを詳しくまとめました。
社内外で活用できるおすすめのヘルプデスク12選も紹介しているので、AIヘルプデスクの導入を検討している担当者はぜひチェックしてみてください。
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
AIヘルプデスクとは、AIが社内外の問い合わせ対応を代行するシステムです。
定型的な質問が多い業務において高い効果を発揮するため、主に以下の場面で使用されます。
従来のヘルプデスク業務をAIが代行することで、社員の業務効率向上や管理部門の負担軽減、さらには顧客満足度の向上を実現できます。
またAIに蓄積された問い合わせデータを分析することで、定型業務の改善や部門全体の生産性向上を実現することも可能です。
以下はAIヘルプデスクの主な機能です。
機能 | 詳細 |
自動応答 | チャットボットが問い合わせに自動応答する |
FAQの自動生成・管理 | 問い合わせ履歴を分析し、FAQを自動生成・更新する |
ナレッジベースの構築 | 問い合わせ傾向の分析結果や重要なノウハウを管理・共有 |
問い合わせ内容の分析・出力 | 問い合わせ追跡や内容分析・レポート出力を行う |
有人対応への移行 | AI対応から有人対応へ切り替える |
ファイルの送受信 | 必要なファイルを自動送受信する |
簡易ワークフローの作成 | AIがワークフローを自動作成する |
AIヘルプデスクの機能を活用することで、対応業務の効率化や精度向上が可能です。
ここからは、AIヘルプデスクの活用方法を紹介します。
AIヘルプデスクを導入すれば、社員が各部門に対して行う質問や要望への自動対応が可能です。
社員が自己解決できる環境を整えることで、人事、総務、経理、情報システムといったバックオフィス部門の業務負担を軽減できます。
顧客からの一般的な質問については、AIヘルプデスクが過去のやり取りやマニュアルを参照して自動回答します。
AIなら24時間365日稼働できる上、複数の問い合わせに同時対応することが可能です。
社員教育や研修でも、AIヘルプデスクに質問対応を一任できます。
社員からのよくある質問やFAQに対する回答を共有すれば、担当者が対応する必要はありません。
学習進捗の管理やフィードバックもAIで対応できるため、効率的な社員教育・研修の実施が可能です。
AIヘルプデスクは、社内に蓄積された各種ドキュメント(マニュアル、手順書、ポリシーなど)から必要な情報を整理してナレッジベースを構築します。
ナレッジベースの構築後は利用状況や問い合わせ内容の分析も自動化できるため、対応業務の改善やより効率的な情報提供がスムーズです。
AIヘルプデスクを導入することにより、企業はナレッジやノウハウの活用が容易になります。
AIヘルプデスクのメリットを詳しく見ていきましょう。
AIヘルプデスクを導入すれば、全ての問い合わせデータを一元的に管理できます。
有益な情報の紛失・散逸のリスクが低減し、社員全員が必要な情報に素早くリーチすることが可能です。
問い合わせ件数の減少や、社員間の情報格差の縮小を期待できます。
またAIヘルプデスクには自己学習機能があり、使用回数が増えるほど回答精度が向上する仕組みです。
企業の知識基盤が持続的かつ体系的に発展することで、顧客満足度の向上や業務効率化を期待できます。
AIヘルプデスクは24時間365日対応できる上、自然言語処理による高精度な回答が可能です。
複数の問い合わせに自動対応できる柔軟性もあり、対応業務の質が向上します。
またAIヘルプデスクは、構築されたナレッジベースから最適な回答を提案することが可能です。
回答の質が個人の経験や知識に影響されることがなく、回答の均一性を維持できます。
AIヘルプデスクが一次対応を行えば、担当者は単純な問い合わせ・定型的な問い合わせに時間を取られることがありません。
より重要なコア業務に集中しやすくなり、チームや部署の業務効率を向上することが可能です。
加えてAIヘルプデスクには、問い合わせ内容を自動で学習してナレッジベースを更新する機能があります。
担当者が情報の整理・入力業務から解放されることも、業務品質の向上につながるはずです。
ツール名 | 料金 | 無料トライアルの有無 | 生成AIの種類 | 主な機能 |
---|---|---|---|---|
AIヘルプデスクソリューション |
月額従量制 (詳細要問合せ)
|
なし
|
先進企業オルツ社の 「パーソナル人工知能」
|
・学習機能 ・辞習書登録機能 ・直感的な検索機能
|
PKSHA Chatbot |
要問合せ
|
無料デモあり
|
ChatGPT
|
・ドキュメント検索による自動回答 ・問合せデータの蓄積と分析
|
HiTTO |
利用者数に応じた月額課金 (詳細要問合せ)
|
なし
|
ジェナ独自の「hitTO AI」
|
・Chatボットによる自動回答 ・ダッシュボードによる情報管理
|
zendesk (Support) |
月額19ドル〜/ユーザー
|
あり
|
OpenAIの生成AI
|
・複数チャネルからの問合せ一元管理 ・ノーコードでのシナリオ作成
|
AIサポートデスク |
初期費用: 10万円〜、月額利用料: 9万円〜
|
なし
|
Claude 3 Haiku GPT-4(オプション)
|
・AI対応の社内相談窓口 ・顧客専用のセキュアなサーバー
|
AI-Chappy君 |
初期費用: 24万円〜、 月額利用料: 2.5万円〜
|
なし
|
ChatGPT(ベーシック)
|
・チャットボットによる顧客対応 ・多言語対応
|
ミライAI |
初期費用: 0円〜、 月額利用料: 1,000円
|
無料デモあり
|
非公開
|
・担当者取次 ・不在時のメッセージ伝達
|
MOBI BOT |
要問合せ
|
デモの相談可能
|
国内外のAIを選択可能
|
・チャットボットシナリオ作成 ・外部システムAPI連携
|
AIさくらさん |
要問合せ
|
なし
|
ChatGPTなど
|
・FAQ自動生成 ・リアルタイム文字起こし
|
KARAKURI chatbot |
要問合せ
|
無料のデモ&体験会あり
|
ChatGPTなど
|
・トレンド/トラブルアラート通知 ・多言語対応
|
(税抜価格)
画像出典元:「AIヘルプデスクソリューション」公式HP
「AIヘルプデスクソリューション」は、社内の問い合わせ対応を効率化できるサービスです。
ポータルサイトにQ&Aの一覧を登録すれば、日本語特有の曖昧さまで理解する高性能AIが的確な回答を提案。
社員に自己解決を促しやすく、社員満足度の向上と社内問い合わせ対応工数の大幅な削減が可能です。
主な機能 |
|
デメリット | AIの精度を上げるには一定数以上の問い合わせ件数が必要 |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績 | 非公開 |
こんな企業におすすめ | 社内問合せ件数が多い大企業、グローバル企業 |
月額従量制を選択可能ですが、詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「PKSHA AI ヘルプデスク」公式HP
「PKSHA AI ヘルプデスク」は、AIを活用した社内問い合わせ自動化ツール。
Microsoft Teams上で動作するのが特徴で、問い合わせに対しては高性能AIが社内ドキュメントを参照し、自動で回答を生成します。
問い合わせ対応の自動化、FAQ自動生成、WEB経由の問い合わせ対応などを実現でき、ヘルプデスク業務の課題改善に有益です。
主な機能 |
|
デメリット | Microsoft Teamsの導入が必須 |
サポート体制 | 専任のサポート担当者による伴走支援 |
導入実績 | 大手企業を始め多くの企業が導入(10年連続国内シェアNo.1) |
こんな企業におすすめ | 社内のナレッジマネジメント・問合せ対応に課題がある企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「HiTTO」公式HP
「HiTTO」は、AIを活用した社内向けチャットボットサービス。
AIが100万以上の質問パターンを学習し、従業員からの問い合わせに自動で対応します。
システムは導入時点で質問内容やカテゴリ分けが最適化されており、事前のシナリオ作成などは不要です。
人事や労務、総務など全ての業務領域をカバーできるほか、AIに自社独自の社内情報に関する質問・回答も学習させることもできます。
主な機能 |
|
デメリット | 問い合わせ数が少ない企業には不向き |
サポート体制 | 導入から定着、分析までの3フェーズで支援 |
導入実績 | 市場シェア33.2%(利用者数約30万人) |
こんな企業におすすめ | バックオフィス業務の効率化を目指す企業 |
利用者数に応じた月額課金制ですが、詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Zendesk」公式HP
「Zendesk」は、社内問い合わせ業務に役立つ機能を豊富に搭載したカスタマーサポートツールです。
よくある質問をまとめた社内FAQのテンプレートを利用できるほか、問い合わせ対応はAIチャットボットに一任できます。
社員に自己解決を促しやすく、サポート部門の負担を軽減することが可能です。
また社内FAQのアクセス数や解決率、検索キーワードの分析機能を利用すれば、運用状況を可視化できます。
実際の数字を見ながら改善を加えていけば、システムの最適化もスムーズです。
主な機能 |
|
デメリット | 料金はドル払い |
サポート体制 | 料金プランによって異なる |
導入実績 | 世界で10万社以上 |
こんな企業におすすめ | 複数チャネルでのサポートが必要な企業 |
Support Team | Suite Team | Suite Professional | Suite Enterprise | |
月額利用料/ユーザー | 19ドル | 55ドル | 115ドル | 要問合せ |
画像出典元:「AIサポートデスク」公式HP
「AIサポートデスク」は、設定不要で利用できる社内問い合わせサポートツールです。
回答に用いられる生成AIはチューニング済みで提供されるため、担当者はマニュアルや社内規定・稟議などを登録するだけ。
ITスキルは必要なく、誰でも簡単に精度の高い運用を実現できます。
主な機能 |
|
デメリット | 生成AIによる回答精度は学習データや相談の仕方により異なる |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績 | 非公開 |
こんな企業におすすめ | 社内問い合わせ対応が非効率化している中小規模の企業 |
ベーシック | スタンダード | プレミアム | エンタープライズ | |
初期費用 | 100,000円 | 200,000円 | 300,000円 | 要問合せ |
月額利用料 | 90,000円 | 150,000円 | 250,000円 | 要問合せ |
(税表記なし)
画像出典元:「AI-Chappy君」公式HP
「AI-Chappy君」は、中小企業向けのAIチャットボットです。
ホームページやECサイトに組み込むことで、24時間365日質の高い顧客対応を実現できます。
またAIの初期設定から導入・運用監視までは、全てベンダーが対応してくれるシステム。
ITリソースを持たない企業も、導入がスムーズです。
運用後に正しく回答できていない質問が見つかった場合は、ベンダーが学習情報の更新と回答の最適化を実施します。
主な機能 |
|
デメリット | 初期設定に時間がかかる可能性がある |
サポート体制 | AIの学習作業から設置・動作検証作業、運用状況の監視までフルサポート |
導入実績 | 非公開 |
こんな企業におすすめ | 問い合わせ対応品質を上げたい中小企業、ITリソースがない中小企業 |
ベーシック | スペシャル | |||
B1プラン | B3プラン | S5プラン | S10プラン | |
初期費用 | 240,000円 | 280,000円 | 460,000円 | 560,000円 |
月額利用料 | 25,000円 | 45,000円 | 65,000円 | 115,000円 |
(税別)
画像出典元:「ミライAI」公式HP
「ミライAI」は、AIが電話対応を代行するクラウド型のサービスです。
取次ぎやメッセージ伝達をAIに一任することで、一次対応の負担が軽減します。
電話応対のシナリオはさまざまあり、自社のニーズやシーンに合わせた選択が可能です。
「自社向けにシナリオを完全カスタマイズしたい」という企業はPROプランを選択すると、ノーコードで自由にシナリオを最適化できます。
主な機能 |
|
デメリット | 支払い方法は「NP掛け払い」のみ |
サポート体制 | メールまたは電話(PROプランのみ) |
導入実績 | 300社以上 |
こんな企業におすすめ | 電話業務の負担を軽減したい企業 |
START | LITE | BASIC | PRO | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 30,000円 |
基本料金 | 500円 | 2,980 円 | 4,980 円 | 30,000円 |
回線料金 / 1番号 | 500円 | 500円 | 500円 | 500円 |
社員名簿 / 1ID | - | 300円 | 300円 | 300円 |
(税別)
画像出典元:「MOBI BO」公式HP
「MOBI BOT」は、顧客対応専用のAIチャットボットサービス。
シナリオ型チャットボットと対話型AIを組み合わせて使用でき、質の高い問い合わせ対応が可能です。
またMOBI BOTは、同社の他のサービスとスムーズに連携できます。
有人対応への切り替えが必要な場合は、有人チャット「MOBI AGENT(モビエージェント)」の利用を検討しましょう。
主な機能 |
|
デメリット | 運用開始まで3カ月前後かかる |
サポート体制 | 導入前から導入後まで担当者が伴走支援を実施 |
導入実績 | 大企業を始めとした多くの企業で導入 |
こんな企業におすすめ | 顧客対応の自動化を目指す企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「AIさくらさん」公式HP
「AIさくらさん」は、企業の運営課題にAIで対応する、接客および問い合わせ対応システムです。
社外ヘルプデスクとして活用したい企業は、メンテナンス不要で大量の問い合わせに対応できる「AIチャットボットさくらさん」、クレーム対応から予約管理までAIが代行する「AI電話対応さくらさん」を利用できます。
両ツールはシームレスに連携できるため、併用することで業務プロセスの効率化を強力に推進することが可能です。
主な機能 |
|
デメリット | 導入まで最短でも1カ月かかる(チャットボット) |
サポート体制 | 専任のカスタマーサクセスチームが導入から運用まで完全サポート(チャットボット) |
導入実績 | 多くの大手企業や自治体で導入 |
こんな企業におすすめ | AIヘルプデスクの導入や運用にリソースを割けない企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「KARAKURI」公式HP
「KARAKURI」は、AIチャットボットを軸としたカスタマーサポートプラットフォームです。
ノーコードでのシナリオ作成や有人チャット連携機能を備えており、ITスキルを持たない現場担当者も運用のストレスがありません。
質の高いAI応答により、スムーズな業務効率化と顧客満足度の向上を実現できます。
なお、別途FAQサイトを構築したいときは、ChatボットのQ&Aデータをそのまま活用できる仕組み。
設定の手間が少なく、最短約1時間でFAQサイトをリリースできます。
主な機能 |
|
デメリット | 導入時には一定量以上の教師データが必要(作成支援あり) |
サポート体制 | 導入前後のフルサポートあり |
導入実績 | 多数の大手企業で導入 |
こんな企業におすすめ | 現場が簡単に使えるAIヘルプデスクを求める企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「AI-FAQボット」公式HP
「AI-FAQボット」は、社内・外向けの問い合わせ自動対応ツールです。
社員や顧客からの定型的な質問に対して、AIが最適な回答を提案します。
AIは言葉の揺れの自動学習機能を搭載しており、使用回数が増えるほどより精度の高い回答を返すことが可能です。
ツールの設定や運用管理では、Excelを使用します。
ITスキルやAI知識は必要なく、現場担当者に大きな負担がかかりません。
主な機能 |
|
デメリット | FAQ作成支援やコンサルティングはオプション対応 |
サポート体制 | オンライン相談あり |
導入実績 | 非公開 |
こんな企業におすすめ | 社内外のFAQ管理を効率化したい企業 |
月額料金はQA数1〜100問まで30,000円で、100問追加ごとに10,000円増加します(1,001問以上は要問合せ)。
年間一括払い契約の場合は、10ヶ月分の料金で利用可能です。
画像出典元:「Intercom」公式HP
「Intercom」は、AIを活用したカスタマーサポートの自動化に強みを持つヘルプデスクツールです。
AIチャットボット「Fin AI」が問い合わせ対応を自動化し、ナレッジベースと連携して迅速な回答を提供。
メール・チャット・アプリ内メッセージなど複数のチャネルに対応し、顧客対応の効率を向上させます。
さらに、自動チケット管理機能でサポート業務を最適化。
24時間対応を強化し、オペレーターの負担を軽減したい企業におすすめです。
主な機能 |
|
デメリット | 日本語でのサポートが不十分 |
サポート体制 | サポートは限定的 |
導入実績 | 25,000社以上 |
こんな企業におすすめ | カスタマーサポートの自動化を目指す企業 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
AIヘルプデスクを選ぶときは、まず自社の課題や目的を明確にしましょう。
ツールを選定するときに、必要な機能や仕様を見極めやすくなるはずです。
AIヘルプデスクの比較ポイントを紹介します。
AIヘルプデスクの機能や対応できることは、ツールによって異なります。
自社にとって必要な機能が搭載されているか、チェックしてください。
【よくある質問に対する対応を自動化したい】
自動応答機能(チャットボット)搭載のツール
【社員や顧客に自己解決を促したい】
ナレッジベースの構築・管理機能が可能なツール
【内容に合わせて適切な担当者へ振り分けたい】
自動振り分け機能搭載のツール
【営業時間外の顧客対応を可能にしたい】
24時間365日対応機能搭載のツール
【問い合わせ内容を分析し、問題点を見つけたい】
分析・レポート作成機能搭載のツール
【重要な質問は有人に切り替えて機会損失を防ぎたい】
有人切り替え機能搭載のツール
導入目的を明確化することで、AIヘルプデスクの選択肢は狭まります。
操作のストレスが大きいと、顧客が利用を控える可能性があります。
また社内向けのAIヘルプデスクの操作が難しい場合、社員のミスが連発する・社員が利用したがらないなどの事態が発生するかもしれません。
社外向け・社内向けのどちらでも、AIヘルプデスクは直感的に使えることがマストです。
無料トライアルを儲けているAIヘルプデスクツールなら、導入前に社員との相性や精度を確認できるため利用をおすすめします。
AIヘルプデスクは、CRMやプロジェクト管理ツール・コミュニケーションツールと連携させることで有効性が高まります。
データの一元化や業務フローの自動化を目指すなら、既存ツールとの連携可否は必ず確認しておきたいポイントです。
AIヘルプデスクの導入により、課題を解決した企業はさまざまあります。
ここからは、AIヘルプデスクの導入に成功した企業の事例を紹介します。
導入目的:社内ITヘルプデスクへの入電件数の削減
課題:社員の問い合わせがたらい回しになっている・問い合わせの約30%が自己解決可能
導入効果:社内ITヘルプデスクに関する月間入電件数の30%削減に成功
約6,000人の社員が所属する大京グループでは、社内の問合せ業務対応が非効率化していました。
現状を改善するため、使用用途を明確化した上でAIチャットボットを導入。
社員からの反響は大きく、公開直後から多くの社員がチャットボットを活用しました。
その結果、導入から約2カ月で社内ITヘルプデスクへの入電件数が約30%削減されたそうです。
導入目的:営業時間外の緊急電話対応
課題:コストや社員への負担の大きさから、営業時間外の電話について適切な対応ができない
導入効果:顧客からの緊急連絡に対しスムーズな対応が可能になった
ネッツトヨタ瀬戸内株式会社では、営業時間外の顧客からの電話に対応できないのが課題でした。
顧客対応をより充実させるため、会社では24時間365日対応のAIヘルプデスクを導入。
これにより、担当社員は営業時間外の顧客からの電話をテキストで確認できるようになりました。
営業時間外の顧客対応がスムーズになり、社員の負担軽減・顧客満足度の向上を実現できたそうです。
導入目的:問合せ対応の負担軽減、働きやすい環境の実現
課題:非効率な業務によるオペレーターの負担増大
導入効果:オペレーターの1件当たりの対応時間が30秒短縮された、ミスが減少した
合同会社DMM.comのカスタマーサポート部は、1カ当たり25,000~30,000件もの問い合わせが寄せられます。
オペレーターへの負担は大きく、いかに働きやすい環境を構築するかが課題となっていました。
カスタマーサポート部はAIヘルプデスクを導入し、基本的な手順フローとテンプレートをセットにしてオペレーターに共有。
オペレーターは、必要なナレッジと回答テンプレートを素早く呼び出せるようになりました。
オペレーターの対応時間の短縮・ミスの削減を実現できたことで、対応業務でのストレスが軽減されたそうです。
AIヘルプデスクは、社内外の問い合わせ対応をAIで効率化できるツールです。
従来のヘルプデスク機能がAIによって強化されることで、顧客対応の精度向上や業務効率の向上を実現できます。
ただしAIヘルプデスクの機能や対応可能な業務は、ツールによって異なります。
「どのような機能が必要か」を見極めた上で、必要なAIヘルプデスクを選択してください。
画像出典元:O-dan