Webサイトに訪れたユーザーに、最適な「おもてなし」ができず、機会損失をしていませんか。
Web接客ツールの導入で、オンラインでも実店舗のような細やかな接客が可能です。
本記事では、主要なWeb接客ツール20選を特徴や費用で徹底比較します。
さらに、ポップアップ型やチャット型のおすすめツールや選定ポイント、CVR(購買率)を改善した成功事例まで紹介。
顧客満足度の向上と売り上げアップを叶えたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Web接客ツールとは、顧客一人一人に応じたおもてなしをWebサイト上で実施できるオンライン接客ツールです。

これまでのWebサイトは、訪れたユーザーに対して、「どうぞご自由に見てください」という、セルフサービス(放置)の状態が一般的でした。
しかしこれでは、「商品が多すぎて選べない」、「疑問はあるが、問い合わせるほどではない」と感じたユーザーは立ち去って(離脱)しまいます。
Web接客ツールは、このような損失機会を防ぐことが可能です。
実店舗の店員は、お客様の様子を見て声をかけますが、Web接客ツールも同様に、「誰に・いつ・何を伝えるか」を自動化します。
ユーザーの行動に合わせたタイミングと、最適な情報の提供が、購買率や問合せ数の向上につながります。
Web接客ツールは、個々により違いはありますが、主要な機能を解説します。
| ポップアップ機能 | 画面上にバナーやクーポンを表示。「キャンペーン告知」や「タイムセール情報」など、店舗側から積極的にアプローチしたい場合に有効です。 |
| プッシュ機能 | ブラウザやスマホの通知機能を使い、メッセージを送る機能です。「カゴ落ち商品のリマインド」や、「新着通知」など、一度サイトを離れたユーザーの呼び戻しに有効です。 |
| チャット機能 | 画面の端に会話ウインドウを設置し、自動回答の「チャットボット」やスタッフが答える「有人チャット」で、ユーザーの疑問解決やサポートをします。 |
| ユーザー分析機能 | 「誰がサイトを訪問しているか」を可視化する機能です。訪問者の属性(新規/リピーター、流入元など)や、サイト内での行動(閲覧ページ、滞在時間、クリック数)を追跡・蓄積します。 |
| セグメンテーション | ユーザー分析の情報に基づき、「誰に、いつ、何を」表示するか個別に最適化する機能です。一人ひとりの状況に合わせた接客が実現でき、成果を高めます。 |
| 効果検証機能 | 実施した接客施策が「どのくらい成果につながったのか」を検証する機能です。より効果の高い接客へと改善することができます。 |
▼Web接客ツールの資料はこちらから簡単にダウンロード可能です▼
Web接客ツールは、機能の強みにより、「ポップアップ型」と「チャット型」、「ハイブリット型」の3つのタイプに分類されます。
| タイプ | 効果 | 得意分野 |
| ポップアップ型 | 購買率(CVR)の向上、離脱防止 |
|
| チャット型 | 顧客満足度の向上、問合せ対応コストの削減、離脱回避 |
|
| ハイブリッド型 | 双方の効果あり |
|
自社の課題が「売り上げアップ」なのか「問合せ対応の効率化」なのかにより、選ぶべきツールが変わります。
→Web接客ツールの種類について詳しく知りたい方はこちらからお読みください。
Web接客ツールは、実店舗のような「きめ細やかなおもてなし」をWeb上で実現する手段です。
導入により得られるメリットは、「売上の最大化(攻め)」と、「業務の効率化(守り)」に分けられます。
具体的には以下のメリットを得られます。
CVR(コンバージョン率)の最大化
最大のメリットは、サイトを訪れたユーザーを手ぶらで帰さない仕組みを作れることです。Webサイトでは、サイト訪問者の90%以上が購入せずに離脱するというデータがあります。
ツールの導入により、ユーザーごとのタイミングを見計らった後押しが可能です。
顧客ロイヤリティの向上
一般的な広告と異なり、ユーザーが自分だけに向けられたメッセージだと感じることで、顧客の信頼とロイヤリティを高めることができます。
過去の購入履歴や閲覧データを元に、興味ある商品のみ提案するなど、適切なタイミングでのコミュニケーションは、顧客体験(CX)を向上させ、再訪意欲を高めます。
問合せ対応工数の削減
チャットボット機能の活用で、サポート業務の負担を劇的に減らすことができます。
また、24時間365日問合せ対応が可能になるため、ユーザーが待たされるストレスを感じづらく、機会損失を防ぐことできるでしょう。
| ツール名 | 有料プラン:月額 | 型 | 無料トライアル | 特徴 | 口コミ評価 |
|---|---|---|---|---|---|
KARTE
|
要問合せ
|
ハイブリット型
|
要問合せ
|
多種多様なテンプレートあり
|
3.5
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Flipdesk
|
50,000円〜
|
ハイブリット型
|
❌
|
ニーズに合わせた接客が可能
|
4.0
|
CODE Marketing Cloud
|
要問合せ
|
ポップアップ型
|
要問合せ
|
業界別接客テンプレートが豊富
|
3.3
|
b→dash
|
要問合せ
|
ポップアップ型
|
デモ画面あり
|
施策/分析の初期構築からサポート
|
3.3
|
TETORI
|
10,000円~
|
ハイブリッド型
|
あり
|
トライアルから施策成功まで無料でサポート
|
-
|
b→dash AI
|
要問合せ
|
ポップアップ型
|
❌
|
AIによるマーケティングの自動化と高度化
|
-
|
画像出典元:「KARTE」公式HP
「KARTE(カルテ)」は、数多くあるWeb接客ツールの中でも、「1人1人の顧客に合った接客が可能」と評判が高いツールです。
リアルタイムに顧客の経験や感情の変化が読み取れるようなデータ解析を行い、カーソルの移動や行動履歴に応じたピンポイントなアプローチができます。
初期費用あり。
料金については問い合わせが必要です。

サービス/外食/レジャー
251人〜500人
担当者が相談にのってくれるから作業時間の短縮ができた





実際に、始めにどういうものが同じ業界で効果が高い施策なのかをサポートの方が教えてくれたので、そこから考えることで作業の時間が短縮できた。やりたい施策や作成した施策のデザインについても、相談すると親身に答えてくれて効果が見込めた。

不動産/建設/設備
101人〜250人
テンプレからの変更は複雑な上に工数がかかる





テンプレが多いのはいいが、多すぎるため実際にやりたい施策に合うテンプレを探すことに時間がかかる。テンプレのまま使うのは問題ないがそこからの変更に時間がかかる場合が多い。例えばボタンを作成したとして、位置をずらしたい場合CSSをいじることはできるのだが複雑だった。少し変えたいだけなのにコードを色々見なければいけないので工数がかかった。

画像出典元:「Flipdesk」
「Flipdesk(フリップデスク)」は、ユーザーの会員属性、購買情報、閲覧情報などを自動分析し、それぞれのニーズに合わせた接客アクションを行なうことができるWEB接客ツールです。
従業員10名以上、売り上げ5,000万円以上の大企業から中小企業・スタートアップ企業・地方自治体まで、幅広い業種の企業で利用されていますが、なかでも小売業界との親和性はとても高いです。
| 初期費用 | 月額費用 | PV数 | 導入可能 サイト数 |
ユーザー数 |
| 50,000円 | 50,000円 | 80万PVまで※ | 無制限 | 無制限 |
(税別)
※80万PV以上の方は別途お見積り
※最低利用期間:3ヶ月
Flipdesk 含むWeb接客ツールの資料を一括DL
「CODE Marketing Cloud(コードマーケティングクラウド)」は、多様なユーザーの興味や要望に合わせたWeb接客が可能です。
専門知識がなくても、タグを設置すればバナーの表示条件とユーザーへ伝えたい内容を決めるだけ。導入後すぐに施策をスタートできるのがメリットになっています。
料金については問い合わせが必要です。

小売/流通/商社
501人~1000人
抽出作業も容易でスピード感を持って対応できる





取引先から、翌日までの期限でカテゴリーごとの実績抽出依頼があった際、必要項目を1~2クリックで抽出できたため、他の仕事と併用しても支障をきたさなかった。取引先にスピード感をもって対応できることは好印象であるため、CODE Marketing Cloudの使い勝手は良いと思う。

金融/保険
1001人以上
本格導入には知識が必要な点は要注意





ポップアップの編集はHTMLの知識が必要。たとえば、文字を編集したりデザインを変えるためにはHTML/CSSで直接編集する必要があり、ノーコードで完結するのは実務上は難しい。管理画面の分析がgoogleanalyticsほど充実してはおらず詳しい分析はできない
CODE Marketing Cloudの口コミをもっと見る
画像出典元:「b→dash」公式HP
「b→dash」は、簡単な画面操作で誰でも利用できる操作性が魅力のWeb接客ツールです。データマーケティングに必要な機能が全て揃っているので 、b→dashひとつでデータマーケティングが可能となります。
プッシュ通知はメール広告・SNS配信・LINE連携など幅広く豊富な機能を取り揃えており、自由に組み合わせて利用できます。
使用する機能やデータ量などにより料金が変わります。詳細はお問い合わせが必要です。

通信
31人〜50人
施策のシナリオを設定できる





施策のシナリオを設定できます。例えばメールの未開封者にLINEでアプローチするなど、ターゲットを見極めたマーケティング展開がしやすいところが便利だし、使いやすいと思いました。

小売
31人〜50人
外部連携機能に重きを置きたい企業には不向き





オールインワンが最大の特徴だからなのか、ほかのシステムと連携してもあまり活かせないことが気になりました。オールインワンも時と場合によって使い分けられるシステムになればもっといいな、と思いました。

画像出典元:「TETORI」公式HP
「TETORI(テトリ)」は、Webサイトのコンバージョン率アップ、離脱防止、チャットボット施策に強いWeb接客ツールです。
サイトの規模に応じたプランは月額1万円~でコストパフォーマンスに優れています。
600社以上に利用されており、業種テンプレートと無料サポートにより初心者でも効果的な施策がすぐに実施できます。
TETORI(テトリ)は導入するWebサイトの規模によって料金プランが用意されており、月額1万円からの利用が可能です。
詳しくはお問い合わせください。
おすすめ商品などの、特定の条件でバナーを表示し、キャンペーン告知やカゴ落ち防止など、攻めの接客で顧客獲得に繋げたい方はこちらがおすすめです。

「Branch Pop(ブランチポップ)」は、主要機能を備え、コストパフォーマンスを追求したポップアップ型Web接客ツールです。
60種類以上のテンプレートより、専門知識なしに直感的にシナリオを作成可能。
「誰に・いつ・何を」を柔軟に設定でき、CRMやレコメンドエンジンとの連携で高度な出し分けも実現します。
開発元の株式会社アピリッツによる手厚い運用支援があり、社内リソースが不足している企業でも安心して成果を最大化できます。
| Light(プロダクト利用のみ) | Option(マーケティングサポート) | |
| 初期費用 | 要問合せ | |
| 月額費用 | 45,000円〜 | 200,000円〜 |
(税表記なし)
最大3ヶ月体験できる無料トライアルも実施されています。
料金の詳細にはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「b→dash AI」公式HP
b→dash AI含むWeb接客ツールの資料をDL
「b→dash AI」は、MAプラットフォーム「b→dash」にAI機能を搭載し、マーケティングの自動化と高度化を実現した次世代型MAツールです。
マーケターが手動で行っていた煩雑なデータ分析や施策立案はAIが自動で行うことで、マーケターは日々のオペレーション業務から解放され、戦略立案やクリエイティブ業務に集中できる環境を実現します。
b→dash AIの料金の詳細は、お問い合わせが必要です。

画像出典元:「Siencaエンゲージ」公式HP
「Sienca(シエンカ)エンゲージ」は、デジタルマーケティングの支援を行っている企業が提供するWeb接客ツール。
これまでの経験とノウハウを生かして開発されており、マーケティング初心者でも安心して使える設計になっています。
ABテスト/ヒートマップ機能でWebサイト上のユーザー行動を詳細に分析し、Webサイトの離脱防止に役立てることも可能です。
Siencaエンゲージの最低利用期間は6ヵ月で、スタンダードプランとゴールドプランでは上限PV数が異なります。
トライアルプランも用意されていますので、詳細は資料をご確認ください。
| スタンダードプラン | ゴールドプラン | カスタムプラン | |
| 初期環境構築 (初期費用) |
200,000円 | 要問い合わせ | |
| ツール利用提供 (月額費用) |
100,000円 | 150,000円 | 要問い合わせ |
| 上限PV | 100万PV | 300万PV | - |
(税表示なし)

画像出典元:「Repro」公式HP
「Repro(リプロ)」は、デジタルマーケティングの知⾒がないマーケターでも、web・アプリのCVR向上に効く施策を打つことが可能なWeb接客ツールです。
MAツールは多数ありますが、どんなマーケテイング施策を行えばよいかまでサポートしてくれる手厚い支援体制がReproの強みです。
ユーザー数により変動するため、詳細は問い合わせが必要です。

サービス
51人〜100人
直感的に操作出来て便利





「一目見て状況確認できる」といえるほど内容がわかりやすく、直感的に操作できるところが便利でした。特別な知識がなくても何の問題もなく運用していけました。
チャット型は、画面上の会話で質問に答え、その場で疑問を解決して離脱を防ぐことに特化しています。
画像出典元:「Salesforce Service Cloud」公式HP
Salesforce Service Cloud含む資料をDL
「Salesforce Service Cloud(セールスフォースサービスクラウド)」は、「一つのシステムで完結できるプラットフォームを使いたい」「自動化によりエージェントの生産性を向上させたい」という企業におすすめのカスタマーサービスプラットフォームです。
AI搭載のチャットボットやエージェントに対するナレッジの提案などにより、チームの業務効率を改善させます。
| Starter Suite | Pro Suite | Enterprise |
Unlimited | Agentforce 1 Service |
|
| 月額費用 (年間契約) |
3,000円 /ユーザー |
12,000円 /ユーザー |
21,000円 /ユーザー |
42,000円 /ユーザー |
66,000円 /ユーザー |
| 内容 | マーケティング、営業、サービス向けのシンプルなCRMスイート | マーケティング、営業、サービス向けのツールがさらに充実した柔軟性の高いCRMスイート | AI搭載のサービス向けCRM | チャットおよび年中無休24時間体制のサポートを備えたサービス向けCRM | 組み込みのAIと統合データを備えた完全なサービスCRM。1つのプラットフォームであらゆる作業が可能 |
(税表記なし)
Salesforce Service Cloud 含む資料をDL

画像出典元:「ChatPlus」公式HP
「ChatPlus(チャットプラス)」は、月額たった1,500円で有人チャットもチャットボットも利用できるコスパに優れたチャットツールです。
チーム内でID共有して同時ログインが可能なので、従量課金制のどの競合サービスよりも安価に利用できます。安いだけでなく機能数も業界最多。タグを埋め込むだけですぐに利用できる手軽さも強みです。
| ミニマム | ビジネスライト | プレミアム | AIライト | |
| 初期費用 | 0円 | |||
| 月額費用(年契約時) | 1,500円 | 9,800円 | 28,000円 | 50,000円 |
(税表記なし)
要望に合わせて全部で6つのプランが用意されています。
体験デモ・無料トライアルあり

サービス
31〜50人
問い合わせ対応や管理方法を改善したい会社におすすめ





チケット機能が使いやすいです。IPアドレスから企業情報を取得してくれるところが便利だと感じました。そのため、具体的な戦略を立てながら営業展開できるようになりました。

医療
2〜10人
他社のシステム連携が少ない





他社のシステム連携が少ないと思います。スケジュールアプリ等のサービスと連携できるともっと使いやすいでしょう。現に、それが原因で他のチャットシステムを導入しました。
ハイブリット型は、ポップアップとチャットを兼ね備え、告知も相談も一つで完結する万能型です。
「Sprocket(スプロケット)」は、Webサイトやアプリにおける顧客体験(CX)を最適化するプラットフォームです。
Web接客やLINE配信などを行う「Personalize」、データ統合基盤「DataStudio」、AI分析「Insights」などのプロダクト群により、ユーザー行動を理解、 個々に最適なコミュニケーションを実現します。
また、ツール提供だけでなく、プロのコンサルタントが戦略の立案から実行、検証までのPDCAサイクルをサポートします。
詳しい料金は、直接お問い合わせが必要です。

画像出典元:「MATTRZ CX」公式HP
「MATTRZ CX(マターズシーエックス)」は、CVR改善に必要なあらゆる機能をワンパッケージで利用できる『多機能』『低価格』のマーケティングプラットフォームです。
専任担当者による手厚いサポートで利用時のお悩みを迅速に解決。お問い合わせから運用ノウハウの共有・実装代行までリアルタイムで対応しており、高速PDCAを実現できます。
初期費用:20万円
月額:6万円
※月間100万PVまでを想定、100万PV追加ごとに+2万円(税抜)が追加で発生
(PV定義はタグ設置ページのPV数)
※「おすすめのWeb接客ツール5選」のKarteやFlipdeskなどもハイブリッド型Web接客ツールです。
予算をかけずにWeb接客ツールを始めたい方に、おすすめの無料で使えるWeb接客ツールをご紹介します。

「ECコンシェル」は、NTTドコモとPKSHA Technologyが共同開発した、AI搭載のWeb接客ツールです。
複数の施策をAIが自動でA/Bテストし、ユーザーごとに最も効果の高いバナーを表示することで、CVRや顧客単価の向上につながります。
小規模サイト向けの無料プランが用意されており、コストをかけずに導入、テスト運用が可能です。
| フリープラン | スタンダードプラン | エンタープライズプラン | |
| 月額 | 無料 | 9,800円 | 48,000円~ |
| サイト数 | 1 | 2 | 無制限 |
| キャンペーン数 | 1 | 2/サイト | 無制限 |
| 接客配信数(回/月) | 100 | 10,000 | 無制限 |
(税表記なし)
「チャネルトーク」は、17万社以上の企業が導入している国内最大級のCRMが一体化したチャットボットです。
LINE公式アカウントの会話や顧客情報もセグメントやプロフィール情報含め全て一元管理できるため、必要な顧客に有効なアクションをすばやく送ることができます。
| 無料プラン | 有料プラン* | |
| 月額費用 | 無料 | 2,700円~ |
| 機能 |
|
|
(税抜)
*アクティブユーザー数(直近30日間に情報が更新された顧客の数)に応じて複数プランあり
詳細は下記関連記事よりご確認ください。

サービス
51人〜100人
エンジニアがいない会社におすすめ





設定に特別なスキルや知識が必要なく、管理も簡単でした。それまでは小さな設定でも外部のエンジニアに依頼していたので、その分の経費削減につながりました。

不動産
1001人以上
情報の整理ができていない





質問が深く複雑になればなるほど、ほしい情報に辿り着きにくくなる気がします。結局のところ、情報の整理ができていないと、利便性が非常に低いツールだと感じました。
なぜ今、Web接客ツールの注目が高まっているのか、その背景には大きく分けて3つの市場変化があります。
競合の増加により、インターネット広告の出稿単価が年々上昇傾向にあるため、新規顧客を連れてくるだけの施策では、採算が合わなくなってきています。
集客に成功しても、Webサイト内で接客せず離脱してしまえば、集客に費やした広告費だけがかさむ結果になりかねません。
新規集客数を無理に増やすより、Web接客ツールで今いる訪問者の購入率を上げる方が、低コストで確実に売り上げにつながりやすいという認識が広がっています。
プライバシー保護の観点より、3rd Party Cookie(サイト横断した追跡データ)の利用が厳しく制限されてきました。
その結果、一度Webサイトを訪れたユーザーを追跡する「リターゲティング広告」の効果が低下しています。
外部サイトでの追跡が難しいため、自社サイトにいる間の行動データ(1st Party Data)が重要な役割を果たします。
Web接客ツールは、現在のユーザーの行動を分析して機能するため、Cookie規制の影響を受けにくく、高精度なアプローチが可能です。
AI(人工知能)の進化が、ユーザーのリアルタイムな行動分析と、個別対応の自動化を可能にしました。
以前のWeb接客は、「全員に同じバナーを表示」もしくは、手動で複雑な設定が必須で、運用負荷が高いものでした。
現在は、AIがユーザーの膨大なデータを分析し、心理状態まで推測します。
結果、最適なタイミングで有益なメッセージの自動出し分けが、現実的なコストで実現できるようになりました。
▶ Web接客ツールの市場規模について詳しい解説はこちら
上記で解説した通り、Web接客ツールは機能により3つのタイプに分けることができます。
それぞれのタイプを詳しく解説していきます。
ポップアップ型は、PCやスマホの画面上にバナーやメッセージウィンドウを自動的に表示させるタイプです。
それぞれの顧客に最適な広告・クーポンを表示し、購買行動を促します。
サイト訪問者のデータを分析し、条件ごとに配信内容や配信タイミングを設定できます。
配信タイミング例:ページ滞在時間が30秒以上、マウスの動きを解析して離脱前に表示など
<ポップアップ型の表示例>

チャット型は、サイトの画面右下などに会話ウインドウを設置し、顧客の問合せに即時に対応できるタイプです。
一定時間滞在している人にのみ表示、有人対応と組み合わせるなど、柔軟に設定可能。
自動返信も設定でき、問合せ対応の人件費削減や業務効率化に繋がります。
事前に設定する「シナリオ型」と「AI搭載型」の2種類がありますが、AIは使うほどに対応精度が高まるため、より高度な自動対話が実現します。
<チャット型の表示例>
画像出典元:Chamo公式HP
ハイブリッド型は、上記のポップアップ型とチャット型の両方の機能を揃えたタイプです。
まずはポップアップでキャンペーンの告知をし、興味を持った人にはチャットで詳しく案内する、という複合的な接客が実現できます。
活用には専門知識が求められ、費用も高くなりますが、サイト全体の包括的な改善や、マーケティング施策の統合管理などに有効です。
→Web接客ツール比較一覧にもどる
多数のWeb接客ツールの中から自社に合うツールを選定するのは簡単ではありません。
選び方のポイントとして、機能・目的・体制・コストの4点に注目して見極めると失敗のリスクを減らすことができます。
前章で紹介した「ポップアップ型」「チャット型」「ハイブリット型」の中から、自社の課題解決に最も近いものを選定します。
例えば、「特定の商品を売り込みたい」、「会員登録数を増やしたい」場合は、告知や提案に特化したポップアップ型が適しています。
一方、「問い合わせを減らしたい」、「手厚い接客がしたい」など、サービス内容の充実をしたい場合は、チャット型が良いでしょう。
ハイブリット型は魅力的ですが、使いこなせなければコストの無駄になります。
まずは、絶対に外せない機能がどちらなのかを明確にすると選定しやすくなります。
ツールごとに得意な業界や機能があるため、「誰に、何をしてほしいか」により、最適なツールは異なります。
導入実績を確認し、自社と同業種での成功事例が多いツールを選ぶと安心です。
Web接客ツールは導入して終わりではないため、運用の手間と社内体制が見合っているか確認が必要です。
専任の担当者がいない場合は、設定が簡単な「自動運用タイプ」や、「運用代行サポート」があるツールの選定が賢明でしょう。
各Web接客ツールにより、月額費用や料金タイプが異なるため、単に安さだけで選ぶのではなく、期待できる利益が見込めるのかを試算しましょう。
料金プランには「月額固定」や「従量課金(PV数や接客回数で変動)」があります。
元々PV数が多いサイトでは、従量課金にしてしまうと高額になるリスクがあるため、月額固定プランがおすすめです。
また、はじめに使用感を確認したい、という場合は、無料プランのあるツールやトライアルを活用し、効果をみてから上位プランへ移行すると安心でしょう。
Web接客ツールは、ECサイトはもちろん、様々な業界で導入されています。
業界別に導入成功事例をご紹介します。
総合プラットフォームの「株式会社エアトリ」は、サイトに来たユーザーを確実に予約へ繋げるため、Web接客ツール「Flipdesk」の導入を決定。
航空券やホテル予約は競合が多く、ユーザーの比較検討が難しい業種です。
サイトを訪れたユーザーへのアピールとして、キャンペーン情報の効果的な訴求を開始しました。
膨大な商品数の中から、ユーザーの検索結果や閲覧利益に基づき、メリットのある情報を自動マッチングさせ、機会損失を防ぎ、毎月120%以上の投資対効果の維持に成功しました。
シャツ専門店ozieでは、オンラインでも「人肌感」のある接客を実現するべく、「チャネルトーク」の導入を決定。
顧客が商品選びに迷った際、すぐに相談可能な窓口(チャット)の設置で、離脱を防ぐことに注力しました。
その結果、問い合わせ件数が導入前の5倍に増加、チャット経由の購買率(CVR)が約38%という高い数値を実現しています。
成功のポイントは、自動化だけでなく「有人チャット」を取り入れたことで、実店舗と同様の丁寧な接客の実現です。
不動産投資の「株式会社GA technologies」は、高額商材という特徴上、顧客の検討期間が長く、Webサイトやアプリ、LINEなど複数の接点で顧客データが分断されるという課題を抱えていました。
誰がどのくらい興味をもっているのかが見えにくく、適切なタイミングのフォローを実現するため、「KARTE」を導入を開始。
まず、顧客の行動データを分析し、問合せフォームを「入力式」か「チャット形式」かのA/Bテストを実施しました。
その結果ユーザーの心理的ハードルを下げることに成功し、チャット形式フォームのCVRを約40%向上しています。
Web接客ツールは、「ポップアップの表示」や「自動化」だけではありません。
サイトを訪れた顧客一人ひとりの状況や迷いに寄り添い、最適なタイミングでの対応に、顧客との信頼関係を高めることができます。
まずは、自社の課題が「売り上げの拡大」なのか、「顧客満足度の向上」なのか明確にし、気になるツールの資料請求から始めてみると良いでしょう。
画像出典元:O-dan