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テレアポや督促、アンケート調査など、顧客へ電話かけるアウトバウンド業務は、多くの手間や時間、コストがかかります。
オートコールシステムは、あらかじめ録音した音声を使用し、自動で一斉架電するシステムで、アウトバウンド業務の効率化に有効です。
この記事では、おすすめのオートコールシステム9選の紹介と、導入することによって得られるメリットや比較ポイントなどを詳しく紹介しています。
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このページの目次
オートコールシステムとは、事前に録音した音声を使用し、一斉に自動架電するためのシステムです。
架電対象となる電話番号や発信時間などの情報を設定することにより、自動音声応答(IVR)で相手先とのやり取りをすべて自動化します。
1日に架電できる件数はシステムによっても異なりますが、おおむね数十万件もの大量架電が可能です。
オートコールシステムは、オペレーターによるコール業務の「労力の割りに結果がともわない」といった課題を解決します。
オートコールシステムは、電話番号リストをもとに大量件数の架電をおこなう企業に向いています。
なぜなら、1件ずつおこなう手動の大量架電は、多くの手間や時間がかかるうえ、クレームを含めて生産性の悪い通話も多いからです。
またアウトバウンドなどのコール業務は、オペレーターの心理的負担が大きくなる傾向にあり、離職率の高い職種であるともされています。
オートコールシステムは、非効率でストレスフルになりがちなアウトバウンド業務を改善しつつ、顧客情報を効率的に獲得できる優れたシステムです。
画像出典元:「MediaVoice」公式HP
MediaVoiceは、コールセンターのあらゆる業務を効率化する、独自開発のASP型クラウド自動音声応答(IVR)サービスです。
督促やアンケート調査などのアウトバウンド業務はもちろん、受注、解約などの各種受付を自動化します。
また、あふれ呼が発生した際の折り返し電話予約の受付けも自動化できるため、顧客満足度や生産性の向上につながるでしょう。
誰でも直感的に扱える操作性の高い管理画面となっているので、各種設定はもちろん、日々のIVR運用も効果的かつ簡単に行えます。
また、「オートコール」「あふれ呼IVR」「自動受付IVR」「CSアンケートIVR」から、使いたいサービスだけを選んで導入できるので無駄がありません。
大企業から中小ベンチャー企業など業種業界を問わず利用され、2011年のサービス開始以降97%という高い継続利用率を誇ります。
サービス名 | 初期費用 | 月額利用料 | 従量課金 |
オートコール | 50,000円~ | 50,000円 | 固定電話:15円/1コール 携帯電話:25円/1コール |
あふれ呼IVR | 50,000円~ | 30,000円/1窓口 | 20円/1件 |
CSアンケートIVR | 50,000円~ | 50,000円 | 20円/1件 |
自動受付IVR | 100,000円~ | 50,000円 | 20円/1件 |
(税表記なし)
※オートコールの通話料は固定電話3分、携帯電話1分で換算されます。
画像出典元:「MEGA-CALL」公式HP
MEGA-CALLは、自動音声応答(IVR)や音声合成、音声認識など、多彩な機能を備えたクラウド型のオートコールシステムです。
1日の発信数に制限がなく、1時間に最大30万コール発信することが可能。
録音・合成音声、質問分岐、オペレーター転送といった豊富な機能が、アンケート調査やイベント集客、債券督促などのあらゆる電話業務を自動化します。
発信結果は「電話番号・発信日時・接続日時・切断日時・回答番号」といった内容のCSVが出力されるので、必要に応じてExcelなどで管理することも可能です。
要望に応じたスプリクトの作成に加え、ヘルプデスクなどによる運用サポートも充実しているので、はじめてでも安心して導入できるでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「オートコールIVR」公式HP
オートコールIVRは、創業40年以上の歴史を持つ、IVRサービス分野のリーディングカンパニー「株式会社電話放送局」が手がけるオートコールシステムです。
AIを活用したIVRにより、テレアポをはじめアンケート調査、督促など、アウトバウンドのあらゆる業務を自動化します。
業界最大規模の大量回線と抜群の安定性で、1時間に5,000件以上の一斉自動架電が可能。
必要に応じて有人対応に切り替える、オペレーター転送機能が搭載されているため、システムだけではできない臨機応変な対応も可能です。
電話放送局はセキュリティ対策にも力を入れているため、重要な顧客情報を扱う企業でも、安心して利用することができるでしょう。
Webサイト上にてIVRのデモ体験ができるので、イメージをつかむためにも、一度試してみると良いでしょう。
初期費用 | 月額費用 |
50,000円~ | 50,000円~ |
( 税表記なし)
画像出典元:「オートコールBB」公式HP
オートコールBBは、プレディクティブコール(自動発信)と自動音声応答(IVR)が一体となった、クラウド型のオートコールシステムです。
文字に起こした文章を、音声データに変換してくれる「テキスト音声化機能」が搭載されているので、自動音声データが簡単に作成できます。
顧客リストごとに、曜日や時間などあらかじめ設定した条件下のもと、自動発信することも可能です。
架電結果をレポート機能でリアルタイムに抽出するため確かな分析が行え、より戦略的な架電設計の構築ができるでしょう。
顧客の回答に応じてオペレーターに転送するプレディクティブコール機能が搭載されているので、臨機応変な対応を実現します。
同社システム「BizBaseテレマーケティングシステム」と連携させることで、顧客管理(CRM)機能も使えて便利です。
サービス名 | 初期費用 | 月額利用料 | 通話料(分) |
ライトプラン (1席11ch) |
40,000円 | 40,000円 | 3.8円~ |
ミドルプラン (3席11ch) |
60,000円 | 60,000円 | 3.8円~ |
ハイプラン (5席21ch) |
80,000円 | 80,000円 | 3.8円~ |
(税表記なし)
画像出典元:「Judge Navi」公式HP
Judge Naviは、多回線同時発信と自動音声(IVR)通話で架電の無駄を省き、効果的かつ効率的なテレアポ実現をサポートする、オートコールシステムです。
顧客リストをもとに多番号同時発信を行い、「興味の有無」や「不在・在宅」をそれぞれ自動でリスト分けします。
オペレーターは、自動仕分けされた見込み度の高い顧客にのみアプローチできるようになるので、効率的かつ生産性の高い架電が可能です。
現場目線で開発されたシステムは、これまで3,000回以上のアップデートを繰り返し実施。
とても使いやすく、現場のニーズに応えられるシステムとして、約8割の継続率を実現しています。
同社サービス「List Navigator.(アウトバウンドコールシステム)」や「SCENE CLOUD(顧客管理システム)」などとの連携で、電話業務の更なる効率化が可能です。
初期費用 | 月額費用 |
50,000円 | 30,000円 |
電話番号形式 | 月額費用 | 追加作業料 |
市外局番号(03・06・052・092・011) | 500円/番号 | 1,300円/番号 |
IP電話専用番号(050) | 500円/番号 | 1,300円/番号 |
フリーダイヤル(0120・0800) | 2,000円/番号 | 2,800円/番号 |
フリーダイヤルDX(0120・0800) | 3,000円/番号 | 2,800円/番号 |
通常ch追加 | 1,000円/ch | 2,000円/作業 |
画像出典元:「オートコール EXLINK CALL」公式HP
オートコール EXLINK CALLは、短時間で大量の架電が実行できる、SMS送信機能を搭載したオートコールシステムです。
オートコールの音声フローは管理画面で自由に設定できるうえ、操作もGUIで簡単なので、はじめてでも安心して構築できます。
SMS連携機能では、オートコールで興味を持った人に、URL付きのメッセージを送信することが可能です。(別途契約が必要)
オートコールで応答がなかった人を対象に、SMSを送信することもできます。
接続開始・終了時間、留守電、電話を切ったタイミング、回答結果など、オートコールの詳細なログ記録を取得し、CSVでの出力が可能です。
オートコール接続中でも、電話のプッシュ操作でオペレーター対応に切り替えられるので、興味のある人に対し、より効果的なアプローチが行えます。
プラン名 | 初期費用(税抜) | 月額利用料(税抜) |
共有回線プラン | 60,000円~ | 30,000円~ |
占有回線プラン | 60,000円~ | 3,000円/ch (契約回線数分必要) |
プラン名 | 固定電話宛て | 携帯電話宛 |
共有回線プラン | 9円/1分ごと | 28円/1分ごと |
占有回線プラン |
画像出典元:「Ever Automation」公式HP
Ever Automationは、架電業務における時短やコスト削減を実現する、SMS連動型のオートコールシステムです。
1時間に最大10,000件の大量架電が可能で、督促・催促業務やマーケティング、顧客へのリマインド、アンケート調査など幅広い用途に利用できます。
電話がつながらなかった場合に自動再発信する機能や、任意の電話番号へ転送する機能など、顧客の取りこぼし防止に有効な機能が豊富です。
独自の判定システムで、法人電話番号を架電対象から外したり、03・045・0120・0800など発信元電話番号の選択ができたりと、便利な機能が多数搭載されています。
SMS送信機能を使えば、口頭では伝えづらい情報(サイトのURLや振込先など)でも簡単に案内することが可能です。
高機能システムを業界最安値で利用できるほか、最短2日で導入できるスピーディさは、Ever Automationならではといえるでしょう。
初期費用・システム利用料ともに0円ですが、プランなどの料金詳細はお問い合わせが必要です。
画像出典元:「InfiniTalk」公式HP
「InfiniTalk」は、コンタクトセンターの業務に必要な機能を網羅したCTIシステムです。
オートコール(CTI)をはじめ、自動音声応答(IVR)、顧客管理(CRM)、SMS、通話録音、テキスト分析など多彩な機能でコール業務全体をカバーします。
操作性や視認性に優れたUI設計となっており、コールセンターシステムの専門的な知識がなくても、簡単に使いはじめることが可能です。
オートコール機能では、あらかじめ設定した日時に一斉架電するリストダイヤル機能や、顧客情報を確認しながら架電できるプレビューコールが搭載されています。
なお、InfiniTalkは「アウトバウンド」「インバウンド」どちらにも対応しますが、強いて言えばインバウンド向けの機能が充実している印象です。
そのため、受注業務やカスタマーサポート業務を、より効率化させたい企業に向いているでしょう。
クラウド版とオンプレミス版の2種類あります。
初期費用(税抜) | 月額費用(税抜) |
0円 | 35,800円 |
パッケージ名 | 価格(税抜) |
InfiniTalk PBX Edition | 298,000円 |
InfiniTalk CallCenter Edition | 698,000円 |
※追加オプションなどにより料金が変わりますので、詳しくはベンダーへお問い合わせください。
InfiniTalk 含むオートコールシステムの資料を一括DL
画像出典元:「DHKクラウド」公式HP
「DHKクラウド」は、コールセンターの受電業務を効率化できるロボット自動受付(ボイスボット)サービスです。
発話入力による対話形式で、社内の専門用語など固有ワードを正確に認識できるようチューニング可能なので、ユーザーからの問い合わせに対しに正確に回答できるのが魅力。
ユーザーは受付内容をレシートとして、SMSで受領できます。
創業42年の実績とノウハウを誇る株式会社電話放送局が提供するサービスで、幅広い業界で1,000社以上に導入されている実績があり、安心して利用できるでしょう。
スモールスタートから完全自動化まで必要に応じて利用可能なのも大きなメリットです。
DHKクラウドの料金プランは、必要な機能に応じて変動します。
月額費用のほか、着信ごとの従量課金やキャリアサービス使用にともなう工事費などの費用が加算されます。
無料トライアルあり。
効率化プラン | 半自動化プラン | 自動化プラン | 自動受付IVR | |
初期費用 (税表記なし) |
50,000円~ | 200,000円~ | 350,000円~ | 300,000円~ |
月額費用 (税表記なし) |
要問い合わせ | 150,000円~ | ||
備考 | 簡易な受付まで 対応 低コストで導入 可能 |
プッシュ型の 中位版 |
AI(音声 対話型) を活用した 上位版 |
月額費用に月間 4,000件までの 着信を含む |
※詳しくは以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
オートコールシステムは、さまざまな用途で活用することができます。
なかでも、もっとも活用事例が多いのは、以下の4つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
オートコールシステムがよく活用されているのが、テレアポ業務です。
テレアポはとても手間や時間がかかる作業で、途中で切られたり文句を言われたりなど、心理的負担も大きいものです。
オートコールシステムがまず顧客を振り分けることで、興味関心の高い顧客にしぼってアプローチできるため、とても効率的でアポ率の向上にもつながります。
督促や催促業務でもオートコールシステムが活用されるケースは多いです。
このように、督促業務はとても非効率なうえ、内容が内容なだけにストレスフルな業務で、離職率も高いとされています。
オートコールシステムは、つながりやすい時間帯に集中して大量の架電を一斉に実施することが可能です。
業務担当者は、支払相談などが必要な場合のみ対応すれば良いので、業務や回収効率の大幅な向上につながります。
「市場調査・世論調査・選挙に関する支持政党調査・顧客満足度調査・認知度調査」など、必要に応じてさまざまなアンケート調査が実施されます。
しかしながら、人力によるアンケート調査の実施には課題も多いです。
オートコールシステムは、すべて自動音声で実施できるので、人員の確保で悩むこともなく、集計もスピーディに行えます。
また、オペレーターによる言葉の無意識な誘導で生じる回答のムラも防げるので、より質の高い正確な調査が可能です。
高齢化が進むなか、オートコールシステムは高齢者の安否確認としても活用されています。
理想をいえば、高齢者が住む一軒一軒にオペレーターが電話をかけ、安否確認などを行うことが望ましいでしょう。
しかしながら、架電も軒数が多くなれば手間もかかりますし、かけ忘れや間違い電話などのミスも起こりやすくなります。
オートコールシステムは、あらかじめ設定した日時に自動で一斉架電することができ、電話に出たか否かの把握も簡単です。
オートコールの内容を体調に関するアンケート形式にすることで、その日の健康状態を把握することもできます。
オートコールシステムを導入することによって、得られるメリットは多いです。
とくに大きな導入メリットである3つを見ていきましょう。
オートコールシステムを導入すると、リストにある大量の電話番号に対し、一斉に架電することができるようになります。
オペレーターによる架電の場合、1日に多くて1人200件程度とされている一方で、オートコールは1日1台で約数十万件もの架電が可能です。
また曜日や時間など、日時を指定して予約発信することも可能なので、都合の良いタイミングを図りながら発信することもできます。
オートコールシステムで架電を自動化することで、アウトバウンドのあらゆる業務の効率化ができるのです。
オペレーター対応による架電の場合、当然のことながら人件費がかかります。
架電する量が多いほど人手も必要となるので、それだけコストも重くのしかかってくるでしょう。
けれども、人員を増やしても成果につながらないということが多く、結果として人件費だけがかさんでしまうというケースも少なくありません。
オートコールシステムであれば、成果につながる効果的な架電を、人手をかけず実施することが可能です。
システム利用料はかかりますが、それでも人件費の10分の1程度のコストで済むので、大きなメリットといえるでしょう。
相手が電話に出たタイミングで、あらかじめ録音した音声を自動再生するのが、オートコールシステムの仕組みです。
そのため、大勢に一斉架電しても内容が一切変わることがありません。
つまり、一定レベルの応対品質に保つことができるというメリットもあるのです。
対人の場合、経験やスキルなどオペレーター個人の能力によって品質にバラつきが生じ、必要な回答が得られないことがあります。
常に必要な言葉だけを使用し、中立的な表現で質問を行うオートコールシステムは、正確な回答を得るために有効です。
オートコールシステムを活用することで、アウトバウンド業務の効率化など、さまざまな効果が得られます。
けれども、システムを導入して効果を実感するためには、やはり自社に合ったサービスでなければなりません。
以下の4つは必ず確認し、事前に優先順位をつけておきましょう。
オートコールシステムを比較する際に意識しておきたいポイント
それぞれ詳しく解説していきます。
システムを選ぶ際は、自社が使いたい機能に優先順位をつけ、搭載されているかを確認することが重要です。
なかでも「1日にどれくらい一斉発信ができるのか」といった最大発信量の確認は必ず行いましょう。
1日に発信できる量はベンダーによって異なり、数千から数十万件と幅も広いです。
自社が発信したい量を確認したうえで、それ以上の発信量に対応できるサービスを選ぶと良いでしょう。
オートコールシステムを活用するためには、録音音声が不可欠となります。
録音音声は、自社の社員が直接録音するパターンと、合成音声による読み上げの2パターンが一般的です。
それ以外にも、プロで活躍している声優やナレーターの音声を自動音声として利用できるサービスもあります。
自動音声に関しては、声のトーンやテンポなども影響してきますので、対応できる音声のバリエーションが多いサービスを選ぶと良いでしょう。
SMS送信機能は、なるべくあった方が良い機能といえます。
なぜなら、業務内容によっては音声以外に、テキストで案内した方が良いケースもあるからです。
たとえば、オートコールで興味をもった人に、URL付きのSMSを送信してサイトに誘導したり、未払金の督促で振込先情報を記載したりすることもできます。
SMSが使えればテキストによる案内もできて活用の幅が広がるため、SMS送信機能に対応したサービスを選ぶと良いでしょう。
すでに導入しているCTIやIVR、顧客管理システム(CRM)があるなら、それらとの連携も確認しておきましょう。
API連携ができないなら、CSVでデータを取り込むフローも想定して選定すると、スムーズに運用開始できます。
もし顧客管理システムをまだ導入していないなら、オートコールBBなどCRM機能を兼ね備えたサービスがおすすめです。
オートコールシステムは、あらかじめ録音した音声を使用し、一斉に自動架電するためのシステムです。
システムを導入することで、テレアポやアンケート調査、イベント集客、督促業務など、あらゆるアウトバウンド業務の効率化が期待できます。
しかしながら、システムを活用して業務を効率化させるためには、自社に合ったサービスを選ぶことがもっとも重要です。
ここで紹介したとおり、オートコールシステムには多数のサービスが存在し、機能や特長もベンダーによって異なります。
ぜひ自社の目的に合ったシステムを選定し、アウトバウンド業務の効率化を目指しましょう。
画像出典元:O-dan