オートコールシステムおすすめ9選!価格や活用例で徹底比較

オートコールシステムおすすめ9選!価格や活用例で徹底比較

記事更新日: 2024/12/03

執筆: 高浪健司

テレアポや督促、アンケート調査など、顧客へ電話かけるアウトバウンド業務は、多くの手間や時間、コストがかかります。

オートコールシステムは、あらかじめ録音した音声を使用し、自動で一斉架電するシステムで、アウトバウンド業務の効率化に有効です。

この記事では、おすすめのオートコールシステム9選の紹介と、導入することによって得られるメリットや比較ポイントなどを詳しく紹介しています。

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オートコールシステムとは

オートコールシステムとは、事前に録音した音声を使用し、一斉に自動架電するためのシステムです。

架電対象となる電話番号や発信時間などの情報を設定することにより、自動音声応答(IVR)で相手先とのやり取りをすべて自動化します。

1日に架電できる件数はシステムによっても異なりますが、おおむね数十万件もの大量架電が可能です。

オートコールシステムは、オペレーターによるコール業務の「労力の割りに結果がともわない」といった課題を解決します。

オートコールシステムはこんな企業におすすめ

オートコールシステムの導入がおすすめの企業
  • コールセンターのアウトバウンド業務を効率化したい企業
  • 電話番号リストをもとに大量件数の架電をおこなう企業

オートコールシステムの導入がおすすめの業務
  • テレアポ
  • 督促業務
  • アンケート調査
  • イベント集客


オートコールシステムは、電話番号リストをもとに大量件数の架電をおこなう企業に向いています。

なぜなら、1件ずつおこなう手動の大量架電は、多くの手間や時間がかかるうえ、クレームを含めて生産性の悪い通話も多いからです。

またアウトバウンドなどのコール業務は、オペレーターの心理的負担が大きくなる傾向にあり、離職率の高い職種であるともされています。

オートコールシステムは、非効率でストレスフルになりがちなアウトバウンド業務を改善しつつ、顧客情報を効率的に獲得できる優れたシステムです。

おすすめのオートコールシステム4選

MediaVoice


画像出典元:「MediaVoice」公式HP

特徴

MediaVoiceは、コールセンターのあらゆる業務を効率化する、独自開発のASP型クラウド自動音声応答(IVR)サービスです。

督促やアンケート調査などのアウトバウンド業務はもちろん、受注、解約などの各種受付を自動化します。

また、あふれ呼が発生した際の折り返し電話予約の受付けも自動化できるため、顧客満足度や生産性の向上につながるでしょう。

誰でも直感的に扱える操作性の高い管理画面となっているので、各種設定はもちろん、日々のIVR運用も効果的かつ簡単に行えます。

また、「オートコール」「あふれ呼IVR」「自動受付IVR」「CSアンケートIVR」から、使いたいサービスだけを選んで導入できるので無駄がありません。

大企業から中小ベンチャー企業など業種業界を問わず利用され、2011年のサービス開始以降97%という高い継続利用率を誇ります。

おすすめポイント

  • 初期費用5万円、月額利用料3万円から導入できる、圧倒的コストパフォーマンスの高さ
  • 1日に20万件以上、月間にして600万コールの大量架電でも安定した稼働で運用も安心
  • さまざまな外部サービスとシームレスに連携させることが可能

料金プラン 

サービス名 初期費用 月額利用料 従量課金
オートコール 50,000円~ 50,000円 固定電話:15円/1コール
携帯電話:25円/1コール
あふれ呼IVR 50,000円~ 30,000円/1窓口 20円/1件
CSアンケートIVR 50,000円~ 50,000円 20円/1件
自動受付IVR 100,000円~ 50,000円 20円/1件

(税表記なし)
※オートコールの通話料は固定電話3分、携帯電話1分で換算されます。

 

MEGA-CALL


画像出典元:「MEGA-CALL」公式HP

特徴

MEGA-CALLは、自動音声応答(IVR)や音声合成、音声認識など、多彩な機能を備えたクラウド型のオートコールシステムです。

1日の発信数に制限がなく1時間に最大30万コール発信することが可能

録音・合成音声、質問分岐、オペレーター転送といった豊富な機能が、アンケート調査やイベント集客、債券督促などのあらゆる電話業務を自動化します。

発信結果は「電話番号・発信日時・接続日時・切断日時・回答番号」といった内容のCSVが出力されるので、必要に応じてExcelなどで管理することも可能です。

要望に応じたスプリクトの作成に加え、ヘルプデスクなどによる運用サポートも充実しているので、はじめてでも安心して導入できるでしょう。

おすすめポイント

  • 申込から最短で3営業日で導入可能。すでに音声が決定している場合は当日導入も可能
  • オペレーターの30倍以上の電話発信業務をおこなうことができる
  • APIによる既存の顧客管理システムなどとの連携が可能

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

オートコールIVR


画像出典元:「オートコールIVR」公式HP

特徴

オートコールIVRは、創業40年以上の歴史を持つ、IVRサービス分野のリーディングカンパニー「株式会社電話放送局」が手がけるオートコールシステムです。

AIを活用したIVRにより、テレアポをはじめアンケート調査、督促など、アウトバウンドのあらゆる業務を自動化します。

業界最大規模の大量回線と抜群の安定性で、1時間に5,000件以上の一斉自動架電が可能

必要に応じて有人対応に切り替える、オペレーター転送機能が搭載されているため、システムだけではできない臨機応変な対応も可能です。

電話放送局はセキュリティ対策にも力を入れているため、重要な顧客情報を扱う企業でも、安心して利用することができるでしょう。

Webサイト上にてIVRのデモ体験ができるので、イメージをつかむためにも、一度試してみると良いでしょう。

おすすめポイント

  • 選ばれて、1,000社以上、7,000回線以上の導入実績を誇る
  • 短時間で安定的に大量発信できるオートコールシステムが低コストで導入できる
  • 既存の顧客管理システムなどとのAPI連携が可能で、データ取得や登録などの作業が効率的に行える

料金プラン

初期費用 月額費用
50,000円~ 50,000円~

( 税表記なし)

オートコールBB


画像出典元:「オートコールBB」公式HP

特徴

オートコールBBは、プレディクティブコール(自動発信)と自動音声応答(IVR)が一体となった、クラウド型のオートコールシステムです。

文字に起こした文章を、音声データに変換してくれる「テキスト音声化機能」が搭載されているので、自動音声データが簡単に作成できます。

顧客リストごとに、曜日や時間などあらかじめ設定した条件下のもと、自動発信することも可能です。

架電結果をレポート機能でリアルタイムに抽出するため確かな分析が行え、より戦略的な架電設計の構築ができるでしょう。

顧客の回答に応じてオペレーターに転送するプレディクティブコール機能が搭載されているので、臨機応変な対応を実現します。

同社システム「BizBaseテレマーケティングシステム」と連携させることで、顧客管理(CRM)機能も使えて便利です。

おすすめポイント

  • 導入席数に制限がなく、1席からでも導入することができる
  • 同社システム「BizBaseテレマーケティングシステム(顧客管理(CRM)」とのシームレスな連携が可能
  • アウトバウンド業務の効率化に役立つ機能を低コストで利用できる

料金プラン 

サービス名 初期費用 月額利用料 通話料(分)
ライトプラン
(1席11ch)
40,000円 40,000円 3.8円~
ミドルプラン
(3席11ch)
60,000円 60,000円 3.8円~
ハイプラン
(5席21ch)
80,000円 80,000円 3.8円~

(税表記なし)

その他おすすめのオートコールシステム

Judge Navi


画像出典元:「Judge Navi」公式HP

特徴

Judge Naviは、多回線同時発信と自動音声(IVR)通話で架電の無駄を省き、効果的かつ効率的なテレアポ実現をサポートする、オートコールシステムです。

顧客リストをもとに多番号同時発信を行い、「興味の有無」や「不在・在宅」をそれぞれ自動でリスト分けします。

オペレーターは、自動仕分けされた見込み度の高い顧客にのみアプローチできるようになるので、効率的かつ生産性の高い架電が可能です。

現場目線で開発されたシステムは、これまで3,000回以上のアップデートを繰り返し実施

とても使いやすく、現場のニーズに応えられるシステムとして、約8割の継続率を実現しています。

同社サービス「List Navigator.(アウトバウンドコールシステム)」や「SCENE CLOUD(顧客管理システム)」などとの連携で、電話業務の更なる効率化が可能です。

おすすめポイント

  • シナリオの順番やプッシュ操作などの変更が簡単に行える柔軟なシナリオ設定
  • 架電結果のリスト生成が簡単なほか、生成したリストをCSVとして出力することも可能
  • 導入前の相談から導入後の運用方法など、経験豊富なスタッフによる電話・訪問サポート付き

料金プラン

システム利用料(税抜)
初期費用 月額費用
50,000円 30,000円

回線利用料(税抜)
電話番号形式 月額費用 追加作業料
市外局番号(03・06・052・092・011) 500円/番号 1,300円/番号
IP電話専用番号(050) 500円/番号 1,300円/番号
フリーダイヤル(0120・0800) 2,000円/番号 2,800円/番号
フリーダイヤルDX(0120・0800) 3,000円/番号 2,800円/番号
通常ch追加 1,000円/ch 2,000円/作業

 

オートコール EXLINK CALL


画像出典元:「オートコール EXLINK CALL」公式HP

特徴

オートコール EXLINK CALLは、短時間で大量の架電が実行できる、SMS送信機能を搭載したオートコールシステムです。

オートコールの音声フローは管理画面で自由に設定できるうえ、操作もGUIで簡単なので、はじめてでも安心して構築できます

SMS連携機能では、オートコールで興味を持った人に、URL付きのメッセージを送信することが可能です。(別途契約が必要)

オートコールで応答がなかった人を対象に、SMSを送信することもできます。

接続開始・終了時間、留守電、電話を切ったタイミング、回答結果など、オートコールの詳細なログ記録を取得し、CSVでの出力が可能です。

オートコール接続中でも、電話のプッシュ操作でオペレーター対応に切り替えられるので、興味のある人に対し、より効果的なアプローチが行えます。

おすすめポイント

  • 利用頻度やオートコールの内容によって「共有回線」と「占有回線」の2種類から選べる
  • 1配信9円からという業界トップクラスの格安費用で利用することができる
  • 転送・SMS送信・番号通知・留守電検知・発信日時指定・音声合成・音声認識など、多彩な機能を搭載

料金プラン

プラン名 初期費用(税抜) 月額利用料(税抜)
共有回線プラン 60,000円~ 30,000円~
占有回線プラン 60,000円~ 3,000円/ch
(契約回線数分必要)

【従量費用】
プラン名 固定電話宛て 携帯電話宛
共有回線プラン 9円/1分ごと 28円/1分ごと
占有回線プラン

 

Ever Automation


画像出典元:「Ever Automation」公式HP

特徴

Ever Automationは、架電業務における時短やコスト削減を実現する、SMS連動型のオートコールシステムです。

1時間に最大10,000件の大量架電が可能で、督促・催促業務やマーケティング、顧客へのリマインド、アンケート調査など幅広い用途に利用できます。

電話がつながらなかった場合に自動再発信する機能や、任意の電話番号へ転送する機能など、顧客の取りこぼし防止に有効な機能が豊富です。

独自の判定システムで、法人電話番号を架電対象から外したり、03・045・0120・0800など発信元電話番号の選択ができたりと、便利な機能が多数搭載されています。

SMS送信機能を使えば、口頭では伝えづらい情報(サイトのURLや振込先など)でも簡単に案内することが可能です。

高機能システムを業界最安値で利用できるほか、最短2日で導入できるスピーディさは、Ever Automationならではといえるでしょう。

おすすめポイント

  • 音声録音にプロのナレーター音声が利用できるので、均質で質の高い架電が実現できる
  • 再架電やSMS送信機能によって顧客の都合に合わせた対応ができ、顧客満足度の向上につながる
  • 使い方や機能、活用方法などのサポートをはじめ、運用に関するKPIの確認やブラッシュアップも行う万全なサポート体制

料金プラン

初期費用・システム利用料ともに0円ですが、プランなどの料金詳細はお問い合わせが必要です。

InfiniTalk

画像出典元:「InfiniTalk」公式HP

特徴

InfiniTalk」は、コンタクトセンターの業務に必要な機能を網羅したCTIシステムです。

オートコール(CTI)をはじめ、自動音声応答(IVR)、顧客管理(CRM)、SMS、通話録音、テキスト分析など多彩な機能でコール業務全体をカバーします。

操作性や視認性に優れたUI設計となっており、コールセンターシステムの専門的な知識がなくても、簡単に使いはじめることが可能です。

オートコール機能では、あらかじめ設定した日時に一斉架電するリストダイヤル機能や、顧客情報を確認しながら架電できるプレビューコールが搭載されています。

なお、InfiniTalkは「アウトバウンド」「インバウンド」どちらにも対応しますが、強いて言えばインバウンド向けの機能が充実している印象です。

そのため、受注業務やカスタマーサポート業務を、より効率化させたい企業に向いているでしょう。

おすすめポイント

  • CRMやSFAなど顧客管理システムとの連携させることで、対品質の向上につなげられる
  • コンタクトセンター業務を効率化させる機能がとても充実している
  • これまで48業種、400社、10,000席以上の導入実績を誇る人気のシステム

料金プラン

クラウド版とオンプレミス版の2種類あります。

クラウド版(基本プラン)
初期費用(税抜) 月額費用(税抜)
0円 35,800円

オンプレミス版(基本パッケージ)
パッケージ名 価格(税抜)
InfiniTalk PBX Edition 298,000円
InfiniTalk CallCenter Edition 698,000円

※追加オプションなどにより料金が変わりますので、詳しくはベンダーへお問い合わせください。

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DHKクラウド


画像出典元:「DHKクラウド」公式HP

特徴

「DHKクラウド」は、コールセンターの受電業務を効率化できるロボット自動受付(ボイスボット)サービスです。

発話入力による対話形式で、社内の専門用語など固有ワードを正確に認識できるようチューニング可能なので、ユーザーからの問い合わせに対しに正確に回答できるのが魅力

ユーザーは受付内容をレシートとして、SMSで受領できます。

創業42年の実績とノウハウを誇る株式会社電話放送局が提供するサービスで、幅広い業界で1,000社以上に導入されている実績があり、安心して利用できるでしょう。

スモールスタートから完全自動化まで必要に応じて利用可能なのも大きなメリットです。

機能

  • 発話入力
  • 固有ワードのチューニング
  • レシートをSMS送信
  • 受付内容の補正機能
  • 同時着信300回線以上可能
  • あふれ呼IVR
  • オートコール
  • 用件振り分け

料金プラン

DHKクラウドの料金プランは、必要な機能に応じて変動します。

月額費用のほか、着信ごとの従量課金やキャリアサービス使用にともなう工事費などの費用が加算されます。

無料トライアルあり。

  効率化プラン 半自動化プラン 自動化プラン 自動受付IVR
初期費用
(税表記なし)
50,000円~ 200,000円~ 350,000円~ 300,000円~
月額費用
(税表記なし)
要問い合わせ 150,000円~
備考 簡易な受付まで
対応
低コストで導入
可能
プッシュ型の
中位版
AI(音声
対話型)
を活用した
上位版
月額費用に月間
4,000件までの
着信を含む


※詳しくは以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。

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オートコールシステムの4つの活用事例


オートコールシステムは、さまざまな用途で活用することができます。

なかでも、もっとも活用事例が多いのは、以下の4つです。

  • テレアポ業務
  • 督促・催促業務
  • アンケート調査
  • 高齢者の見守りサービス


それぞれ詳しく解説していきます。

テレアポ業務に活用

効果
  • 興味をもった顧客だけを抽出できる
  • 架電リストから不通番号を取り除ける
  • オペレーターの心理的負担を軽減


オートコールシステムがよく活用されているのが、テレアポ業務です。

テレアポはとても手間や時間がかかる作業で、途中で切られたり文句を言われたりなど、心理的負担も大きいものです。

オートコールシステムがまず顧客を振り分けることで、興味関心の高い顧客にしぼってアプローチできるため、とても効率的でアポ率の向上にもつながります。

督促・催促業務に活用

効果
  • 法令を遵守した督促が可能
  • つながりやすい時間帯をねらって大量発信できる
  • 営業時間外にも折り返し対応が可能
  • オペレーターの離職防止につながる


督促や催促業務でもオートコールシステムが活用されるケースは多いです。

  • 債権者に電話をかけてもつながる率が低い
  • 折り返しの電話も営業時間外のケースが多い
  • 債権者の口調が強くなったり暴言を言われたりする
  • 必要以上に支払いを強要すると、法に抵触する恐れがある


このように、督促業務はとても非効率なうえ、内容が内容なだけにストレスフルな業務で、離職率も高いとされています。

オートコールシステムは、つながりやすい時間帯に集中して大量の架電を一斉に実施することが可能です。

業務担当者は、支払相談などが必要な場合のみ対応すれば良いので、業務や回収効率の大幅な向上につながります。

アンケート調査に活用

効果
  • 人手よりも低コストで実施できる
  • 固定電話への架電で調査地域を細分化できる
  • 調査・集計がスピーディ
  • 調査員の無意識な誘導を排除でき、より高い正確性を確保


「市場調査・世論調査・選挙に関する支持政党調査・顧客満足度調査・認知度調査」など、必要に応じてさまざまなアンケート調査が実施されます。

しかしながら、人力によるアンケート調査の実施には課題も多いです。

  • 調査要員の確保がむずかしい
  • 調査から集計結果にいたるまでの時間がかかる
  • オペレーターによって調査の品質にムラがでる
  • そもそもコストがかかる


オートコールシステムは、すべて自動音声で実施できるので、人員の確保で悩むこともなく、集計もスピーディに行えます。

また、オペレーターによる言葉の無意識な誘導で生じる回答のムラも防げるので、より質の高い正確な調査が可能です。

高齢者の見守りサービスに活用

効果
  • 自動化で毎日もれなく確認できる
  • 電話に出たかどうか、把握しやすい
  • 体調もアンケート形式で簡単に集計できる


高齢化が進むなか、オートコールシステムは高齢者の安否確認としても活用されています。

理想をいえば、高齢者が住む一軒一軒にオペレーターが電話をかけ、安否確認などを行うことが望ましいでしょう。

しかしながら、架電も軒数が多くなれば手間もかかりますし、かけ忘れや間違い電話などのミスも起こりやすくなります。

オートコールシステムは、あらかじめ設定した日時に自動で一斉架電することができ、電話に出たか否かの把握も簡単です。

オートコールの内容を体調に関するアンケート形式にすることで、その日の健康状態を把握することもできます。

オートコールシステムの導入における3つのメリット


オートコールシステムを導入することによって、得られるメリットは多いです。

とくに大きな導入メリットである3つを見ていきましょう。

アウトバウンドの業務効率化

オートコールシステムを導入すると、リストにある大量の電話番号に対し、一斉に架電することができるようになります。

オペレーターによる架電の場合、1日に多くて1人200件程度とされている一方で、オートコールは1日1台で約数十万件もの架電が可能です。

また曜日や時間など、日時を指定して予約発信することも可能なので、都合の良いタイミングを図りながら発信することもできます。

オートコールシステムで架電を自動化することで、アウトバウンドのあらゆる業務の効率化ができるのです。

コスト削減につながる

オペレーター対応による架電の場合、当然のことながら人件費がかかります。

架電する量が多いほど人手も必要となるので、それだけコストも重くのしかかってくるでしょう。

けれども、人員を増やしても成果につながらないということが多く、結果として人件費だけがかさんでしまうというケースも少なくありません。

オートコールシステムであれば、成果につながる効果的な架電を、人手をかけず実施することが可能です。

システム利用料はかかりますが、それでも人件費の10分の1程度のコストで済むので、大きなメリットといえるでしょう。

一定レベルの応対品質を保つことができる

相手が電話に出たタイミングで、あらかじめ録音した音声を自動再生するのが、オートコールシステムの仕組みです。

そのため、大勢に一斉架電しても内容が一切変わることがありません。

つまり、一定レベルの応対品質に保つことができるというメリットもあるのです。

対人の場合、経験やスキルなどオペレーター個人の能力によって品質にバラつきが生じ、必要な回答が得られないことがあります。

常に必要な言葉だけを使用し、中立的な表現で質問を行うオートコールシステムは、正確な回答を得るために有効です。

事前に要チェック!オートコールシステムの比較ポイント


オートコールシステムを活用することで、アウトバウンド業務の効率化など、さまざまな効果が得られます。

けれども、システムを導入して効果を実感するためには、やはり自社に合ったサービスでなければなりません

以下の4つは必ず確認し、事前に優先順位をつけておきましょう。

オートコールシステムを比較する際に意識しておきたいポイント

  1. 発信可能な量を確認する
  2. 自動音声のバリエーションを確認する
  3. SMS送信機能に対応しているか
  4. 既存システム(CTIや顧客管理システム)と連携できるか


それぞれ詳しく解説していきます。

発信可能な量を確認する

システムを選ぶ際は、自社が使いたい機能に優先順位をつけ、搭載されているかを確認することが重要です。

なかでも「1日にどれくらい一斉発信ができるのか」といった最大発信量の確認は必ず行いましょう

1日に発信できる量はベンダーによって異なり、数千から数十万件と幅も広いです。

自社が発信したい量を確認したうえで、それ以上の発信量に対応できるサービスを選ぶと良いでしょう。

自動音声のバリエーションを確認する

オートコールシステムを活用するためには、録音音声が不可欠となります。

録音音声は、自社の社員が直接録音するパターンと、合成音声による読み上げの2パターンが一般的です。

それ以外にも、プロで活躍している声優やナレーターの音声を自動音声として利用できるサービスもあります。

自動音声に関しては、声のトーンやテンポなども影響してきますので、対応できる音声のバリエーションが多いサービスを選ぶと良いでしょう。

SMS送信機能に対応しているか

SMS送信機能は、なるべくあった方が良い機能といえます。

なぜなら、業務内容によっては音声以外に、テキストで案内した方が良いケースもあるからです。

たとえば、オートコールで興味をもった人に、URL付きのSMSを送信してサイトに誘導したり、未払金の督促で振込先情報を記載したりすることもできます。

SMSが使えればテキストによる案内もできて活用の幅が広がるため、SMS送信機能に対応したサービスを選ぶと良いでしょう。

既存システム(CTIや顧客管理システム)と連携できるか

すでに導入しているCTIやIVR、顧客管理システム(CRM)があるなら、それらとの連携も確認しておきましょう。

API連携ができないなら、CSVでデータを取り込むフローも想定して選定すると、スムーズに運用開始できます。

もし顧客管理システムをまだ導入していないなら、オートコールBBなどCRM機能を兼ね備えたサービスがおすすめです。

 

まとめ

オートコールシステムは、あらかじめ録音した音声を使用し、一斉に自動架電するためのシステムです。

システムを導入することで、テレアポやアンケート調査、イベント集客、督促業務など、あらゆるアウトバウンド業務の効率化が期待できます。

しかしながら、システムを活用して業務を効率化させるためには、自社に合ったサービスを選ぶことがもっとも重要です。

ここで紹介したとおり、オートコールシステムには多数のサービスが存在し、機能や特長もベンダーによって異なります。

ぜひ自社の目的に合ったシステムを選定し、アウトバウンド業務の効率化を目指しましょう。

画像出典元:O-dan

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