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「ユーザーからの問い合わせに対し、サポート効率があがらない」
「サポート体制を強化し、顧客満足度の向上につなげたい」など
カスタマーサポートに関して、このように考えている企業には、遠隔サポートツールがおすすめです。
遠隔サポートツールは、PCなどの端末画面を共有し、状況を確認しながら遠隔操作できるツールで、サポート業務の大幅な効率化が図れます。
当記事では、遠隔サポートツールのおすすめ8選の比較紹介と、ツールの基礎知識や導入メリット、選び方などを詳しく解説しています。
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このページの目次
遠隔サポートツールとは、パソコンやスマートフォンなどの端末画面を共有し、実際の状況を確認しながら遠隔で操作できるツールです。
遠隔サポートツールは、画面共有を行うための専用プログラムを、オペレーター側・ユーザー側ともにダウンロードするなどして接続します。
画面共有や遠隔操作などのリモート接続は、ユーザー側の許可を得ない限り実行できないようになっているのが大半です。
遠隔サポートツールに用いられている接続方式には、「画面転送」「VPN」「セキュアブラウザ」の3種類に大別されます。
それぞれの特徴は、以下のとおりです。
インターネットを介して、社内のパソコン画面をオペレーターの端末に転送し、遠隔操作する方式で、遠隔サポートツールでは主流です。
インターネット上に仮想の専用線を構築して接続する方式で、通信内容が暗号化されるため安全な環境下で操作できます。
なお、VPN対応のルーターやハードウェアなどの設備が別途必要です。
一般的なWebブラウザの基本機能を保持しつつ、不正アクセスや情報漏えいなどを防止するための対策が施されたブラウザです。
インターネットの脅威から守り、高度なセキュリティ環境を実現しています。
現在では、多くの遠隔サポートツールが存在していますが、主な機能としては、以下があげられます。
ユーザーの画面状況をリアルタイムで確認する機能
ユーザーの画面に赤ペンや指差しマークを表示させる機能
ユーザーの端末をオペレーターが代わって操作する機能
オペレーター側の画面をユーザーの端末に映し出す機能
これらの機能を活用することで、トラブルが発生した際に、すぐに対応・解決することが可能となり、業務遅延を回避することができます。
遠隔サポートツールがよく活用されるのは、以下2つの場面がもっとも多いです。
それぞれ詳しく解説します。
インターネットプロバイダーなど、パソコンを使用したサービスの問い合わせ対応に活用されます。
インターネットが繋がらないといった不具合や、各種設定方法などの技術的な問い合わせに対して画面を確認しながら遠隔サポート。
口頭ではむずかしい説明も、遠隔サポートであれば適切な対処方法の案内がかんたんに行えるため、スムーズに解決できます。
近年、ビジネスのデジタル化や業務効率化などに伴い、企業におけるSaaSの利用が増え、社員からの問い合わせも増加しています。
操作方法や不具合の対応など、社内のヘルプデスクにも活用されるケースが多いです。
とくに在宅勤務中に問題が発生した場合には、出社せずその場で対応できる遠隔サポートツールがとても役立ちます。
画像出典元:「Optimal Remote」公式HP
「Optimal Remote」は、リモートサポートサービスにおいて国内シェアNO.1を誇り、多数の大手有名企業から選ばれ続けている、信頼性の高い遠隔サポートサービスです。
パソコンをはじめ、スマートフォン、タブレットなど、あらゆる端末画面の状況をリアルタイムに確認できます。
ユーザー側の画面に、赤ペンや指差しマークを表示させながら説明できるので、視覚的に理解しやすい丁寧なサポートが可能です。
通信はすべて暗号化されるほか、サポート後はユーザーの端末から自動的にサポートツールがアンインストールされるので、安心して利用できます。
的確かつスムーズでわかりやすい遠隔サポートが行えるので、顧客満足度の向上にも期待できるでしょう。
「Optimal Remote」シリーズは、他に「Optimal Remote Web」と「Communication SDK」があります。
それぞれサポートできる範囲が異なるので、自社のサービスにあったサポートプランを選ぶようにしましょう。
Optimal Remote | Optimal Remote Web | Communication SDK |
|
初期費用 | 無料 | ||
月額(年額)費用 | 要問合せ | ||
無料トライアル | 30日間可能 | ||
サービスの範囲 | PC・スマートフォン | Webブラウザ | スマートフォンアプリ |
ライセンス数 | 契約時のライセンス数 | 契約時のライセンス数 | 契約時のライセンス数 |
ユーザー数 | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
また、「Optimal Remote」シリーズでは無償版も提供しています。
・1社(団体)あがたり1IDのみの利用
・累計接続時間が250分まで/月
・サポートログ機能が使えない
・サポーt対応がない
など、有償版との違いがあります。
商用利用、個人利用ともに可能なので、機能が制限されても極力コストをおさえたい場合などは検討してみるといいでしょう。
画像出典元:「Remote Utilities」公式HP
「Remote Utilities」は、強固なセキュリティでどこからでも安全な接続を実現する、ヘルプデスクオペレーターやITプロ向けの遠隔サポートツールです。
遠隔地にあるPCの画面をモニタリングしたり、ファイルを転送したりなど、まるで目の前に座って操作しているかのようにスムーズな遠隔操作ができます。
データ転送の暗号化・アドレス帳の暗号化・2段階認証・IPフィルタリングなど、あらゆるセキュリティ機能で最強の安全レベルで安心です。
スタンドアローンソフトウェアのため、インターネット接続がない環境やネット制限の厳しいLAN やVPN内でも利用可能です。(インターネット経由によるリモート接続も可能)
PCの遠隔操作だけでなく、インベントリマネージャー・リモートレジストリ・リモートカメラ・ターミナルモードなど、IT上級者が喜ぶ機能が豊富に搭載されています。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「AnySupport」公式HP
「AnySupport」は、かんたんでスピーディな遠隔操作を実現する、プロのサポート業務担当者向けの遠隔サポートツールです。
3種類の接続環境「専用接続ページ」「ホームページ埋め込みフレーム」「接続認証コード入力専用プログラム」に対応。
遠隔制御機能やリアルタイムチャット機能、ペイント機能など、遠隔サポートに必要となる機能が豊富に搭載されています。
また、ルーターを利用したローカルIPやファイヤウォール、プロキシを使う環境でも遠隔接続が可能な優れた拡張性と互換性も特徴です。
エンドツーエンド保安方式や128bit暗号化アルゴリズム、SSL通信の適用など、強固なセキュリティ環境で安心して利用できるでしょう。
使用ID数 | 1ID |
月額利用料 | 10,000円 |
年間利用料 | 100,000円 |
(税別)
画像出典元:「RemoHelp」公式HP
「RemoHelp」は、遠隔サポート業務に必要な機能だけを集約し、コストを抑えた安心の国産遠隔サポートツールです。
PCの画面共有や遠隔操作をはじめ、ペン・ポインタ、チャット、ファイル転送、画面キャプチャなど、サポート現場に特化した機能が充実。
オペレーターのPC画面を顧客にも見せられるので、プレゼンテーションなど営業活動にも活用できるでしょう。
直感的なメニュー構成で、だれでもかんたんに操作できるほか、必要な機能しか搭載されていないので、ストレスのない動作速度で利用できます。
国内サーバーを利用し、通信データはエンドツーエンドSSLとAES256bitで暗号化されるので利用も安心です。
使用ID数 | 1ID |
初期費用 | 0円 |
月額利用料 | 3,500円 |
年間利用料 | 35,000円 |
(税別)
画像出典元:「TeamViewer」公式HP
「TeamViewer」は、世界に60万人以上の利用者と25億の接続端末数を誇るなど、世界的に評価の高い高品質な遠隔サポートツールです。
Windows・Mac・Chrome OS・iOS・Androidなど、ほぼすべてのデバイスやOSに対応しているため、いつでもどこでも効率的にリモート接続できます。
リモート接続を行う際の操作もかんたんで、利用したいデバイスにアプリをダウンロードし、IDとパスワードを入れるだけで完了。
セッション確立後の画質や処理速度が非常に優れているため、シームレスでストレスフリーな遠隔サポートが行えるでしょう。
エンドツーエンドの 256 ビット AES 暗号化・2要素認証・条件付きアクセス・シングルサインオンなど、セキュリティ面も業界トップクラスの安全を維持しています。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「リモートPCミスターオンプラス」公式HP
「リモートPCミスターオンプラス」は、インターネットを利用して、遠隔地のパソコンをリアルタイムでモニタリング・操作できる遠隔サポートツールです。
扱いやすい操作画面で、まるで目の前にあるパソコンを操作しているかのように、さまざまな遠隔操作が実行できます。
グローバルIP・ローカルIP・ルーター・ファイアウォールのすべてに対応しているほか、通信データの自動圧縮により、高速で安定した接続が可能です。
写真や動画データ、音楽ファイルなど多様なファイルの共有・送受信も、遠隔操作でスムーズに行えます。
パソコン初心者でもすぐに扱えるよう、わかりやすいシステム設計となっているので、導入がはじめてでも安心です。
プランは、「一般プラン(ポイント制)」と「ビジネスプラン(コース選択)」の2種類です。
【一般プラン】(クライアントPC登録数:5台まで)
従量制 | 1接続ごと (または連続接続1時間ごと) |
10ポイント消費 |
定額制 | 1ヶ月繋ぎ放題 (クライアントPC1台につき) |
500ポイント消費 |
※1ポイント=1円、新規会員登録時に200ポイントプレゼント
※支払い方法は、クレジットカード決済のみ
【ビジネスプラン】(クライアントPC登録数:台数に応じたコース選択が可能)
コース名 | ビジネスプラン12 1年契約(一括払い) |
ビジネスプラン6 6ヶ月契約(一括払い) |
10台コース | 30,900円 | 18,600円 |
20台コース | 61,800円 | 37,100円 |
30台コース | 92,600円 | 55,600円 |
50台コース | 154,300円 | 92,600円 |
100台コース | 185,200円 | 123,500円 |
200台コース | 370,300円 | 246,900円 |
300台コース | 555,500円 | 3710,300円 |
(税込)
※支払い方法は、クレジットカード決済・銀行振込
画像出典元:「Chromeリモートデスクトップ」公式HP
「Chromeリモートデスクトップ」は、Google Chromeの拡張機能のひとつとして、Google社が提供するリモート接続サービスです。
自宅やオフィスにあるパソコンへのリモートアクセスや画面共有などがかんたんに実行できます。
Google Chromeの拡張機能として提供されているため、インターネット環境とGoogle Chromeブラウザさえあれば無料で利用が可能です。
Windowsをはじめ、macOS・Linux・Chromebook・iOS・Androidなど、多様な端末・OSに対応しています。
WebRTC などオープンウェブテクノロジーを使用した最新のセキュリティ対策が施されているので、リモート接続や画面共有も安心です。
遠隔サポートツールを導入することによって、得られるメリットは多いです。
なかでも、もっとも大きなメリットを3つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
遠隔サポートツールを使うことで、ユーザーの状況を正確に把握し、的確なサポートが可能です。
メールや電話と違い、状況把握までに時間がかからないので、サポートに要す手間や時間の大幅な短縮につながります。
また、問い合わせ対応のために現地へ移動する必要もなくなるので、業務効率化にも有効です。
ユーザーがサポートを受ける際、まずオペレーターに状況を詳しく説明しなければなりません。
しかしながら、商品やサービスに不慣れな場合、説明するのが難しく、口頭ではうまく伝えられないケースも多々あります。
遠隔サポートツールは、ユーザーのパソコン画面を確認しながら進められるので、口頭では説明しづらい内容でもスムーズな対応が可能です。
サポート体制の充実は、顧客満足度の向上につながる重要なポイントとなります。
在宅勤務中、端末に不具合が発生した場合、社内のエンジニアなどに遠隔でつなぎ、その場で解決できるといったメリットがあります。
近年では、SaaSの活用により、通常業務が複雑化していることが多く、操作方法がわからず困るケースも少なくありません。
遠隔サポートツールは、社内ヘルプデスクにも活用できるので、デジタルに不慣れな社員でも負担なくテレワークが行えます。
現在、さまざまな遠隔サポートツールが存在しており、海外製のツールも多い傾向にあります。
遠隔サポートツールを導入し、効果的に活用するためには、自社にあったツールを選ぶことが重要です。
ここでは、遠隔サポートツールを選ぶ際に、意識しておきたいポイントを3つ紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
遠隔サポートツールには、サービスに対応しているOS・デバイスの環境がそれぞれ異なります。
導入したツールが社内で使用しているデバイス・OSに非対応だと、遠隔サポートの構築ができません。
接続させたいデバイスやOSを事前に確認したうえで、遠隔サポートツールを選ぶようにしましょう。
使いたい機能が搭載されていることはもちろんですが、初心者でも扱いやすい操作性に優れているツールを選ぶようにしましょう。
多機能でも操作がむずかしいと、定着までに時間がかかったり、かえって手間が増えたりする場合もあります。
遠隔サポートツールでは、無料トライアルが用意されていることが多いので、使い心地などを導入前に試してみると良いでしょう。
遠隔サポートツールは、インターネット回線を利用し、外部からパソコンにアクセスし、操作することになります。
そのため、セキュリティ対策に関しては、必ず確認しておかなければなりません。
通信データの暗号化や2要素認証、接続制限など、多様なセキュリティ機能が搭載されているツールを選ぶと良いでしょう。
遠隔サポートツールは、パソコンやスマートフォンなどの端末画面を共有し、リアルタイムで状況を確認しながら遠隔で操作できるツールです。
遠隔サポートツールを導入すると、ユーザーの問い合わせに対して、迅速かつ的確なサポートが可能となります。
サポート対応の充実化は、顧客満足度の向上はもちろん、競合との差別化にもつながる重要な取り組みです。
ぜひ、自社にあった遠隔サポートツールを選び、サポート体制の強化につなげていきましょう。
画像出典元:O-dan