TOP > SaaS > 人事 > 採用強化 > 採用担当業務がつらい理由4つ!あるあるな悩みと解決策を解説
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採用担当者には、企業にとってもっとも重要なリソースである「人材」を獲得する責務があります。
ところが現実の採用業務は理想通りに進むとは限りません。
むしろ「採用担当者はつらい」という声を聞くことも少なくありません。
そこで本記事では、採用担当者がつらいと感じる悩みと原因、つらい状況を解決する具体策について解説します。
このページの目次
まずは、採用担当者がつらいと感じる場面・悩みを5つ紹介しましょう。
採用担当者の仕事は、人材募集、会社説明会の開催、問い合わせ対応、面接日程の調整、内定者フォローなど多岐に渡ります。
春先や秋口に新卒の採用活動が集中すると激務が続き、満足に休暇が取れないことも珍しくありません。
加えて中途採用への対応や、採用以外の人事業務を抱えているケースもあるため、採用担当者には相当な負担がかかります。
人材不足の深刻化により、人材採用は年々難易度を増しています。
とくに大企業のように実効性のある採用システムが確立していない中小企業やベンチャーは、募集しても応募者が少ない、全く集まらないというケースも。
求人広告や会社説明会などでコストをかけたにもかかわらず、採用目標が達成できなかった場合は、社内や上司の前で肩身が狭いと感じてしまうこともあります。
選考途中での離脱や内定辞退も、採用担当者にとっては悩みの種です。
応募者が減れば新たな募集や面接担当者の調整など、追加業務が発生します。
内定辞退された場合は、また一からのスタートです。
これまでの努力が水の泡となることが、採用担当者のモチベーションを低下させてしまうのです。
入社までこぎつけたにもかかわらず、早期退職されると不満の矛先は採用担当者に向きがちです。
「社風にマッチしない人材をなぜ採用したのか」「しっかりとリサーチしたのか」など周囲から責任を問われることで、採用業務の正解がわからず思い悩んでしまう人も多くいます。
応募者から給与交渉をされたり、特定の勤務地や業務を希望されたりするケースはよくあります。
そうなると経営幹部に給与の増額や配属先について掛け合う必要がありますが、その要望が許可されなければ、今度は応募者に対して説明責任が生じます。
このような調整業務も、採用担当者にとっては大きな負担となります。
採用担当者が悩みを抱える原因は、以下の3点になります。
各原因とその解決策について詳しく解説しましょう。
採用担当者の悩みは、完遂できそうもないタスクが多すぎる点にあります。
その理由として、担当者が少ない、他の業務と兼務しているなどが挙げられます。
採用業務は、過去のやり方を踏襲する傾向が強く、具体的な問題点に気付けないことが少なくありません。
そこで時には、採用ツールや採用代行の活用、外部のコンサルティングを受けるなどして、思い切った方針転換が必要です。
例えば、応募者とのやりとりを手作業で行うのではなく、自動メールに切り替えるだけでも採用担当者の負担は軽減されます。
採用要件が具体的に定まっていないことが原因で、適性人材が見つけられなかったり、採用後のミスマッチが起きたりします。
年齢、キャリア、スキル・資格、人柄など、具体的に定義付けたペルソナを設定します。
定めた枠組みに沿って人材を募集し、面接で吟味を重ねれば、内定辞退や採用後のミスマッチ、早期離職リスクの低減につながります。
採用担当者によっては、そもそも採用業務に向いていない可能性も考えられます。
適性に欠けると業務効率が悪くなるうえ成果が上がりにくいため、本人の負担が増すだけです。
放置すれば本人と会社との関係も悪化し、会社にとってもマイナスでしょう。
採用業務のどの点が苦手かを客観的に分析し、その要素が薄いか全く異なる業務への転換が有効です。
例えば、不特定多数の応募者との意思疎通が苦手であれば、特定の人間関係の中で成り立つ経理や開発などを検討してみましょう。
ただし、これはあくまで最終手段なので、適正がないと判断する前に、上記の解決策もしくは次章で紹介している方法を試してみてください。
採用担当者のつらい状況を解消するには、以下の3つの方法が有効です。
採用管理システム(ATS)を導入すると、募集から採用までの業務を一括管理できます。
こうした機能を活用すれば、「求人案件の管理」「求職者情報の管理」「選考状況の管理」「内定者の管理」という採用フローの4つの領域を適切に管理・運用できます。
その結果、採用担当者の負担を大幅に軽減できるでしょう。
採用担当者以外の現場社員と連携した採用活動も有効です。
具体的には、社員が自分の家族や知人、取引先などに入社を促すリファラル採用があります。
現場社員を巻き込むことで会社の代表であるという自覚が強まり、仕事へのモチベーションがアップしたり、パフォーマンスが向上したりするといったポジティブな効果も期待できます。
採用代行システム(RPO)に採用業務の一部をアウトソーシングする方法もおすすめです。
採用代行システムでは以下のような業務を委託できます。
ただし業務委託の範囲にしたがってコストが上下するので、予算やニーズをよく検討しながら適切な委託基準を見出す必要があります。
慢性的な人手不足により、採用担当者の負担は増す傾向にあります。
これを放置すると採用担当者のストレスが悪化し、会社にとっても大きなマイナスにつながりかねません。
「我が社の採用フローはこういうもの」と決めつけず、採用システムや採用代行システムを活用するなどして採用プロセスを見直したり刷新したりすることが大切です。
採用業務における負の連鎖を断ち切り、適性人材を採用するための改善を検討されてはいかがでしょうか。
画像出典元:Pixabay
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