ECパッケージとは、ECサイト(ネットショップ)を構築するに当たって便利な機能を多彩に備えているショッピングカートのことです。
ECサイトを運営する際に、ECパッケージを用いて自社のサイトをカスタマイズすることで、オリジナリティ溢れるサイトに変身させることができます。
今回はおすすめのECパッケージ9選をご紹介し、それぞれの特徴や料金プラン、メリット・デメリットなどを徹底解説していきます!
このページの目次
ECパッケージとは、ネットショップ(ECサイト)を運営するために必要な設備を構築するためのサービスです。
商品管理や在庫管理機能など、基本的なネットショップを立ち上げる時に必要な機能はもちろんのこと、ネットショップのデザインを自由自在に変えたり、お客様が便利で買い物をしやすいようにカスタマイズ、コールセンターとの接続、外部システムとの連携など、多岐に渡って創作することができます。
「Orange EC」は他のECサイトと差別化を図りたい企業におすすめのECサイト構築パッケージです。
VR(バーチャルリアリティ)コマースなど新しいスタイルのECサイトを構築でき、今まで以上にお客様満足度を高めることができるでしょう。
また、「Orange EC」は英語や中国語でECサイトを表示できるほか、管理画面も多言語に対応しています。
管理画面を英語や中国語で表示できることは、従業員に外国人が多い職場にとっては便利な機能です。
画像出典元:「ECbeing」公式HP
数あるECサイトツールでも業界で一番有名なecbeing。1,200サイト導入で培った充実のパッケージで、最新のトレンドやニーズに合った高い拡張性が特徴です。
他にも最初に導入したパッケージから、最新トレンドやニーズを拡張できる追加機能が充実しているため安心です。
「コマース21」は豊富な経験と圧倒的な技術力が魅力のECサイト構築パッケージ。長期的なサポートで、顧客のニーズや時代にマッチしたオリジナル性の高いECサイトを構築することができます。
また、カスタマイズ機能が充実しており、企業独自の機能も追加しやすいため、よりオリジナル性の高いECサイトを構築できます。
「EC-CUBE」はサイトを作るサーバーにダウンロードするだけでサイトを開設できるシステムです。
豊富なテンプレートで自社のカラーを大事にしたECサイトを作成でき、必要となった機能は後から拡張することが可能です。
無料で利用できます。
制作会社を通す場合は別途料金が必要となり、機能を拡張するためにストアから有料ダウンロードをした場合も別途費用がかかります。
中~大規模のECサイト事業者にぴったりのツールです。拡大を続けるECサイト市場でお客様満足度を向上し続けられる機能が豊富に揃っており、あらゆる施策を可能にします。
今後もECサイトの需要があり続ける業種に向いていると言えるでしょう。
詳しい料金はお問い合わせ下さい。
必要に応じて拡張パッケージもあり、別途料金が発生します。
「CARTSTAR」は運営の効率化と手厚い接客を実現できるECサイト構築サービスです。顧客ごとにサイトページの表示方法が変えられるため、リアルな接客同様、Webサイトでも顧客に合わせた接客を実現できます。
料金設定は豊富に用意されており、どのような規模の企業でも活躍することでしょう。
料金は商品点数によって「初期費用」「月額費用」「ストレージ」が異なります。
5GB以上のストレージを希望する場合には3,500円/月で5GB追加できます。
ECサイト構築サービスはBtoCに対応した機能が多いですが、「Bカート」は企業間取引を表すBtoBに特化したサービスです。最短3日から始められるほか、サイト規模ごとの料金プランが用意されているので様々な企業で活躍するでしょう。
※初期費用:全プラン共通 80,000円(初回のみ)
ebisumartは年間150回以上の機能アップデートとAPI公開が特徴的で、最新の機能を利用したいECサイト運営者にぴったりのクラウドECプラットフォームです。
また、様々なシステムと連携することで、自由度の高いECサイトを構築することが可能です。
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ECパッケージには無償でダウンロードできるオープンソースと、販売会社から有償で買い取る有償パッケージがあります。
オープンソースの場合、費用はかかりませんが、カスタマイズやその後に問題が生じた場合、自社で対応しなければいけません。
一方で、販売会社から買い取る有償パッケージは上で紹介したように、標準機能があらかじめ設定されており、初期費用はかかりますが、自社ですることはカスタマイズだけになります。
また、カスタマイズも販売会社によっては任せることができ、その後の問題発生時のフォローなども適宜行ってくれるため、技術者が社内にいない場合は、有償パッケージを利用した方がいいでしょう。
ECパッケージは多くの機能が内包されており、一番重要な管理画面が見づらく使いにくい場合もあるため、自社で必要な機能がきちんと揃っているか、デモンストレーションで実際に確かめておきましょう。
まず自社で使いたい機能を洗い出し、その後買い取りたいECパッケージがあるかどうか確かめ、かつ使い心地なども確認してから購入することをおすすめします。
ECサイトは時代の変化に伴って、管理の仕方なども変化していくため、一番重要なのは構築後の管理・運用の問題です。
買い取ったシステム会社に適宜変化していく状況への対応能力があるのか見極めましょう。
ECパッケージでは、ECサイトを運営する際に必須である、商品・在庫・顧客管理・注文管理メール配信・分析機能等を豊富に設定できます。
そのため、ECパッケージを用いると、0からECサイトを自分で作り上げる手間を省くことが可能です。
ECパッケージは元々、利用者がカスタマイズをすることで、自らのサイトに色をつけることを前提に作られているため、利用者の要望に沿って必要な機能を自由に追加することができます。
エンジニアがおらず機能を追加したくてもできない、などの悩みがなくなり、ユーザーにとって使いやすいECサイトが構築できるので、満足度が高くなります。
ECパッケージを制作している会社は開発内容を開示していません。
よって、制作会社の開発者しか分からないような仕組みになっており、ウイルス攻撃などのネット攻撃に対する抵抗は相当強いものがあります。
これはどうしても仕方ありませんが、ECパッケージを用いてのECサイト構築には、導入時期に多額の初期費用がかかってしまい、資金力の乏しい会社にとっては痛い出費になっています。
ただ、ユーザーにとって使いづらいサイトを自社で作るよりも、高い費用を出してでも良いサイトを作る方が費用対効果は高いと言えるため、自社に開発できる人材がいない場合は依頼するのが好ましいでしょう。
ネット関係のツールは変化の速度が非常に早く、1年もすれば新しい物が発売され更新されていきます。
そのため、会社規模の変化や時代の変化と共に、システム自体が古くなったらメンテナンスが必要になるため、ECパッケージ会社側との連携が必須になります。
起業ログ編集部おすすめのECパッケージ9選を比較紹介しました。
自社の規模や能力にもよりますが、最適なECパッケージ会社を見つけることがECサイトのクオリティを高めるためには必要です。
ECパッケージは様々な角度から総合的に判断して、自社にとって最適のECパッケージ会社を選択することをおすすめします。