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「費用をかけて広告を打って集客したのに、なかなかコンバージョン率があがらない」
このように悩んでいるWeb担当者も多いのではないでしょうか。
実は、Webサイトに訪れるユーザーの約7割がページ内で離脱しているとされており、サイトの運営では離脱防止対策が不可欠なのです。
サイト離脱防止ツールを導入することで、訪問ユーザーに対して有益な情報をタイミングよく提供でき、離脱防止や購買促進が図れます。
当記事では、サイト離脱防止に有効なおすすめツール9選の紹介と、サイト離脱防止ツールの基礎知識やツールの選び方などを詳しく紹介しています。
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このページの目次
Webサイトの訪問者に対し、適切なタイミングでポップアップ画面などを表示させ、離脱防止につなげるためのツールです。
Webサイトにおける離脱とは、サイトの訪問者が次のページへ進まず、そのページを最後にブラウザを閉じてしまうことをいいます。
また別サイトに移動したり、そのページにいながらも30分以上ノーリアクションで放置したりする状態も離脱です。
とくに商品やサービスを販売するサイトでは、サイトに訪問するもコンバージョンに至らないといったケースが少なくありません。
サイト離脱防止ツールは、訪問ユーザーの離脱を防止するほか、購買意欲を高めるなど、サイトのコンバージョン率の向上に有効です。
サイト離脱防止ツールには種類があり、大きく「ポップアップタイプ」「プッシュ通知タイプ」「EFO(入力フォーム最適化)タイプ」の3つに分けられます。
それぞれの特徴を確認していきましょう。
サイトの訪問者がページから離脱しようとした際、画面上にポップアップを表示させるものです。
Webサイトの閲覧中に、「戻る」や「閉じる」ボタンを押すなど離脱のアクションを起こした際、訪問者にとってメリットとなる情報を画面に表示させます。
たとえば、以下のようなメッセージを表示させることが可能です。
このように訪問者にとって有益な情報を表示させることで、サイトの離脱を防止します。
プッシュ通知は、ユーザーの端末にメッセージを配信するもので、サイトにユーザーを呼び込みたい場合に有効です。
プッシュ通知は、主にキャンペーンや新商品の案内などに使用されますが、カゴ落ち対策としてもよく使われます。
カゴ落ちとは、商品をカートに入れたままの状態でサイトを離れ、購入までに至らなかったことをいいます。
カゴ落ち対策タイプは、商品がカートに残っていることを思い出してもらうため、以下のようなメッセージをEメールやSMSなどを用いて離脱ユーザーに送信します。
メッセージを送信するタイミングは、カゴ落ち直後や数日後など柔軟に設定できるケースがほとんどです。
EFO(Entry Form Optimization)とは「入力フォーム最適化」を意味する略称です。
ユーザーにとって手間のかかる入力フォームを、使いやすく短時間で完了できるように最適化することを指しています。
フォーム入力の項目が多過ぎたりエラーが多発すると、ユーザーはストレスを感じて途中離脱する可能性が高いでしょう。
そこで、EFOツールには以下のような機能が備わっており、ユーザーの離脱を防ぐ一助となっています。
入力フォームまで到達しているユーザーは、おおよそ申し込みや購入などの決断をしている状態です。
入力フォームからの離脱を防ぐことで、コンバージョン率の向上が期待できます。
画像出典元:「Onboarding」公式HP
自社サイトにJavascriptを1行追加するだけで、ポップアップやチュートリアルを簡単に表示させられる、カスタマーサクセス支援ツールです。
ガイドの作成や編集、設定などの操作に専門的な技術知識は必要ありません。
すべてノーコードの直感的な操作で、思い通りのガイドがだれでも簡単に作れます。
表示させるポップアップは、テキストだけでなく画像や動画を埋め込んだ見栄えのする高度なガイドも作成可能です。
ガイドの利用率・ログイン頻度・機能活用状況など、ユーザーそれぞれの情報がグラフ表示によって可視化できるので、後の改善施策にも活用できます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Sprocket」公式HP
コンバージョン率の向上を目的とした運用支援とプラットフォームを提供し、顧客体験の最大化を実現するWeb接客サービスです。
ページの閲覧やクリック、スクロールなど、サイト訪問者の行動データをリアルタイムに取得・分析し、最適なタイミングでポップアップを表示させます。
ポップアップを表示するタイミングも、「ページ半分をスクロールしたとき」や「特定の要素をクリックしたとき」など、柔軟な条件設定が可能です。
Webサイトにタグを入れるだけで簡単に始められるほか、実際の運用を専任のコンサルタントに一任することもできます。
70,000回以上実施したA/Bテストのノウハウと、平均CVR改善率148.3%の高い達成で、他社にはない効果的な運用支援の提供が可能です。
料金体系は、初期費用と月額費用(プラットフォーム利用・サポート・コンサルティング)となっています。
なお、料金についての詳細は、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Flipdesk」公式HP
サイト訪問者の情報を自動で収集し、ユーザーに応じた接客と販促でコンバージョン率を改善させる、Web接客ツールです。
閲覧や購買などのデータをもとに、ユーザーの趣味趣向を的確に把握し、一人ひとりの状況にあわせた最適な接客がおこなえます。
コンテンツ作成もドラッグ&ドロップで直感的に操作できるほか、テンプレートも充実しているので、HTMLやCSSなど専門知識がなくても扱えます。
導入からレポーティングまで支援する充実したサポート体制なので、導入後の運用も安心です。
従業員10名以上、売り上げ5,000万円以上の大企業から中小企業・スタートアップ企業・地方自治体まで、幅広い業種の企業で利用されていますが、なかでも小売業界との親和性はとても高いです。
プラン名 | ライト (20万PVまで) |
スタンダード (80万PVまで) |
初期費用 | 0円 | 50,000円 |
月額利用料 | 8,000円 | 50,000円 |
(税別)
画像出典元:「フォームアシスト」公式HP
入力フォームを最適化し、サイト離脱防止とコンバージョン率の改善をサポートする、国内でもっとも早くサービス化したEFOツールです。
商品購入や会員登録をおこなう際、多くの個人情報を入力するのは負担が大きく、サイト離脱につながる可能性が高まります。
フォームアシストでは、40種類以上のアシスト機能でユーザーの入力をサポートするので、入力にかかる負担を大きく削減することが可能です。
アシスト機能つきの入力フォームは、管理画面から簡単に操作・作成できるよう設計されているので、エンジニアがいなくても問題ありません。
機能の設定方法などで分からないことが出てきても、専任の担当者が丁寧にサポートしてくれるので運用も安心です。
「Form Assist」は月額費用:39,000円~です。
料金の詳細や初期費用については問い合わせが必要です。
詳しくは公式サイトより問い合わせください。
画像出典元:「PUSH ONE」公式HP
Webサイトにプッシュ通知を実装し、効果的なマーケティングを実現する、Web接客ツールです。
PUSH ONEのプッシュ通知は、これまでのメルマガ配信に比べ、およそ10倍のCTR(クリック率)を誇ります。
オーディエンスデータ(DMP)と自動連携した、性別・年代・地域などによる高品質なセグメント配信が可能です。
訪問ユーザーをトラッキングし、離脱しそうなユーザーに対して最適なタイミングでアプローチできるので離脱防止につなげられます。
シンプルで使いやすい管理画面設計なので、はじめて使う人でも操作に戸惑うことなく、スムーズに使えるでしょう。
注目ポイント
WEBプッシュとサイトプッシュでそれぞれ料金体系が異なるため、詳細については、お問い合わせが必要です。
「Revive」は初期費用無料、完全成果報酬型のチャットボットです。
初期設定から運用まですべて委託可能という便利さで、企業側はタグを設置するだけで手軽にチャットボットが導入できます。
新たなデジタルマーケティング施策として、チャット型LPとLINEを活用したリターゲティングを用意。ユーザーとコミュニケーションを取り、CVへと導きます。
CVR改善施策の成果が思うように上がらず、新しい一手を探している企業におすすめのサービスです。
Reviveは初期費用無料で導入できます。
完全成果報酬型のサービスのため、固定費は発生しません。
成果報酬費については、1件のコンバージョンにかかるコストとサイトのPV数によって変動するため、詳しくは問い合わせる必要があります。
またReviveの最低契約期間は、6カ月です。
画像出典元:「SiTest」公式HP
ABテストやヒートマップ解析を利用して、ユーザーの離脱を防止したいと考えている会社にはうってつけです。
操作は簡単なので知識がない方や初心者の方でも使いやすく、レポーティング機能やEFOを利用すればより効率的にWebサイトの改善を実現できます。
ポップアップ機能では、各デバイスに合わせて最適な内容を表示。
離脱率が高いページ位置にユーザーが到達した時やブラウザの戻るボタン操作を押した時に表示させたりなど、任意のタイミングでCV繋がるポップアップを表示させることが可能です。
フリープラン(無料プラン)あり。
また、無料トライアルでは、ドメイン数:2ドメイン/計測可能PV数:30,000PVまで/利用可能ページ無制限で試すことができます。
有料プランの詳細については、問い合わせが必要です。
サービスの概要については、以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
Keenest Popupは、月額900円(税別)から利用できるポップアップツールです。
ノーコードで簡単にポップアップが作成できるため、スピーディーな導入が可能です。
ポップアップの効果検証や最適化は自動化が可能で、運用にかかる労力を大幅に削減できます。
Webページに自社でタグを追加する必要がありますが、設置マニュアルが完備されているため、安心して操作できます。
なお、Keenest Popupは、Webページに自社でタグを追加する必要があるため注意が必要です。
Keenest Popupは、月額900円のMinimumプランから利用できます。
まずはMimimumプランで導入効果の検証を行ってから、自社のニーズに合わせて上位プランへ切替えるという使い方も可能です。
最上位プランのEnterpriseプランは、Keenest Popupによる専任サポートが受けられるため、より高度な運用や、カスタマイズをしたい場合に適しています。
Minimum | Starter | Business | Advanced | Enterprise | |
月額費用 (税別) |
900円 | 4,900円 | 24,000円 | 67,500円 | 50,000円 +要問い合わせ |
月コール上限 | 1,000件 | 5,000件 | 50,000件 | 150,000件 | 要問い合わせ |
ユーザ数上限 | 1名 | 3名 | 10名 | 30名 | 要問い合わせ |
カスタムCV数上限 | 1件 | 5件 | 20件 | 30件 | 要問い合わせ |
専任サポート | なし | なし | なし | なし | あり |
(税表示なし)
AGERUNは完全成果報酬型のCV・LT V 向上に特化したポップアップツールです。
AGERUNには、AGERUN for LINEとAGERUN for EFOの2種類のサービスがあります。
AGERUN for LINEではCVに至った場合のみ料金が発生するシステムを採用しているため、導入しやすいという利点があります。
最大の特徴は、離脱ユーザーに狙いを定めて、LINEの友達登録を誘導するなどリマーケティングを実行できる点です。
またAGERUN for EFOを使うことでLP内でのCV向上に役立ちます。
サイト訪問者の滞在持続効果よりも、どちらかというとユーザー属性に合わせた方法で訴求するため、CV率やLT V の最大化に最適なサービスと言えます。
AGERUNはCV1件あたりの報酬単価を設定して、サービスを提供しています。
チャット形式のエントリーフォーム「AGERUN for EFO」の設置には、初期導入費用がかかります。
各サービスの単価については、直接お問い合わせください。
for Remarketing LINE |
for Remarketing |
AGERUN for EFO | |
初期費用 | 無料 | 無料 | 200,000円 |
CV1件あたりの単価 | 要問合せ | 要問合せ | 200~500円 ※月間獲得CV数 によって 単価見積もり |
(税表示なし)
DMMチャットブーストCVは、完全成果報酬型のLINE用チャットボットです。
初期費用・月額費用が無料なので導入ハードルが低く、多くの企業にとって気軽に試しやすいサービスといえます。
また、専門チームが導入から運営まで徹底的にサポートしてくれるので、リソースを割かずに運用できるのもポイントです。
DMMチャットブーストCVの料金体系は完全成果報酬型です。
導入にかかる費用は一切なく、CV獲得分のみの成果報酬だけを支払います。
したがって成果が出なければ料金が発生せず、導入に対する金銭的リスクが非常に低いのが特徴です。
成果報酬の料金システムについては明記されていないので、詳細を確認したい担当者様は公式サイトからお問い合わせをしてみましょう。
サイト離脱防止ツールを導入すれば効果が実感できるというわけではありません。
導入効果を実感するためには、自社にあったツールを適切に選ぶ必要があります。
以下は、サイト離脱防止ツールを選ぶ際に意識しておきたい3つのポイントです。
それぞれ詳しく解説します。
サイト離脱防止ツールを導入する場合、当然ながら課題や目的にあっているものでなければなりません。
自社サイトにおいて「何が原因で離脱が多くなっているのか」「どのような機能があれば改善できるのか」などを明確にすることが重要です。
ポップアップ表示でCV率を高めたり、フォームを最適化して離脱防止につなげたり、課題や目的によって選ぶツールも変わります。
高性能で多機能なツールだったとしても、実際に使いこなせなければ意味がありません。
とくにポップアップの実装など、JavaScriptやCSS、HTMLといった専門的知識が必要となる場面があります。
ツールを選ぶ際は、ノーコードで専門的知識が不要なことに加え、操作もドラック&ドロップで直感的に扱えるものを選ぶと良いでしょう。
ベンダーによっては、無料トライアルを実施している場合もあるので、導入前に利用してみることをおすすめします。
サイト離脱防止ツールを選ぶ際は、サポートに関しても確認すべきポイントです。
サポートの有無はもちろんのこと、どこまで対応してくれるのかなど、サポートの範囲についてもチェックしておくと良いでしょう。
とくにポップアップでは、ページ内における訪問者の行動を分析しながら、細かくシナリオを設計する必要があります。
操作方法だけでなく、ノウハウを必要とする部分までサポートしてくれると、効果をより高めてくれるでしょう。
サポート体制はベンダーによってさまざまです。
できるだけ手厚く支援してくれるサービスを選ぶようにしましょう。
Webサイトにおける最終的なゴールは、商品の購入やサービスの申し込みといったコンバージョンです。
しかしながら、Webサイトに訪れるユーザーの約7割が、購入や申し込みまでに至らず、ページ内で離脱しているといわれています。
サイト離脱防止ツールは、訪問ユーザーに対して有益な情報を適切なタイミングで提供し、離脱防止や購買促進に有効です。
ぜひ、自社の課題や目的にあったツールを導入し、コンバージョンの向上を目指しましょう。
画像出典元:O-dan