【最新比較】おすすめUIデザインツール10選!機能・特徴・選び方は?

【最新比較】おすすめUIデザインツール10選!機能・特徴・選び方は?

記事更新日: 2024/06/26

執筆: 編集部

UIデザインツールとは、簡単にいうと「アプリやWebサイトに関するUI(ユーザーインターフェイス )の作成に特化したツール」です。

デザインはもちろん、ユーザーにとっての使いやすさも重視したアプリ・Webサイトを制作したいという方にはUIデザインツールがおすすめです。

デザイナーが複数いるチーム体制で編集する場合は、リアルタイムで情報を共有できたり、フィードバックを送信できるツールもあります。また、社外のデザイナーとやり取りする際も連携機能があれば、異なるツール間でもデータの共有がスムーズとなり、非常に便利なツールです。

この記事では、おすすめのUIデザインツール9選と選び方のポイント、機能や特徴、メリット・デメリットを解説していきます。

この記事に登場する専門家

BizteX株式会社 代表取締役

嶋田光敏

Jフォン株式会社、Vodafone株式会社、ソフトバンク株式会社で通信商材を企業向けに提供する法人事業に約14年従事。 法人向け電力小売りPJ、IBM WatsonPJ、法人版Pepper PJなど数多くの事業立ち上げを実施。 2015年BizteXを創業。 「オートメーションテクノロジーで新しいワークスタイルを実現する」をミッションに、国内初のクラウドRPA「BizteX cobit」、複数のシステムを連携しデータ統合/自動化を実現するiPaaS「BizteX Connect」を開発・提供。累計1,000社以上の企業様で培った業務自動化のノウハウ・事例を基盤にDXの推進を実施。 取材実績 「サッカー選手からIT起業家へ。BizteX代表を異例のキャリアに導いたある言葉とは」(20年7月、EGG JAPAN) > 続きを見る

HR tech専門家 株式会社KAKEAI 代表取締役 兼 CEO

本田 英貴

筑波大学卒業後、2002年に株式会社リクルート入社。 商品企画、グループ全体の新規事業開発部門の戦略スタッフなどを経て、株式会社 電通とのJVにおける経営企画室長として奔走。 その後、株式会社リクルートホールディングス人事部マネジャー。 2015年にリクルート退職後、株式会社Emotion Techや株式会社グッドパッチの役員を経て、2018年4月に株式会社KAKEAIを創業。 2019年以降、国内HRtechアワードでグランプリを総なめ。 日本企業で初めて世界のHR techスタートアップ30社に選出、アジア太平洋地域における2020 HRtechサービスTOP10 、アジア最大級のHRアワード銀賞受賞など、海外からも大きな注目を集める。 > 続きを見る

 

UIデザインツールの基本機能

UIデザインツールで使用できる主な機能をご紹介します。

・デザイン機能…動作が軽く、アニメーション作成ができるツールもあります。

・デザイン共有機能…チームメンバーや関係者とデザインを共有可能。複数人で同時編集できる「リアルタイム共同編集機能」もあります。

・コンポーネント/シンボル機能…繰返し使うデザインを管理します。

・プロトタイピング機能…アプリやサイトの操作感や動きを確認できます。

・モバイルプレビュー…作成したデザインをスマホ画面から確認できます。

Illustratorなど従来の画像編集ツールと違い、Webサイトやアプリのデザインに必要な機能だけに絞っているため、動作が軽く使いやすくなっています。

近年ではオンライン上でデザインの編集もできる機能や、検証しやすいプロトタイピング機能などが注目を集めています。

おすすめのUIデザインツール3選

チームでの編集・デザイン統一が簡単!『Figma』

画像出典元:「Figma」公式HP

特徴

Figma(フィグマ)は、チームでのデザイン作成・共有・編集を得意としたUIデザインツールです。

オンライン上でデザイン製作できることを大きな特徴としています。アプリのインストールも不要で、ネット環境さえあればどこからでも操作できることに加え、作成したデザインをURLを送るだけで公開することも可能です。

また、リアルタイム同時編集機能を使ってリモートワーク中でも画面越しの説明がスムーズに行えることや、作業履歴を残せる機能、プロジェクトの進捗状況が管理できる機能など、チーム作業に便利な機能が多数搭載されています。

HR tech専門家 株式会社KAKEAI 代表取締役 兼 CEO

HR tech専門家 本田英貴によるFigmaの総評

筑波大学卒業後、2002年に株式会社リクルート入社。2015年にリクルート退職後、スタートアップ数社の役員を経て、2018年4月に株式会社KAKEAIを創業。日本企業で初めて世界のHR techスタートアップ30社に選出。

ブラウザ上でデザイン業務と仕様確認等を完結させられる

セールスやカスタマーサクセスのメンバーであろうが、UI/UXの認識合わせができるため、部門連携をスムーズにしてくれるツールだと感じます。
また、デザインに関する操作が非常にわかりやすので、弊社では実はデザイナーではなくカスタマーサクセスのメンバーや、私が仮のデザインをすることがあります。
デザインをするユーザーだけが課金対象で月額1,500円程度です。弊社は課金対象は5人なのでの月額7,500円程度です。もちろんUI/UXの確認には全員が使っていますので、安いですね。
 
改善して欲しい点は非デザイナーからすればほとんどないのですが(デザイナーにとっては色々あるかもしれません!)、少し重たくなることくらいですね。ただし、大きなデザインを要する開発案件が常時2,3動いているため、仕方ないといえば仕方ないのかもしれません。
本田英貴がおすすめするITツール5選

機能

・プロトタイプの作成
・リアルタイム共同編集
・プロジェクト管理機能
・モバイルプレビュー

料金プラン

初期費用:0円

Freeプラン:月額 0円
Professionalプラン:月額 12ドル
Organizationプラン:月額 45ドル 

 

Macユーザーならこちらがおすすめ!『Sketch』

画像出典元:「Sketch」公式HP

特徴

使いやすさと人気の高さで選ぶなら、Sketch(スケッチ)がおすすめです。2010年にリリースされて以来、Googleや任天堂など世界中で多くのユーザーを獲得してきています。

デザイン素材やプラグインが多数公開されているほか、メニューバーやツールバーから使いたい機能をひと目で見つけることができます。

「Sketch for Teams」では複数人での表示やメッセージのやりとり、作業履歴の保存ができ、チームメンバーだけでなく関係各所と情報の共有が可能です。

動作環境にはMacOSが必要なので注意して下さい。

機能

・プロトタイピング機能
・プラグイン機能
・シンボル機能
・モバイルプレビュー

料金プラン

初期費用:0円
<個人向け>:99ドル(一括払い)
<チーム向け>:月額 9ドル~または年間 99ドル

 

動画埋め込みなどコンポーネントの自由度が魅力!『Framer』

画像出典元:「Framer」公式HP

特徴

より手の込んだデザインを製作したい方におすすめなのが、Framer(フレーマー)です。

標準コンポーネントの種類が多く、Youtubeなどの動画やアニメーションの埋め込み、Reactを使ったコード作成など、さまざまな手法を使ったプロトタイプの作成に優れています。

利用環境はMacOSのほか、ブラウザ上でUIデザイン制作を行えるWeb版も提供されています。Web版ではマルチプレイヤー編集機能でを行うことができ、Figmaと同じく1つのデザインファイルを複数人が同時に編集することができるようになっています。

機能

・プロトタイピング機能
・シンボル機能
・マルチプレイヤー編集
・モバイルプレビュー

料金プラン

初期費用:0円

Freeプラン:月額 0円
Proプラン:月額 2,240円
Enterpriseプラン:詳細はお問い合わせが必要です。

 

その他のおすすめUIデザインツール

Adobe XD

画像出典元:「Adobe XD」公式HP

特徴

Adobe XDは、無料スターターキットもある、Webデザイン・モバイルアプリなどのデザインやプロトタイプ作成のための機能が充実したUIデザインツールです。

特に、ワイヤーフレームとプロトタイプの作成において評判が高く、コーディングなしでの作成はもちろん、チームメンバーやデベロッパーなどとのシェアも可能です。

当然、他のAdobeツールとの連携にも優れているので、すでにAdobe製品を利用中の企業には特におすすめです。

料金プラン

個人用プラン:月額1,180円~

ビジネス向けプラン:月額1,980円~利用できますが、年間一括払いの場合、少々の割引が受けられます(23,660円/年)。

 

Drama

画像出典元:「Drama」公式HP

特徴

Dramaは無料版もダウンロードしてすぐに試せる、UIデザインの為のアニメーション作成ツールです。

デザイン・プロトタイプ・アニメーションの作成が、このツール一つがあれば完結できます。

Macユーザーで、フィードバックも含めてスピーディーにアニメーションを開発したい方には、是非おすすめしたいです。

料金プラン

年間99ドルと、他のアニメーションツールと比べてもリーズナブルな価格です。

まずは14日間の無料トライアル版でお試し利用がおすすめです。

 

STUDIO

画像出典元:「STUDIO」公式HP

BizteX株式会社 代表取締役

嶋田光敏によるSTUDIOの総評

2015年BizteXを創業。国内初のクラウドRPA「BizteX cobit」、複数のシステムを連携しデータ統合/自動化を実現するiPaaS「BizteX Connect」を開発・提供。累計1,000社以上の企業様で培った業務自動化のノウハウ・事例を基盤にDXの推進を実施。

スピード感があるWebサイト運営を行いたいスタートアップ企業にオススメ

STUDIOはノーコードでWebサイトを作ることができるツールです。
 
弊社ではリクルートサイトをこのツールで作成しました。実際に利用してみて、早く綺麗にサイトを作ることができたと感じています。
 
エンジニアに依頼しなくても、人事担当が自分で編集することができるのが非常に良いと感じています。新たな職種で募集を開始したい、一部の職種の募集を閉じたい、などの日々のニーズに人事担当ベースでスピード感を持って対応できるようになりました。
 
もちろん一からサイトを作るより自由度は下がりますが、スピード感があるWebサイト運営を行いたいスタートアップ企業にオススメです。

嶋田光敏がスタートアップにオススメするローコード・ノーコードサービス4選

特徴

STUDIOは直感的にWebデザインを行うことができ、おしゃれなサイトを簡単に作ることができます。

ホームページ作成アプリケーションを別途購入する必要が無く、サイト作成~公開~運用・保守までをサポート。

無料でここまでのレベルのサイトを作れるサービスは他にはなく、将来性も非常に高いWeb制作サービスです。

料金プラン

FREE:無料
BASIC:月額980円
PRO:月額2,980円

まずは無料プランで運用を始めても、十分に活用できるでしょう。

プロジェクトごとに課金されるシステムです。

 

Photoshop

画像出典元:「Photoshop」公式HP

特徴

Photoshop(フォトショップ)は、簡単な操作でクオリティの高い写真や画像が作り出せるので、アイデアはあるけれど、うまく表現できずに悩んでいるという方にはうってつけです。

7日間の無料体験が利用できるので、機能やツールをひととおり体験してから導入できます。

自社サイトの写真の見栄えを良くしたい、撮影コストをかけずに商品画像をより良くしたい企業におすすめです。

料金プラン

7日間の無料トライアルあり。

コンプリートプラン:年額95,760 円/月額7,980 円
→Photoshopの他、XDやIllustratorなど30以上のアプリや、フォントやクラウドストレージが利用可能。

Photoshopプラン:年額45,360 円/月額3,780 円
→スケッチ&ペイント用にAdobe Frescoも利用できます。

ただし、上記の価格は1ユーザーごとの料金なので、利用人数分のライセンスが必要です。

 

Illustrator

画像出典元:「Illustrator」公式HP

特徴

Illustratorは、Web・ポスター・チラシなど様々な場面で活用できるイラストを、これ1つで作成できる点が魅力です。

クラウド管理で最初から100GBのストレージも付いてくるため、作業場所を問わずすぐにイラスト作成が始められる点も嬉しいポイントです。

図形やロゴ作成に強いのは有名ですが、クオリティそのままに拡大できるのも魅力で、Web上だけでなく実際の広告や展示会でも大活躍のツールです。

料金プラン

コンプリートプラン:月額7.980円
→Illustrator以外にXD、Photoshopなど30以上のアプリやストレージなどのサービスが利用可能です。

サイトの掲載画像だけでなく、Webデザインやアニメーションまで手がけたいとなると、コンプリートプランを利用する方が断然お得でしょう。

ただし、1ユーザーごとの料金ですので、利用人数分のライセンスが必要です。

 

本格的なバナー画像を制作代行するサービス

JOOi

画像出典元:「JOOi」公式HP

特徴

「JOOi」は即戦力かつ優秀なフリーランス・副業デザイナーとマッチ出来るエージェントサービスです。

審査通過率5%難関審査を突破した優秀なデザイナーのみが在籍しており、ビジュアルからUXのデザインをメインに支援。

案件単位での依頼に加えて時給単位でも依頼が可能で、業務量の波に柔軟に対応することが出来ます。

料金プラン

「JOOi」の公式HPには具体的な金額は提示されていませんでした。

しかし案件単位や時間単位など選択するプランに応じた違いはあるのでそちらをご紹介します。

  スポットプラン 月額プラン コンサルティング
支援プラン
初期費用 × × ×
月額費用 × 月額金額設定あり
※契約期間により変動
50,000円~
特徴 案件単位での発注可 定期的に制作したい、
コスパ良く依頼したい
などの際に便利
業務切り出しフォロー
業務フローの整備構築
コア業務の内製化
‧外注⽀援

デザイン顧問
制作ディレクション
要件定義の初期整理

(税抜)
JOOi の資料を無料ダウンロード

 

 

AIR Design

画像出典元:「AIR Design」公式HP

特徴

AIR Design」は、WEBマーケティングに必要なクリエイティブ(LP・バナー・動画)の制作サービスです。

AIによる画像解析や分析ツールを駆使し、成果が出るクリエイティブ(ランディングページ/バナー/動画広告)を高速で制作してくれます。

UIデザインツールを使いこなせる人材の不足や、時間やコストの問題をかかえている企業は少なくないでしょう。

「AIR Design」では、依頼する側は「ヒアリングシート」に記入するのみ

過去のLPデザインの成功事例を仔細に渡り分析し、AIに学習させているため、AIがリクエストに応じた黄金パターンを抽出、それを元にデザイナーがデザインを作成し、納品してくれます。

クリエイティブ制作にとどまらず、運用以外の全てのマーケティング業務まで依頼できます。

サービス開始から2年で、既に上場企業から優良ベンチャー企業まで500社以上の導入実績があります。

 

UIデザインツールの3つの選定ポイント

知名度・利用率が高いツール

UIデザインツールは海外ツールが多く、英語が得意でない人にとってはまず操作方法を習得するのに時間がかかります。

操作マニュアルが書籍化されていたり、実際に使ってみた人の感想や機能の詳細情報がインターネット上で公開されていたりする場合が多いため、知名度・利用率が高いツールを選択しましょう。

今回のおすすめ3選・その他のおすすめツールに掲載したツールは、一般的に知名度・利用率の高いツールです。

チームで編集するのに便利な機能がある

個人利用でなく、複数人のデザイナーがいるチームで編集する際は、同時編集に優れた機能が搭載されているツールがおすすめです。

リアルタイムで編集作業を共有できるものや、コメント・チャット機能など、共同作業を行う際に便利な機能がリリースされています。その他、コンポーネント・プロトタイプの豊富さもチェックしておきましょう。

他ツールとの連携機能がある

他ツールとの連携機能があるものを選ぶと、できることの幅が広がります。他のUIデザインツールからインポートできるだけでなく、自分とは違うツールを使用しているデザイナーとのやりとりがスムーズになるでしょう。

たとえばSketchではGoogleが提供するGalleryというコラボレーションツールと連携でき、デザインの共有やバージョン管理ができるようになります。

UIデザインツールのメリット3つ

UIデザインに特化している

UIデザインツールはUIデザインに特化した機能が搭載されているため、動作が軽くより効率的にデザイン製作を行うことができます。

従来のソフトでは手間のかかった複製や整列、デザイン変更を行う場合でもわずかな操作で作業を終えることができます。

また、同じデザインパーツを何度も繰り返し使える機能や、プロトタイプを作成から操作検証までできる機能などもあり、作業工程を一つのシステムに集約することが可能です。

デザインの共有がしやすい

共有機能があるツールを導入すれば、チームやクライアントなどさまざまな場面でデザインの共有がしやすくなります。

たとえばリモートワークしていもオフィスと自宅でスムーズなやり取りが可能になったり、ツールによってはチームメンバーが同時に作業・編集したりすることも可能です。

一人でデザインしている場合でも、開発パートナーやクライアントとのイメージ共有やフィードバックの受け取りが簡単になります。

低コストで利用できる

便利な機能が多く備わっているUIデザインツールですが、低コストで利用できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

ブラウザ上で利用できるWeb版はもちろん、買い切りのインストール版も従来の製品に比べて安価な価格で提供されています。

無料でデザイン製作が始められるものも多く、初めて導入する場合や既存のツールから乗り換えたい時にも、初期投資を抑えつつ使用感を試せるためツール導入の失敗が少なく済みます。

UIデザインツールのデメリット2つ

言語の問題

海外製のUIデザインツールでは初回時の操作やトラブル発生時に言葉の壁がある点について上述した通りですが、その他にも半角から全角に変換できない場合や縦組みができないといった、日本語ならではの問題があります。

無料トライアルや無料プランを使用している間に、必要な作業ができるかどうか確認しておきましょう。

周りのOS環境に注意

チームで作業している場合、WindowsとMac、どちらかのOSにしか対応していないツールには注意が必要です。

デザインの共同編集やイメージの共有をしたいと思ったとき、相手のPCでは処理できない事態になってしまいます。

どのPCからでも作業可能にさせたい場合は、ブラウザ上で利用できるツールを選択すると良いでしょう。

まとめ

UIデザインツールを利用すると、デザインの作成からプロトタイプの検証まで効率的に作業を進めることができるうえ、チームメンバーや関係各所との情報共有がより簡単に行えます。

今回ご紹介したツールはもちろん、あなたの作業環境に最適なUIデザインツールを見つけ、UIデザイン制作に役立ててくださいね!

画像出典元:O-dan

 

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