会員サイト構築ツールについて

会員サイト構築におすすめのシステム比較6選!無料で作る方法も解説

記事更新日: 2022/10/27

執筆: 木下千恵

O2Oマーケティングや顧客の囲い込み・エンゲージメントに不可欠な「会員サイト」。

会員サイト・会員制サイトの構築には、現運用に応じたカスタマイズができることはもちろん、顧客の個人情報を安心して扱うためにセキュリティは高く、一方で構築コスト・運用コストは低いことが理想です。

この記事では、無料での構築方法も踏まえながら、会員サイト構築ツールを使った構築のポイント、メリット・デメリット、料金をわかりやすく紹介していきます。

会員サイトとは?

会員だけが閲覧できる会員サイト・会員制サイトは、特別な商品やコンテンツの提供、それに伴うコミュニケーションを通じながら、会員との関係性を深め、サービスや企業の”ファン”として育成していくのに役立ちます。

顧客ひとりひとりに応じたO2Oマーケティングとの相性もよく、継続的に収益をうむビジネス基盤への期待もできます。

そのような会員サイトを作るためには、大きく2種類の方法があります。

  • 【無料も含む】CMSを使って構築する
  • 【基本的に有料】専用のツールやサービスを使って構築する


CMSとは何か?や、おすすめのCMSについて知りたい、という方は、こちらの記事を参照ください。

 

無料での会員サイトの構築方法とメリット・デメリット

WordPressやbaserCMSなどのCMSを利用して、ホームページ制作、会員サイト・会員制サイトの構築を無料で行うことができます。

WordPressとは?という方はこちらの記事を参照ください。

 

最近ではWordPressを会員サイトに昇格させるためのプラグインもあり、ある程度の専門知識があれば、格安で構築することができます。

中でもGroupsやSimple Membership Pluginは、プラグイン自体も無料です。

しかし時折プラグインによる何らかの影響でサイトに不具合が生じることもあり、そのような場合には解決のための知識や技術が確実に必要になります。

またセキュリティには注意が必要です。

例えば管理者権限の設定を慎重に行ったり、なりすましや悪意ある攻撃からの対策やサーバ環境の設定などを自分自身で行う必要があります。

さらに一般的なCMSはデザイン性に乏しく、そのまま使うとブランドイメージを損なう場合がありますので、デザインだけは専門業者に依頼する、といった方法もあります。

会員サイト構築ツールでのサイトの構築方法

ASP・クラウド・パッケージとして提供されている、専用のツールを使って会員サイト・会員制サイトを構築する方法です。

  • ゼロから構築する場合
  • 機能が充実した会員制サイトを構築したい場合
  • 安心安全な会員制サイトを構築したい場合

このようなケースでは、短時間で高品質なサイトを構築できる会員制サイト構築専用ツールがおすすめです。

構築の方法は、一般的なCMSで公式HPやブログを構築・運用する場合と大きな差はありません。

プログラム用語を知らなくても、提供された機能や選択肢の中から作成したいイメージにそって選択・設定するだけで、会員制サイトを作ることができます。

会員サイト構築ツールの3つの選定ポイント

1.作成したい会員サイト・会員制サイトの機能要件を満たしているか

現在流通している会員サイト構築ツールの多くは、以下の機能をもっています。

ツールにより基本機能内で利用できるもの、またはオプションとして追加が必要なものもあるため、導入の前によく確認しましょう。

  • 会員登録・編集・削除機能:CMSで作成したフォーム画面の他、管理画面、CSVインポート・エクスポートでの操作も可能
  • 会員ランク別制御機能:コンテンツ出し分け、価格表示出し分けなど
  • メルマガ配信機能:一斉配信、セグメント配信、配信予約など
  • 決済機能:他社決済サービス連携(サービスによって連携先が異なるため、対象決済手段は確認が必要です)


その他に、ツールによって以下のような機能の有無があります。提供したいサービスを網羅できるのか確認が必要です。

  • CRM連携
  • ECサイト連携
  • カート機能
  • ポイント付与・管理機能

 

2.管理画面の操作性は実運用イメージにそっているか

会員サイトを運用するうえで、コンテンツ制作同等に重要なのが、会員の管理です。

このため、会員管理画面の使い勝手の良し悪しはとにかく重要です。

まずは日本語対応(またはスタッフに応じた言語に対応)をしていること。

構築時点でわかるスタッフがいるからと外国語のツールを選ぶことも可能ですが、継続使用していく上で、顧客管理スタッフが馴染んでいる言語への対応は重要です。

操作誤りなどを防ぐ効果もあります。

また、画面上は日本語対応していても、マニュアルやチュートリアルが外国語という場合も教育コストを考慮する必要があります。

しかし海外製ツールであっても、国内企業が完全サポートを請け負っている場合もあるので、海外ルーツだからと諦める前に確認しましょう。

今回ご紹介する「Drupal」は世界規模でシェアされているCMSですが、国内企業により完全サポートされているので安心です。

その他、イメージしている実運用に対応しているかを検討します。特に顧客情報の検索対象項目とそのスピードは確認しておきます。

また、CRMなど他システムとの連携を考えている場合はAPIが公開されているか、CSVファイルでの連携を考えている場合は対象項目のアップロード(またはダウンロード)に対応しているか、も重要です。

3.セキュリティ対策は万全か

顧客情報を取扱う上で、セキュリティ対策も考慮する必要があります。

まずログインID単位でアクセス可能な情報を制限する、管理者権限の設定は必須といえます。

また内部関係者による漏えいなどの防止のためアクセスログを確認できること、外部からの侵入や攻撃を防ぐ脆弱性診断を定期的に行なっているか、もポイントです。

おすすめの会員サイト構築ツール4選

1.強力なページ閲覧制御、アクセス権限指定によりきめ細やかな会員サイトの作成可能!『RCMS』

画像出典元:「RCMS」公式HP

特徴

「RCMS」は、金融機関や商社、メーカー、IT関連など、3,000社を超える幅広い企業での導入実績を持つCMSです。

250を超える標準機能・管理機能が搭載されていて、会員サイトをはじめ、コーポレートサイト、メディアサイト、ECサイト、イントラサイトなど様々なWebサイトを、追加開発することなくデフォルトの機能内で構築することが可能です。

中でも、メンバー管理機能に優れているので、会員サイト構築には向いています。

例えば、①細かな閲覧権限の調整、②強力なページ閲覧制御機能、③細かな単位でのアクセス権限指定の3つの機能は必見。

本人に関連する情報だけを表示させたり、あるグループだけに見せたい情報を他のグループには表示させなかったりというような、顧客ひとりひとりに応じたきめ細かな会員サイトの構築が可能です。

もちろん、会員登録、ログイン・ログアウト、マイページ設定をはじめ、コンテンツ単位での会員/非会員の切り替えからメールマガジン配信まで、会員サイト構築に必要な基本機能も充実しています。

おすすめポイント

  • 14日間の無料トライアルがあるので安心!
  • 細かな閲覧権限とアクセス権限指定、強力なページ閲覧制御が可能!
  • 柔軟性の高いAPIで他システムとの連携可能
  • AmazonEC2の利用でサーバの安定も確保

 

料金プラン

14日間の無料トライアルが試せ、月額料金の中にサーバ費用、サーバ保守費用が含まれているので安心です。

月間PV数・メンバー管理数・メルマガ配信数などにより料金体系が分かれています。

プラン スタンダードプラン 仮想専用サーバプラン オンプレミス提供プラン
初期費用(税込) 44,000円 88,000円 1,595,000円
月額料金(税込) 9,900円/月
(年払いの場合)
49,500円/月
(年払いの場合)
ソフトウェアサポート費(税込) 月額料金に含む 月額料金に含む 275,000円/年

 

2. ノーコード制作で簡単開設出来る決済代行サービス『サブスクペイ』


画像出典元:「サブスクペイ」公式HP

特徴

「サブスクペイ」は、創業から約20年間で12,000社以上の導入実績があり、これまでに培ったノウハウを生かして作られた、業界唯一の完全自動課金システムです。

プログラミング知識の必要なく、ノーコード(ドラッグ&ドロップ)で直感的に申込フォーム・会員ページを制作・開設できるなど、スムーズな導入が可能です申込された顧客の情報は自動的に反映され、複数のテンプレートもあるのですぐに実用化出来ます。

また簡単に自動化処理アプリを作成出来るので、情報の加工・正規化を効率よく実現することも可能。

拡張性の高いダッシュボードでは顧客情報を集約し行動をリアルタイムに可視化し、社内ユーザに対し取得した情報は権限設定・変更をログを残せるので、不正な書き換えを防止し、正確な情報を維持することが出来ます。

 

料金プラン

料金の詳細については、問い合わせが必要です。

サブスクペイは、「クレジットカード決済」「口座振替」「コンビニ決済」の3つの決済サービスを提供しています。

  クレジットカード決済 口座振替 コンビニ決済
初期費用
月額費用
決済手数料
トランザクション
処理料
取消処理料


「クレジットカード決済」では、初期費用、月額費用のほか、取扱商品・販売規模・販売個数による決済金額に応じて、決済手数料がかかります。

トランザクション処理料(加盟店サーバーと決済会社サーバーが行う決済処理1件ごとに発生)や、決済処理を取り消しする場合には取消処理料が必要です。

「口座振替」「コンビニ決済」の場合は、初期費用、月額費用、決済手数料が発生します。

 

 

3.既存のWebサイトから手軽に会員サイトが作成できる!『ログインプラス』

画像出典元:「ログインプラス」公式HP

「ログインプラス」は、既存のWebサイトに会員機能を追加することで、手軽に会員サイトが構築できる、CMS会員サイト構築システム。

新規からのサイト構築も可能です。

管理画面上から会員情報を追加・編集・削除できるほか、エクセルなどで作成された既存の会員リストをCSVで読み込んだり、書き出したりすることが可能です。

また、メールマガジン機能では、一括配信はもちろん、条件指定したセグメント配信や予約配信にも対応できます。

さらに、マイページ上でポイント管理ができ、ポイントサービスや商品交換の受付ページとしても利用の用途が広がります。

その他にも、スマートフォンやタブレットにも対応できるマルチデバイス仕様など、ユーザが使いやすい会員サイトの構築が実現できる機能が充実しています。

おすすめポイント

  • プログラムの知識不要!既存のWEBサイトから会員サイトが構築できる
  • 管理画面上からの会員情報の編集や削除が可能
  • メールマガジンの一括配信、セグメント配信、予約配信が可能

 

料金プラン

プラン ダウンロード版 ログインプラス専用パック
初期費用(税込) 327,800円 66,000円
月額料金(税込)
ライト
49,500円/月
スタンダード
55,000円/月
プレミアム
66,000円
特徴 システム本体を自社サーバーにインストールする仕様。自社で全て構築したい会社におすすめ。 製品ライセンス・サーバー管理・個別サポートを全て含む。

 

4.世界で通用するオープンソース型CMS!無料利用可能!『Drupal』

画像出典元:「Drupal」公式HP

特徴

「Drupal」は、NASAやホワイトハウス、ECなど、世界中の大企業や政府機関で利用されているオープンソース型のCMSです。

WordPressなどのCMSと並び、商用でも非商用でも誰でも無料で利用できるのが大きな魅力です。

とにかく機能が多く、ECサイトから教育機関用サイトまで、幅広いタイプのWebサイトの構築が可能。

特徴として、モジュールをインストールすることで必要な機能を追加していくモジュール型であることがあげられます。

世界中で開発されている30,000以上の拡張モジュールを公式サイトから無料で利用できるので、世界規模で通用するWebサイトの構築が可能です。

会員サイトの作成においては、あらかじめ標準搭載されている会員管理・プロフィール管理・権限管理などの機能を利用することで、会員サイトを作成することができ、この場合モジュールの追加は必要ありません。

おすすめポイント

  • オープンソース型のCMSなので無料で利用できる!
  • 多言語に対応!複数の言語を含むWebサイトでも安心!
  • 「オープンソースCMSアワード」で2年連続優勝!海外で高評価!
  • 日本企業(デジタルサーカス株式会社)による導入から運用までの完全トータルサポートあり

 

料金プラン

商用・非商用を問わず無料での利用が可能。機能として追加する世界に公開された30,000を超えるモジュールも無料で使用できます。

その他のおすすめ会員サイト構築ツール

1. LCK cloud

画像出典元:「LCK Cloud」公式HP

特徴

「LCK Cloud」は、今回ご紹介したシステムの有料プランの中では最安で、使用期限のない無料版も用意された会員サイト構築システムです。

料金は、無料版から月額7,900円のプランまで、サイト会員数やディスク容量、独自ドメインの有無、サーバー速度などを条件に細かく設定されているので、まずは小規模サイトからはじめ、ゆくゆくは大規模サイトに成長させたいという希望も叶います。

無料・有料の複数のオプションが用意されていて、無料オプションでも、コミュニティ掲示板・質問掲示板・問い合わせフォーム機能など、基本的な会員サイトの作成が可能です。

さらに、有料オプションなら、PayPalを利用した決済機能(2,450円/月)・ショッピングカート(700円/月)・個人サポート掲示板(500円/月)・SMS認証オプション(500円/月)・メルマガ配信機能などが利用でき、本格的な会員サイトの構築が可能です。

*上記それぞれの機能に初期費用がかかります。

料金プラン

①無料版

会員数50名まで、初期費用・月額料金ともに、永久無料で利用できます。

②標準プラン
プラン ライト スタンダード ビジネス プレミアム
初期費用(税込) 無料
月額料金(税込) 170円/月 500円/月 1,300円/月 2,600円/月
特徴 会員数100名まで 会員数250名まで 会員数500名まで 会員数無制限


プランが上がるほど、メニュー数とディスク容量が増えます。

この他に、

  • ③独自ドメインプラン(800円/月~):サイトに独自ドメインを割り当て運用できる
  • ④上サーバープラン(2,500円/月~):高速サーバーを利用できる
  • ⑤独自サーバープラン(7,900円/月):独自ドメインと高速サーバー、動画ストリーミング機能を利用できる

などのプランが用意されています。

なお、上記の価格はいずれも税込み表示です。

 

2. スマートコア

画像出典元:「スマートコア」公式HP

特徴

「スマートスコア」は、基本機能とオプション機能を組み合わせ、自社にぴったりのサイトを自由自在に作成できる会員サイト構築システムです。

オプション機能は多数ありますが、2週間の無料トライアルがあるので慎重に選ぶことができ、導入後のイメージも沸きやすいでしょう。

基本機能では、マイページ、会員メッセージ、会員間コミュニティ、会員ログインとアクセス、スマートフォン対応、セキュリティ対策など、会員サイト構築に必須な機能が揃っていて安心です。

オプションでは、ポイント管理や決済機能、掲示板、イベント管理機能などが利用でき、自社に必要な機能をピンポイントで追加することができます。

料金プラン

2週間の無料トライアルがあります。

プラン スタンダード オリジナルドメイン
初期費用(税別) 無料 58,000円
月額料金(税別) 13,250円〜 22,000円〜
特徴 全ての基本機能を利用可能 独自ドメインを利用可能


上記の料金は会員数100名までの最小プランです。

スランダードプランもオリジナルドメインプランも、登録会員数に応じて月額料金が上がっていきます。

会員数4万名までのプランが用意されており、4万名以上の場合は見積もりが必要です。

 

会員サイト構築ツールのメリット2つ

1. SEOに強く、独自性の強いサイトが構築できる

会員サイト構築システムを利用すれば、ある程度メニューやコンテンツの形は決まってくるので、コンテンツ計画がしっかり立てられた、ユーザにとって有益なサイトであると評価されSEO対策につながります。

また、会員サイト構築ツールには、さまざまなタイプの会員サイトに応じた機能が充実しているため、自社に合った機能を選び、自社独自のオリジナルな会員サイトへと成長させていくことが可能です。

2.既存のWebサイトが活かせる

会員サイト構築ツールを利用すれば、すでに運営しているWebサイトに会員機能を追加することで会員サイトを作成することができます。

1からサイトを構築するより手間・時間がかからず、効率的なサイト作成が実現できます。

会員サイト構築ツールのデメリット2つ

1.Webサイト作成初心者にはハードルが高い

たしかに会員サイトに必要な機能は標準機能・オプション機能として備わっている会員サイト構築システムが多いですが、例えば、他システムとの連携時などでは、それなりの知識・技術が必要です。

導入前には必ず社内の従業員が対応できるのかを確認しましょう。

不安な場合は、運用時のサポートまで丁寧に行ってくれるサービスを選ぶと安心です。

2.セキュリティの問題

特にWordPressをはじめとするオープンソース型のCMSはサイバー攻撃の標的になりやすいため、強固なセキュリティ対策を自社で行う必要が出てきます。

不安な場合は、セキュリティ対策も機能として含まれているツールを選ぶようにしましょう。

まとめ

今回ご紹介した会員サイト構築システムを導入すれば、ユーザが使いやすい会員サイトの構築が可能です。

既存のWebサイトから会員サイトへと発展させることもできるので、自社独自のオリジナリティー溢れる会員サイト作成も実現でき、O2Oマーケティングや顧客の囲い込み・エンゲージメントに有効です。

1から会員サイトを構築したい企業も、自社のサイトを発展させたい企業も、会員サイト構築システムに興味があるなら、ぜひ一度今回ご紹介したツールを検討してみることをおすすめします。

画像出典元:O-dan

その他の会員サイト構築ツール

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