「Webサイトを開設したけど検索機能が使いにくい」、「表記ゆれが原因で、ユーザーが求める商品・情報を提供できているか不安」、「おすすめ商品をタイミングよく表示して、売り上げアップを図りたい」という方におすすめなのがサイト内検索エンジンです。
サイト内検索エンジンは、ユーザーの利便性を向上させるために必要なツールでSEOにも大きな影響を与えます。そのため、自社のWebサイトに合ったサイト内検索エンジンを選定する必要があります。
今回は、おすすめのサイト内検索エンジン12選と選定ポイント、メリット・デメリット、無料と有料のサイト内検索エンジンの違いについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
このページの目次
サイト内検索とは、そのWebサイトを訪れたユーザーが求める商品や情報を検索できるシステムのことです。
各種データとの連携や人によって異なる言葉の使い方を考慮した表記ゆれ対応、検索キーワードを入力すると関連したワードを表示してくれるサジェスト機能等、Webサイト内を簡単かつスピーディに検索できる機能がそろっています。
画像出典元:「MARS FINDER」公式HP
導入実績No.1を誇るMARS FINDERは、上場企業を中心に数多くの企業や団体、官庁等で利用されています。
キャプチャ付きのサイト内検索結果により、ページを早く簡単に探すことや、ユーザーのサイト検索のログからユーザーのニーズを把握することも可能です。
また、検索窓のタグを貼るだけなので、簡単に導入でき手間をかけることなく運用できます。
・カスタムエレメント
・インテリ・スニペット
・「解る」検索
・「解る」PDF
詳細はお問い合わせが必要です。
画像出典元:「probo」公式HP
自社ドメインで検索画面表示ができるproboは、手軽に柔軟なカスタマイズができるのが特徴です。
短期間で利用開始でき、自社開発の検索エンジンWiSEでシステムを構築。
日本語や英語だけでなく、中国語や韓国語、フランス語等と多言語対応も可能です。
・高速・確実な検索機能
・検索ログ設計
・おすすめリンク
・絞り込み機能
・横断検索
・検索アシスト辞書機能
・HTML/OGPサムネイル表示機能
初期費用:500,000円~
月額費用:50,000円~
画像出典元:「sui-sei」公式HP
ユーザーの使い心地に重点を置いたストレスフリーな検索体験が実現されているのが、sui-seiです。
顧客が指定する項目に応じて検索結果の表示順序を変更できたり、絞り込み検索の表示・解除の設定やカスタマイズが簡単にできます。
検索のレスポンス速度を速くし、最適な検索結果を出せる「リッチサーチ」と、検索窓への入力の手間を減らし、商品の露出増加が可能となった「リッチサジェスト」の2種類があります。
<リッチサーチ>
・全文検索
・検索キーワード入力誘導/
・サジェスト
・辞書・表記ゆれカバー
・カテゴリ検索/ 絞り込み/
・ファセットカウント表示
・並び変え
・品番/ カラー別切り替え
・多言語対応
<リッチサジェスト基本機能>
・人気キーワードランキング
・サジェスト機能
・利用ログの確認画面
・自動辞書更新
<リッチサーチ>
詳細はお問い合わせが必要です。
<リッチサジェスト>
スタンダード(基本機能のみ、対応商品点数(SKU)~3万点):初期費用60,000円、月額30,000円
プロ(基本機能+デザインのカスタマイズ、サポート対応、外部レコメンド連携、対応商品点数(SKU)上限なし):詳細はお問い合わせが必要です。
画像出典元:「NaviPlusサーチ」
NaviPlusサーチはECサイトの検索ユーザビリティの向上や、マーケティングに力を入れたい会社におすすめです。
効果を最大化させるためのサポートが充実しており、サイト内検索の最適化に注力したい会社は重宝するでしょう。
初期費用:300,000円
月額費用:150,000円~
※サーバへの「月間リクエスト数」「秒間リクエスト数」「登録アイテム数」に応じた従量課金制となります。
画像出典元:「i-search」
i-searchは、WEBサイト内に設置可能なサイト内検索エンジンです。
検索結果ページに遷移先ページのサムネイル画像を表⽰することでより⾒やすくし、検索順位を最適化する機能によって訴求したいページへと誘導します。
また、集計機能など多彩な管理機能も備えているため、サイト品質向上にも役立ちます。
画像出典元:「Advantage Search」
Advantage Searchは自社HPのサイト内検索を運営者の手間をかけずに継続的に改善できます。
AIによる自動最適化機能でユーザーが欲しい情報を1ページ目に表示できるので、自社サイトの「商品が探しにくい、見つからない」で悩んでいる企業にオススメです。
初期費用:300,000円~
月額費用:55,000円~
大規模サイト向けの占有サーバープランもあります。
また、複数サイトへの導入も可能で、アカウントを分けるプランと分けないプランを選べます。
画像出典元:「Accela BizSearch ASP」
アクセラは文字単位+単語単位のハイブリッドな検索方式を採用しています。
また、日本国内の技術者が直接技術サポートを実施しているので安心です。
サイトの更新時にユーザーのニーズに合わせた内容を取り込みたいが調査が難しいと悩んでいる企業におすすめなツールです。
画像出典元:「ZETA SEARCH」
ZETA SEARCHは豊富な機能と高速化が特徴のサイト内検索エンジンです。
豊富な検索機能はサイトの目的に合わせてカスタマイズ可能です。
サイトへの最適化は経験豊富なエンジニアがマーケティングも加味して行うので、業界の実情に合わせた検索機能ができるとともに、データ処理の高速化により、ユーザーの要望にリアルタイムで応えることができます。
画像出典元:「Sagroonga」
月額料金のみで利用できるサイト内検索ツールで、サイト内検索結果0のミスをなくし、ユーザーを確実にコンバージョンに導きたい企業におすすめです。
1年間の利用料が無料になるキャンペーン中です。
日本語の特性に特化した機能と完全自社開発の高機能なクローラーにより、膨大な情報を高速に広範囲にわたり検索可能で、完全オーダーメイドのサイト内検索も実現できます。
現在、サービス提供開始記念キャンペーンの開催中で、利用申込み企業のうち、先着10社まで、1年間の利用料が無料になります。
その他の詳細については、お問い合わせの必要があります。
画像出典元:「goo Search Solution」
快適なECサイト内検索により、売上アップを図る企業におすすめしたいサイト内検索エンジンです。
AIによるユーザー行動ログの解析と運営により、サイト内検索をいつでも最適化します。
また、サイトに蓄積される検索ログからAIにより自動生成される表記ゆれ辞書は、0件ヒットなどサイトの検索ミスを防ぎます。より快適なサイト内検索を実現したい企業にうってつけです。
画像出典元:「 InfoBee」
サイトマップをより手軽に、使いやすいサムネイル式での対応を取り入れたいと考える企業におすすめです。
検索キーワードに合った広告を掲載したいが自社だけでは対応が難しい、と悩んでいる企業にも有効なツールです。
【最大1サイト500ページ以内】初期費用:50,000円/月額費用:12,600円
【最大1サイト3000ページ以内】初期費用:98,000円/月額費用:29,600円
基本プランにオプション機能を加えていく料金体系になっています。
15日間の無料お試し体験もあるので検討もしやすいでしょう。
画像出典元:「Sync Search」
SyncSearchは、サイト内検索を効率的かつ高い満足度での利用をサポートするサービスです。
無料トライアルもあり、操作が簡単で、ユーザーのサイト内での滞在時間や利用度を上げることができます。
関連情報を表示する機能が優れているので、製品情報を分かりやすく掲載したい産業機器や医用機器を扱う企業におすすめです。スマートフォンにも対応しています。
【スタンダード版】月額費用:30,000円~(サイト内検索の基本機能+1種類のテンプレート登録)
【プロフェッショナル版】月額費用:50,000円~(サイト内検索のすべての機能+無制限のテンプレート登録)
導入前には無料トライアルがあります。
初期費用についてはお問い合わせが必要です。
まず始めにサイト内検索エンジンを選ぶ際にチェックしたいのが、検索速度です。
検索速度はユーザーにとって重要なポイントであり、SEOにも大きな影響を与えます。そのため、いかに速く検索が行えるかどうかが大切な項目となります。
よって、導入するサイト内検索エンジンはサーバーへの負荷が軽く、検索スピードが速いものを選択する必要があります。
次のサイト内検索エンジン選定ポイントは、サムネイルとサジェスト機能です。
サムネイルとはページを開かなくても縮小された画像が見られる機能のこと。ユーザーがサイト内で検索した際に、一目で商品や情報の把握ができるよう直感的にわかりやすいサムネイルが表示されるものがおすすめです。
また、キーワード検索を行った際、そのキーワード共に検索される可能性が高いキーワード候補を表示するサジェスト機能があれば、他の商品を購入してもらえる確率が高まります。よって、サジェスト機能も搭載しているサイト内検索エンジンを選択するのが良いでしょう。
3つ目のチェック項目が、検索する際のタイプが「汎用タイプ」か「商品検索タイプ」のどちらかという点です。
サイト内検索エンジンには、キーワードによる検索を行う「汎用タイプ」と、キーワード検索+カテゴリ分類等による絞り込みを行う「商品検索タイプ」があります。
ECサイトでは「商品検索タイプ」、ポータルサイトなどでは「汎用タイプ」が使用されることが一般的ですが、それぞれ長所・短所があるため、自社のWEBサイトの内容に合わせたタイプのサイト内検索エンジンを選択する必要があります。
サイト内検索エンジンには無料と有料のものがあります。
GoogleやYahoo!等が提供している無料で利用できるサイト内検索エンジンは、コストがかからないだけでなくシステムの管理等も不要というメリットがあります。
しかし、サイト内検索エンジンを提供している会社の意向に沿った検索結果の表示や、更新情報の反映のスピードが遅い等といったデメリットがあります。
よって、自社のWebサイト内で適切な検索結果を表示し、迅速に更新情報をサイトに反映させるためには、有料のサイト内検索エンジンの選択をおすすめします。
Webサイトを利用しての商品購入や情報収集は、ユーザー自らが求めるものを見つけ出す必要があります。そのため、どれだけ簡単かつ的確に自分の求めるものを見つけられるかどうかが、Webサイトを通じての商品購入やWebサイトの利用に関わるポイントとなります。
サイト内検索エンジンを設置すると、ユーザーはキーワードを入力するだけで自分が求める商品や関連情報の抽出が簡単にできるため、ユーザーが求めるものを検索しやすくなります。
サイト内検索エンジンの入力欄に打ち込まれるキーワードには、ユーザーが求める商品や関連情報が含まれているため、その履歴などからユーザーの行動を分析できます。
それぞれのツールによって詳細は異なりますが、サイト内検索を行う際に入力されたキーワード等を集計し、顧客データとして分析・管理できるツールもあるため、今後の新規商品の開発に向けたデータの蓄積も可能です。
これらの機能が付随したサイト内検索エンジンを導入することで、自社の今後のビジネス展開にも繋げることができます。
CVR改善のためにはサイトの改善が必要とされており、その中の一つの策としてサイト内検索エンジンの設置があげられます。
サイト内検索エンジンを設置すると、簡単かつスピーディーにWebサイト内の商品や関連情報へたどり着けるようになるため、CVRの向上につながるという大きなメリットがあります。
数多くあるサイト内検索エンジンですが、導入するエンジンによって検索結果が異なる場合があります。
そのようなケースでは、会社側が提供したいものとユーザーが求めているものとの間に溝ができてしまい、適切な検索結果が表示できなくなってしまいます。
ほとんどのサイト内検索エンジンにおいて検索結果による大差はないとされていますが、可能ならば導入前に自社の商品を適切に表示できるサイト内検索エンジンかどうかをチェックしておくと安心です。
有料のサイト内検索エンジンを選択すると月々のコストがかかるというデメリットがあります。しかし、無料で使用するできるサイト内検索エンジンよりも機能が充実しており、何より不要な広告が表示されないというメリットもあります。
あらかじめエンジン導入後の利用形態等について検討を行っておくことをおすすめします。
よりユーザーが使いやすいWebサイトを構築でき、CVRも向上させられるサイト内検索エンジン。
有料のサイト内検索エンジンは機能が充実しており、新たな商品開発やマーケティング施策に関するデータ運用などビジネス展開につながるツールとなっています。
サイト内検索エンジンの導入について検討している方は、ぜひ今回ご紹介したサイト内検索エンジンをチェックしてみてください。
画像出典元:O-dan