近年、多くの企業がSNSマーケティングに力を入れていますが、その成果がわかりづらいとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
SNS分析ツールを使えば、投稿に関する反応のデータや、効果測定、顧客の声の分析など、知りたいデータの分析や運用を、簡単・効率的に行うことができます。
この記事では、SNS分析ツールに詳しい専門家のアドバイスも参考にしながら、おすすめのSNS分析ツール 25選を紹介します。
それぞれのツールの特徴に加え、サービスの選び方やメリット・デメリット、利用する際の注意点を解説していきますので、比較検討する際のご参考にしてください。
株式会社S-FACTORY 代表取締役
井水 朋子
東北大学卒。
インバウンド集客の専門家。
コンテンツマーケティングに特化したウェブディレクター。
上級ウェブ解析士。
2006年から某上場企業でウェブディレクターに。
2011年株式会社エスファクトリーを起業し、顧客に寄り添うウェブマーケティングをワンストップで提供している。
SNSマネージャー養成講座で講師を務める。
> 続きを見る株式会社BESW 代表取締役
田中 千晶
Webプロモーション支援を得意とし、ソーシャルメディア活用、Webサイトディレクションを実施。
企業の根本的な問題点を把握した上での課題解決につながるコンサルティングが高い評価を得て、2012年から全国各地でセミナーを精力的に行う。
早くからソーシャル活用の取り組みを行ってきたことで蓄積されたノウハウ、 Facebook本社やTwitter本社へ毎年出向いて直接仕入れてきている情報も含め、最新のネットプロモーション事情についても発信している。
現在、マーケティング支援の書籍や連載などの出版活動を角川出版社、マイナビ社、技術評論社、翔泳社、インプレス社で行う。
2016年には、株式会社BESWを設立し、企業のブランディングから各SNSに合わせたコンテンツ制作やキャンペーン企画まで、幅広くカバーした研修を様々な企業へ提供。
また、研修だけでなく、Instagram、Twitter、Facebookの投稿管理からアカウント分析、投稿の案だしまで行える管理ツール「SNS PDCAシステム」も提供中。
投稿の数字を見て伸びた、伸びないで終わりにするのではなく、その先のどの要素が良かった、悪かったのかを細かく考察できる投稿の要素分解機能の搭載や、チームで投稿のアイディアを共有できる機能の搭載により、投稿のバリエーションの増加や運用にも役立つツールとなっている。
> 続きを見る
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このページの目次
画像出典元:「Keywordmap forSNS」公式HP
「Keywordmap forSNS」はアカウント分析、ツイート調査、ハッシュタグ分析、フォロワー分析、投稿管理機能、炎上対策、 全てを実現できる、Twitter運用プラットフォームです。
どのようなキーワードに対し、エンゲージメントが集まっているのか分析が可能なので成果が出るツイートのテーマを明らかにすることが可能です。
また、詳細なデータをレポート化し、単なる「結果報告」では無く、フォロワー増加に活用できるデータの分析も可能です。
まさにエンゲージメント率があがらない、フォロワーの増やし方が分からないなどといった悩みを解決に導いてくれるサービスでしょう。
・アカウント分析機能
・フォロワー分析
・インサイトマップ
詳細はお問い合わせが必要です。
Keywordmap fo SNS 含むSNS分析ツールの資料をDL
画像出典元:「Tofu Analytics」公式HP
Tofu AnalyticsはSNSマーケティングの改善を目的とした自動化ツールです。
アカウント分析、キーワード・ハッシュタグ分析、フォロワー分析、インフルエンサー特定、インスタントウィンなどにも対応。
Twitterだけなく、InstagramやFacebook、TikTok、LINE、YouTubeにも対応し、競合分析やAIによる感情分析、炎上対策、共起語分析なども可能です。
「フォロワーが増えない」、「運用を自動化してもっと効率的に効果を測定したい」など、SNS運用に頭を悩ませている企業にとって、課題解決を目指せるツールです。
・AIによるインサイト分析
・拡散に貢献しているインフルエンサーの特定
・競合のSNSアカウントを一括管理
初期費用:無料
月額費用:1万円〜利用可能。
スポットでの依頼もできます!
画像出典元:「SAKIYOMI」公式HP
「SAKIYOMI(サキヨミ)」は企業の公式Instagramを登録アカウントや視聴完了率・離脱率など様々な角度から分析し、より効果的に使える方法をサポートしてくれる Instagramマーケティングツールです。
Instagramを運営してみたものの何となく継続しているだけで、どう効果があるのか、もっと効果的に活用できないのかを検討中の企業に最適です。
・アルゴリズムのよるスコアリング
・タスクリマインダー機能
・バズ分析機能
初期費用:無料
月額費用:10,000円
上記は、SAKIYOMIの基本料金になります。その他コンサルティングや個別レポーティングなどのオプションもあり、利用の際は別途料金が発生します。
2週間の無料トライアル期間も用意されています。
画像出典元:「NETBASE」公式HP
TwitterやFacebook、Instagramの他にAmazonや楽天といったECサイトのデータソースも取得可能なnetbase。
圧倒的な処理スピードを保持しており、長年の自然言語解析の研究により開発された言語解析アリゴリズムは世界でも最高の評価を得ています。
多彩なフィルタリングにより、様々な分析が可能です。
・分析(定量推移、センチメント、投稿者属性、カンバセーション、ストリーム等)
・レポート配信
・アラート
・データ収集
初期費用:¥0、無料お試しあり(1週間)
詳細はお問い合わせが必要です。
国内最大規模のデータを保有しているブームリサーチ。80種類以上もの分析メニューがあり、様々な切り口からデータ分析ができます。
誰でも簡単に扱えるインターフェースで操作性が高く、あらゆる分析結果を共有・報告しやすいよう様々な機能も豊富がそろっています。
・簡単操作
・豊富なデータ
・多彩な分析メニュー
・簡単なレポート共有
ライト | ベーシック | プロ | EP | |
月額費用 | 150,000円 | 190,000円 | 220,000円 | 370,000円 |
初期費用は10万円です。年間契約をすると、月額利用料金が15%割引になります。
画像出典元:「C-mo」公式HP
「C-mo」は、美容室や飲食店などのお店に特化したオールインワンマーケティングツールです。
新規顧客獲得から既存フォローまで、店舗の売り上げに欠かせない施策を一貫してフォローしてくれます。
来店顧客データの分析やSNS対策だけでなく、オウンドメディア立ち上げ・各種広告の自動運用・マーケティングプランの策定などマーケティング知識が必要な内容も、C-moではまとめて運用や最適化を実施できます。
サポートセンターによるバックアップも受けられるため安心して利用できます。
初期費用(税込) | 月額費用(税込) |
55,000円/店舗 | 55,000円/店舗 |
※上記価格は起業ログ独自調査による参考価格です。詳細は以下の資料をダウンロードの上、お問い合わせください。
画像出典元:「U-KOMI」公式HP
「U-KOMI」はショップ運営に有効な多機能をリーズナブルに利用できるUGC活用ツール。
メール内でのレビュー獲得、AIによるレビュー分析、Google連携、Instagram連携などの機能が標準搭載されています。
U-KOMI最大の魅力は、メールから直接レビュー投稿できる点。ユーザーが簡単にレビュー投稿をおこなえることで、レビュー獲得率10%前後までの上昇が期待できます。
LINEからレビュー依頼メールを送ることもできるので、メールをあまり開かない若年層にも有効です。
国内産のツールで、利用企業からは親身なサポート体制が好評。ITスキルに不安のある企業でも安心して導入できるでしょう。
プラン | スタンダードプラン | ビジュアルプラン | エンタープライズ プラン |
初期費用 | お問い合わせ | ||
月額費用 (税込) |
33,000円 | 55,000円 | 66,000円~ |
画像出典元:「Booster」公式HP
「Booster」は、Twitter、Instagram、YouTube、LINE等の主要なSNSに対応しているSNSキャンペーン運用ツールです。
キャンペーンの参加者情報を収集できるため、新規参加者/既存参加者の割合や時間帯別の参加者数、フォロワー数の推移などの把握、グラフィカルな分析が可能。
実施できるキャンペーンの種類も豊富で、応募条件を組み合わせて自由にカスタマイズすることが可能。
応募条件は自動でチェックすることができるため、運用担当者の作業負担を減らすことができます。
導入ハードルが低い点も特徴で、SNS運用に注力したい企業におすすめのサービスです。
4種のプランがあり、使用できる機能に違いがあります。
フリープランもあるため、使用感を試したり、ミニマムスタートも可能です。
フリー | クリエイター | プロ (インスタントウィン対応) |
エンタープライズ (インスタントウィン対応) |
|
月額費用 | 0円 | 2,700円 | 45,000円 | 要問い合わせ |
*14日間の無料期間あり
Booster 含むSNS分析ツールの資料を一括DL
画像出典元:「ASAHIメソッド(SNS運用代行)」公式HP
「ASAHIメソッド(SNS運用代行)」は、担当者が1人でもマーケティングが可能な仕組みを一緒に考えてくれる伴走型のサービスで、専用のSNS分析ツールを用いてデータ分析をおこなってくれます。
ASAHIメソッドでは、SNSや動画でのコンテンツ発信はあくまで手段であり、重要なのは発信する情報の内容としています。
定型的なマニュアルに沿って、一時的に効果を出すだけのようなSNSマーケティングは行いません。
売れるためのコンテンツ企画を打ち立てコンスタントに情報発信する、各企業の状況に合ったメソッドを組み立ててくれます。
ASAHIメソッドの料金は、オンラインで販促課題を提示し、見積を出してもらう形式のため確定していません。
作成した提案書をもとに初めて金額が確定するので、提案内容説明までは「無料」です。
初期費用の有無は不明のため、まずはオンラインにて相談をし、提案書と見積を出してもらいましょう。
SNS支援(Instagram、Twitter) | ||||
コンサル | 製作代行 | アクション代行 | 運用代行 | |
初期費用 (税対応不明) |
不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
月額費用 (税対応不明) |
90,000円 | 220,000円 | 160,000円 | 320,000円 |
※表の金額は依頼の多い金額例であり、目標値によって変動します。
SNS支援(YouTube、TikTok) | |||
コンサル (分析・戦略) |
動画制作 (撮影・編集等) |
運用代行 (コンサル+動画制作) |
|
初期費用 (税対応不明) |
不明 | 不明 | 不明 |
月額費用 (税対応不明) |
<YouTube> 100,000円 <TikTok> 100,000円 |
<YouTube> 200,000円~ <TikTok> 100,000円~ |
<YouTube> 300,000円~500,000円 <TikTok> 200,000円~350,000円 |
画像出典元:「YOTPO」公式HP
YOTPOは、充実した機能が魅力のUGC活用ツールです。
収集できるUGCはInstagramの写真・動画・レビューが中心で、YOTPOの画面上からハッシュタグで検索しワンクリックで許諾申請までできる簡単設計。
また、集めたUGCをサイト掲載する際のカスタマイズ性も高く、複数コンテンツの組み合わせ表示にも対応しています。
無料版があるのも嬉しいポイント。
レビュー収集機能、効果測定機能、SMSの分析機能/ABテスト機能も備わっており、効果的なマーケティング戦略を練りやすいツールです。
無料版があります。
有料版の費用についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「visumo social」公式HP
「visumo social」はInstagramやTwitterと連携できるUGC活用ツールです。
アパレル、コスメ、インテリア、雑貨、食品業界など国内600社を超える企業に導入されており、「Instagram連携UGC活用ツール」としてはシェアNo.1を獲得しています(※)。
#タグ検索によりInstagramやTwitterにある魅力的な写真や動画をらくらくピックアップ可能。
サイトへの掲載はタグを埋め込むだけの簡単操作で、管理画面から関連商品の紐付けや効果検証がおこなえる使いやすいUIが魅力です。
※日本マーケティングリサーチ機構調べ/指定領域における実績調査/調査機関:2021年11月期
▶初期費用:要問い合わせ
▶月額利用料:要問い合わせ
visumo social 含むSNS分析ツールの資料を一括DL
画像出典元:「Pixial」公式HP
「Pixial(ピクシャル)」は、Instagramの投稿画像やハッシュタグを分析し、消費者像を可視化するSNS分析ツールです。
独自のAI画像分析機能やテキストマイニングを活用し、効率的に分析をおこなうことができます。
データ分析や調査をすべておまかせできるプランもあり、ツールを使いこなせるか不安な場合でも安心です。
利用ユーザー数や画像上限数の追加はオプション対応となるため、追加コストが必要な点に注意しましょう。
Pixialの料金プランは、自社で調査をおこなうツールサービスと、調査・分析をすべておまかせできるレポーティングサービスがあります。
ツールサービス ライトプラン |
ツールサービス スタンダードプラン |
レポーティング サービス |
|
月額費用 (税別) |
50,000円 | 400,000円 ※ユーザー数:3 |
500,000円~ 内容に応じて個別相談 |
機能 | ハッシュタグ分析のみ 閲覧・データ保存 |
50,000投稿/月 ※1分析あたりの上限は15,000投稿 |
調査をすべておまかせ |
画像出典元:「AnyTag」
AnyTagはインフルエンサー検索・運用・効果測定が行えるインフルエンサーマーケティング支援ツールです。
アジアを中心とした30万人以上のデータがあり、キャンペーンに適したインフルエンサーの起用が可能なので、SNS分析とインフルエンサーマーケティングを同時におこないたい場合におすすめです。
インフルエンサーキャンペーン実施の際には、プロの専任チームがキャンペーンの戦略設計、キャスティング候補提案、レポーティングをサポート。
自社にマーケティングのノウハウがなくても、効果的な施策を打つことができます。
アカウント運用代行サービスでクリエイティブ制作を依頼した場合、ディレクション料金は10万円~。
モデルのキャスティングやスタジオ手配など、撮影に必要な人員や機材など一式がすべてそろいます。
画像出典元:「Insta Try」公式HP
「Insta Try」は、高性能AIによる効率の良い自動集客が可能です。
的確な分析とSNSマーケティングを活用した運用を得意とし、年間取引は1,500社以上の実績があります。
専門家によるMEO対策も初期費用のみで導入可能なので、低コストで集客力アップが期待できます。
成果が出せずアカウント運用に困っている企業や、毎日運用する時間を確保できない企業におすすめといえます。
契約期間に縛りがある点には注意が必要です。
主なサービス内容に加えて、オプションを組み合わせることも可能です。
LP制作・MEO対策は格安にて応相談、プロカメラマンによる撮影・インフルエンサーの紹介はいずれも50,000円〜となっています。
プロマーケッターによる完全代行もありますが、こちらはお問い合わせが必要です。
最低利用期間は、1年間の自動更新です。
初期費用 | 月額費用 | サービス内容 | オプション | 最低利用期間 |
要問合せ | 35,000円〜 |
・自動いいね |
・LP制作:格安にて応相談 |
1年間の自動更新 |
画像出典元:「BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長」公式HP
キーワード入力だけで簡単に口コミ分析ができるBuzzSpreader Powered by クチコミ@係長。1,000社を超える導入実績があり、幅広いジャンルで使用されています。
柔軟な集計単位と多彩な切り口が可能な分離機能や、誰でも簡単に使用できる操作性が高く評価されているソーシャルリスニングです。
・検索
・全体分析
・詳細分析
・レポート
詳細はお問い合わせが必要です。
画像出典元:「whotwi」公式HP
twitter IDを入れるだけで、誰でも簡単にフォロー・フォロワーの分析ができます。
高速で一括フォロー返しや一括フォロー解除が可能。
わかりやすいダッシュボードで、リム通知・予約投稿・キーワードツイート自動通知などの機能が搭載されています。
無料で利用することができます。
株式会社BESW 代表取締役 田中千晶氏
「whotwi」は、いつも弊社でおすすめしている分析ツールです。Twitterのみにはなりますが、無料で自社、他社アカウント問わずアカウントの分析を行うことができます。1投稿当たりの平均文字数や投稿頻度、投稿時間やよく使用しているワードなど、伸びているアカウントを調査する時や、自社アカウントの分析においても使えるツールです。何より無料で使えるのがうれしいポイントです。
画像出典元:「MASAI」公式HP
「MASAI」は独自の分析機能を備え、自社のKPIに合わせた利用が可能なInstagram分析ツールです。
フォロワー数の推移や時間/曜日別フォロワーのオンライン数などの100以上のデータを活用できます。
海外製に比べて独自の分析機能が豊富で、日本ならではの安心のサポートが受けられるので、分析ツールの扱いに詳しくない人におすすめのツールです。
UI面でもとても扱いやすく、これまで利用した分析ツールで効果が感じられなかった場合にも検討して欲しいツールと言えます。
表の金額は税抜き表記です。
スターター | ベーシック | プロ | |
初期費用 | なし | なし | なし |
月額利用料 | 10,000円 / 月 | 50,000円 / 月 | 100,000円 / 月 |
利用人数 | 1名 | 無制限 | 無制限 |
上の表の通り、運用の目的に合わせて3つのプランを選択できます。
スタータープランは初心者向けで、無料トライアルも利用可能です。
企業に一番人気の高いのが、ベーシックプランです。
画像出典元:「Salesforce Marketing Cloud (Social Studio)」公式HP
Salesforce Marketing Cloudは顧客にあわせてカスタマイズした体験を提供するためのサービスで、Social Studioはその中の1機能です。
導入すればOne to One顧客対応を実現できるため、ソーシャルメディアをさらに有効活用できるようになるでしょう。
画像出典元:「Insight Intelligence Q」公式HP
Insight Intelligence Qはマーケターが選んだ本当に必要な分析機能を多数搭載しているソーシャルリスニングツールです。
初期費用がかからず、利用料金はデータ量に関わらず定額なので、予算をたてやすいでしょう。
初期費用0、月額費用は10万円です。データ容量にかかわらず、定額で利用できます。
2週間の無料お試しが用意されています。
画像出典元:「sprinklr」公式HP
sprinklrは、現在運用している複数SNSチャンネルを統合し、情報を収集・分析することで、顧客によりそったコンテンツを効率的に作成できるようになるツールです。
あわせて社内外の組織連携・情報共有がスムーズになるため、より魅力的なコンテンツを制作・発信する環境が整います。
詳細はお問合せが必要です。デモ版をリクエストできるので、導入前に試してみるとよいでしょう。
画像出典元:「CCI ANALYTICS」公式HP
ユーザーに関する情報、調査結果などの膨大に蓄積されたデータを収集することが先行してしまい、その後活用できていないなら、CCI ANALYTICSがおすすめです。
データ収集からマーケティング、分析まで一貫して業務を請負い、その後の経営・営業戦略に役立てることができるでしょう。
画像出典元:「見える化エンジン」公式HP
BtoC事業を行っていて、世間の評判をいち早く把握し対応したいと考えている企業におすすめです。
ネットからの情報の他にもコールセンター・社内企画・無作為アンケートの調査結果の分析にも対応します。
まとまった初期費用が必要なため、費用対効果が見込めるかを導入時に十分に検討しましょう。
初期費用:600,000円~
基本利用料:150,000円~
画像出典元:「フートスイート」公式HP
ソーシャルキャンペーンを1つのプラットフォームに統合できるツールです。
全てのキャンペーンを共同カレンダーで管理し、チーム全体でキャンペーンのコンテンツ作成に関われるようになります。
カレンダー管理なので効率的な投稿スケジュールを組むことも簡単です。
世界中に1,800万人以上の顧客を抱えている実績充分のツールですが、日本語の公式HPがないので分かりにくいのが難点です。
画像出典元:「Oracle Social Cloud」公式HP
マーケティング担当者がソーシャルメディア全体を分析して、インパクトのあるキャンペーンを実行する手助けをしてくれるツールです。
Twitterとの連携も可能です。
画像出典元:「BuzzFinder」公式HP
Twitter・ブログ・掲示板などの膨大なクチコミを対象とするソーシャルメディア分析ツールです。
指定した条件のツイート量を自動的に監視し、異変を素早くメールでお知らせ。炎上被害を最小限に抑えられます。
毎日、前日のツイート量とその話題をまとめてメールでお知らせしてくれるので、手間なくSNSを活用できるでしょう。
画像出典元:「Zanroo」公式HP
Zanrooはタイに本社をおくSNS分析ツールです。より戦略的なコンテンツに変えていくための手助けをしてくれます。多言語対応可能です。
SNS分析とは、SNSで日々発信される膨大な情報をリアルタイムに収集し分析するマーケティング手法です。従来のマーケティング手法では見えなかった消費者の本音をつかめると注目を集めています。
SNS分析ツールでは、インプレッション数やエンゲージメント率などのSNS上の様々な指標を使って分析でき、投稿作成の手助けや集客につなげることが可能です。
また、予約投稿や時間帯分析・競合企業分析など、効率的なSNS運用に役立つ機能も備えています。
SNS分析ツールは、機能数や活用範囲などが幅広く、多種多様です。
そのため、まずは自社の導入理由を整理し、利用目的に合ったツールを選ぶようにしましょう。
例えば、コンテンツ制作に役立てるために、競合分析を綿密に行いたいのであれば、競合他社分析の機能に特化したツールを選びましょう。
その他にも、とにかく手間がかかるので工数削減したい、分析結果をパッと見たいなど、目的は企業の現在の状態・課題によって異なりますので、それにあわせて必要な機能をチェックしましょう。
株式会社BESW 代表取締役 田中千晶氏
分析ツールはあくまで手段でしかないため、無目的に使用することはお勧めできません。あくまでSNS運用の成果に結びつけるためのツールとして、何に活用したいのかをまず考え、その目的に合ったツールを選ぶべきだと考えています。
また、自社のSNS運用を改善するために必要なデータが取れるかどうかも大切です。自社で定めた重要指数(KPIなど)が算出できるか確認しましょう。
1.と同時並行で重要なのは、分析対象SNSの範囲の明確化です。
広く知られているTwitter・Instagram・Facebookのほか、動画に特化したTikTokやYoutubeなどそれぞれ特徴の異なる多種多様なSNSに対して、各分析ツール毎に得意の分野を持ち、分析できる内容が異なります。
特定のSNSに強い分析ツールを選ぶのか、幅広いSNSを分析対象にできるツールに選ぶのか、選択する必要があります。
また、店舗、サービスごとに、複数のアカウントを並行管理している企業は、一括管理メニューや、一括/個別分析に対応しているツールを選択するとよいでしょう。
株式会社エスファクトリー 代表取締役 井水朋子氏
社内の複数メンバーでSNSを運用する際は、各担当者がログインできるかが要件となるので、ログイン可能ユーザー数もチェックが必要です。
無料ツールから、ハイスペックなものまで、幅広いSNS分析ツールですが、実際に使った担当者・企業の数がどのくらいいるのかも選定ポイントの一つです。
例えば、新出のツールは、最新の視点や機能を搭載している場合もありますが、長期の運用に耐えれるかは未知数ともいえます。
また、複数店舗型なのか、大企業の公式アカウントなのかなど、自社が運用するアカウントと似た企業・業種の導入事例があると、安心して導入しやすいでしょう。
株式会社エスファクトリー 代表取締役 井水朋子氏
メジャーなツールは、安定供給が見込める上、ツールの使い方を知っている人が周りにいる可能性が高く、ノウハウなどを得られやすいなどの恩恵が得られるともいえるでしょう。
SNS分析が必要な理由、それは消費者の反応を見ながらタイミングよく改善していけるSNSの特性を最大限に活かすためです。
企業から一方的に投稿するだけではPR施策やキャンペーン施策にあまり効果が得られず、伸び悩んでいる企業は少なくありません。
SNS分析をした場合、どんな投稿内容が反応がいいのか、企業や商品に対しどのようなイメージを持っているかなど、次のSNS施策にヒントを得ながら運用していくことで集客効果を高めることができます。
また、競合企業のSNSアカウントをモニタリングすることによって様々な対策をとることも可能になります。
特に競合企業の「配信時間と回数」「配信コンテンツの種類(動画・画像・音声など)」などを分析すると、より集客に繋げられるようになります。
SNS分析ツールは、低機能なものから高機能なものまで実に幅広く、SNS分析ツールを導入する側からしたら、選り取り見取りです。
そのため、目的の整理前に、ツールをあれもこれも見てしまうと、「自社が何をしたかったのか」を見失ってしまいます。
まずは、何に困っていて、ツールで何を実現したいかを見極めることからはじめましょう。
株式会社エスファクトリー 代表取締役 井水朋子氏
100社あれば100通りの分析ツール活用法があります。
たとえば、普段パソコンを使わないが簡単に分析レポートを見たいという場合は、機能の充実よりもスマホで完結できることが要件になるでしょう。また逆に、様々なマーケティング活動のデータ統合を積極的に行う会社さんにとっては特定のデータがあることが要件になりますので、自社にあったツール導入をすることが重要です。
企業の公式SNSを立ち上げたからといって、すぐに分析ツールが必要になるとは限りません。
運用初期にツールを導入したところで、母数が足りないため正確な分析も難しく、「何を改善したいか」も見えていない場合が多いからです。
自社のSNS運用が、分析ツールを使うまでの段階に至っているかどうか、時期尚早でないかもしっかり判断しましょう。
株式会社BESW 代表取締役 田中千晶氏
そもそもSNSを分析できる状態まで運用ができていなければ、導入しても意味がないと考えます。戦略→実行→分析→改善の流れでSNS運用を行うことが大事なので、前段階の戦略と実行が十分になされているかを改めて確認しましょう。
また、戦略が定まらないままで運用を進めると、統一感もなく、誰にも刺さらない意味のない投稿ばかりが増えてしまい、最終的なゴールも不明瞭になってしまいます。まずはしっかり戦略を定め、それにあわせたツールを使うようにしましょう。
導入にあたっては、料金システム(月額制・従量制など)、基本料金の他に初期費用などがかかるのかなども確認しておきましょう。
総額の運用費用をみておかないと、結果的にトータルの費用対効果が悪くなることもあるためです。
株式会社BESW 代表取締役 田中千晶氏
SNS分析ツールはあくまで運用のための手段でしかありません。そのため、費用対効果がプラスにならなければ意味がないと考えます。闇雲に有名なものを使うのではなく、しっかり効果の出る、自社に合ったツールを使用しましょう。
SNS分析ツールの中には、完全無料で使えるものも幾つかあります。
また、SNS各社そのものにも「公式の分析機能」が備えられており、各投稿のインプレッション数やエンゲージメント数などの基本的なデータを確認できます。
データの保持期間や取り扱うデータの指標、カスタマイズ機能が限定的なため、少し踏み込んだ分析や自動化をしようとすると不足を感じる方もいるかと思いますが、特性を知った上であれば、有用に使うこともできるでしょう。
株式会社エスファクトリー 代表取締役 井水朋子氏
「Yahoo! リアルタイム検索」は、Twitterのトレンドを調べるのに便利で、直近30日に投稿されたUGCやクチコミを調べられます。言語処理モデルBERTを使用したポジティブ・ネガティブの感情分析も表示されるのが特徴です。直近30日分のデータしかない点は不便ですが、無料でここまでわかるのはありがたいですね。
従来の企業が主導するアンケートでは質問の枠組みを超えることはできません。
しかしSNS分析することによって、よりリアルな消費者の本音をつかめるようになります。
膨大なSNSデータの中から自社のブランド名や特定のキーワードを検索し、実際に使用した感想から話題性まで幅広い視点をリアルタイムに計測できるため、特にキャンペーン施策の効果検証やブランディング施策に対し力を発揮します。
株式会社エスファクトリー 代表取締役 井水朋子氏
SNS分析ツールによって、消費者の本音を探るソーシャルリスニングを効率的に行うことができたり、炎上防止のためのモニタリングや、特定アカウントのモニタリングも行うことができるようになる点もメリットといえるでしょう。
SNS分析ツールを活用することで、効率的なSNS運用が可能になります。
例えば時間帯分析を行って「毎週月曜日に投稿してきたが、週末のほうが多くシェアされている」という状況を知れば、投稿時間を変更してより効率的に運用スタイルを改善していけます。
投稿管理機能を使えば、投稿の事前予約や承認までも管理でき、スムースな運用を手助けしてくれます。
また、競合他社のフォロワーの増減と属性・投稿のタイミング・投稿内容を分析することで、競合の戦略を把握し、自社の改善するべき部分や差別化したい部分を発見できるようにもなります。
株式会社BESW 代表取締役 田中千晶氏
SNS分析ツールを使えば、細かい数値まで確認ができるため、よりコンテンツの改善に繋がります。SNS運用の良し悪しは様々な要因が関係しているため、ツールを使い、いろんな角度から分析できることはメリットだと思います。
SNS分析にかかわるデータはその量や種類が多いため、特に、慣れない分析担当者にとっては、作業に非常に工数がかかります。
しかしながら、SNSの特性上、分析をスピーディに行わないと、改善対策が時期を逸してしまうため、ツールの導入で、時短で分析を完了できることは非常に大きなメリットになります。
また、分析にかける時間と人員数が減れば、運用コストの削減にも繋げることができます。
株式会社BESW 代表取締役 田中千晶氏
投稿のインサイトを毎回目視で確認するとかなり時間がかかります。特に投稿数が増えてきた段階ではツールを使用することで無駄な時間を削減し、代わりに他の運用に時間を割くことができるため、効率よく運用を行えます。
SNS上に日々行き交う情報量は膨大かつ、自由に発せられる言葉は不規則なため、必要な情報のピックアップが難しいところがデメリットです。
キーワード検索の仕方を誤ると、何千件、何万件もの関係のない情報を集めてしまいます。
多くの有料プランでは必要な情報をピックアップできる高度な検索設定が可能なため、自社の求める分析には、どのプランまでの利用が必要かよくチェックしましょう。
SNSではリアルな消費者の反応が分かる一方、アンケート回答のように、企業側が知りたいことへの直接の答えが得られるとは限らない点にも注意しましょう。
SNS分析だけに頼るのでなく、時には、アンケートや満足度の調査などとの併用も活用しましょう。
また、分析結果のダッシュボードを作るだけでは、知りたいことへの答えを出したことにならないので、そこから何がわかるか、何を改善したいのかまで必ず深堀しましょう。
株式会社エスファクトリー 代表取締役 井水朋子氏
データを眺めていると分析した気になってしまう経験はみなさんあるかと思いますが、分析はデータドリブンな意思決定を行うための手段にすぎません。「どんなデータを分析してどんなことを実現したいか」をチームの共通認識にしておくことで、ツール導入やその後の運用がスムーズにいくことでしょう。
本記事ではSNS分析の基本や消費者の本音に近づけるというメリット、運用業務の効率化・強化についてご紹介してきました。
今やSNS分析は、マーケティングにおいて欠かせない部分となってきています。
無料トライアルからさっそく始めてみてはいかがでしょうか?
画像出典元:O-dan
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