インスタグラムのフォロワーを増やすには、戦略的な運用が必要です。
ただコンテンツを発信し続けても、フォロワーを増やすことはできません。
この記事では、フォロワーを増やす具体的な手法や最新アルゴリズム、さらに企業の成功事例まで詳しく解説していきます。
インスタグラムのフォロワーを増やし、事業の拡大を進めていきたい担当者はぜひ参考にしてみてください。
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このページの目次
多くの企業にとって、インスタグラムのフォロワーを増やすことは、マーケティングにおける重要な課題の一つです。
しかし、やみくもに投稿を続けるだけでは、フォロワーの増加には繋がりません。
フォロワーを増やすための本質は、「誰に」「どんな価値を届け」「どのような交流をするのか」、という3つのポイントを明確にし、実行することです。
魅力的なプロフィール作りから質の高いコンテンツ発信、戦略的なコミュニケーションまで、フォロワーが多いアカウントにはいくつかの共通点があります。
人気アカウントに共通するポイントを確認して、フォロワー増加につながる施策を確認していきましょう。
ここからは、インスタグラムのフォロワーを増やす施策をご紹介していきます。
フォロワーを増やすための基本的な方法は以下の9つです。
フォロワーを増やしていく施策で最も大切なのは、ターゲット層を明確にすることです。
ターゲット層が曖昧なままでは、発信するコンテンツの方向性が定まらず、結果として誰にも響かないアカウントになってしまいます。
まず、ターゲット層のペルソナの設定(年齢、性別、ライフスタイル、悩みなど)、ニーズの分析、自社の強みとの接続などを明確にしましょう。
ターゲット層が複数想定される場合は、最も優先度の高い層を軸としつつ、投稿内容により、他の層へもアプローチするのが効果的です。
インスタグラムのプロフィールは、アカウントの第一印象を左右します。
魅力的なコンテンツを発信していても、プロフィールが整っていなければ、サイトの信頼性を得られずに、フォローの機会を逃してしまいます。
信頼性と専門性をアピールしたプロフィールには、以下の内容を含めると良いでしょう。
以下はプロアカウントのみ設定可能
誤字脱字の確認はもちろん、最新の情報を更新し、状況に合わせて改善していきましょう。
プロフィール作成例
参考:「世界のお茶専門店ルピシア」公式Instagramより引用
プロアカウントへ切り替えることで、個人アカウントのままでは利用できない、ビジネス活用に特化した様々な機能を活用することができます。
プロアカウントで使える主な機能
プロアカウントへの切り替えは、簡単に実行できて、費用もかからずに様々な機能が使えるようになるためおすすめです。
フォロワーの増加には、「高品質なコンテンツ」の投稿を断続的に発信する必要があります。
高品質とは、見た目が美しいだけでなく、ターゲットユーザーにとって価値があり、企業のブランドイメージを的確に伝えるコンテンツを指します。
企業アカウントとしての、専門性や信頼性を全面に出し、ユーザーの興味を惹く投稿を定期的に発信していきましょう。
ユーザーは、興味のある情報をハッシュタグ(#の記号の後にキーワードをつけたもの)で検索するため、戦略的なハッシュタグの活用は、フォロワーの増加に有効です。
ハッシュタグを多様するのではなく、ターゲット層を明確にした上で、投稿する写真や動画と関連性の高いハッシュタグを付けましょう。
プロアカウントであれば、「ハッシュタグからのリーチ数」の確認ができます。
効果の高かったハッシュタグを記録、分析して、トレンドを意識した効果的なハッシュタグの活用をしましょう。
エンゲージメントとは、投稿やアカウントに対してユーザーが行うリアクションである、「いいね」「コメント」「保存」「DM」、といった能動的な反応やアクション全般を指します。
エンゲージメントを高める具体的施策
どのような投稿や、施策が効果的だったのかを定期的に分析して、更なるエンゲージメントの向上に繋げましょう。
アカウントの運用を、インスタグラム運用代行会社へ外注することも有効な選択肢です。
特に、リソースが限られている企業や、専門的なノウハウを迅速にとりいれたい場合は役立ちます。
自社に合う代行会社の選定ポイント
戦略立案からコンテンツ作成、投稿、分析まで、代行会社の業務範囲や内容は様々です。
自社に合う代行会社を見つけられれば、インスタグラム運用を大きく前進させる力強い味方となります。
この記事内でも、編集部がおすすめするインスタグラム運用代行もご紹介しています。
▼インスタグラム運用代行会社をもっと詳しく知りたい方はこちらもおすすめ!
インスタグラムのリールは、最大180秒(※2025年6月現在)の短尺動画を作成、共有できる機能です。
リールは、まだアカウントを知らない潜在層へも、コンテンツを届けるチャンスがあり、その高いリーチ力とエンゲージメント効果から、フォロワーの増加には欠かせない施策となっています。
単に再生回数を稼ぐだけの手段としてではなく、企業の目標(ブランドロイヤリティ、認知度向上など)に、どう貢献するのかを念頭において企画しましょう。
インスタグラム単体での運用よりも、他のSNS(X、Facebook、TikTok、YouTubeなど)と連携し、相互にユーザーを誘導する動線を確保することで、効果を高めることが可能です。
それぞれのプラットフォームが持つ特性と、ユーザー層を理解し、戦略的に連携することで、より広範囲なターゲットへのリーチ、認知度向上、最終的に企業成長へと繋がっていきます。
投稿がより多くの人の目に届き、心を動かされる、「効果的なコンテンツ」を発信するためのコツを解説していきます。
効果的なコンテンツとは、ターゲットにとって「価値」があることです。
ターゲットが、「面白い」「役に立った」「もっと知りたい」などと感じるような、情報の提供ができているかが最も重要になります。
誰に、どのような情報を届けたいのかを常に考えて、そのターゲットが何に興味を持ち、どんな時間にインスタグラムを見ているのかを、具体的にイメージする必要があります。
インスタグラムはビジュアルプラットフォームであるため、写真や動画の質がコンテンツの印象を左右します。
明るさ、構図、解像度に加えて、アカウント全体の統一感も重要です。
特に、動画やリールでは「最初の1~3秒」で、ユーザーを引き込めるかがポイントになります。
これらのポイントを意識して、ビジュアルのクオリティを上げていきましょう。
読み手の心を動かすようなキャプションが加われば、ユーザーのアクションを促すことにも繋がります。
冒頭の数行で「読みたい!」などと、ユーザーの興味をそそるようなフックを作ります。
そして、キャプションを加えるときは、以下の決まりを意識して「簡潔に・分かりやすく」を心がけましょう。
ターゲットが思わずアクションを起こしたくなるよう、語りかけるような言葉使いや共感を呼ぶエピソード、役立つ情報などを盛り込むと効果的です。
インスタグラムユーザーの多くは、動画コンテンツの視聴に積極的です。
フォロワーを集めるなら、動画の活用は欠かせません。
インスタグラムで利用できる動画は、以下の種類があります。
例えば、「リールで興味を惹き、ストーリーズで詳しい情報の提供を、さらにライブ配信で直接コミュニケーションを取る」など組み合わせることでより戦略的に活用できます。
フォロワーとのインタラクティブなやり取りが可能であるため、エンゲージメント向上に最適な手法といえます。
フォロワーが増えないアカウントは、プロフィールやコンテンツの質が不十分など、効率的な運用ができていないないケースがほとんどです。
以下のような理由が考えられます。
当てはまる項目があれば、今すぐ対策をたてて、改善していく必要があります。
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2024年4月30日に、公式が最新のアルゴリズムの変更を発表しました。
アルゴリズムの変更は、以下のとおりです。
このたび、インスタグラムはコンテンツのオリジナリティや質を重視する姿勢を強く打ち出しています。
投稿をフォロワーのフィードや「おすすめ」タブに表示させるには、ユーザーファーストの質の高い投稿が必須です。
参考:Helping Creators Find New Audiences|Instagram
インスタグラムのフォロワーを増やし、フォロワーとの良好な関係性(エンゲージメント)を築いていくためには、避けるべき行動や軽視できないポイントがいくつかあります。
フォロワーの購入は、インスタグラムの利用規約に違反する行為です。
なによりも、本質的なアカウントの成長とは全く無関係であり、多くのデメリットを伴う危険な行為です。
フォロワー数が不自然に多いのにも関わらず、エンゲージメントが低いため、他のユーザーから見ると不審に写り、アカウントの信頼性やブランドイメージの低下に繋がります。
また、規約違反として、アルゴリズムからのペナルティを受ける可能性もあります。
時間や手間がかかっても、質の高いコンテンツの投稿の継続や、ユーザーとの誠実なコミュニケーションでアカウントを成長させていくことが、フォロワー増加への近道です。
アルゴリズムとは、どのユーザーへ、どんな投稿をどのような順番で表示するのかを、決定する複雑なシステムです。
最新のアルゴリズムが重視するポイントを理解していないと、的外れな施策に時間や労力を費やし、リーチが伸び悩み、フォロワーを増やす機会を損失してしまいます。
最新のアルゴリズムに関する情報を定期的に確認して、成果に繋げていきましょう。
どのようなコンテンツがフォロワーに響き、どんな施策が効果的だったのかをデータに基づいて把握し、継続的に改善していくプロセス(PDCAサイクル)が、アカウントの成長には必要です。
まず、アカウントをプロアカウントへ切り替えて、「インサイト機能」を活用しましょう。
その分析結果に基づいた、具体的な改善策を実行して結果検証する、というPDCAサイクルの習慣化が、エンゲージメントを高めてアカウントを成長させることができます。
フォロワー数は、アカウントの規模を示す指標ではありますが、同じように重要視されるのは、フォロワーからのエンゲージメント(いいね、コメント、保存、DMなどの反応)です。
エンゲージメントは、発信コンテンツがフォロワーからどのくらい支持や関心を持たれているのかを示すバロメータになります。
また、インスタグラムのアルゴリズムが、投稿の表示順位を決定する上で重視する要素です。
▼インスタ運用をもっと詳しく知りたい方はこちらもおすすめ!
フォロワーを増加させたい企業におすすめのツールをご紹介します。
画像出典元:「リプカ」公式HP
「リプカ(Instagram運用代行)」は、中小企業から大企業まで幅広い業種で300件以上実績を持つInstagram運用代行会社です。
SNS運用歴3年以上のスタッフが、アカウント作成からコンテンツ作成・分析、レポートまで全て運用代行します。
運用プランの中に、成果を出すために必要な施策も含まれており、決められた予算の中で結果を出しやすいため、安心して利用できるでしょう。
Aプラン | Bプラン | Cプラン | |
初期費用 | 250,000円 | ||
月額費用 | 200,000~300,000円 | 350,000円 | 550,000円 |
特徴 | まずアカウント運用から始めたい企業 | 現在運用中だが、さらに伸ばしていきたい企業 | 広告利用などでスピード感のある認知拡大を実行したい企業 |
【税別】
画像出典元:「アルパカSNS」公式HP
「アルパカSNS」は、Instagram・facebook・Xの、3つを同時に運用可能なSNS運用代行会社です。
また、デザイン会社という側面も持っており、SNSからの商品購入を意識した導線作りにも役立つ、クオリティの高い投稿が低価格から実現できます。
ライトプラン | ベーシックプラン | リール動画プラン | |
初期費用 | 50,000円 | ||
月額費用 | 50,000円 | 80,000円 | 65,000円~ |
投稿数/月・内容 | 10日分(フィード+ストーリーズ+ハイライト) | 20日分(フィード+ストーリーズ+ハイライト) | 6日分+2本(リール+フィード+ストーリーズ+ハイライト) |
【税別】
画像出典元:「エアリク」公式HP
「エアリク」は、社員数5名の小規模企業から大企業までの、あらゆる業種に対応可能な、採用に特化したSNS運用代行会社です。
従来の広告中心の採用とは一線を画して、SNSを積極的に活用する若年層にアピールできるため、ターゲットを絞りやすいというメリットがあります。
内製化セミナーなどの開催も行なっており、将来的に内製化を視野に入れている企業にもおすすめです。
月額費用:250,000円〜(年間契約)※毎月の更新回数により変動
詳しい料金内容は、以下の無料をご確認ください。
画像出典元:「プロパティフォース株式会社」公式HP
「株式会社プロパティフォース」は、不動産業界に特化した総合的なWebマーケティング支援を行っています。
Instagram運用はもちろん、ホームページの制作も依頼でき、業界特化の豊富な知見を活かした独自の集客経路の構築が可能です。
ライトプラン | スタンダードプラン | プロプラン | |
初期費用 | 50,000円 | ||
月額費用 | 50,000円 | 200,000円 | 300,000円 |
フィード投稿/月 | 5回 | 8回 | 12回 |
リール投稿/月 | ー | 8回 | 12回 |
ストーリーズ投稿/月 | ー | 8回 | 12回 |
【税別】
画像出典元:「SAKIYOMIチャット」公式HP
SAKIYOMIチャットとは、インスタグラムのDMを自動化できるツールです。
アカウントにDMがあったとき、フィード投稿・リールにコメントがあったときには、チャットボットが最適な返信を行ってくれます。
送信できるDM内容は、テキスト・画像・URL・画像リンクと非常に多彩です。
ストーリーズやインスタライブなどと紐付けて使用することで、コンバージョンに向けたさまざまな導線を設定できます。
DMの返信が大きな負担となっている企業やフォロワーとの接点を生かし切れていない企業には、特におすすめのツールです。
初期費用:要問合せ
月額費用:50,000円(税別)
▼インスタグラム運用代行サービスについてもっと詳しく知りたい方
多くの企業がインスタグラムを活用し、ブランド認知度の向上やファンを獲得、ビジネスの成功につなげています。
ここでは、インスタグラムのフォロワー増加に繋がった、施策や戦略をご紹介します。
「北欧、暮らしの道具店」は、北欧を中心としたインテリア雑貨や、オリジナルブランドのアパレル・化粧品などを販売するECサイト運営企業です。
アカウント全体で、徹底した世界観の統一と高品質なビジュアル、読み応えのあるコラム、スタッフの愛用品の紹介など、単なる商品紹介にとどまらず、雑誌を読むような感覚で楽しめます。
また、コメント返信や、ユーザーからの投稿の紹介、ハッシュタグには多くのユーザー投稿が集結、ECサイトへの自然な誘導を促しています。
結果、フォロワー数は140万人を超えて、エンゲージメントも高水準を維持し続け、ブランド独自の世界観の確立に成功した事例です。
参考 :「北欧、暮らしの道具店」
福岡県にある「三原豆腐店」は、元々1959年創業の豆腐製造所でしたが、現在豆腐料理をメインとしたダイニングバーへと転換しています。
伝統的な「三原豆腐店」という屋号と、提供される料理、洗練された空間とのギャップや、店の歴史やこだわりをストーリーで発信して話題を集めました。
また、写真を撮りたくなるメニューの品々を、来店したユーザーが投稿して自然な拡散に繋がり、予約の困難な人気店になっています。
飲食店で多い、空間体験や話題性を戦略的に提供し、ユーザーの自発的な発信を促して成功につながる代表的な成功事例です。
参考:「三原豆腐店」
インスタグラム運用について調べていると、「どういう意味だろう?」という言葉に出会うかもしれません。
ここでは、よくある質問と回答をご紹介します。
シャドウバンとは、運営側の予告なしでアカウントが制限されることです。
インスタグラムはシャドウバンについて公式的な発表を行っておらず、具体的な言及もありません。
「制限を受けているかは表面上では分からない」「公式に認められていないペナルティである」などの理由から、「シャドウ(影)」「バン(禁止・追放)」とよばれています。
主な原因は、「禁止ハッシュタグの使用」「自動化ツールの使用」「短期間での過剰なアクション」といった、インスタグラムでの利用規約に違反する行為だと考えられます。
なおシャドウバンを受けると、投稿がハッシュタグ検索に上がらなくなり、閲覧数の低下やエンゲージメント率の低下が避けられません。
そのまま運用を続けると、アカウント凍結に至ることもあり、疑わしい場合は、原因となる行為の中止、健全な運用を続ける必要があります。
インスタグラムの違反報告とは、規約に違反しているアカウントを運営に報告することです。
投稿、コメント、ダイレクトメッセージについて不適切な内容・行為があった場合は、ユーザーが「報告する」をタップすることで運営に通知できます。
違反報告されるケースが多いのは、著作権侵害や迷惑行為(スパム)、直接的な嫌がらせ行為です。
これは、プラットフォームの安全性を保つための仕組みで、報告された内容をインスタグラム運営で審査し、違反が確認されると、コンテンツの削除やアカウントへの措置が取られます。
運営による事実確認の結果「問題なし」と判断されれば、そのままアカウント運用を実施できます。
インスタグラムのおもな禁止行為は、以下のとおりです。
企業アカウントで行うごく一般的な投稿が、インスタグラムの禁止行為に当たる可能性は極めてまれです。
ただし、気軽に行った投稿が誰かを傷つけることとなるかもしれません。
企業アカウントを運営するからには、運営ルールを盛り込んだ企画書を策定し、不適切な投稿が発生するリスクを抑えましょう。
インスタグラムのフォロワーを増やすための多くの施策をご紹介しましたが、大切なことは、「フォロワーにとって価値のある情報の提供と良好な関係性の構築」です。
なぜフォロワーが増えないのか原因を検証し、ターゲットへの良質なコンテンツの配信と誠実な対応の継続こそが、アルゴリズムの評価を高め、フォロワー増加に繋がります。
まずは、運用アカウントを見直し、今日から始められる改善をしていきましょう。
また、インスタグラムはアルゴリズムの変更が頻繁に行われており、施策の有効性はタイミングによって変化します。
自社でのリソース不足の場合は、インスタグラム運用のプロである、インスタグラム運用代行サービスへ外注することも、フォロワー増加への近道になります。
画像出典元:O-DAN