国内のアクティブユーザー数が最も多いとされているLINEは、注目のマーケティング市場です。
日常的に利用しているユーザーが多いため、うまく運用できれば顧客認知度アップや満足度向上が期待できます。
今回はLINE運用代行サービスを導入するメリットや比較ポイント、費用相場について解説します。
編集部おすすめのLINE運用代行サービスも13社ピックアップしましたので、比較導入の際はぜひ参考にしてみてください。
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このページの目次
LINE運用代行とは、LINEの企業公式アカウントの開設から配信コンテンツの効果測定、改善案の提案までLINE運用に関わる業務を代行してくれるサービスです。
LINE運用代行には大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
LINE運用代行 | 自社アカウント設定から、効果測定までLINE運用に関わる業務全般をサポートしてもらえる |
LINE運用サポートツール | アンケート配信や効果測定、顧客管理など、一部の業務をサポートしてもらえる |
これからLINE運用を始めたいなら、すべての業務をお任せできるLINE完全運用代行サービスの利用がおすすめです。
すでに自社アカウントを運用している場合も、運用戦略の立て直しから依頼できるサービスがおすすめですが、一部業務の自動化のみならツールを利用するのもよいでしょう。
代行依頼する業務内容によっても異なりますが、LINE運用代行サービスの費用相場は月額3〜10万円程度かかるサービスが多めです。
依頼する企業によっては月50万円以上の高額になるケースもありますが、その分お任せできる業務内容も増えます。
個人事業主や規模の小さい企業であれば、代行依頼する業務量も少ないので、低コストで依頼できるケースが多いでしょう。
一般的にLINE運用代行にかかる費用は「広告費」「運用手数料」「初期設定費用」の3つで構成され、価格は企業規模によって異なります。
配信を多めに実施する場合は広告費用が高くなりがちのため、予算に合わせて依頼する代行サービスを選ぶのがおすすめです。
画像出典元:「Sales LINE」公式HP
「Sales LINE(株式会社Number2)」は、LINE公式アカウントを活用したBtoBマーケティングサービスです。
CRMツールとの併用で、顧客とのコミュニケーション強化、顧客情報の管理・分析、効果的なマーケティング施策の実行を支援します。
また、支援体制は戦略設計から運用・分析までワンストップ支援を提供しています。
評価の高いポイント3つ★★★
Sales LINE(株式会社Number2)の料金体系は、LINE構築費+LINE運用費です。
オプションサービスとして、勝ちパターンテンプレートを使用したショート動画作成にも対応しています。
今ある静止画・バナー・動画素材から最短3営業日で作成可能なため、いち早く導入効果を実感したい企業にはおすすめです。
【LINE構築費】
Light プラン | Standard プラン | Premium プラン | |
初期費用 | 要問合せ | ||
利用料 | 298,000円 | 398,000円 | 598,000円 |
【LINE運用費】
Advice プラン |
Consulting プラン |
Operations プラン |
Agency プラン |
Multi プラン |
|
初期費用 | 要問合せ | ||||
月額利用料 | 10,000円 | 98,000円 | 198,000円 | 298,000円 | 398,000円 |
【動画パッケージプラン】
Light プラン | Standard プラン | Premium プラン | |
初期費用 | 要問合せ | ||
利用料 | 26,000円/本 | 22,000円/月 | 要問合せ |
作成本数 | 動画クリエイティブ:5本 | 動画クリエイティブ:10本 | 要問合せ |
(税表示なし)
画像出典元:「株式会社エルマーケ」公式HP
「株式会社エルマーケ」は、LINEアカウントの初期設定から、運用後のコンサルティングまで一気通貫サポートが魅力のLINE運用代行サービスです。
LINEを軸にしたマーケティングノウハウを持っているため、ECサイトなど別プラットフォームにも活かせる運用代行サポートをしてもらえます。
単なるコンテンツ制作ではなく、リピート顧客の創出をメインに考えられたシナリオ設定が得意なLINE運用代行サービスです。
評価の高いポイント3つ★★★
初期費用:30万円〜
月額費用:要問合せ
オプション:シナリオ構築オプション:60万円〜
画像出典元:「株式会社メンバーズ」公式HP
「メンバーズ」は、独自の研究体制を構築し、最新のLINE運用事例などを生かした運用代行が得意なLINE運用代行サービスです。
LINE公式アカウントの運用とともに、LINE広告の運用サポートも受けられるため、顧客認知度をアップさせたい企業はぜひ利用したいサービスでしょう。
SNS運用のプロがLINEならではのコンテンツ制作をしつつ、自社ニーズにあったLINE運用をサポートしてもらえます。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細についてはお問い合わせください。
画像出典元:「株式会社RIVASOL」公式HP
「株式会社RIVASOL」は、業種やサービス、商品に適した運用パッケージを展開しているLINE運用代行サービスです。
LINEの運用結果をレポーティングしてくれるため、自社の運用課題が明確化され、今後の運用精度の向上も期待できます。
自社の商材に適したLINEマーケティングツールを活用して運用してもらえるのも特徴です。
評価の高いポイント3つ★★★
基本プラン(参考価格) | |
初期費用 | 130万円 |
月額費用 | 20万円 |
(税抜)
※別途マーケティングツール利用料金がかかります。
画像出典元:「株式会社コムニコ」公式HP
「株式会社コムニコ」は、アカウントの初期構築、戦略立案から運用代行まで、すべてのLINE運用業務を任せられるLINE運用代行サービスです。
過去の実績ではLINE独自のコンテンツを配信してファン化を目指し、X(Twitter)など、ほかのSNSを横断した運用サポートが成功しています。
SNS運用のプロとしてさまざまな運用代行を行っていて、LINE以外の運用サポートも同時に依頼可能です。
評価の高いポイント3つ★★★
*2023年3月時点
投稿コンテンツ企画:10万円/月〜
月次レポート及び定例会:20万円/月〜
アカウント運用代行:50万円/月〜
画像出典元:「クウゼン」公式HP
「クウゼン」は、LINEヤフー社のLINEテクノロジーパートナーに認定されているLINE運用代行サービスです。
会員情報や行動履歴に応じてセグメント設計を行うため、より細かいターゲティングができます。
拡張ツールとしてAIチャットボットサービスも提供されていて、顧客とのコミュニケーションが取りやすく、状況判断も素早くできるでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細についてはお問い合わせください。
Kuzen-LINE含むLINE運用代行会社の資料をダウンロード
画像出典元:「株式会社シェアコト」公式HP
「株式会社シェアコト」は友だち獲得キャンペーンを実施して、積極的なファン増加をサポートしてくれるLINE運用代行サービスです。
ユーザーの反応を確認しながら、効果の高い画像やコンテンツ制作をサポートしてくれるため、効率的なLINE運用が期待できます。
業種別に年間運用プランも用意されているため、継続的なアカウント運用を検討している企業におすすめです。
評価の高いポイント3つ★★★
プランA | |
初期費用 | 20万〜40万円 |
月額費用 | 30万〜50万円 |
代行内容 |
|
(税抜)
画像出典元:「MicoCloud」公式HP
「MicoCloud」は、CVR改善300%、CTR改善250%、ROI達成770%と高い成果をあげているLINE運用代行サービスです。
LINE登録経路の分析やセグメント配信、見込み顧客の拡大など、高度なLINE運用機能が搭載されています。
LINEヤフー社のパートナーにも認定されている安心のサービスです。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細についてはお問い合わせください。
画像出典元:「LOYCUS」公式HP
「 LOYCUS」は、「友だち」とのエンゲージメント向上が得意なLINE運用代行サービスです。
LINEマーケティングツールを活用して、顧客のデータベース化や配信・分析の自動化、詳細なセグメント配信ができます。
豊富な絞り込み機能が特徴で、今日が誕生日のユーザー、ポイント有効期限切れの近いユーザーなど、漏れなくアプローチできるでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
初期費用:10万円(税抜)
月額費用:要問合せ
画像出典元:「matomaru」公式HP
「matomaru」は、LINE・アプリ・メールの一元管理ができるDMPツール*です。(*データ・マネジメント・プラットフォーム)
LINE連携を行うと、メッセージ配信や会員証、クーポンの表示など、便利な機能が利用できます。
登録ユーザー数やアンケート集計などの分析機能も搭載されているため、matomaru一つで、複数ツールの分析が可能となり、業務効率化も実現するでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
初期費用:10万円〜
月額費用:2万円〜
(税抜)
matomaru含むLINE運用代行会社の資料をダウンロード
画像出典元:「assist」公式HP
「assist」は、初期費用が不要の低コストLINE運用代行サービスです。
プロフィール設定やクーポン画像の作成など一部LINE運用業務を自社で行えば、月額2,980円から利用できます。
すべてのLINE運用業務を依頼するフルサポートコースでも月額19,800円から利用できるため、コストをかけずにLINE運用を取り入れたい企業におすすめです。
評価の高いポイント3つ★★★
ベーシックプラン | ライトプラン | プレミアムプラン | |
初期費用 | 0円 | ||
月額費用 | 2,980円 | 11,800円 | 24,800円 |
配信通数 | 200通 | 5,000通 | 15,000通 |
友だち上限 | 300人 | 5,000人 | 20,000人 |
(税表記なし)
ベーシックプラン | ライトプラン | プレミアムプラン | |
初期費用 | 0円 | ||
月額費用 | 19,800円 | 31,800円 | 44,800円 |
配信通数 | 200通 | 5,000通 | 15,000通 |
友だち上限 | 300人 | 5,000人 | 20,000人 |
(税表記なし)
画像出典元:「株式会社ブラーヴォ」公式HP
「株式会社ブラーヴォ」は効果的なLINEコンテンツ制作を得意とし、高いプロモーション効果が期待できるLINE運用代行サービスです。
オリジナルクリエイティブ作成から配信後の効果検証まで実施されるため、顧客認知度の向上が期待できます。
Web運用サービスと同時契約すると、LINE代行サービスの月額利用料が50%割引されるので、Webマーケティングに力を入れたい企業にぴったりでしょう。
評価の高いポイント3つ★★★
サポートプラン | スタートプラン | ベーシックプラン | プロプラン | |
月額費用 | 5,000円 | 150,000円 | 250,000円 | 380,000円〜 |
業務内容 |
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(税抜)
※別途公式LINEプランに加入する必要があります。
※最低契約期間は半年です。
画像出典元:「株式会社総合オリコミ社」公式HP
「株式会社 総合オリコミ社」は、スーパーやドラッグストアなど、小売・チェーン店に特化したLINE運用代行サービスです。
40年以上に渡り、小売業に特化してサポートしてきた実績があり、業界や顧客の特性を熟知。
LINE公式アカウントの開設からデータ分析、配信サポートまで幅広い運用業務を依頼できます。
LINE公式アカウントと連動した販促物の作成も依頼できるため、アカウント開設キャンペーンを実施したい小売店におすすめです。
評価の高いポイント3つ★★★
詳細についてはお問い合わせください。
LINE運用代行サービスは導入すると、ユーザー認知度や満足度の向上など、さまざまなメリットがあります。
ここでLINE運用代行サービスを導入するメリットを3つご紹介します。
LINE運用のプロが行うLINE運用代行サービスは、社内で運用するよりも高い効果が得やすいです。
LINE運用は比較的新しいマーケティング手法ですが、すでに運用実績のあるプロであれば運用効果も早く感じられるでしょう。
トレンドに即した運用方法や、ノウハウなど、これまでの運用実績を活かして、効果的にLINEアカウントを運用してもらえます。
LINE運用にかかる業務を委託することで、本来の自社業務に集中して取り組めます。
LINE運用のノウハウがない場合、コンテンツ制作や配信管理、結果の分析など、運用業務に時間をとられがちです。
LINE運用代行サービスに代行依頼をすれば、運用に関わる業務を一任できるため、コア業務に専念できるでしょう。
運用戦略の立案から代行依頼できるLINE運用代行サービスであれば、LINE運用の手間を大幅に削減しつつ、顧客満足度アップまで期待できます。
LINEは利用者が多く、不適切なコンテンツを配信してしまうと多くのユーザーに不信感を持たれてしまいます。
十分に気をつけているつもりでも、意図せず炎上してしまう可能性もあり、配信内容やユーザーとのやりとりには細心の注意が必要です。
LINE運用代行サービスなら、これまでの運用実績や炎上した事例から配信内容に炎上リスクがあるか、不適切でないか判断してもらえます。
炎上しそうになっても相談先があり、適切な対処をアドバイスしてもらえるので、落ち着いて対応にあたれるでしょう。
自社に適したLINE運用代行サービスを選ぶためには、次の3つの比較ポイントをチェックしてみてください。
LINE運用代行サービスを比較するうえで、まず確認しておきたいのが自社の業界でLINE運用代行を行った実績があるかどうかです。
同業界での運用実績があれば、ターゲットへの的確なアプローチや、効果的な運用方法が期待できます。
特に専門性の高い業種は、LINE運用実績があるかで成果も大きく異なるので、運用実績の業種もしっかり確認しておきましょう。
依頼するLINE運用代行サービスによって、サービス内容と費用は大きく異なります。
豊富な機能、サービスであれば費用も割高になりがちですが、割安な運用代行サービスでも十分なサービス内容であるケースもあります。
LINE運用代行サービスを比較する際は、費用だけでなくサービス内容にも注目してみましょう。
LINE運用代行サービスを導入する目的によって適している機能は異なるため、自社のニーズにあう機能が備わっているか確認しておきましょう。
顧客認知を広めたいのであれば、クーポン配布などのキャンペーン実施や、オリジナルのコンテンツ配信がおすすめです。
来店前のリマインドや来店後のフォロー、LINE上で来店予約ができると、顧客満足度の向上が期待できます。
自社が理想とする運用に必要な機能を考えておくと、スムーズにLINE運用代行サービスが選べるでしょう。
LINE運用代行サービスは、代行可能な業務や費用がそれぞれ異なるため、各社の強みを知り、自社にあったサービスを選ぶのが必要です。
社内でのLINE運用リソースがない場合は、LINE運用実績の豊富な代行サービスを選ぶとよいでしょう。
LINE運用代行サービスを比較する際は、自社の予算や依頼したい業務内容を確認したうえで、導入を検討してみてください。
画像出典元:写真AC