TOP > SaaS > マーケティング > SNSマーケティング > SNS管理ツール
TOP > SaaS > マーケティング > SNSマーケティング > SNS管理ツール
Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeなどSNSを利用した情報発信が主流となっている現在、「複数のSNSに投稿する手間がかかる」「ユーザー・競合分析をもっと楽にしたい」と感じている担当者は多いのではないでしょうか?
SNS管理ツールを利用すると、複数のSNSアカウント横断で自動投稿が可能になる、ユーザーからの反応を見やすくデータ化することができる、といったメリットがあり、SNS管理の運用を効率化できます。
また、広告効果やコンバージョン率、競合他社の分析まで可能なので、競合に勝つためのマーケティング施策にも役立つ非常に便利なツールです。
この記事では、使いやすさとコスパの良さを基準に厳選した編集部おすすめのSNS管理ツール13選と、選び方のポイント、メリット・デメリットを解説していきます。
おすすめサービスの比較を無料で!
このページの目次
SNS管理ツールには、主に投稿管理機能・分析機能・管理者機能などが備わっていて、複数のSNSアカウントへの投稿作業や一括管理、また、アクセス状況や運用状況などの分析が行えます。
主な機能 | 概要 | ここが便利! |
投稿機能 | 複数SNSアカウントへの予約投稿や、一括投稿ができる |
|
ユーザーコメント管理機能 | 複数SNSアカウントからのユーザの反応を一括集約できる |
|
分析機能 | アカウントへのアクセス状況や、ユーザーの行動分析が行える |
|
管理者権限機能 | メンバーの役割を明確化できる | 複数メンバーでの運用をスムーズに(漏れなくダブりなく)行うことができる |
SNS管理ツールは、ツールによって機能の種類に差があります。
投稿予約機能が充実しているツールがおすすめです。
今回ご紹介する「HootSuite」では、最適な投稿スケジュールを自動で設定してくれるので、スケジュールのプランニングに自信がない場合に有効です。
また、予約投稿において停止機能も重要です。
平常時なら問題ないコンテンツでも、災害発生時には不適切として炎上することも。企業イメージを毀損しないよう、停止機能も必ず確認しましょう。
自社で行いたい分析内容を満たすかどうか確認しましょう。
どのSNS管理ツールにも、アカウント分析、ユーザーのアクション分析、口コミ分析、広告効果分析、競合の分析などの機能がありますが、ツールごとに指標やレポート形式は様々です。
自社の課題解決に必要な項目を事前に明確にしてから、ツールの選定に入りましょう。
チームや外部への部分委託でSNSを運用している企業には、管理者機能が充実しているツールが有効です。
編集者/管理者といった権限を分けられると、投稿内容の制作を外注し、社内で管理者権限を持ち公開、ということをツール内で完結できます。
今回ご紹介する「コムニコ マーケティングスイート」では、1〜3段階で承認フローを設定でき、未承認の投稿は予約時間になっても投稿されません。
自社の運用体制に適した権限設定ができるツールを選びましょう。
自社で運用しているすべてのメディアに対応しているかどうかは、確認が必要です。
SNS管理ツールには、Facebook・Twitterのみなど対応するメディアを限定している特化型タイプと、動画サービスを含めて様々なメディアに対応するタイプがあります。
例えば、今回ご紹介する「Buffer」は、特にInstagramでのエンゲージメント獲得・売上UPが狙えるツールです。
特化型はユーザー属性をもとに、専門的なアプローチが期待できる一方、多数のアカウントを管理する上では生産性を上げることができないというデメリットがあります。
各ツールで管理可能なアカウント数が異なります。
月額料金はアカウント数に応じて高くなる場合が多いので、SNSごとに何アカウントまで、基本料金で利用できるか確認しておきましょう。
アパレル業界や食品メーカーなど、1つの企業がブランドごとにアカウントを運用することが多い場合、短い期間内に増加する可能性が高いです。
余裕をもったプラン、あるいは、月単位で追加できるプランを選択することをおすすめします。
まずは、無料トライアルor無料プランで色々なツールを比較して使いやすさを試してみるのがおすすめです。
操作性はもちろん、SNS管理ツールは海外製品が多いので、表示言語の具合も確認しておくと安心です。
(このぐらいの英語表示なら理解できるな、このぐらいの直訳日本語なら業務の妨げにならないな…など)
事業継続性を保つためには、現状の運用メンバーでは問題ないレベルかだけではなく、今後スタッフが増員した場合や非正規雇用スタッフに任せる場合を想定して選択することをおすすめします。
画像出典元:「HootSuite」公式HP
・無料トライアルが30日間と、おすすめ3選の中で最長。
・対応SNSは、おすすめ3選の中で最多の6つ。YouTubeにも対応!
・最適な投稿スケジュールをHootSuiteが自動で設定
・複数SNS上の顧客からの問い合わせを一元管理
HootSuiteは、最大50のSNSアカウントに対応。ブランド別など多数のアカウント管理が必要な企業にもおすすめです。
カレンダー画面から、配信履歴・配信予定・一括一時停止をコントロールできるので、投稿管理がしやすいUIと言えます。
SalesforceやZendeskなどとの顧客管理システムとも連携でき、顧客への対応状況の追跡、ノウハウ共有が可能なので、カスタマーサポートの強化にも有効です。
・無料プランがない
・機能が多く複雑
・競合他社の分析機能がない
無料トライアル:30日間
プラン | プロフェッショナル | チーム | ビジネス |
月額費用 | 5,000円/月 | 14,000円/月 | 66,100円/月 |
対応アカウント | 1ユーザ 10SNSアカウント |
3ユーザ 20SNSアカウント |
5ユーザ 35SNSアカウント |
画像出典元:「Buffer」公式HP
・無料プランあり!かつ有料プランも3社の中で月額料金は最安!
・一つのダッシュボード上でInstagram、Facebook、Twitter、LinkedIn向けのコンテンツの作成が可能
・顧客とのやりとりに優先順位づけができ、顧客対応の効率化が可能
Bufferは、無料プランがオススメのSNS管理ツールです。
無料プランは機能が少なめだからこそ、使いこなしやすく、投稿に集中できます。
複数のSNSアカウント横断でのパフォーマンス分析、アカウント別分析が可能で、投稿に最適な時期・スタイル(動画、写真、テキスト、リンク)・頻度まで分析できるので、投稿の質を向上させたい企業に適しています。
・YouTubeに対応していない
・無料プランではカレンダー機能が利用できない
・自動で投稿スケジュールを設定できない
・投稿予定数に制限がある
無料トライアル:14日間
プラン | 無料プラン | プロ | プレミアム | ビジネス |
月額費用 | 0円 | $15/月 | $65/月 | $99/月 |
対応アカウント | 1ユーザ 3SNSアカウント |
1ユーザ 8SNSアカウント |
2ユーザ 8SNSアカウント |
6ユーザ 25SNSアカウント |
予約投稿設定数 | 10件 | 100件 | 2,000件 | 2,000件 |
画像出典元:「comnico Marketing Suite」公式HP
・日本語対応で使いやすい!
・FacebookとTwitterへの同時/個別投稿が可能
・ブランド言及数の可視化が可能
コムニコ マーケティングスイートは、国内で累計3,500アカウント以上の導入実績を持つSNS管理ツールです。
ツール上で投稿のプレビュー確認ができ、投稿の承認フローも設定できるため、使いやすさに定評があります。
また、口コミ分析でユーザー動向を的確に把握し、リスクを早期に発見できる上、リスクあるコメントの共有機能もあるため、炎上対策を講じたい企業にうってつけです。
・YouTubeに対応していない
・月額料金が高め
・4アカウントから追加料金が発生
無料トライアル:14日間
初期費用:100,000円
月額料金:50,000円(10ユーザー、3アカウント)
オプション:
アカウント追加 | 10,000円/月 4アカウント以降、1アカウント追加毎の料金 |
競合アカウント追加 | 10,000円/月 11アカウント以降、10アカウント追加毎の料金 |
ユーザ追加 | 5,000円/月 11アカウント以降、1アカウント追加毎の料金 |
口コミ分析/データ収集数 | 3,000円/月 1,000件を超える場合、10,000件追加毎の料金 |
口コミ分析/過去データ収集数 | 10,000円/月 最大30日前までのデータ収集、5,000件収集毎の料金 |
画像出典元:「STORE PAD」公式HP
「STORE PAD」は、SNS投稿だけでなくクチコミ管理、予約やリピートの管理など、店舗経営を総合的にサポートする一元管理ツールです。
Googleビジネスプロフィール、店舗のSNSアカウント、グルメ媒体と連携したクチコミ管理・MEO対策だけでなく、予約台帳やLINE連携によるリピート獲得機能により、集客増加と売上拡大の双方で店舗経営の支援が出来る点が魅力です。
導入/運用サポートが充実しており、運用代行やMEOコンサルティングを専門の担当者が、クチコミの全件返信や月次分析と改善点の提案など、細かくサポートを提供しています。
日々の業務が忙しく時間のない店舗事業者でも安心して導入できます。
STORE PADのプランや料金は非公開のため問い合わせの必要があります。
画像出典元:「Canly」公式HP
「Canly(カンリー)」は大手チェーン店をはじめ40,000店舗以上に導入されている、店舗情報やクチコミの一括管理ツールです。
複数店舗のGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)やHP、各SNSの店舗アカウントを一括管理することで、集客向上や管理・運用コストの削減が期待できるため、多店舗経営の企業に最適なツールといえます。
導入後のサポートが手厚いことが特徴で、豊富な支援実績を持つ熟練の運用担当者が、MEO(Googleマップ対策)ノウハウの提供をはじめ、Googleビジネスプロフィール運用の内製化に向けた支援も行ってくれます。
Canlyの料金プランは、店舗状況や要望に応じて最適なプランが提案される料金体系となっています。
詳細は問い合わせをする必要があります。
画像出典元:「検索ドーン」公式HP
「検索ドーン」は、店舗情報の発信などのWeb集客業務を効率化し、新規顧客の集客やリピート率アップを実現できるSNS管理ツールです。
検索エンジンやSNSなど、150以上のプラットフォームやアプリから集客でき、店舗の売上向上に貢献します。
Google検索に最適な店舗ページを自動で作成できるため、MEO対策もバッチリです。
シンプルな画面遷移で、店舗情報や口コミを一括管理できることから、初めて利用する場合でも簡単に運用が可能。
427円/日~と低価格設定ですが、契約内容の詳細については問い合わせが必要となります。
検索ドーンの利用料金は1日あたり427円~(税表記無し)と、非常にリーズナブルです。
画像出典元:「aim@」公式HP
aim@は、投稿だけでなく、SNS運用において重要なアカウントページの作り込みから徹底的に支援してくれるInstagram運用代行サービスです。
最低契約期間は一般に6ヵ月~1年が多いところ、最低3ヵ月からと短めなのも導入しやすいポイントです。
いいね!やフォローなどのアクションをシステム化することでコストカットした分、投稿の考案や画像制作に力を入れることで投稿の質を高めています。
アカウントの成長フェーズに応じて、惜しみなくノウハウを提供してもらえるのも魅力です。
導入費用は基本的に初期費用+月額費用の総額となります。
最低3ヶ月〜契約が可能で、4ヶ月目以降は1ヵ月ごとの自動更新です。
各プランに含まれる内容など、詳細は以下の無料資料をダウンロードしてご確認ください。
画像出典元:「iki」公式HP
「iki」は、自社の課題に合った目標・計画に基づいてコンテンツの企画やクリエイティブ制作を行い、最適な方法でアカウントを運用してくれるInstagram運用代行サービス。
企画からユーザーの心をつかむ投稿内容の作成、投稿の代行、運用状況のデータ分析、分析結果にもとづく改善施策まで、丸ごとサポートしてもらえるのが魅力。
ikiは月額3万円〜と低コストでスタートできます。
画像出典元:「comnico MarketingSuite」公式HP
InstagramからPitarest、TikTokまで、さまざまなSNS上の口コミを一括把握。競合アカウントとの比較も可能です。
投稿までのワークフロー機能のほか、SNS横断での予約投稿や、リプライの自動取得、自社アカウントに寄せられたコメントへのステータス管理機能も搭載されています。
・初期費用: 5万円(税込)
・月額費用: 5万円(税込)
詳細はお問合せが必要です。
画像出典元:「comnico MarketingSuite」公式HP
世界トップのSNS管理ツールといえばSprinklr。
35ものサービスと連携し統合プラットフォームとして機能します。
ワークフローや自動投稿をはじめとした投稿管理、AIを用いた顧客対応など、ハイエンドなSNS管理ツールを探している企業にはおすすめです。
詳細はお問合せが必要です。
画像出典元:「comnico MarketingSuite」公式HP
statusbrewは5種類のSNSアカウントを一括管理できるツールです。
横断での投稿管理・問合せ対応にはもちろん対応している上、1ライセンスで3ユーザーまで利用可能、という料金設定がありがたいです。
プラン | Essential | Professional | Enterprise |
月額費用 | 12,500円/月/ライセンス | 49,000円/月/ライセンス | お問い合わせ |
企業規模・業種 | 中小企業向け | 大規模企業・代理店向け |
※コメント管理機能4,980円など、オプションあり
画像出典元:「comnico MarketingSuite」公式HP
Zoho ブランドのSNS管理ツールです。機能・画面ともにシンプルに設計されており、最低限必要な機能をクリアしています。
Zohoの各ツールとは強固に連携にされるので、コンタクトセンターでZoho DeskやZoho CRMを利用しているという企業におすすめです。
いずれも15日間のお試しプランがあります。
プラン | スタンダード | プロフェッショナル | プレミアム |
月額費用 | 1,200円/月 | 3,000円/月 | 4,500円/月 |
※Zoho Desk、ZohoCRMとの連携、Youtube管理が必要な場合は、プレミアムとなります。
画像出典元:「comnico MarketingSuite」公式HP
EngageManager(エンゲージマネージャー)は国産のSNS管理ツールです。
Twitter、Facebook、Instagram、Youtubeと国内の主要SNSに対応していて、横断での投稿管理のほか、SNSメディア別の分析メニューを提供しています。
月額は15万円からですが、5ユーザーまで使用できるため、チーム利用も可能です。
機能の充実よりも、手厚いサポートを重視する企業におすすめです。
初期費用:10万円
月額費用:5万円~
SNS管理ツールは海外製品が大半です。全く日本語に対応していないものも多くあり、日本語表示できたとしても、妙な直訳日本語で理解するのに時間がかかることがあります。
操作に慣れてしまえば問題ないかもしれませんが、トラブルが起きたときなど、不便さを感じるかもしれません。
英語表示に自信がない場合は、初めから完全日本語に対応したツールを選ぶのが無難です。
今回ご紹介したツールを見てもらってもわかるように、SNS管理ツールと一言で言っても、その特徴・機能は実にさまざまです。
運用するSNSは(今後の予定も含めて)どれにするのか、投稿しやすさ・顧客管理のしやすさ・データ分析のしやすさ、どの機能にこだわるのか、優先順位を決めてから、検討することが必要です。
導入前には必ず無料プランを試し、自社に合うツールかを確かめてください。
今回ご紹介したSNS管理ツールを導入すれば、Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeなどSNSの管理をより効率的に行えるようになります。
複数SNSへの自動投稿により投稿作業の時短が図れ、ユーザからの反応をデータ化、分析も可能。
競合他社の分析まで可能なツールもあるので、マーケティング施策にも活用できます。
SNS管理に問題を抱えている企業なら導入を検討すべきツールです。
画像出典元:O-dan