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国内のみならず海外にも販路を拡大したい企業にとって、海外向けマーケティングは必須。
しかし、国内と海外の各地域ではマーケティングに求められる内容が異なるため、専門企業の支援を受けるのがおすすめです。
この記事では、海外マーケティングについて、国内との違いや成功のためのポイントを解説し、さらにおすすめの会社9選を比較・紹介します。
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このページの目次
国内と海外のマーケティングにおける最大の違いはやはり言語にあります。
海外向けのマーケティングの場合、サイトやSNSでの発信は全て現地の言語で行う必要があるため注意が必要です。
また、国によっては複数の公用語があり、複数言語での運用が必要になる場合もあります。
海外向けマーケティングでは、国によって生活の悩みやニーズが異なるため、国内向けの内容をそのまま発信してもあまり売上に繋がらない可能性があります。
例えば美容系商品の場合、国内向けの「美容効果」などのポイントではなく「手軽さ」「健康リスクの低さ」などを訴求する必要があると言われています。
頻繁に使われるSNSや、購買に至るまでの消費者の動きなども、国によって異なります。
よって、マーケティングの戦略や動線づくりもそれに応じて構築しなければなりません。
例えば、日本人向けの付加価値やストーリーを伝える手法よりも、単純に目を引く内容や商品の特長を訴求する方が効果的な場合があります。
海外向けに国内から商品を輸出する場合、配送料だけでも1,000円〜5,000円かかり、さらに関税がかかるケースもあります。
また、顧客の手元に商品が届くまでには時間もかかります。
そうしたコストや時間も念頭において、商品をどのように訴求すべきかを考える必要があります。
海外マーケティングにありがちな失敗として、海外での実績がない企業に依頼する、意図をくみ取ってくれない現地企業に依頼するなどのケースが挙げられます。
しっかりと成果をあげるためには、海外向けマーケティングの実績を豊富に持っている国内企業を中心に会社を選ぶことをおすすめします。
事前に対象地域に関する調査を綿密に行い、理解を深めておくことも重要です。
そもそも自社商材が現地のニーズと合致しているか、市場や価格、競合の有無などの情報をしっかりと集めておいて、不確定要素を減らしておきましょう。
国内と海外の違い以上に、国によって行うべきマーケティングの手法は異なります。
その国で使われているSNSやプラットフォームを把握し、そこで認知を獲得するための手法を分析します。
また、商品の訴求ポイントも想定顧客のニーズに合わせる必要があります。
企業名 | 月額利用料金 | 得意な地域/言語 | 導入されている業界 | 業務内容 |
---|---|---|---|---|
クリスク(海外向けマーケティング) |
25万円〜
|
東南アジア・東アジア
|
旅行・小売・飲食など幅広い業界で導入
|
SNS・Web・サイト・インフルエンサー・メディア・動画・リサーチ
|
カーツメディアワークス |
7万円〜10万円(プレスリリースの場合)
|
東南アジア・ヨーロッパ・アメリカ
|
アパレル・ゲーム・コンテンツなど
|
プレスリリース・SNS・サイト・インフルエンサー・メディア
|
ジオプレイン |
要問合せ
|
東南アジア
|
百貨店・食品など
|
SNS・サイト・システム構築
|
株式会社プリンシプル |
要問合せ
|
北米
|
要問合せ
|
SNS・サイト
|
AXIA Marketing |
要問合せ
|
アジア・欧州・欧米
|
食品、家電、自動車など
|
市場調査・戦略策定
|
インフォキュービック・ジャパン |
要問合せ
|
英語・中国語・韓国語
|
幅広い業界で導入
|
SNS・サイト・インフルエンサー
|
クロス・マーケティンググループ |
要問合せ
|
イギリス・アメリカ・アジア
|
要問合せ
|
リサーチ・施策策定・実行支援
|
LIFE PEPPER |
要問合せ
|
英語圏・東アジア・東南アジア
|
幅広い業界で導入
|
SNS・サイト
|
プラップジャパン |
要問合せ
|
中国・東南アジア
|
メーカー・エンタメなど
|
SNS・メディア・インフルエンサー
|
(税抜価格)
画像出典元:「クリスク」公式HP
「クリスク」は、大手企業や自治体のプロモーションも数多く手がけ、東南アジア進出15年を迎える、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポールなどの東南アジアと、台湾、香港、中国、韓国などの東アジアを得意とする訪日インバウンド及び販促支援の会社です。
日本人窓口の他、各国にローカルスタッフのみで構成されたマーケティングチームを持ち、実際の消費者目線で支援を行います。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | 欧米など現地スタッフを置いていない国あり |
サポート体制 | 日本語窓口と現地マーケティングチーム |
導入実績数 | 旅行、小売、飲食など多数 |
特に強いエリア | 東南アジア、東アジア |
初期費用 | 利用料金 | サービス | |
SNS広告運用 | 10万円 | 50万円〜 | 現地語でのコンテンツ企画/作成・定期MTGの実施など |
SNSページ運用 | 20万円〜 | 25万円〜 | 現地語でのコメント対応・各種設定・コンテンツ企画/作成など |
Web広告運用 | 10万円〜 | 50万円〜 | 各種設定・コンテンツ企画/作成・まとめて複数国に出稿など |
インフルエンサー (KOL)マーケティング | ー | 100万円〜 | キャスティング・ディレクション・マネジメントなど |
現地メディアとのタイアッププロモーション | ー | 100万円〜 | 有力媒体の選定・コンテンツ制作など |
(税表記なし)
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「カーツメディアワークス」公式HP
「カーツメディアワークス」は、ヨーロッパ、アメリカ、東南アジアを得意とするPR会社です。
プレスリリースやSNS、現地のメディアやインフルエンサーとの連携など、さまざまな手法に対応しているのも特長です。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | ー |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績数 | アパレル、ゲーム、コンテンツなど多数 |
特に強いエリア | 東南アジア、ヨーロッパ、アメリカ |
プレスリリース配信に関しては、7万円〜10万円で利用が可能です。
その他のサービスについては、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「ジオプレイン」公式HP
「ジオプレイン」は、タイ、ベトナム、フィリピンなどの東南アジアでのWebマーケティング支援を得意とする会社。
サイト制作やSNS運用に加えて、システムやアプリ開発にも対応しているのが特長です。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | 東南アジア以外は得意ではない |
サポート体制 | 日本人スタッフが日本語でサポート |
導入実績数 | 百貨店、メーカーなどの大手企業多数 |
特に強いエリア | 東南アジア |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「株式会社プリンシプル」公式HP
「株式会社プリンシプル」は、北米地域を対象としたデジタルマーケティング支援を得意とする会社。
国内の担当者と現地のコンサルタントが連携して、文化や商習慣に合わせた最適な支援を提供します。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | 北米以外には対応していない |
サポート体制 | 国内コンサルタントおよび現地コンサルタント |
導入実績数 | 要問合せ |
特に強いエリア | 北米 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「AXIA Marketing」公式HP
「AXIA Marketing」は、市場調査から施策の立案までワンストップで支援するサービス。
有識者ヒアリングやデスクトップリサーチなどを含めた複合的な手法で調査を行い、最適な打ち手を見定めることができます。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | 施策の実行よりは調査や提案に強み |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績数 | 食品、家電、自動車など多数 |
特に強いエリア | アジア、欧州、欧米 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「インフォキュービック・ジャパン」公式HP
「インフォキュービック・ジャパン」は、多くの有名企業を含む豊富な海外ビジネス支援実績を持つマーケティング支援会社です。
導入企業のニーズにあわせて、WebサイトからSNS、動画など、最適な手法を構築します。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | 現地拠点はなく日本からサポート |
サポート体制 | 各国籍のディレクターが対応 |
導入実績数 | 大手上場企業を含む多数 |
特に強いエリア | 英語、中国語、韓国語圏 |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「クロス・マーケティンググループ」公式HP
日本最大級のパネルネットワークを基盤にしたリサーチに強みを持つマーケティング会社。
調査データと顧客理解をもとに、メディア活用やシステム開発などをはじめとした施策の立案・実行を支援します。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | 施策の実行よりは調査や提案に強み |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績数 | 取引社数年間7,100社超 |
特に強いエリア | イギリス、アメリカ、アジア |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「LIFE PEPPER」公式HP
「LIFE PEPPER」は、約1,000社への支援実績を持つ、海外マーケティング・インバウンドを行う会社です。
Web制作から、SNSマーケティング、コンテンツ制作まで幅広い業務をカバーしています。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | 現地拠点はなく日本からサポート |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績数 | 各業界の有名企業を含む約1,000社 |
特に強いエリア | 英語圏、東アジア、東南アジア |
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「プラップジャパン」公式HP
「プラップジャパン」は、50年以上の歴史を持つ実績豊富な総合PR会社です。
海外向けPRでは、北京、上海、シンガポールに現地拠点を持ち、当該地域での支援を得意としています。
評価の高いポイント3つ★★★
主なサービス内容 |
|
デメリット | アジア以外は得意ではない |
サポート体制 | 要問合せ |
導入実績数 | メーカー、エンタメなど |
特に強いエリア | 中国、東南アジア |
詳細については、お問い合わせが必要です。
日本やアジア圏で高い人気を博しているユニクロですが、2020年頃まで、アメリカ市場での展開は苦戦しました。
アメリカの消費者はトレンドを取り入れたファストファッションを好む傾向があり、事前に計画されたミニマルなコレクションのユニクロはあまり受け入れられませんでした。
しかし、コロナ禍でのステイホーム時間の増加や購入頻度の低下で、より質の高いベーシックなユニクロのアイテムが売れるように。
安易に戦略を変えることなく、自社の強みを訴求した結果、長期的な成功を収めた例と言えます。
乳酸菌飲料として日本の家庭で定番のヤクルトですが、実はインドネシアをはじめ東南アジアでも人気があります。
実際に飲んでもらうというリアルな顧客体験を重視し、ヤクルトレディによる訪問販売に注力して、実際に購買する主婦層への訴求に成功して広まりました。
また、日常的なコミュニケーションツールとして普及しているWhatsAppも活用し、デジタルマーケティングも両輪で進めたことが奏功しました。
海外向けマーケティングを任せるのであれば、やはり実績が豊富かどうかが重要です。
サービスによって得意な地域や言語が異なるため、特に自社で展開する予定の地域や言語における実績を重視しましょう。
また、現地に拠点を持ち、現地スタッフを抱えているかどうかもチェックする必要があります。
マーケティング会社によって、得意な商材や手法などは異なります。
また、対応する業務範囲も、EC構築、広告運用、SNSなどさまざまで、かつ戦略策定から実業務の代行まで、内容が異なります。
商材や想定する手法とマッチしているかをしっかり確認することが重要です。
マーケティング会社に依頼する際、丸投げになってしまうケースは少なくありません。
海外向けマーケティングの場合、成果や進捗がブラックボックスになりがちなため、しっかりサポートや情報共有を行う会社がおすすめです。
また、窓口は完全に日本語で対応する会社を選ぶのが基本です。
海外マーケティングは、新規顧客獲得の難しい日本企業にとっては効果的な取り組みですが、ノウハウが求められるため、専門企業に依頼するのがおすすめ。
会社によって得意な地域や商材、手法などが異なるため、しっかりと比較して最適なものを選ぶことが重要です。
画像出典元:O-dan