TOP > SaaS > マーケティング > SNSマーケティング > SNS運用とは?運用開始の手順や成功事例も紹介!
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企業がSNSを運用することが当たり前になりつつあります。
「変化の流れが早いSNSを運用するのは大変そう」と、ためらってはいませんか。
この記事では、SNSの運用に不安を感じている方にむけて、メリットや始め方をわかりやすく解説します。
また、SNS運用に成功している企業の事例も紹介していますので、ぜひSNS運用のイメージをつかむのにお役立てください。
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このページの目次
SNS運用とは、企業やブランドが商品やサービスのPRをSNSアカウントを通じて情報発信することです。
企業が行うSNS運用には次のような活動があります。
また、SNS運用にはマーケティングや広告運用とは異なる部分もあります。
ここで、SNS運用とSNSマーケティング、SNS広告運用との違いについて確認していきましょう。
SNS運用は、SNSマーケティング手法の一つでSNSアカウントを活用することを指します。
一方、SNSマーケティングはSNSアカウントを活用しながら、企業の認知度向上やブランディングの構築をするのが目的です。
SNSマーケティングを行う土台としてSNS運用が必要なため、厳密には異なる活動といえるでしょう。
SNS広告運用は、ECサイトやLPへ流入させる広告の出稿や管理を行うことです。
SNS広告運用もSNSマーケティングの手法の一つですが、SNS運用とは明確な違いがあります。
情報発信や顧客とのコミュニケーションを目的としたSNS運用とは違い、SNS広告運用は特定のターゲットを狙って広告を出稿します。
2つをかけあわせて認知度&売上向上を目的としている企業アカウントも多いですが、運用の目的や手法が大きく違うため混同しないように注意しましょう。
SNSマーケティングについて詳しく知りたい方はこちらへ。
幅広い世代に利用されているSNSは、企業の認知度向上に重要なツールとなっています。
2023年に総務省が発表した「令和4年通信利用動向調査」によると、SNSを利用している人の割合はインターネットを利用している人の約8割を占めています。
特に10〜30代は9割、40〜50代でも8割とほとんどの世代が利用しているため、SNSの活用による集客力や売上への影響は大きいといえるでしょう。
近年は、企業が抱えているブランドごとにSNS運用しているケースもあります。
競合他社よりも認知度が低い、潜在層へのアプローチができていないと感じているのであればSNS運用の導入を早めたほうがよいでしょう。
実際の企業の成功事例を知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
SNS運用には、ECサイトでは得られないさまざまなメリットがあります。
ここからはSNS運用による大きなメリットを3つご紹介します。
SNS運用の大きなメリットは、不特定多数の顧客へ効率的に情報発信できることです。
企業自体の認知度アップはもちろん、商品やサービスの良さをターゲットに効果的にアプローチできるため、従来のプロモーションでは得られなかったリーチが獲得できるでしょう。
SNSによっては画像や動画などを使って、より効果的なプロモーションも表現できます。
自社がアピールしたい商材やサービスにあったSNSを選ぶと、さらに情報発信の効果が高まるでしょう。
SNSは幅広い年代に利用されており、顧客と直接コミュニケーションが取れるメリットがあります。
SNSを活用することで顧客との距離感が近く、彼らからの声やニーズを直接集められます。
また、SNSの機能を活用してアンケートやキャンペーンを実施すれば、フォロワー以外の潜在層にアピールできるかもしれません。
利用するSNSにもよりますが、レビューへのお礼や引用ポストなど、ダイレクトなコミュニケーションが取れるとファンを増やすことができます。
SNSは基本的に無料で利用できるため、低予算で運用できます。
企業公式アカウントとして信頼を得るには、有料アカウントとしての運用がおすすめですが、ほとんどの場合はほかの広告運用よりも低予算でSNS運用できるでしょう。
SNS運用は広告代理店を通さずに運用できるため、宣伝広告費なども不要です。
普段SNSの利用に慣れている担当者をアサインできれば、ノウハウなどを仕入れる必要もありません。
また、SNSはターゲティングがしやすいプラットフォームのため、一般的なWeb広告よりも広告効果が高いとされています。
多くのメリットがあるSNS運用ですが、もちろんデメリットもあります。
SNS運用開始後、起こる可能性のあるデメリットは次の3つです。
SNSは拡散力が高く、不適切な発言や画像を投稿してしまうと炎上してしまうリスクがあります。
不特定多数が利用しているSNSはポジティブな反応だけでなく、ネガティブな反応もあるため、投稿する内容には十分な注意が必要です。
また、顧客とダイレクトなコミュニケーションができるのはSNSのメリットですが、対応が適切でない場合、企業イメージを損なうリスクがあります。
さらに投稿する内容の企画や作成、コメントへの返信、インプレッションの分析など、SNS運用にはさまざまな業務をこなさなくてはなりません。
SNS運用担当者がほかの業務も兼任している場合は、非常に負担が大きいのもデメリットの一つです。
ここからは、実際にSNS運用を開始するまでのステップを具体的にご紹介します。
SNS運用を導入するなら、なぜSNSを運用するのか、どんな成果を得たいのか運用目的をはっきりさせましょう。
運用目的があいまいなままだと、効果的な投稿の企画や投稿ができずに負担だけが大きくなってしまいます。
運用目的を決める際は、下記のような具体的な最終目標を設定してみましょう。
SNS運用はいいねやフォロワー数などの数字を意識しがちですが、なぜフォロワー数を増やしたいのか最終目的を意識しなければ中途半端な結果になりかねません。
発信する情報の質にも関わるため、SNSを運用する目的は具体的に決めておきましょう。
SNS運用のターゲットとは、SNSを利用しているどの「年代・地域・性別・興味関心」など投稿を見てもらいたい顧客を指します。
ターゲットを決めずに投稿してしまうと、届けたい顧客に情報が届かずに思った運用効果が得られません。
SNS運用を開始する際は誰に向けて情報発信するのか明確にし、ターゲットにあった投稿をしましょう。
SNS運用に欠かせないのが運用体制の構築です。
情報発信する頻度や投稿の作成、顧客対応のルールなど、SNS運用でトラブルを避けるためにも具体的に決めておく必要があります。
また、SNS運用担当者が属人化してしまうと、体調不良などで投稿できなくなったり、投稿内容がマンネリ化したりする可能性もあるため、複数人で分担するのがおすすめです。
運用目的から体制まで計画が進んだら、あとは実際の運用計画を立ててみましょう。
投稿する内容やタイミングなど、指標を定めながら計画していきます。
SNS運用は開始後も、どの投稿が伸びたのか、顧客からの反応はあったのかなど、さまざまな分析や効果測定が必要です。
できれば毎月社内でミーティングを行い、振り返りと来月の投稿について話しあうことでPDCAを円滑に回すことができます。
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運用目的やターゲットが決まったら、実際に運用するSNSを選定します。
SNSによって特徴が異なるため、ここで簡単に確認しておきましょう。
10〜60代まで幅広い年代が利用しているテキストSNSです。
拡散力が高く、140文字で手軽に投稿できるため、運用初心者でも比較的利用しやすいでしょう。
動画をメインとしたSNSで、10〜40代のユーザーが多いです。
ノウハウ系や商品の使い方など、文字よりも濃い内容を発信したい企業に向いています。
ビジネス利用しているユーザーが多いSNSで、ほかのSNSよりも狙ったターゲットにアプローチしやすいです。
実名登録しているユーザーが多いため、信頼性も高いとされています。
女性からの支持が熱いInstagramは画像に特化したSNSです。
10〜20代の女性が多く利用しているため、美容系やトレンド系などの発信に向いています。
15〜60秒のショートムービーが投稿できるTikTokは、10代から絶大な人気を誇るSNSです。
アクティブユーザーはほかのSNSより少ないものの爆発力が高く、手軽に動画編集ができるためYou Tubeよりも利用しやすいでしょう。
SNSのなかでもアクティブユーザーの多いLINEは、幅広い年代に情報発信したいときにおすすめです。
予約機能やスタンプカード発行など、独自コンテンツが作成できるため、競合他社との差別化もできます。
ここではSNS運用における3つの成功事例を紹介します。
自社のSNS運用のイメージをつかんでみましょう。
株式会社クラシコムが運営し、北欧の生活雑貨などを販売するネットショップ「北欧、暮らしの道具店」のInstagramアカウントは、2024年5月時点のフォロワー数が130万人に達しています。
じつは、クラシコムにはSNS専任の運用チームはなく、商品の仕入れや在庫管理などをするチームがInstagramも運用しています。
クラシコムのInstagram運用のポイントは、流れの早いSNSの世界で、予測を立て、工夫を凝らし、結果が出るまでコツコツと続けるところ。
大ヒットの工夫のひとつは、Instagramにまだ1枚しか写真を投稿できなかったころに、4コマ漫画のように写真を並べてレシピを紹介した「4コマレシピ」です。
また、「1日にたくさん投稿しても、フォローをやめる人はそれほど多くない」と仮説を立て、1日8回の投稿を続けてみたところ、ある月のフォロワー獲得数が前月の2倍に増加したといいます。
現在も、投稿のタイミングと内容を重視しながら、1日6回〜8回の投稿を続けています。
ローソンの公式アカウントのフォロワーは、2024年5月時点で800万人を超え、日本を代表する企業アカウントとして認知されています。
ローソンは、テレビCMではメインターゲットに訴求しきれないことから、2017年7月からの半年間、商品CMの出稿をストップしてデジタルマーケティングに集中しました。
その結果、Xが発表した「2017年で最も使われたハッシュタグトップ10」にローソンのハッシュタグが複数ランクインし、「2021年上半期に国内でもっとも多く使われたハッシュタグ」でも2位を記録しています。
Xでのタイムリーな発信は、天気や気温に左右されやすいコンビニの購買に適しているだけでなく、メディアでの紹介もすぐに話題化し、Xとテレビの両方に接しているターゲット層にささっています。
また、新たな商品やサービスを導入するときには、Xの反応を消費者のリアルな本音として受け取るなど、Xを消費者とのコミュニケーションツールとして活用しています。
世界最大級の求人検索エンジンであるIndeedは、国民的な漫画である『ONE PIECE(ワンピース)』とのコラボCMを作成しました。
そして、YouTubeにCMをまとめた動画をアップしたところ大きな話題となり、過去のCMでは動かなかった層を動かすことに成功しています。
YouTubeにアップした動画は500万回以上も再生され、求職者には「仕事探しならIndeed」、企業には「求人活動ならIndeed」という認識づくりを成し遂げました。
また、積極的に求職していないが今の仕事にも満足していない人に対して、「Indeedでの仕事探しは楽しそう」という印象を与え、市場全体の求職者数の増加に成果を残しています。
ターゲット層へ効果的に訴求できた成功例といえるでしょう。
ここからはSNS運用を成功させるためのコツを5つご紹介します。
地道な作業が必要なSNS運用ですが、コツを取り入れて効率的に運用していきましょう。
SNS運用を成功させる要となるのが、目的にあったSNSの選定です。
利用するSNSがあっていなければ、いくら魅力的なポストをしても顧客に見つけてもらえません。
たとえば、40〜50代をターゲットにしたいのに、10代の利用者が多いTikTokを選ぶのは目的に沿っていません。
年代や自社商材、サービスにあった利用者がいるSNSを選定するのは、SNS運用において欠かせないポイントでしょう。
印象に残るポストや目を惹く画像や動画は年代によって異なるため、ターゲットにあったビジュアルの作成は重要なポイントです。
ネタ不足を感じたときは、ターゲット層のポストやトレンドを確認するとビジュアルアイデアが浮かんでくるかもしれません。
また、自社製品やサービスの認知度向上を目指すなら、自社ならではのビジュアルテンプレートをいくつか用意しておくのがおすすめです。
最新情報のほかにも定期的なコンテンツを用意しておくことで、ファンが定着しやすくなるメリットがあります。
ビジュアル同様にSNS運用で投稿するポストは、ターゲットが共感してしまうようなポストを目指しましょう。
直接コミュニケーションがとれるSNSは返信や拡散機能が豊富で、思わずリプしたくなるようなポストが増えるとより身近なアカウントとして認識されます。
特にX(Twitter)では親近感や興味の湧くようなポストがよくバズっているので、ターゲット層のニーズを分析しながらポスト内容を考えるのがおすすめです。
共感が得られるポストが増えれば、SNS運用は成功したといえます。
エゴサーチとは自社名や商品名など、関連ワードでSNS内検索を行うことです。
フォロワー外のポストが確認できるため、エゴサーチで自社商品のレビューや投稿しているユーザーがみつかったときは積極的にコミュニケーションをとってみましょう。
SNSのエゴサーチはユーザーニーズを分析するうえでも重要なので、前向きなポストだけでなくネガティブなポストもチェックするのが大切です。
得られた情報は、SNS担当者だけでなく運営に携わる部署全体で分析しながら活用すると、商品開発などにも役立ちます。
SNSによって利用している人数や年代が異なるため、複数のSNS利用はSNS運用を成功させるために重要なポイントです。
たとえば20〜30代をターゲットとしたとき、利用者の多いXと10〜30代の利用者が多いInstagramの利用は相性がよいでしょう。
複数のSNSを利用する際は、同一ポストでもある程度宣伝効果が得られますが、できれば異なる内容にしたほうが双方をフォローしているユーザーに喜ばれます。
Xでポストした内容をビジュアル化してInstagramへ投稿している企業も多いので、工夫しながら複数のSNS運用を目指してみてください。
SNS運用をしていてもいまいちフォロワーが増えない、社内リソースが足りずにSNS運用がうまくいっていない場合は、SNS運用業務を代行してもらうのも一つの手です。
ここからはSNS運用代行業者の利用がおすすめの企業について、3つの特徴をご紹介します。
SNS運用をしたいと思っても、どこから手をつけたらいいかわからないとお悩みの企業は、代行業者のサポートを受けるのがおすすめです。
プライベートでSNSを利用していても、企業アカウントとしての運用リテラシーがない場合は、SNS運用代行業者による運用レクチャーを受けるとよいでしょう。
SNS運用代行は、日々の投稿内容だけでなく、インプレッションの分析や顧客ニーズ、運用戦略の立案など幅広い内容を任せられます。
運用実績豊富なSNS運用代行へサポートを依頼すれば、ノウハウの蓄積にもつながるでしょう。
SNS運用代行業者は、運用戦略から投稿の企画、作成、レポート作成など、SNS運用に関わる業務をほとんど依頼できるため、社内リソースが不足している企業におすすめです。
ほとんどの場合、企業のSNS運用担当者は広報や総務、営業など他の業務と兼任していることが多く、コンスタントな運用が難しい可能性があります。
その点、SNS運用代行であれば、基本的な運用業務を任せられるため、最低限の工数でSNS運用ができるでしょう。
定期的なポスト、ターゲットを意識したビジュアルの作成など、できる限りの施策をしても運用効果が感じられないなら、運用戦略を見直す必要があります。
企業アカウントとしてSNS運用を行う場合、個人で運用するよりもマーケティグを意識した運用が必要です。
SNS運用代行に依頼すれば、自社アカウントが伸びない原因を分析・改善策を提案してもらえます。
運用結果のレポートには、今後のSNS運用に必要なヒントが隠されている場合もあるので、一度SNS運用のプロに相談してみるのもよいでしょう。
SNS運用代行サービスが気になる方はこちらの資料を参考にしてください。
SNS運用代行サービスの資料を無料DLSNS運用代行サービスを一覧表で比較したい方はこちらへ。
SNS運用はSNSで企業アカウントを作成し、商品やサービスの情報発信や顧客との関係性を深めるSNSマーケティングの一種です。
既存のアプローチ方法では難しかった企業の認知度アップや売上の向上、ファンの獲得などが期待できます。
SNS運用を成功させるには、商材にあったSNSの活用と運用目的の明確化が重要です。
自社に運用リソースやノウハウがない場合は、SNS運用代行業者の利用も検討してみてください。
画像出典元:Adobe Stock
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