ファーストリテイリングがアパレル業界において売上高は世界3位(約2.2兆円)、時価総額は世界2位(約6.7兆円)となり、アパレル業界をけん引している存在ですが、2020年8月期第1四半期の連結業績は、前年同期に対し減収減益となっています。ジーユー事業は好調に推移したものの、国内ユニクロ事業は天候などの影響で、海外ユニクロ事業は韓国不買運動・香港デモの影響で苦戦しているようです。
オンワードも実店舗の販売が苦戦し、最終226億7,200万円の赤字(2020年2月期第3四半期連結累計)ですが、Eコマースでの販売は堅調に推移しているようです。
三陽商会は4期連続の赤字見込みとなり、岩田功社長の退任を発表しました。
国内アパレルメーカーとしては2位と言われる、しまむらも消費増税の駆け込み需要の反動による落ち込みに加え、天候不順と自然災害などで業績予想も下方修正しております。
そんな中、増収増益で絶好調なのが、ワークマンです。
マスコミやインフルエンサーを活用したプロモーション効果で客層も拡大し、チェーン全店売上高は553億3,800万円(前年同期比32.2%増)となり、売上高は12ヶ月連続2桁増と絶好調です。最も売れたのが、空調ファン付作業服とサマー女性ウエアと言うことで、気候の変化などに対応できたことが大きく影響したようです。
EC時代やファストファッションなど時代を先読みすることも難しい世の中ですが、自然災害や気候の変化など様々なことに対応できるような品揃えも大切な世の中になってきました。
今後のファッション業界の新たな動向がますます気になります。
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