4月の挨拶で使う季語と時候とは?例文をシーン別で紹介

4月の挨拶で使う季語と時候とは?例文をシーン別で紹介

記事更新日: 2022/09/29

執筆: 宮林有紀

新年度を迎える4月は、これからお世話になる方や今後も良い関係を持ち続けたい相手に挨拶をする季節。

その際には、春を感じさせる季語を取り入れた時候の挨拶がおすすめです。

当記事では、4月の季語を使った書き出し&結びの言葉を、フォーマル用とカジュアル用に分けて解説します。

4月上旬・中旬・下旬それぞれの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

4月の挨拶とはどんなもの?

4月は春の訪れと共に新たなスタートを切る人が多い季節。

季語を取り入れた春らしい雰囲気の挨拶メールができると良いですよね。

4月は「桜」「春爛漫」など華やかな雰囲気の季語がたくさんあります。

しかし、地域によっては季節の進み方に差があるので、挨拶をする相手の住む場所に合った季語を使えるようにしておきましょう。

時候の挨拶には「口語調」と「漢語調」がある

時候の挨拶には「口語調」と「漢語調」の2種類があります。

口語調は文章を自由に構成して作成し、漢語調は「~の候」「~の折」「~のみぎり」といった形式を用いるルールです。

「候」「折」「みぎり」は、どれも同じ意味なので入れ替えて使えます。

ただし、「みぎり」は昔の女性言葉なので、男性は「候」か「折」を用いましょう。

4月の口語調と漢語調の季語

まずは4月の季語を紹介します。

言葉が持つイメージや使用できる期間も加味して季語を選ぶことが大切です。

口語調

季語 イメージ
花冷え 日中は暖かいが夜にはまだ寒さが残っている季節のこと
春光 春の陽ざしや景色のことで、光り輝く様子や華やかさがある言葉
おぼろ月夜 春によく見られる「ほのかにかすんだ月」のこと。はかなげな雰囲気
桜・桜花 日本の春を象徴する花であり、咲き始め~満開~散り際で印象が変わる
新年度 新しい門出のお祝いや新たな1年の始まりのイメージ
花の便り 花が咲き始めた様子を目にして春の訪れを感じたこと
菜種梅雨 菜の花が咲く季節に降る長雨のことで、静かに雨が降っている光景
葉桜 桜の花が散った後~若葉で木が覆われる時期までを指す
若葉 落葉樹の新芽のことで、みずみずしさを感じさせる言葉
春の名残り 夏が近づいてきて春が過ぎていく様子をあらわす

 

漢語調

季語 イメージ
陽春 陽気に満ちていて、ぽかぽかと暖かくうららかな気候のこと
桜花爛漫 桜の花が満開になった時期のことで桜が咲き乱れている様子
麗春 ひなげしの花が咲く季節という意味で、4月~立夏前日の5月4日に使える
春日 「春の陽ざしが暖かく感じられる季節になりましたね」という意味
仲春 初春と晩春の間に使う言葉で肌寒さが残る時期をあらわす
清和 空が晴れて暖かく春の陽ざしがのどかな気候のこと
春暖 春の花が芽吹き始めて暖かい季節が到来した様子
春風駘蕩 春の風がそよそよと気持ちよく流れる風景のことで穏やかな印象
春眠 心地良い眠りにつける春の夜をあらわす言葉
惜春 春の終わり、過ぎていく季節を惜しむ気持ちが込められている

 

フォーマルな4月の挨拶書き出し例文

それでは、季語を用いた4月の挨拶を見ていきましょう。

ここでは、フォーマルな場面に向いている書き出しの例文を紹介します。

一般的に、ビジネスメールなどの改まった場面では漢語調の書き出しを使うことが多いです。

漢語調の場合は、書き出しの構成を「時候の挨拶+相手への祝福」にすると、まとまりが良くなります。

4月上旬に使える挨拶の書き出し例文

桜花の候、貴社におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

春光の折、〇〇様におかれましては一段とご活躍のことと拝察いたします。

仲春のみぎり、御一同様にはご壮健にてご活躍の段、慶賀の至りに存じます。

 

4月中旬に使える挨拶の書き出し例文

春和の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

清和の折、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。

春爛漫のみぎり、貴会におかれましては、ますますご発展の由、お喜び申し上げます。

 

4月下旬に使える挨拶の書き出し例文

穀雨の候、貴社におかれましては、なお一層ご発展のことと存じます。

※穀雨:4月20日頃~5月4日頃に使用可能

老春の折、〇〇様におかれましては、ますますご繁栄の段、慶賀の至りに存じます。

暮春のみぎり、ご家族の皆様にはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。

 

カジュアルな4月の挨拶書き出し例文

漢語調では固すぎると感じる相手や親しい人への挨拶メールは、口語調の書き出しを使いましょう。

口語調の場合は、「時候の挨拶+相手の安否を気遣う言葉」の組み合わせが多いです。

4月上旬に使える挨拶の書き出し例文

花冷えの日が続いておりますが、風邪などひいていませんか。

花の便りに心躍る季節となりました。

ご無沙汰していましたが、お変わりございませんか。

春の清々しい陽ざしが心地よいこの頃、お元気でお過ごしでしょうか。

 

4月中旬に使える挨拶の書き出し例文

うららかな春日和が続いていますが、今年も春を満喫されていますか。

桜もいつしか盛りを過ぎましたが、お達者でお暮らしでしょうか。

おぼろ月夜の美しい今日この頃、ご家族の皆様も、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

4月下旬に使える挨拶の書き出し例文

過ぎゆく春を惜しむ日々を過ごしております。

皆様はお変わりありませんか。

4月とはいえ初夏の気配が漂うこの頃、ますますお元気でご活躍のことと思います。

若葉が目にまぶしく映る季節となりましたが、つつがなくお過ごしでしょうか。

 

4月に使うフォーマルな結びの挨拶

ここからは、4月の挨拶で使えるフォーマルな結びの言葉を紹介します。

結びの挨拶のポイント

結びの挨拶では相手の繁栄や活躍を願う内容が一般的ですが、書き出しの挨拶と違って厳格なルールはありません。

大事なポイントは「今後ともよろしくお願いします」と思っている気持ちをしっかりと伝えること。

季節感を出すためには、新年度を思わせるような言葉を入れたり、春を感じさせる文言を使うと良いでしょう。

4月に使える結びの挨拶例文

春粧の候、貴社のますますのご発展を衷心より祈念しております。

新年度が始まりご多用のことと存じますが、今後共ご支援ご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

新緑の眩しい季節、みなさまのご多幸を心よりお祈り致します。

新年度を迎えお忙しいとは存じますが、なにとぞ健康にはご留意ください。

桜が散り始め過ぎゆく春を感じますが、どうかご自愛専一に、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 

4月に使うカジュアルな結びの挨拶

次は、カジュアルな場面で使える結びの言葉を見ていきましょう。

結びの挨拶のポイント

カジュアルな結びの挨拶でも「今後ともよろしくお願いします」という気持ちを伝えることが基本です。

そのために効果的なのは「お花見などにお誘いする文言」です。

会いたいという思いを強調しましょう。

他には、「近くにある桜の名所が賑わっています」「大型連休の予定を立てています」などもおすすめです。

今の情景をあらわす言葉を加えると4月らしさが色濃くなります。

4月に使える結びの挨拶例文

新年度で慌ただしい毎日だと思いますが、どうぞお健やかにお過ごしください。

あっという間に桜が満開になりそうですね。

貴重な春の空気を楽しみましょう。

花便りも伝わる今日この頃、ぜひ皆様でこちらにお越しください。

暖かく活動しやすい季節となり、またお会いできる日を心待ちにしています。

もうすぐゴールデンウィークですね。

〇〇さんにとって楽しい連休になりますように。

 

4月の挨拶で贈りたいギフト

4月の挨拶をする際にギフトを贈る方もいますよね。

4月の挨拶にぴったりなギフトを紹介するので参考にしてください。

定番!いちごを使用したお菓子や飲み物

1つ目のおすすめギフトは、4月に旬を迎える「いちご」を使ったお菓子や飲み物です。

いちごはフルーツの中でも特別な存在で、特に女性には大人気です。

多くの人を魅了する理由は、味の良さと見た目のかわいらしさを兼ね備えているから。

いちごのスイーツなら季節感を出せるとともに、お相手にも喜んでもらえるでしょう。

花の形をあしらったお菓子

春らしさを強調したいなら、花の形をあしらったお菓子も向いています。

洋菓子ならバラの形をしたチョコやチューリップのような見た目のクッキーなどがあり、女性向けギフトに最適です。

花の形をした最中や練り切りなど、和菓子にも春を感じさせるお菓子があります。

甘いものが苦手な方へ贈る場合は、花形のせんべいやあられがイチ押しです。

見た目が美しく爽やかな味のゼリー

初夏の陽気に近づく4月は、見た目と食感の両方で爽やかさを感じられるゼリーを贈るのも良いでしょう。

お菓子が苦手な人でもゼリーなら食べられることも。

常温で保存できて賞味期限が長いのも贈り物に向いている理由。

高級品から手ごろな価格のものまで色々な種類があるので、予算に合わせて選べます。

まとめ

4月の挨拶をする際には「季語」を取り入れて春らしさを感じさせることが大切です。

お相手との関係によって、かしこまった「漢語調」か、カジュアルな印象の「口語調」のどちらを使うか決めましょう。

結びの挨拶では、「今後ともよろしくお願いします」という思いが伝わるひと言を添えるといいですね。

同じ4月でも上旬と下旬では気温に差があり、その年によっても暖かくなる時期が違います。

季節の移り変わりに合わせた季語を使って時候の挨拶を考え、素敵な関係性を築いてくださいね。

画像出典元:O-DAN、写真AC

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