自己紹介で趣味の話って実は難易度高!失敗しない例文付き

自己紹介で趣味の話って実は難易度高!失敗しない例文付き

記事更新日: 2022/07/05

執筆: 太田繙

自己紹介をする機会は、就職活動や職場の歓迎会、飲み会や合コンなどたくさんありますよね。

「自己紹介で趣味って話すべき?」「どんな趣味なら好印象なんだろう?」と悩むことはありませんか?

そこで今回は、自己紹介で好感をもってもらえそうな趣味の伝え方を解説します。

自己紹介で趣味を話すのは実は難易度が高め!

「自己紹介を促されたときは、とりあえず趣味の話をしよう!」と思っていませんか?

自己紹介で趣味の話をするのは、実のところ難易度が高いといえます。

ここでは、自己紹介で趣味を話すことが難しい2つの理由を解説しましょう。

理由① 自己紹介で第一印象が決まってしまうから

自己紹介は第一印象に深く関わるものなので、好印象になるような内容を伝えることが望ましいです。

「趣味は音楽鑑賞です」と話すだけで自己紹介を終えてしまっては、つまらない人と思われてしまうかもしれません。

初対面で相手が感じたことは、その後の印象にも強く影響するといわれているので、「面白くない人だな」と思われたら、その印象がずっと続いてしまうのです。

趣味の話をするなら、「自己紹介は自分の人柄を最初に伝える機会」ということを踏まえて、好印象になるような内容と話し方を考えましょう。

理由② 就職活動で面接官に好印象を残すには工夫が必要だから

就職活動の面接でも、趣味の話をするには工夫が必要だといえます。

というのも、面接官は自己紹介で「就活生が自社に適しているかを見極めたい」と考えているからです。

例えば、スポーツブランドの面接で「趣味はアニメ鑑賞です!」と伝えても、「自社と何の関係があるの?」と思われてしまいますよね。

面接で趣味を話す場合は、「ぜひうちの会社に来てほしい」と思ってもらえるように、自分の強みにつながるエピソードや、印象付けられるインパクトのある内容を伝えましょう。

趣味は無理に話さなくてもいい

「私はこんな人です」と伝える自己紹介において、趣味は必須項目ではありません

アピールしたいことや印象付けたいことがあれば、趣味の代わりに話してみましょう。

就職活動の面接官も、「自己紹介の内容をもとに自社で活躍できるかを検討したい」と考えているので、就活生の人となりが分かるものなら、趣味以外のことを伝えても問題ありません。

趣味がない場合は無理をせず、学生時代に力を入れた活動などを伝えて、人間性をアピールしましょう。

こんな趣味なら好印象!どんどんアピールしよう!

自己紹介で趣味の話をするのは難易度が高いと伝えましたが、以下のような趣味なら好印象をもってもらえます。

  • 企業と関係のある趣味
  • 自分の強みを伝えられる趣味
  • ギャップがあり珍しい趣味


それぞれの趣味がなぜ好印象なのか、伝える際のポイントと共に解説していきましょう。

1. 企業と関係のある趣味

就職活動の場合、企業と関係のある趣味を伝えられれば、「この業界に興味をもっているんだな」と好感をもたれる可能性があります。

例えば、映像業界の面接なら「趣味は映画鑑賞」、アウトドア用品業界なら「趣味はキャンプ」などです。

企業は仕事へ真摯に打ち込む人材が欲しいので、関連のある趣味を熱意をもって伝えれば、面接官の心に響くでしょう。

2. 自分の強みを伝えられる趣味

就職活動の場合、「趣味のダンスを長年続けており、大会で優勝した経験もあります」など、自分の強みを売り込める趣味ならぜひ伝えてみましょう。

趣味の功績を話すだけではなく、その経験を生かしてどのように貢献できるかも簡潔に伝えられると、好印象になりやすいです。

一方、飲み会や合コンなどのプライベートでも、自分の強みを伝えられる趣味は話してみましょう。

強みを伝えられる趣味は聞いている人の印象にも残るので、「面白そうな人だな」と好感をもってもらえる可能性が高くなります。

3. ギャップがあり珍しい趣味

自分のイメージとは異なるギャップのある趣味は、相手に強烈な印象を残すことができます。

例えば、おしとやかな女性から「趣味は合気道です」といわれたら、誰でも驚きますよね。

きっと就職活動では、「見た目以上に芯の強い人なんだな」と好印象を残すことができますし、合コンでも一躍人気者になれるかもしれません。

「ルービックキューブ」や「自家製燻製づくり」など、珍しい趣味を話題にするのもおもしろいです。

聞き手の興味を駆り立てるので、初対面でも会話が盛り上がるでしょう。

そのほかアピールしやすい趣味一覧《30選》

趣味は今までに紹介したような特別なものではなく、当たり障りないものでも構いません。

むしろ、よくある趣味なら聞き手が好んでいることも多く、場が盛り上がる可能性も高いです。

以下に、30個の話が広げやすい趣味をまとめてみました。

1. 映画鑑賞

2. 音楽・ライブ鑑賞

3. 舞台鑑賞

4. 楽器演奏

5. 読書

6. スポーツ

7. スポーツ観戦

8. 登山

9. ハイキング

10. キャンプ

11. ドライブ

12. 料理

13. 筋トレ

14. 旅行

15. 写真

16. DIY

17. 掃除

18. 裁縫

19. カフェ巡り

20. 美術館巡り

21. 散歩

22. 食べ歩き

23. ヨガ

24. ショッピング

25. 茶道

26. 書道

27. ダンス

28. 御朱印集め

29. 園芸

30. 釣り

 
「自分に趣味はないかも」と思ったら、参考にしてみてください。

 

《3つのシーン別》自己紹介で趣味を伝える例文

「自己紹介で趣味を伝えるには、具体的にどうすればいいの?」と悩む人のために、例文を紹介します。

シーンごとにまとめているので、自分にマッチした伝え方をチェックしてみましょう。

1.就職活動ではこんな伝え方をしてみよう!

例文

〇〇大学外国語学部英米語学科の〇〇です。

大学では英語文化圏の文化や言語を学び、カナダへ1年ほど留学をした経験があります。

物静かな印象をもたれやすい私ですが、趣味はテニスです。

全国大会で優勝したこともあり、御社では目標まで突き進む性格を生かしたいと思っております。

本日はよろしくお願いいたします。

ポイント

就職活動で趣味を伝えるときは、「大学名」「大学で学んだこと」「趣味」「入社への意気込み」の順に話していきましょう。

例文では自分の強みを伝えましたが、就職活動では自己PRの時間が設けられているので詳しくは話さなくてOK

1分以内で簡潔に、自分とはどんな人なのかを知ってもらえる自己紹介を心がけましょう。

 

 

2.職場の朝礼や歓迎会

例文

この度、〇〇に配属されました〇〇と申します。

〇〇大学で経済学を専攻しておりました。

趣味はコーディネートを考えることで、その日の気分に合わせてさまざまな洋服を着ることが好きです。

ところが先日、私と全く同じデザインのTシャツを着た小学生を見かけて、複雑な気持ちになりました

これからどうぞよろしくお願いいたします。

ポイント

職場やその時の雰囲気にもよりますが、朝礼や歓迎会の自己紹介ではユーモアを意識してみましょう。

思わずくすっと笑えるエピソードを話すようにすると、同期や先輩との距離もぐっと縮まりそうです。

 

3.プライベートでの飲み会や合コン

例文

はじめまして、〇〇です。

趣味はカフェ巡りで、おしゃれな空間でコーヒーを飲む時間が大好きです

カフェ好きな人はぜひ一緒に行きましょう!

ポイント

飲み会や合コンでは、カッコつけすぎず、ありのままの自分を伝えてみてください

「私の趣味はありきたりだから言わなくてもいいかな」と思うかもしれませんが、同じ趣味の人を見つけるチャンスでもあるので、一度話してみましょう。

あれもこれもと話し過ぎると「結局何が言いたいの?」となってしまうので、簡潔にまとめてくださいね。

 

相手に好印象を与える趣味の伝え方3つ

自己紹介で相手に好感をもってもらうためには、以下3つのポイントを押さえましょう。

  • 自分の良いところが伝わる趣味を選ぶ
  • 好きな理由を具体的に伝える
  • 笑顔でハキハキと話す


それぞれどんなことを意識したほうがいいのか、解説していきます。

1. 自分の良いところが伝わる趣味を選ぶ

長所が分かる趣味を選べば、相手に好感をもってもらいやすくなります。

ポイントは、「趣味は料理です。和洋中のどれでも作ることができます」といったように、長所を伝えられるエピソードを話すことです。

自己紹介は「自分とはどんな人なのか」を話す機会なので、趣味単体ではなく「私はこんな人だよ」ということが分かる内容を話してみてください。

就職活動なら「自社で働いてほしい」、プライベートなら「友達になりたい」と思ってもらえるような趣味とエピソードを考えてみましょう。

2. 好きな理由を具体的に伝える

ありきたりな趣味でも、好きな理由を具体的に伝えることで魅力的だと思ってもらえます。

読書が趣味の場合は、「本を開くだけでさまざまなストーリーを体験でき、新たな価値観に出会えるところが好きです」などのようなエピソードを加えてみましょう。

どこに惹かれているのかを具体的に話せば、相手に人柄を感じ取ってもらえます

3. 笑顔でハキハキと話す

自己紹介をするときは、できるだけ笑顔でハキハキと話しましょう。

相手に好感をもってもらえるかどうかは、内容はもちろん、立ち居振る舞いも大きく関係します

もじもじと小さな声で話してしまうと、どんなに良い内容でも好印象をもってもらうのは難しいものです。

具体的には、以下4つのポイントを意識してみましょう。

  • 笑顔で顔を上げて話す
  • いつもより少し大きめの声で話す
  • 早口にならないように聞きやすいスピードで話す
  • 背筋を伸ばして話す

 

聞き手が反応に困る自己紹介に不向きな5つの趣味!

自己紹介をする前に押さえておきたいのが、タブーな趣味があるということ。

自己紹介に不向きな趣味は以下の5つです。

  • 宗教活動
  • ギャンブル
  • 危険性を感じるもの
  • 不規則な生活を感じるもの
  • 嘘の趣味


どんな点がおすすめできないのかを解説していきます。

1.宗教活動

宗教系の趣味は、聞き手によっては活動自体に嫌悪感をもたれることがあります。

聞き手と異なる宗派だった場合には、不快に感じられることもあるものです。

受け入れられなかったときのリスクを考えると、宗教活動が趣味と伝えることは避けたほうが良いでしょう。

2.ギャンブル

パチンコなどのギャンブルに関係する趣味は、聞き手に「お金を散財しそう」といった印象を与えてしまいます。

就職活動のときはもちろん、合コンでも「この人と付き合ったらお金がどんどんなくなりそう」と思われてしまうので、他の趣味を伝えましょう。

3.危険性を感じるもの

モデルガン集めなど、どこか危険性を感じる趣味は、相手に敬遠される可能性があります。

せっかく考え抜いた自己紹介も、「もしかしたら、何か犯罪に関わっているかも」などと思われてはもったいないですよね。

自己紹介で相手に好感をもってもらうためには、危険性を感じる趣味は伝えないようにしましょう。

4.不規則な生活を感じるもの

「寝ることが趣味」「徹夜でいつもゲームをしている」など、不規則な生活を感じさせる趣味は、就職活動と合コンのどちらでも避けましょう。

だらしない印象や不規則なイメージを植え付けてしまうので、採用に至らなかったり、合コンでのウケが悪かったりします。

不規則な生活を感じさせるような趣味ではなく、健全な印象の趣味を伝えてみましょう。

5.嘘の趣味

自分を良く見せるために、嘘の趣味を話すのはNGです。

就職活動の場合は、面接官にさまざまなことを聞かれるうちに、ボロが出てしまいかねません。

合コンや飲み会なども同様に、最初は好印象をもたれたとしても、仲良くなって嘘だとわかったら信用が一気に落ちるでしょう。

自分の好きなことを趣味として誠実に伝えてくださいね。

まとめ

今回は、自己紹介で好印象をもってもらえそうな趣味の伝え方を解説しました。

自分の強みが分かる趣味を笑顔でハキハキと伝えられれば、きっと良いイメージをもってもらえます

一方で、宗教活動やギャンブルなどの相手が反応に困るような趣味は、自己紹介では避けるのが無難です。

自己紹介で好印象をもってもらえる趣味の話題を選んで、幸先の良いスタートを切りましょう。

画像出典元:Unsplash、Pixabay

 

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