株式会社エニグモの決算/売上/営業利益を調べ、世間の評判を徹底調査

記事更新日: 2019/01/01

執筆: 編集部

営業利益48%増!BUYMA会員数が570万人を突破した「エニグモ」の第3四半期決算

2019年第3四半期 累積業績

  • 売上高:35億4,900万円
  • 営業利益:14億7,900万円
  • 経常利益:14億7,900万円
  • 四半期純利益:10億2,500万円

2018年第3四半期は連結業績を開示していましたが、前期に実施した子会社の全株式の譲渡及び解散に伴い、当第1四半期より非連結での業績を開示しています。そのため、2019年第3四半期の実績及び対前年同四半期増減率は記載していません。

参考値となりますが、前年同期の連結業績と比較したところ、売上高は+15.9%(前年30億6,200万円)、営業利益は+48.3%(前年9億9,700万円)、経常利益は+50.8%(前年9億8,100万円)、四半期純利益は4.6倍(前年2億2,100万円)と増収増益となりました。

ソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA」のスマートフォン経由での新規会員獲得が好調に推移したことに加え、アクティブ会員数も堅調に増加しました。

レディースアイテム以外でも、メンズカテゴリ、ベビーキッズ、ビューティ、ライフスタイル等各カテゴリで成長を加速させています。会員数は570万人を超え、商品総取扱高も303億200万円(前年比21.5%増)と順調に拡大しました。

7月末には、世界150ヵ国に在住する約12万人のパーソナルショッパーから海外旅行者へ“現地ならではの体験”の幅広いサービスを提供する「BUYMA TRAVEL(バイマトラベル)」が始動しました。

ファッションアイテムだけでなく、旅行市場もCtoCモデルが拡大するか注目です。

画像出典元:「エニグモ」決算短信

2019年1月期 第2四半期決算

  • 売上高:22億9,068万円(前年同期比11%増)
  • 営業利益:9億3,883万円(前年同期比37%増)
  • 当期純利益:6億5,128万円(前年同期比43%増)

2019年1月期第2四半期の売上高22億9,068万円、営業利益9億3,883万円の増収増益となりました。

エニグモは、設立2004年以降、ソーシャル・ショッピング・サイト「BUYMA(バイマ)」を中心とした事業を展開。

BUYMAの成功報酬型のビジネスモデル

売上高は、出品者および購入者、取引当事者双方の手数料から成っています。現在、BUYMAの手数料は、5〜7%程度。

また、2015年10月には「BUYMA-英語版-」をリリースしています。

「BUYMA」英語版公式サイト

現在、エニグモは、世界145ヵ国11万人のパーソナルショッパーを抱えており、配送国数は72ヶ国。国別配送率の高さは、日本を除いて、香港の59.5%がダントツトップとなりました。

今回の業績向上に繋がった主な要因として次の事が挙げられます。

  • 広告が成功しアクティブユーザー数が100万人を突破
  • 機能向上施策を実行し海外出品数およびアクション率が増加
  • 会員登録者数および既存購入者のリピーター率が増加

販売費及び一般管理費の表を見てみましょう。

 エニグモの販売費及び一般管理費の表

販管費の合計は、9億5,651万円。表から、エニグモが人件費および広告費に予算を割いていることが分かります。前年同期に比べ、広告費は17%増加、費用全体としては6%減という結果となりました。

2018年1月期、エニグモは、認知度向上のため2パターンのSALEを軸とした、計5日間のTVCMを放映

「BUYMA」2017年10月6日にテレビ朝日系列番組にてCM放映

2019年1月期では、前期で得た成果を活かし、新マーケティングミックス施策をショートスパンで継続的に実行、BUYMAの会員登録者数増加に大きく貢献しました。

「BUYMA」会員登録者数の推移

現在、BUYMAでは、英語版・日本語版、合わせて550万人以上の登録者がいます。

また、BUYMAでの新規決済手段の認知度・利用拡大や出品機能向上による海外出品数の増加、アプリリニューアルに伴いコンバージョン率が増加。

「BUYMA」取り扱い件数の推移

2019年1月期第2四半期では、取扱件数が113万件を突破しています前年同期に比べ、13%増の結果となりました。

エニグモの健全性

  • 流動資産:56億2,294万円(前年同期比23.8%増)
  • 流動負債:11億2,407万円(前年同期比61.0%増)
  • 流動比率:500.2%

エニグモは、流動資産56億2,294万円に対し、流動負債11億2,407万円と、支払能力には問題ありません。エニグモの流動比率は500.2%、平均が120〜150%かつ理想とされる数値が200%以上であることからも、資金繰りには十分な余裕があると分かります。

  • 純資産合計:46億2,844万円(前年同期比16.4%増)
  • 資産合計:57億6,803万円(前年同期比23.0%増)
  • 純資産比率:80.2%

また、純資産も年々増加、事業拡大に伴い、会社としての体力が伸びている様子が伺えます。また、純資産比率も80.2%と理想的

以上のことから、エニグモの健全性は高いと言えるでしょう。

エニグモのこれから

現在、どのような戦略を立てているのか、中長期的な計画から順に、エニグモのこれからについて解説していきます。

エニグモの中長期的な計画の概要

エニグモは、中長期的な計画として、増収増益による営業利益50億円突破を目指すことを発表しました。

また、2019年1月期を、時価総額1000億円の早期達成に向けて複数の施策を仕掛ける攻めの一年と位置づけ。BUYMAのビックデータを活用し収益ポイントの最大化を目指します。

「BUYMA経済圏」に関連する施策

昨年発表された、2019年1月期の主な経営方針としては、以下の通りです。

  • 現在既に基盤が出来上がりつつあるBUYMA経済圏の確立
  • BUYMA経済圏関連で新たな事業を生み出し市場規模拡大
  • 国内利益をBUYMAブランドの育成と海外市場へ投資

方針に沿い、第1〜2四半期に掛けては、新マーケティング・ミックスをはじめとすると様々な施策を実行。高い成果をあげました。

下期計画としては、 購入UU向上・1人あたりの購入件数向上や「GLOBAL BUYMA」の単月黒字化に関連する施策を押し進めていく考えでいます。

新マーケティングミックスに加えて上記施策の精度を高める方針

さらに、「BIG DATA×AI」を活用した1.5億円程度のマスキャンペーンの実施を計画、事業規模の拡大を図ります。

また、エニグモは、2018年7月31日より新規事業として「BUYMA TRAVEL(バイマトラベル)」サービスの提供を開始。

今後は、世界145ヵ国に在住する11万人超のパーソナルショッパーを活用し、従来のファッションアイテムだけでなく、海外旅行者へ現地ならではの体験の提供も実現していきます。

エニグモの掲げているビジョン

エニグモは、2004年設立以来、ミッション・ステートメントとして「世界が変わる流れをつくる」ビジョンとして「ソーシャルコマースNo.1」を掲げてきました。

これまでの常識をやぶり、ファッションを民主化しようとする取り組みには胸を打たれるものがありますね。

夢の実現に向け、現状にとどまらず新たな挑戦を続けるエニグモ。引き続き今後の動向に注目です。

画像出典元:「エニグモ」決算説明会資料

会社概要

会社名 株式会社エニグモ
事業内容 ソーシャルショッピングサイト「 BUYMA 」の運営
所在地 東京都港区赤坂8-1-22
設立日 2004年2月10日
代表 須田 将啓
資本金 3億8,190万円

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